6月上旬。幼菌。 やっと出会えた・・・長かった・・・ 6月中旬(下旬に近い)。 ひとつ上の写真の翌年。やはりこの時期が最適かな? 下旬でも良いかも。 あちこち掘って、白いツチグりが目に入るとやはり嬉しい・・・ 6月下旬。 去年の秋に発見した場所。数は少ないのですが、崖の斜面にポツリポツリと・・・ 写真一番右側に地面が割れてツチグりの顔が見えているのがわかるでしょうか・・・ ジックリ見ないと気付きにくいのですが、いくつか採取することが出来ました。 9月下旬。 いつも掘り返す場所とは違う場所・・・山の崖のあちこちに・・・ 既に育ち過ぎですが、タイミングが良ければ・・・広範囲にあるので大量に採取できるかも♪・・・ (なかなかそんなに上手くはいきません・・・) 11月中旬。 ツチグリ。成熟すると中央の穴から胞子をばら撒きます。 地方ではケーコロ、マメダンゴなどとも呼ばれます。 幼菌の頃は食用になり、商品化されて缶詰にもなってます。 ツチグリの育つ場所には年中、傘の部分が地面に残っているので分かります。 年に何度も確認に来るのですが、いつも時期を逃してます・・・ 春・夏・秋・・・いつ掘っても熟した固体だけで幼菌が見つからない・・・ いつもポツポツと時期に関係無く成熟した個体があるのですが、幼菌は見つからず・・・2015年、数年掛けて・・・6月上旬にやっと・・・幼菌を採取することができました。 バター炒めやみそ汁、甘辛煮、天ぷら、味御飯、マリネなどにされます。 ※ツチグリとの名前の付くキノコは何種類かありますが、食用となるのは、ツチグリ科のツチグリのみです。 2014年。7月中旬。何度も何度も・・・掘ってやっと見つけた地中のツリグリ。 いろいろな時期に掘ってみるのですが、いつも適期を逃してます。 写真の様に中が黒くなっているものは食べれません・・・現地でも1つ確認したので、こうなるだろうと予想してました・・・採り過ぎないように採取する数を控えました。 もう少し早ければ・・・ 2015年。6月上旬。 やっと出会えたツチグリの幼菌。 ただ、やや小型のものが多いので雨などの影響もあると思われますが、6月の中旬頃の方が良かったかも。 2016年。6月下旬に採取したもの。ダメもとで大きなもの(ほぼMAXサイズ)も採取しました。 水で丁寧に洗います。 濡らして指の腹で表面の薄皮を取ったり、ツメで汚れた部分をかじったりしました。 大分汚れを落としましたが、見た目がちょっと・・・腐葉土か!? 味に影響が出ないか少し心配でした。 かなりシッカリしているので、ザルに入れて軽く押し付ける様にガラガラしても良いと思います。 2016年。6月下旬に採取したもののなかで、大きかったものを割ってみました。 実は、商品として売られているツチグりの缶詰には中身が黒くなっているものも含まれているとか・・・ ならば、黒くなっていても料理法により美味しく頂けるのでは!? との疑問もあり・・・ 黒くなってるはずの大きなものも採取したのですが、全て真っ白!! 白いのに何故か残念感が残りますが、これは美味しい料理に使います。 2016年。6月下旬。別の場所で初採取したもの。 地面から顔を出しているものを採取しました。 結果、外が黒いものは、やはり外の皮が硬く、中は黒くなってました。 食べれない事はなかったのですが、中の白いものを食べたい時は、外側に白い部分が残るものを採取しましょう。 バター炒め。 定番の一つ、バター炒めにしてみました。 噛むとポリッと割れてとても心地よい食感&キノコの風味がとても良く、これは美味しいです。 食べだしたら箸を止める事ができず・・・ポリポリとあっと言う間に食べてしまいました。 これはおすすめ。 とろけるチーズ。 パリッポリッの心地よい食感はどんな料理にしても失われず、風味も良い・・・どうやっても美味しい。 もちろん、キノコとチーズの組み合わせ・・・美味しくない分けが無い。 味噌汁。 パリッ! ポリッ! の、超新感覚は全く失われず、キノコの風味も十分! これは、食感&風味ともに美味しいです。おすすめ。 甘辛煮。 煮物にもされることから挑戦してみました。 最大の特徴でもある食感が失われるかと思いましたが、全く問題なし。 食感良く、風味良く、これは美味しいです。おすすめ。 煮物。 幾つか採取した中で、大きさがMAXのもの4個を(中は当然真っ黒だと思って・・・)圧力鍋で煮てみました。 これは、中が黒くなって硬くなってしまったツチグリも圧力鍋を使えば柔らかくなって食べれるか?と言う実験のつもりだったのです・・・残念ながら!?食べてみたら中は白かったのでした。 パリッポリッの食感は失われず、とても美味しく頂けました。これは美味しい!! この結果から考えるに、恐らく、中身が黒くなってしまったツチグリは圧力鍋を使っても柔らかくならないでしょう・・・ シンプルにベーコンと炒めました。 パリッポリッと歯ごたえ良く美味しい 田楽。 これはオリジナルの挑戦。 串に刺して味噌を付けて焼いても美味しいのでは!? 早速! 結果、美味しいです。 ただ、小さいものは割れてしまい、刺しても取れてしまいました。 焼いたキノコと味噌の風味・・・さらにとても良い食感! 美味しいです。 通常は食用としない成長したツチグり: 今回は敢えて黒い色のものも採取しました。 見事!中身も黒く・・・通常であれば残念なのですが、今回は実験で是非頂きたい・・・ 結果は・・・外側の皮が硬い! 良く噛まないと食べれませんでした。また、中身はモコモコした感じでしたが、これは料理法により気にならなくなりそうです。 私の感覚では食べれなくはない(サバイバルでは食べる)のですが、普通は食べない・・・となりました。 (上でも書きましたが、ツチグりの缶詰には中身が黒くなっているものも混ざってます。) 炒め物。 今回は中身が完全に真っ黒のものは取り除き、真っ白〜黒くても僅かにでも白っぽい(若干薄い黒)ものも炒めてみました。 結果、中身が白いものは、ポリポリと歯ごたえが心地よい・・・そして・・・中身が濃くなるほどに歯ごたえが強く(硬く)・・・ ただ、完全にまっ黒でなければ、“これは食べ物ではない”感は無く、頂けました。 煮物。 中の黒くなったツチグりを何とか食べれる様にできないか・・・ コトコトジックリ煮込むことで柔らかくなる食材があるので、同じように柔らかくならないか・・・ 夜・朝・夜とコトコトコトコト・・・ジックリ煮てみましたが、変化なし。 これは残念。 素揚げ。 中の黒くなったツチグり・・・これを食べる事が出来ないか・・・ コトコト煮ても柔らかくならない・・・ならば、カラッと揚げればサクサクになるかな? 素揚げにしてみました・・・結果、硬!! サクサクでもガリガリでもない・・・ シッカリ噛んでバリッと何とか割れる感じ・・・これは厳しいです。