地面にコロコロと・・・小さなキノコが並んでました・・・ 幼菌で特徴が分かり難いですが、この“乳”と雰囲気で間違いないでしょう。 8月下旬。 結構シッカリしているのでツメを立てて地上部のみ採取しました。 “ポキッ”と言う感じで採取できました。 ヌメリがあるので出来る限り周りの土や枯葉が付かない様に採取します。 9月上旬。 9月中旬。 まだまだ小さい状態のものが並んでました。 9月下旬。湖の湖畔に大量!! タイミングもBEST!! 10月上旬。海沿いの公園にて。 10月下旬。 まだ若い時は乳液が出ます。 チチアワタケ。 傘表:褐色でとても粘りが強い。 傘裏:黄色のスポンジ状。傷付けてなくても乳液が付いている。 柄:黄色。微細な粒点あり。 余りにもベトベトなので、枯れ葉や土が傘にも手にも・・・ 綺麗に持ち帰るのが難しいキノコです・・・ アミタケとパッと見が似ています。比較はアミタケのページに。 ※まれに軽い中毒症状が出る場合があるようです。 採取した地域や個人の体質にもよりますが、一度に沢山食べないようにしましょう。 傘の表面と裏の管孔を取り除くと良いとの情報もあります・・・そこまでする!? 2020年、今回は傘表面の皮と管孔を取り除いてみました。 傘表面の皮は、乾燥している方が取り易いです。端を摘まんでペリペリ♪ 一発で全部剥けると快感♪ 管孔の方は、傘の肉と管孔の間に刃を入れる感じで真横から・・・これが意外と上手く行きました。 ※ここで注意事項!! 私の持っている数冊の本には載ってなかった・・・チチアワタケはかぶれる事があると!! 何も知らずに、↑この作業を30分程続けて美味しく料理して頂いた夜・・・かぶれてしまいました。 ウルシかぶれに、ほんと良く似てる・・・ほんとのほんと!!に大変な事になります!!! 簡単に書くと・・・当日夜中、陰部(息子)に針を刺すような激痛!! 不定期にズキン!! って来るので一切眠れないです。痒み止めのオイラックスを塗っても1時間程度で無効化されます。 キノコに直接触れた指は、ハゼやギンナンでかぶれた時とは異なり、全く問題なく普通でした・・・ そして、かぶれる程に拒絶した物体・・・傘の皮と管孔を取り除いたにもかかわらず、ドバッと綺麗に下から出て行きました。 さらにここからが!! そんな体が拒絶した物体を食べてしまったために・・・体の各部、特に皮膚の弱い部分にかぶれが!! 顔!首!脇!肘の内側、胸・腹!腰!膝の裏側! 強ステロイドと痒み止めのオロナインをあちこち塗って対処するも、また別の場所に出てくる・・・体中、モグラたたき状態になります!!! 毎日、夜は1〜2時間ウトウト出来たら、目が覚め、ステロイドとオロナインを塗って、またウトウト・・・の繰り返しを朝まで!! これを書いているのは、食べてから4日目ですが、まだまだ続く!!! ちなみに、ギンナンかぶれは、治まるまで2週間かかります・・・もう懲り懲り!! これからは、一度異物と認識してしまった物体・・・もう触る事も、もちろん食べる事も出来ないでしょう・・・ さようなら♪ 傘の部分のみを使いました。 味噌汁。“ナメコ”の様にヌルヌルしています。 消化され難いので良く火を通すこと。 ※今回は食べて数時間後にサッと下から出て行きました・・・食事中でしたら済みません・・・ ただ、ネットで調べたらその通り!! 辛くも苦しくも無い・・・ほんと後腐れなく、綺麗にサッパリと出たら、それ以上なにも無い♪ これは便秘の方にお勧めかも!? 油炒め。 チチアワタケの柄はベーコンで巻いて炒めると美味しいと定番の料理法にありますが、収穫した数が少なく、柄も短かったので、今回は柄も傘もベーコンと一緒に炒めただけ・・・ やや老菌と思われますが、キノコの風味も十二分に堪能しました。 とろけるチーズのせ。 傘は味噌汁で頂きました♪ で、残ったのは柄だけ・・・ 本にチーズを載せて焼くと良いとあったのですが、今回はとても小さい柄・・・と、言う事で諦めてフライパンで炒めた後、チーズを載せ、とろけたら醤油を掛けただけ♪ こんな簡単で美味しい♪ ※今回、傘を味噌汁で頂いた後、下から出て行ったのですが、この柄を食べた後は・・・全く違和感なし!! やはり、傘の表面の皮と管孔を取り除いたら、何事も無く食べれるのでしょう♪ 2020年。↓これが最後の晩餐。 味噌汁。 傘表面の皮を取り除いて、管孔も取り除いて作った味噌汁。 使ったのは若いチチアワタケですが、10個ほどを使いました。 食べた感想は、美味しい♪ 傘のヌメリはまだ残っていて・・・柄の心地よい歯ごたえも良い♪ ただ、これを食べる事で悲惨なかぶれになると知っていたら、絶対に!!食べないです。 そこまでする程の超絶美味ではありません・・・