サバイバル節約術


シロハツ <白初>


※いきなりですが、シロハツは食用になるキノコです。
 ただ!! とても良く似たキノコが幾つもあり・・・見分けるのが大変!!
 との理由から・・・“食用に向かないキノコ”として扱われる事が多いのです。
 ここでは、それを承知で食用として扱ってますので念のため。






ヒダは密。傷付けても乳液はでません。



ヒダの根元付近は、極僅かに青っぽくなるのが特徴です。
分かるかな!? 微妙過ぎる!!
が!! この僅か過ぎる青色は、分からない事の方が多いのです・・・



青く見えるかな!? 私には見えん!! こんなのが多い!






青い色が見えれば確実ですが、傷付けても乳液が出ず、ヒダの密度がこの程度ならば、シロハツです。





これもシロハツ。育つと傘が反りかえります。



上で紹介したのと別の山・・・ここのは、青いリングが良くわかる♪

シロハツ。
こんな形の白いキノコに限らず・・・キノコ採取を始めたばかりの頃は、兎に角、白いキノコは全てスルーした方が良いでしょう。
毒キノコが多い上に、食べれる種類でもそれほど美味しくないのです。





なんとなく青いかな!?
家に帰って来て・・・ふと・・・真っ白なハツタケの仲間(写真上)と比べたら・・・青い!!
真っ白な比較対象がないと分かり難い・・・





今回は、デジカメの真っ白な部分(写真上)と並べて見ました。これは青い♪

アイバシロハツ。
シロハツは、ヒダの根元が極僅かに青いだけなのですが、アイバシロハツはヒダ全体が極僅かに青っぽいのです。
このアイバシロハツもシロハツ同様に頂く事ができます。







今回のシロハツの様なキノコはずっと敬遠してました・・・一番初めにも書きましたが、似ているものが幾つかあるのです。
こんな白っぽくて、こんな形のキノコ・・・一番分かり易いのは傷付ける事。
乳液が出た時点で、良く似た種(4種)は却下!!
ここからは・・・
ヒダの根元をよく見て青ければ、今回のシロハツ。ヒダ全体が青ければ、アイバシロハツです。
ただ、この青は分かり難い・・・と、言う分けで・・・ヒダの密度を見るのです。
ここで上の写真。
写真左がシロハツ。右はシロハツモドキ。
左のシロハツも十分、密なのですが、右は・・・この密度は異常!! 私は何故か“そうめん”を連想した♪
因みにシロハツモドキには毒があるので、確実に見分けましょう。





現地で見つけた状態。こんな感じで枯れ葉の下から顔を出すのです。
写真中央やや左が一番分かり易いですね。
そこから左下と、逆に右上の他、写真右側中央辺りにあるのも分かり易いですね。


シロハツ・アイバシロハツ。
時期により・・・超大量にあちこちに・・・しかも身近なところにも♪
これが食用として利用できれば、大量採取も可能に♪





枯れ葉の下から生えて来て・・・しかも柄が短い!!
これは、もれなく枯れ葉と一体化してます。
しばらく水に浸けて枯れ葉を柔らかくしたら、ナイフで魚のウロコを落とすように擦ると、比較的簡単に落とせます。
写真奥は、綺麗にしたもの。手前はまだ汚れているものです。




キノコソースにしてハンバーグに。(シロハツ)
これは、キノコの風味があり、バターや肉との相性も良い♪
細かく刻んだので、ハツタケ系のボソボソ感も感じない♪
これは美味しいです♪

作り方:
※今回ハンバーグは市販のもの・・・これを網焼きして使いました。
  と、言う事で・・・ここでは、タレの作り方だけ♪
1、ハツタケは細かく刻んでおきます。
2、フライパンにバターを入れて溶かしたら、刻んだハツタケを投入して炒めます。
3、火が通ったら、しょうゆ、みりん、料理酒を入れて煮詰めます。
4、とろみが出たら完成♪




ギョウザのタレ。(シロハツ)
酢醤油風味で作ったので餃子にあう上にキノコ風味も◎。これは美味しい♪

作り方:
1、サッと茹でたシロハツはみじん切りにしておきます。
2、フライパンにゴマ油、シロハツを入れて炒めたら・・・
3、砂糖、酢、醤油を炒めながら入れて行きます。
4、適度に炒めたら完成♪
※今回は、餃子の上に盛る感じのタレ・・・と言うよりトッピングな感じにしました。
 酢と醤油を多くして、普通に付けて食べるタレにしても良いでしょう。





バターソテー。(アイバシロハツ)
まだ若いアイバシロハツをソテーにしてみました。
これが!! 何が起きた!? 超辛い!!
カレーで言えば、激辛クラスです・・・
アイバシロハツ初挑戦だったので・・・
アイバシロハツが辛いのか、若い個体だったので特に辛かったのか・・・
またいつか♪




ヤゲンと一緒に炒め物。(シロハツ)
今回は肉(ヤゲン)を食べたかった時に、シロハツがあったので一緒に♪
以前↑、アイバシロハツが苦かった想いが蘇り・・・念のため、サッと茹でてから使いました。
食べた後に、ほんの僅かに苦みを感じましたが、これならばぜんぜんOK♪
やっぱり、若いアイバシロハツは苦いのか!? 知りたいけど、来年かな!?



お吸い物。(シロハツ)
これは美味しいお吸い物です♪
ただ、シロハツ自体は・・・ダシがら状態で美味しくない・・・スープだけ頂くのがおすすめ♪






鍋に。
これが・・・とにかく、何でもかんでもブッ込み鍋にしたのです・・・もちろん、こんなん初めて♪
投入したのは、シロハツ、アカハツ、チチタケ、ダイダイイグチ、ヌメリコウジ!!
結果・・・これはいまいち!! とにかく色々なキノコを投入する程に美味しいとの情報を鵜呑みにし過ぎました・・・
出汁の出る個性の強いキノコは避けるべきでしょう・・・一番は、チチタケ、次にシロハツ・・・これは止めといた方が良かった気が・・・
独特なキノコ風味の強すぎる鍋になりました♪




 




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