シダ
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シダ・コケ・地衣類・カビ・酵母など
地球上の生物は、細胞の構造の違いから真核生物と原核生物に分けられます。
○真核生物 (身体を構成する細胞の中に細胞核を持ち染色体はその中にある)
動物、植物、菌類、原生生物が含まれます。
(ここで取り上げるシダ・コケ・地衣類・カビ・酵母は真核生物となります。)
○原核生物 (染色体がほぼ裸のまま細胞内にあり、核膜が存在しない)
細菌(バクテリア)。
〇ちなみに・・・ウィルスは真核生物でも原核生物でもない、その他。
インフルエンザウィルス、コロナウィルス、ノロウィルスなど。
細菌は栄養を取り込んで増殖する・・・いわゆる生物的な振る舞いをしますが、ウィルスは、もっとずっとシンプル・・・自分では増える事ができず、設計図
だけをもって細胞内に寄生して増えます。
そのため、生物か非生物か意見が分かれます。
ウィルスに抗菌薬は効かないので、抗ウィルス薬を使う必要があります。
食材としては、数が少ないので一緒くたにしましたが、
シダ・コケは緑色植物に含まれ、胞子によって増える植物です。
地衣類、カビ、酵母などは菌類になります。
(別の項目に分けたキノコも菌類です。)
菌類はさらに、
担子菌(傘の裏側のヒダにある担子器に胞子ができる):キノコ
子嚢菌(胞子を入れた子嚢をつくる菌) :酵母、アオカビなど
などに分けられます。
※その他は色々な説があり流動的です。
その他詳細・・・
地衣類 コケに似ていますが全くの別物です。
ただ、広義に“コケ”と呼ぶ場合、通常、コケ植物だけでなく、菌類である地衣類も含みます。
藻類と共生している菌類の総称のため、複数の分類を含みます。
ウメノキゴケやサルオガセ、イワタケなど
酵母(イースト) キノコやカビと同じ菌類です。
食品に使われる同じ生活形態のものをまとめた総称なので、複数の分類を含みます。
粘菌 真正粘菌(変形菌):核を沢山持つ状態になって子実体を形成する。
細胞性粘菌:多数の個体が集合して子実体を形成する。
子実体とは、胞子を作るためのもの。いわゆるキノコの様な部分。
どちらもアメーバになって移動し、キノコのように胞子を作ります。
植物が増えすぎて、草と木に分け・・・少しでも草を減らすために、シダ・コケ・他・・・も分けました・・・
ただ、食用となるシダ・コケ・他などは元々少なく・・・さらに、私の住む地域限定となると、さらに少なく・・・
食用となるものよりも、食用不可のものが充実してくると思います・・・
私の住む地域では見掛けませんが、食用にされるものは・・・
コケでは、ミズゴケ。
地衣類では、イワタケ、バンダイキノリ、カブトゴケモドキ、ムシゴケ、ウメノキゴケ、サルオガセ、ヨコワサルオガセなど。
地衣類で食べれるものが沢山ある気がしますが、高山(山奥)へ行かなければ見つからないものばかりです・・・
粘菌では、ススホコリの変形体、マンジュウドロホコリの若い子実体。(これらはメキシコでの食用。)
カビでは、クモノスカビがお酒やテンペに、ケカビは臭豆腐を作るのに利用されます。
※料理方法は、下拵えしてしまえば野草・山菜同様に利用できます。
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