サバイバル節約術


番外編 〜Linux MINT (リナックス ミント)〜


2025年10月、いよいよ Windows10 のサポートが切れてしまう!! どげんかせんといかん!!
新しいWindos11のパソコンは、DELLでも6万円台ほどもする!! どうする!?

ほんと、何か月も最適解を求めて・・・ずっと考えてました・・・時々思い出しては♪

考えた方法は、
・新しWindows11のパソコンを買う!!
 DELLでも最安は6万円台!!
 最近、はやり始めたMiniPC、性能は今使ってるパソコン(13年前に買ったCorei7)よりもやや低い程度で、2〜3万で買 える!!
 これは候補のひとつに♪
・中古のパソコンを買う!!
 やっぱり売るほうもプロ・・・外見による違いもありますが、発売時期で基盤の残り寿命を考えると、だいたい理にかなってる・・・
 そんな中で、PCWrapは中古でありながら3年もの保証期間があるとか・・・これならば、中古を買い続けるのもありかも♪
 こちらも2〜3万円で、Windows11のパソコンが手に入る♪
 これも候補のひとつに♪
ここで、上の候補、どちらも損はないでしょう♪ ただ!!!
まだまだ動いているパソコンがあるのに、別のパソコンを買う!? あまりにも違和感・・・ありえない♪ で♪
Windows10のサポートが切れたあとどうするか、と言う情報がネットにあふれる中で、Linux(リナックス)にと言う記事が 多い♪
Linuxは20代の頃に使った事があるので、これは興味津々に♪

さてさて・・・Linuxを使って見たいけど今のLinuxはどんなものか・・・今やってる作業がLinuxでもできるのか!?

さらに、1台しかないパソコンにいきなりLinuxを上書きインストールするのは危険なので、使い続けるかどうかの検証段階では、 WindowsもLinuxも両方使える状態にしたかったのです。
そこで、まずすぐに思い付いたデュアルブートは、20代の頃に当時のWindowsとLinux(RedHat)でやった事があった のですが、トラブってどちらも起動出来なくなる可能性があるから危険・・・そんな記事をあちこちで目撃したので尻込みし・・・さらに 調べ♪
最終的に、最近よく使われる外付けSSDにLinuxをインストールすると手軽にLinuxも使えるうえに動作も早くて実用的とあっ たので決定♪








前置きが少々長くなってしまいましたが、ここでは!!
Windows10のパソコン1台と500GB以上の外付けSSD1個(Linux用)、4GB以上のUSBメモリ(インストール 用)を使い、
 (Linux Mintのインストールは4GBのUSBメモリで大丈夫ですが、Linux ubuntuでは8GB必要です。)
・今まで通り普通に電源を入れるとWindowsが起動♪
・外付けSSDを接続してから電源を入れるとLinuxマシンになる♪
(もちろん、外付けSSDを外して電源を入れれば、またWindowsが起動します♪)
と言う環境を作る覚え書きです♪



ちなみに、この記事は、2025年6月に作成した記事です。




○LINUX MINT 22.1のインストール

 ・Linux Mint 公式ページからISOイメージをダウンロードする。
  https://linuxmint.com/ の画面上部“Download”より次のページにすすむと、Mintの各エディ ションがあるので、お好みのものを選びます。私は、“Cinnamon Edition(シナモンエディション)”を選択。
  次の画面で、どこからダウンロードするか選べるので、日本のサイトからダウンロードしました。
  ※ここで余談・・・以前、ISOイメージが改変された事があったようで、不安な時は、正規版のISOイメージかどうかを調べる手 段が同じページにあります。試しにチェックしてみたら、もちろん問題無しでした♪
   少々手間なので気になる方はどうぞ♪ 調べる方法も検索すると出てくるのでそちらで♪

 ・ダウンロードした Linux Mint のISOイメージをUSBメモリ(4GB以上)に書き込む。
  私はbalenaEtcherを使いました。
  公式サイト(https://etcher.balena.io/)からWindows版をダウンロードします。
   左から順に“flash from file”でISOイメージを選択。
   次に“Select target”でインストールするSSDを指定。
   最後に“Flash!”で書き込み♪

 ・ISOを書き込んだUSBと、OSを入れる外付けSSD(128GB以上)をPCに挿入する。
  このとき、インストールしない外付けHDや内蔵HDなど、既存のドライブは外しておく。
  ↑どのホームページでもこんな書き方してるけど、ちゃんど選べば間違いない!!と思ったのですが、
   それでも念のために外してインストールを始めたら・・・選択画面を見落としたのか!?
   インストールが始まってる!! もし接続したままだったらと思うと・・・恐!!
   やっぱりインストールされたくないドライブは物理的に外しておいた方が無難です♪

 ・BIOSを起動(私はDELキー、他にはF2などなど・・・メーカーにより違うんです)し、BOOTさせる順をUSBメモリを優 先にしておく。

 ・USBから起動できたら画面の指示に従ってLinux Mintを外付けSSDへインストールする。
  “Start Linux Mint”、日本語選択、キーボードはjapanese、無線LAN(私は有線)はパス、
  コーデックはインストール、“ディスクを削除してLinux Mintをインストール”、
  タイムゾーンは日本を確実に場所指定、ログイン情報を設定したらインストールできます。


〇ようこそ画面が表示されたら
 ・ドライバーマネージャーで必要なドライバーを追加。
 ・アップデートマネージャーで各種ソフトのアップデートを実施。
  この時、近くのローカルミラー(日本)に切り替えると良いとの情報がありますが、
  スピード優先で、ICSCoEに変更したらアップデートの件数が少なくなるなどの現象があったとか、
  日本のサーバーでは安定性が低く、OS自体が不良になったので米国が良いとの情報もありました。
 ・ファイアウォールで、”Status(ステータス)”をクリックして起動しておく。


○まずは日本語設定
 システム設定−入力方式
 日本語選択−インストールボタン押下
 インストールが終わったら、メニュー上部の入力方式フレームワークで"Fcitx”を選択
 ログアウトしてログインしなおせば完了。



まずは、ここまで♪
ここでちょっと横道へ♪
この後、いろいろなソフトのインストールなどなどを行うにあたって、各種操作や、端末(ターミナル)を使う事もあるかと思います♪  その辺りに関連する事を♪

恐らく一番やるのが、ネットで見つけたコマンドをわざわざ手入力するのが面倒で・・・Windowsであれば、CTRL+Cでコ ピー、CTRL+Vで貼り付けしたくなると思います。WindowsテイストのMINTならばとやって見ても、やっぱりダメか・・・
調べたら、普通にファイル操作やテキストなどはそのままWindowsと同じでOKなんです♪
ただ、端末上だけは、CTRL+SHIFT+Cでコピー、CTRL+SHIFT+Vでペーストと、SHIFTを追加して操作すれば出 来ました♪
ついでにその他、日本語入力は、Windowsと同じで全角/半角キー、エクスプローラーもウィンドウズキー+Eです。
ちなみに、WindowsではWindowsキーと呼ばれる田マークのキーですが、LinuxではSuperキーと呼ぶそうです♪

壁紙の変更
 デスクトップを右クリックで出てくるメニューの中から、"背景を変更”を選ぶ。
デスクトップアイコンの位置変更
 デスクトップを右クリックで出てくるメニューの中から、"カスタマイズ”を選択、"自動整列”をOFFにする。

さらに余談!
Windowsで、内臓HDや外付けHDなどを使っていて、いつもはCドライブとかDドライブなどとして使っていたと思います・・・
が!! Linuxになったら同じ様にドライブ名にはならず・・・マウント(接続)すると名前で表示されるのです・・・なので、CとかDではなく、名前を憶えておきましょう♪
私の場合、Windowsでは、
・C: TOSHIBA DT01ACA050 SCSI
・H: LOGITEC LHD-ENU3WS HD SL
・I: LOGITEC LHD-ENU3W MT
・TLET TLD-PMA (LinuxをインストールしたSSD)
でした。
既に忘れてましたが、名前にMT(マスター)、SL(スレーブ)を付けていたので分かり易くて良かった♪
もし名前が分かり難かったら、プロパティで名前を分かり易いように変えてしまっても良いと思います♪
そしてそして♪
linux Mintのファイルマネージャー(nemo)で外付けHDを見る時は、
/media/ユーザー名/内蔵HD
/media/ユーザー名/外付HD
にあります♪


ここからは、私が使うソフトのインストール&設定の覚え書きになります♪




○FireFox Mintではインストール済

  ・私はアドオンのダウンロードヘルパーを使ってました。
  そのままでは動画のダウンロードが出来なかったので・・・
  画面の指示にしたがってコンパニオンアプリをダウンロードしても変わらず・・・
  良く見ると同じ画面にコマンドがあるので、
   curl -sSLf https://github.com/aclap-dev/vdhcoapp/releases/latest/download/install.sh | bash
  これをターミナルで実行して使えるようになりました。

 ・お気に入り移行
  “ブックマークを管理”の中にある、“インポートとバックアップ”を使います。
  HTML形式だとブックマークツールバーなどが元と同じにならないので、バックアップと復元を使うと同じに♪


○ThunderBird(メールソフト) Mintではインストール済

 今までパソコンを買い換えるたびにプロファイルフォルダをコピーして来たのですが、今回はなぜかうまく行かず・・・
 (プロファイルをコピーする方法:三マーク、ヘルプ、トラブルシューティング情報、プロファイルディレクトリ、ディレクトリーを開 くでフォルダーを開いたら、3つ上の階層へ移動し内容を何処かへコピーし、同様の操作で移動先のプロファイルディレクトリーを開いて 3つ上の階層まで移動したらコピーしておいたデータを貼り付ける。)
 普通に、三マーク、ツール、設定とデータのインポート(エクスポート)で、移行しました。


○ソフトウェアセンターでクリックするだけでインストールできたもの

 ・GIMP(画像編集)
  不要なものを削除する”Heal selection”は、Resynthesizerと言うプラグインを使います。

  ※最初、プラグインをディレクトリに放り込んだり、上記コマンドを端末で打ち込んだりしたのですが、ダメでした。
   これは、GIMPのバージョンが2.0だったからなのか、インストールがFlatpakではなかったからダメだったのか、今と なっては不明ですが、この2つを気にすればできると思います。

  GIMP 3.0.4をFlatpakでインストール。
  (ソフトウェアマネージャーで検索し、インストールボタンの下で”Flatpak”を選択してインストール)
  (またはターミナルで、sudo flatpak install org.gimp.GIMP)

  端末で、flatpak listと入力、GNOMEのバージョンを調べる(私は47,48)。

  同じく端末で以下を実行していく。
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.Resynthesizer
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.LiquidRescale
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.Lensfun
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.GMic
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.Fourier
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.FocusBlur
  flatpak install org.gimp.GIMP.Plugin.BIMP

  上記作業の間、何度も質問が出てくるが、私は、下のように最後が”3”のものがあれば3を選択、最後が”2-40”までであれば 2を選択した。
  (とにかく数字の大きなものを選択しただけ・・・そもそも私の47や48に対応しそうなものがない気がするのです・・・)
   1) runtime/org.gimp.GIMP.Plugin.Resynthesizer/x86_64/2-3.36
   2) runtime/org.gimp.GIMP.Plugin.Resynthesizer/x86_64/2-40
   3) runtime/org.gimp.GIMP.Plugin.Resynthesizer/x86_64/3
  また、y/nの選択はすべて"y"で実行。これで、使えるようになりました♪


 ・VLC(動画再生)


 ・ClamTK(アンチウィルスソフト) 
  ClamAVをGUIで操作できるようにしたもの・・・なので、内部はClamAVです。
  設定で全てにチェックを入れる。
     アップデートアシスタントで"自分でシグネチャをアップデート”にする。
  (自動でのアップデートはできないようです。)
  アップデートで"アップデートの確認”で更新する。


 ・FileZilla(ファイル転送ソフト)
  さくらのレンタルサーバーのライトプランはSFTPには対応してなく、FTPSに対応してるので、
  "一般”タブで、プロトコルはFTP、暗号化は"使用可能なら明示的なFTP over TLSを使用”にする。
  "詳細”タブで、デフォルトのディレクトリを設定しておくと使いやすい。
  ブックマークを使う。
   ローカルとリモートの同じ場所を開いてブックマークの追加、名前を入れて、“同期ブラウジングを使用する”にする。
   これで、次からブックマークを選ぶだけでローカルとリモートの同じ場所を開くことができる。

 ・ボトルズ(Linux上でWindowsのソフトを動かすソフト)
  これは便利♪ と、思ったのですが、想像以上に代替ソフトが便利で・・・出番なし♪
  もしやってみて動作しなかった場合、各種ランタイムをインストールすることで動く可能性が大幅にアップ↑↑します♪


○Kompozer (HP作成)

 ※Windowsの時に使ってました・・・Linuxでも使えないかとあれこれやった覚え書きです。

  ・コマンドラインよりインストールする
   sudo rm /etc/apt/preferences.d/nosnap.pref
   sudo apt update
   sudo apt install snapd
   sudo snap install kompozer
 起動は、端末から”Kompozer”と入力する。
 アドオンでkompozer-0.8b3.jaをインストールして日本語化
 メニューは日本語になるが、日本語入力は不可。テキストに書いてカット&ペーストして使う感じに・・・残念♪

 ・ボトルにWin版をインストールする
 アドオンで日本語ファイルの場所指定ができず・・・(できるはず)
 とりあえず、設定で日本語を指定すると、メニューは英語だが日本語入力は可能となる。


○BlueGriffon (HP作成)

 この際なので、Kompozerを元に開発されたBlueGriffonに替える事にしました♪
   bluegriffon-1.7.2.Ubuntu13.04.x86_64.tar.bz2をダウンロード
 展開して中の"bluegriffon"をダブルクリックで実行。(インストール不要)
 これだけで、メニューは既に日本語、入力も日本語可能。
 わざわざフォルダーを開いて中に入って行って起動するのは面倒なので、ショートカットを作成するのが便利。
 デスクトップで右クリック”ここに新しいランチャーを作成”、名前はわかりやすいものにして、
 コマンドは、参照ボタンで、"bluegriffon"の場所を指定するだけでOK。

 最初に見つけたのが、↑のVer.1.7.2でした・・・それでも、日本語メニューに日本語入力も可能なので十分使えるのですが、 やはり最新にしたい・・・

 ネットで他のバージョンを調べて探しました♪ 見つけたのはこれら・・・
 bluegriffon-2.1.1.Ubuntu16.04-x86_64.tar.bz2
 bluegriffon-3.0.1.Ubuntu16.04-x86_64.tar.bz2
 bluegriffon-3.0.1.Ubuntu16.04-x86_64.deb
 さてさて♪ が・・・
 これら全て、日本語入力は出来るのですが、メニューは英語です。
 とは言え♪ メニューはファイルを開いて保存する程度しか使わないので、全く問題ないです♪

 ※最終的に、HP作成ソフトは、Kompozerをやめて、BlueGriffonの最新版(3.0.1)にしました♪


○XnViewMP (画像管理)

 https://www.xnview.com/en/xnviewmp/#downloads
 公式サイトから
 XnViewMP-linux-x64.deb
 Linux版をダウンロードして、ダブルクリックでインストール。
 .debというのがデビアン・・・LinuxMintの元になったUbuntuのさらに元となったLinuxです♪
 私の設定:
 Jpeg保存時の画質は、設定、形式、書き込みで、JPEGタブで100%に。
 一括変換で、動作タブ、HP用は72X576で比率を保つ。インスタ用は1080X1080で比率を保つに。


○アタッシェケース for Java (ファイル暗号化ソフト)

 java環境を端末でインストールする。
 sudo apt-get install default-jre
 sudo apt-get install default-jdk

   attachecase075.zip 公式サイトよりダウンロードし展開する
 フォルダ内にある"attachecase.jar”のプロパティを開いて"プログラムとして実行可能”にチェックを入れる。
 "attachecase.jar”を右クリックして"OpenJDKJava ○○○ Runtimeで開く”で起動。(○○○はJavaのバージョン)
 ショートカットを作成する時のコマンドは、"java -jar /home/○ ○ ○/attachecase075/attachecase.jar”等とする。
 (075は恐らくバージョンなのでその時に作られたフォルダーを指定)


○wxmp3gain (複数の音楽ファイルの音量を統一するソフト)

 公式サイトよりダウンロード
 wxmp3gain_4.2.ppa2.noble_amd64.deb
 ダブルクリックでインストール
 (ソフトウェアセンターにもMP3GAINはあるが、こちらはコマンドラインのみです。)



○ウィルス対策関連・・・

 Linuxは、そもそもウィルスが少ないので何も必要ないなどという情報も見つかりますが、そんな事は絶対にありえません!!
 まずは、"ようこそ”画面の時に設定したファイアウォール、次にメインのClamTK。この2つは必要でしょう♪
 これらと重複しないアンチウィルスソフトは・・・

 ・FireTools
  これは、ソフトを動作させる際、普段の実際の環境で動作させるのではなく、限られた試験管の中の様な環境でソフトを動かす技術で す。
  (↑素人のイメージです♪)
  ClamTKとClamAVの関係と同じように、これはFireJailをGUIで操作するためのものです。
  いろいろなサイトに接続するブラウザや、新しくインストールしたソフトなどで使うと良いです。


○バックアップソフト関連・・・

 ・TimeShift
  バックアップを行なう対象は、OSを含むシステム的なものとデータ(写真や動画など)の2種類があります。
  こちらは、OSをバックアップして、動作不良になった際に、以前の状態に戻せるソフトです。
  (これをデータのバックアップに使うこともできます。)
  これは、LinuxMintのインストールと同時に自動でインストールされる上に優秀なバックアップソフトです。

 ・Deja dup
  調べると読み方はいろいろ出てきます・・・デジャダップ、デジャデュプ、デジャドゥープなど・・・呼び難い!! それはさてお き・・・
  これは、Ubuntuに標準でインストールされていて、使いやすくて必要な機能はすべて揃っているソフトです。
  こちらは、データのバックアップに便利です。
  Mintでもソフトウェアセンターからインストールすることができます。

 

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