キノコ
キノコは難しい・・・です。
日本に生息するキノコの種類は4,000〜6,000等と言われてます・・・かなり幅がありますが誰も知らないのだから当然か・・・
そのうち、名前が付いているキノコは2,000種程です。
DNAによる遺伝子解析により、今までの分類が見直されてます。
変異が多いうえに、現在も新たな種が増え続けてます・・・まだ良く分かっていない部分も多く・・・専門家と呼ばれる方も間違えたり・・・未だにスーパーに
毒キノコが並んだり・・・してます。
慌てずに・・・1つ1つ確実に分かる種を作り、それを少しずつ増やしていく・・・しかないです・・・
昔は食用とされていたキノコも、現在では毒、もしくは要注意のキノコとして扱われているものもあります。古い本を参考にしない様に、また、出来るだけ多く
の情報から判断して下さい。
食べる時はもちろん自己責任で!
毒キノコの毒性はいろいろで、致死量がキノコ1本分のものから軽い下痢症状のものまで、完治できるものから後遺症を残してしまうものまで・・・
食べた直後に発症するものから数日後に発症するもの、触れるのも危険なもの、茹でて出る湯気を吸っても危険なもの、まさに千差万別・・・
いくつかの比較的弱い毒性の毒キノコは、塩蔵して毒抜きをして食べる事ができます。もちろん自己責任で。
また、アルコールと一緒に食べないほうが良いものが何種類かあります・・・
キララタケ スギタケ ヒトヨタケ ホテイシメジ オオコゲチャイグチ
これらを食べたら1週間は禁酒しなければなりません。
酒飲みにとっては、これは毒キノコに等しい症状です・・・
雨が降ってから2〜3日後程度が採取するのに適しています。
採取する場合は、引き抜かずに根元からナイフで切るか、抜いてしまった場合は、切り取った石突きを元の場所に戻してあげるとまた生えてくる可能性が高くな
ります。
採取したキノコは、土やゴミを丁寧に取り除き、蒸れない様に、潰さないように気を付けて持ち帰ります。
入れ物は通気性の良いカゴやネットがおすすめ。採取したキノコの胞子をあちこちにばら撒く効果もあります。
現地のシダ類などを隙間に埋めてクッション材とする
と具合が良いです。
家に着いたら、塩を少し入れた水に3時間〜10時間程漬けて、虫出し・ゴミ取りを行う。
その後、塩を少し入れて沸騰させたお湯に2〜3分程湯通しして冷水に漬けたら下拵え完了。
天ぷらにする時は、綺麗なものを使い、洗わずに使います。
保存方法:
●冷凍保存
下処理無しでそのまま冷凍すると美味しさが増す
キノコ(シメジなど)も存在しますが、かさ張るので
小さく保存する場合は下拵えで軽く湯がくと良い
です。湯で汁と一緒に保存すると風味が良い。
殆どのキノコに使えます。
●乾燥保存
カラカラに乾燥させないと失敗するので、薄くスライ
スして天日などで乾燥させます。
ヌメリのあるキノコには向きません。
●塩漬け
下拵えで茹でたキノコを大量の塩と一緒に保存す
る方法です。塩は多すぎて失敗する事はないので
とにかく多めに使います。
キノコの風味が失われてしまう欠点があります。
●ビン詰め
下拵えしたキノコと1%程の塩をビンに入れ、鍋に
水とビンを入れて沸騰させる。中に空気が入らない
様に熱いうちにフタをして、冷めた時にフタが凹んで
いたら成功です。
キノコの風味が保たれ、長期保存が可能で、どの
キノコにも使えます。欠点は手間が掛かること。