サバイバル節約術


ハナワラビ <花蕨>





3月下旬。





10月中旬。





11月上旬。



12月中旬。この時期では既に遅い・・・名前は“冬の”ですが、頂く場合は秋が良いです。



フユノハナワラビ。
葉は丸みを帯びたイメージ。
写真の胞子葉は高さ10cm程で、周辺のものも同じくらいでした。






11月中旬。

オオハナワラビ。
葉は尖ったイメージ。
写真のものは、胞子葉が50cm程にも伸びてました。




ハナワラビ。

枯れ葉の目立つ11月、日当たりの良い原っぱや開けたヤブに奇妙な草が・・・これを食用とする事ができます。
食材が段々と少なくなる時期に採れるのでとても助かりますが、限られた環境でしか育たないので取り過ぎ注意。
秋に胞子葉と栄養葉を出し、栄養葉は夏前には枯れてしまいます。

後日・・・ハナワラビを一度憶えてしまうと行く先々で目に留まるようになります・・・川原のヤブの中でも見つけました・・・感覚ですが、ススキの生えるような環境にフユノハナワラビが、それよりも日当たりの悪い環境にオオハナワラビが育つような気がします。





厚揚げにとろけるチーズ、フユノハナワラビの葉を使いました。
胞子葉は今まで沢山食べて来ましたが、栄養葉は初めて・・・気を遣ってたった1枚だけの採取・・・どうか・・・
風味はなんと胞子葉と同じ(やや弱い風味)でした。それと僅かにヌメリ。
悪くないですが、それほど美味しいわけではない・・・弱い植物から大切な栄養葉をとってしまうのも気が引けてしまいます。




お吸い物。
晩秋から初冬の柔らかい葉を使うと良いです・・・今回は年を越して3月・・・遅すぎで硬めでした。




味噌汁。
12月上旬に頂いてみました。
食べた人しかわかりませんが・・・この少し独特な風味はありますが、枯草が目立つ冬でも緑で柔らかいのは貴重です。
彩りのひとつとして、他の具と一緒に使うと綺麗です。




これに鰹節と醤油でお浸しにしたり、マヨネーズで食べたり・・・
それほどクセがない(極々僅かに土の風味)のでどんな味付けでも美味しいです。
見た目が綺麗なのも良いです。



10月上旬・・・たった1本だけ・・・時期の早い時にまだ若いものを採取出来ました。
茹でたら・・・海藻のウミブドウそっくり・・・早速、ポン酢で頂いてみました。
ツブツブはコリコリと歯ごたえ良いです。ただ、極僅かに土臭い風味があります。
極僅かに減点ですが、これはウミブドウの様に美味しく頂く事ができます。



極僅かな変わった風味・・・辛子マヨネーズ和えにしてみたら・・・違和感無く美味しい。

和え物。
採取できた量に関わらず、手軽に頂ける方法です。
僅かな風味が気になる場合は辛子和えなど濃い目の味付けが良いです。
その時の気分で味付けを変えられるのが良い所です。




磯部巻き。
少し変わった風味がありますが、美味しいです。




天ぷら。
クセがないのでシンプルに塩で美味しく頂けました。



天ぷら。
写真左がフユノハナワラビ。奥から手前に、イワタバコ、サワガニ、マツヨイグサの花。
彩りが良く、見た目が良いと食欲も湧きます。




鍋。
本に鍋にも良いとの記載があったので早速実行。
寒くなるこの季節、鍋に彩りを添えるのにも一役買います。
今回は、100均で買った野菜詰め合わせを鍋の底に・・・その他、フユノハナワラビ、ヤマイモのムカゴ、コガネタケを使いました。
とても温まります・・・美味しい・・・



鍋。
フユノハナワラビ、スイバ、カワラヨモギなど。その他は100均の野菜詰め合わせ。
冷蔵庫の残り物で作ったので、鍋に合わなかったり、組み合わせが悪かったり・・・不思議な鍋になりました。




すまし汁。
すまし汁にキノコは欠かせない・・・今回は、同じ山で採取したタマゴタケ、キタマゴタケを使いました。

1、出し汁を煮立たせてキノコを投入。
2、調味料(醤油・塩・酒)を投入。
3、その他の具(フユノハナワラビ)を投入。
4、火が通ったら完成!

救荒食の本に載っていたので作ってみたのですが・・・
いままで何度も食べて来たので・・・想像通り・・・独特な風味は健在・・・シンプルな料理だけに良くわかる・・・
この風味もフユノハナワラビの持ち味(良い所)と思って美味しく頂きました。
やはり、おすすめは、天ぷらなどの揚げ物、肉(脂)を使った料理などがおすすめです。




そば。
見た目綺麗!! ・・・ですが・・・
茹でてからソバに載せたのですが、フユノハナワラビの独特な風味が倍増しまくりで、これはマズい。
今まで散々食べて来ましたが、この食べ方はやめた方が良いでしょう・・・


モツ炒め。

寒くなってくると、どうもモツが食べたくなります・・・(300円。私にとっては高級食材なので、たびたびは食べれない・・・)
今回は、寒くなってくる頃に採取できるフユノハナワラビと一緒に炒めてみました。
見た目も体にも良く、違和感なく美味しく頂きました。




炒め物。
タンと一緒に・・・一つ上のモツと一緒に炒めたのが2年前・・・
寒くなってくるこの時期・・・どうも脂分を食べたくなるのです・・・冬に備えて体が脂肪分を欲しがるのか・・・
手軽に他の食材と一緒に炒めて頂く事ができて柔らかく美味しいのでおすすめ。
濃い目の味、油・脂との相性が良いので肉と一緒に炒めると美味しいです。




ベーコン炒め。
12月上旬、胞子を出し終えてやや萎びた胞子葉を採取しました。
硬くなった先端を捨てて茎部分だけを使いました。
繊維が強くなってやや噛み切り難かったのですが美味しく頂けました。















 

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