色々な道具を使って色々な事をしていると・・・当然、色んなものが壊れます・・・ 私生活のみならず・・・職場でもありとあらゆるものの修理担当でもあります。それはさておき。 ここでは、修理したものの紹介・・・縄文時代以前からも、現在でも、もちろん、サバイバル状況下ならばなおさら・・・大切なものは一から作り直す(買い直す)よりも、修理した方が、はるかに楽 (時間的に・・・お金で買い替えるのは時間を買うようなもの) なのです。 ここでは、修理したものたち・・・この他にも沢山あるはずですが、気付いたものだけでも紹介・・・ 大きな網。 直径50cm程度はあると思います。これでガサガサも行なうのですが、大量の水草を掬ってしまったり・・・大量のドロを掬ってしまったり・・・つい、かなりの負荷を掛けてしまっていました。 網を固定するアルミのフレーム・・・これが、根元から折れてしまいました。 修理: 根元に残ってしまった部分を取り除いたら、フレーム全体を少しずつ曲げました。 1ヵ所で大きく曲げてしまうと恐らく割れてしまうので、出来るだけ複数個所を少しずつ曲げて行きました。 出来るかどうか不安でしたが、無事成功!! その後、1年程度使ってますが、全く問題なく使えています。 虫捕り網。 子供の頃は毎日のように振り回していました・・・大人になってサバイバルで久々に・・・ 長い柄の先にある網と動く捕獲対象との感覚がなかなか分かりませんでしたが、次第に慣れました・・・が、その過程で無理をしたせいか、柄が途中でポキリ・・・ 修理: 伸縮自在の網でしたが、伸ばした状態で重ねて針金で固定しました。 これで伸ばしたり縮めたり出来なくなってしまいましたが、車にも入る長さ、獲物を捕獲するにもこれ以上長くても無意味・・・丁度良い長さとなりました。 この状態で数年使っていますが全く問題ないです。 虫捕り網。 網も破れて来たのであちこち補修しました。 特に、木や石などに一番良く触れるフレーム部分が破れやすい。 この状態でも問題なく虫の捕獲も可能・・・数年使ってますが、全く問題なし・・・ サバイバルで毎回履くズボン、だんだん“しょう”が無くなって来て白っぽく・・・ 全体に“しょう”が無くなって来ている段階で、ピンポイントで縫い付けを行なっても直ぐそばからまた破れてしまうのです・・・過去に何度も経験済み・・・今回はサバイバルでも役に立つ補修テープ(ダクトテープ)をペタペタ・・・ この後、汚れて洗濯したら剥がれてしまいました。 今度は大きめに貼って縫い付け。 これはシッカリ止まって良い感じ・・・ですが、暑い夏、少しでも汗ばむと・・・ズボン(の補修テープ)が太ももに引っ付いて引っ張られる・・・ちょっと しゃがむたびにズボンをパタパタしないと、ツッパリまくり・・・これだけが残念・・・ズボン全体に“しょう”が無くなって来ていますが、まだまだ大分履い てます。 サバイバルツールとしてのダクトテープは優れものです。 ペタッと貼るだけで、カッパやテント、靴の補修なども出来てしまいます。 ネットを検索したら、真っ二つに割れたボートを貼り合わせて・・・普通に動いてました。 ネットの補修。 採取した様々なものを、これらのネットに入れるのですが、植物系よりも昆虫系・・・バッタなどを入れると稀にカミカミ・・・ナイロンのネットも食い千切られて穴だらけになってしまいます。 その都度、補修して使い続けているのです。 写真にはありませんが、この少し前に補修しまくってボロボロになってしまったものはいくつか処分してしまいました・・・ちなみに、ネット1つ100円程度です。 修理はただの節約でもあるのですが、この思考を常に頭に置いておくと、ありとあらゆるものが長持ちし、いざという時のサバイバル生活でも必ず役に立つ時が来るのです。 あちこち破れてあちこち縫って散々使いまくってきたリュック・・・ 今度はチャックがバカに・・・ 開いているものは開いて・・・閉じているものも開いて・・・何でもWELCOME状態になってしまいました。 2つのチャックを両側から押さえて1つにしていく・・・チャックの下側。 ここがすり減って開き気味になっている時はペンチで両側から挟んで閉じ気味にすると直るようです。 早速チャレンジ・・・ ・・・今回は残念。なかなかうまく行きませんでした。 ネットを検索すると、チャックの様々な症状の改善方法が載っているので、何かあった時は試してみる価値ありです。 あの手がダメならこの手で・・・修理が失敗した次の手は・・・ 何度かチャレンジして上手くチャックが閉じたタイミングで安全ピンで留めました。 リュックの横〜上〜横まで1つのチャックですが、手で持って閉じる部品は2つあるのです。 片側の大部分は開かずの間にしてしまいましたが、まだまだ十分リュックとして使えます。 独身時代に親からもらったリュック・・・かれこれ20年以上は使っているでしょう・・・まだまだ使い込みます。 仕事(通勤だけ)で使っている革靴。 ボロボロ・・・この靴、家の玄関〜車〜職場の玄関だけで履くのです。 (出張の時は、綺麗なまま温存している革靴を履いて出掛けます。) それにしても、ボロボロ過ぎになってきたので、鞣したヘビの皮で見た目だけでも良くしようと思い立ってやってみました。 一番目に付く前面には大きく切ったヘビ皮をボンドでペタッ!! カカトの上周辺は靴箱に入っている時に目立つので、ヘビの腹側のやや硬めの皮をグルッとボンドで着けたら両端と中央は黒い糸で固定しました。 唯一内側のかかと部分にもヘビ皮をボンドでペタッ!! その他の白っぽくなっている所は、100均で買った油性マーカーで黒く塗りつぶしただけ・・・この方法はいつもの常套手段・・・ 艶が無く、ヘビ革部分だけマットな感じなのが、少々違和感・・・100均で艶出しだけでも買ってこようか・・・ 炎天下や極寒に雨など・・・どれほど持つのだろうか・・・これもちょっとした実験で面白い・・・ 8年間、サバイバルを共にしたサバイバルキットの入っているポシェット。 サバイバルベルトに括り付けてあるので、海に山に川に・・・よく耐えてくれましたがまだまだ・・・ 底近くが破けて、中のナイロンの布地が丸出し・・・これが破れてしまう前に補修に踏み切りました。 破けた部分を縫い合わせるには厳しい・・・そこで、ボロボロになったサバイバルズボンのポケットの上部・・・ここはとても丈夫に出来ていて使えそうだったので、切り取ってあてがってみました。 ※穴だらけでボロボロの衣類も捨てずに取ってあるのです・・・ 写真では分かり難いかな?中心がずれたデザイン・・・まるで腰布。ふと、漫画ナルトの猿飛アスマを思い出してしまいました。 当て布の両端は糸でキッチリ縫い、中央部分はほつれた糸を寄せ集め、それらと共にボンドでガッチリ固定しました。 これは、丈夫&見た目も悪くない!! 鹿の角のアクセやヒキガエルのカメラケースに・・・あちこち補修した装備・・・海や山で目に入ったら一発で正体がバレそうです・・・って、まだまだ知名度低過ぎか・・・ もともとどうやって繋がっていたのか・・・外れてしまったので結び・・・ さらに後日、もう一方も外れたので、またまた結び・・・ 長いロープとの接続金具もついに折れたので、結びました。 釣りに使うバッカン(水汲みバケツ)。 バケツ上部に金属製の輪っかが入っているのですが、既に錆びてボロボロ・・・いつもエゴエゴ・・・ あちこちちょっとずつ折れる度に錆びないロープで直に結び直ししました。 水を汲んだ重みで切れ、海へ落下したら買い替えるしかなかったのですが、何故か運よく切れる・・・で、ついつい補修しながら使ってます・・・ 腰にぶら下げたカメラケース・・・もうボロボロ・・・これはヒドイ!! いくつか作ったエイの皮から作った革・・・端の一部を使いました。 切り取ったもの。 写真右側・・・もうボロボロ! これでは分かりませんが、上と底付近には穴も!! 底面:左側は、既に貼り付けた後です・・・ 8年近く使って来たカメラケース。 休みの時は必ず腰に付け、海へ山へ、運転中もずっと!! だいぶボロボロになり、穴も2ヵ所に!! 補修を行なう時は、完全にズタボロになってしまう前に行なうと楽&簡単です。 今回は少々遅めですが、超簡単な補修・・・革製品なので、補修も革で!! 私が鞣した革(エイ)を、G17(ボンド)で付けるだけ!! これはなかなか丈夫なので、これでまた、しばらくは使えるでしょう♪ メガネ。 視力がだんだんと落ちて来て、このサバイバル生活を始める前から使い始めたので、かれこれ・・・13年以上は経ってるかな!? 眼鏡市場で買ったプラスチック製・・・とうの昔に耐用年数は過ぎているはずです。 初めは車の運転に使っていたのですが、さすがに無理!! で、サバイバルだけで使い続けてました・・・それはさておき。 写真をみて下さい・・・曇って白っぽいのですが、今の私には無いよりはあった方がクッキリ見えるのです。これがクリアになれば!! ※ネットを検索すると、当然!!!ですが、やってはいけないとの情報ばかりが見つかります。 唯一見つけた情報でも、全然綺麗にならなかったと・・・さてさて・・・ アップしたもの。 超細かなキズが無数に!! この傷により光りが乱反射して白っぽく見えるんです。 初めは紙ヤスリで擦ってみました。 素材の硬さにより、番手が低いと空滑りしたり・・・逆に高すぎると変化なし・・・なんて事もあるので、あれこれやって・・・ 紙やすりの1,000〜2,000番、ペースト状のヤスリの8,000〜12,000番まであれこれやったのです。 散々やっても曇ったまま!! しかもやる前よりも曇ってる!! さらに必死になって擦り続けていたら・・・一部だけテカテカに!! これは!! プラスチック製のレンズ・・・傷を防ぐ効果やUVカットなどなど・・・さまざまな効果をレンズ表面に施してあるんです。 このフィルム!? があったからダメだったのか!? そこから、フィルムを兎に角、削り取ってしまおうと・・・またヤスリの番手を下げてズリズリズリズリ・・・ 恐らく、だいたいは落ちただろうと思ったら・・・またまた番手を少しずつ上げながら磨いていきます。 想像以上に手こずって時間が掛かりましたが、多少は・・・!? 写真右側が擦った方です。 さんざんやった割りには、まあまあ!? ここでふと・・・最終手段を思い付いてしまったのです。 車の黒樹脂パーツが白くなってしまった時に黒くする方法・・・ これは、傷ついて光りが乱反射してしまうのを抑える・・・表面にシリコーンオイルを塗るんです! イメージとしては、水面が波打っていると底まで見えないのに、鏡のように静かな時は、底までシッカリ見える・・・ 傷付いたレンズ表面にシリコーンオイル(油)を塗る事で、表面を平らにする・・・原理としては同じ。 両方のレンズに薄く塗りました。こんなに簡単に!! まだまだこれから使ってみますが、埃が付きやすくなるかも!? サバイバルベルトの一部だけボロッてきたので、縫い留めてみました。 いつもながら色が・・・って、オリーブ色の糸は細いんです・・・今回は太さで選びました。 そして、ぜんぶ1本で縫うと、何処か切れると全部ダメになるかも・・・と、言う事で、3回(3本の糸で)縫いました。 ※オリーブやカーキ系の服ばかり着ているので、そっち系である程度種類があると良いかもって、今さら!思いました。 初めはサバイバルグッズを通したベルトと、ズボンのベルトは同じでした・・・が、だいぶ前から別にしてたんです。 今回は、ズボンのベルトの金具が取れた!! 写真は、ベルト本体から頭の部分を取り外してありますが、この2つがバラバラになってしまったんです。革が千切れた!! 直るか直らないか・・・直せるか直せないか・・・ とにかくバラして確かめます。 手前がバラした頭の部分。なんとかなりそうな気がする・・・ 写真右の金具を留めていた革(手前右)が千切れていたので、代わりの部分をカット!(写真中央上) このベルト、いつも輪が一番小さくなる穴を使っていたので、長さは十分にあったんです♪ この中央上のカットした部分を新たに金具を留めるパーツとして使います。 ※全ての休みの日に使っていて・・・雨の日も風の日も、真夏も真冬も・・・この緑青が激闘を感じさせます・・・ まるで古墳から出土した遺物のようにも見える・・・ ど真ん中に穴を開けたら、金具を通し、真っ二つに折り曲げて・・・って!! 何この厚み!! 元々のパーツよりも、厚みが倍近くある!! ・・・と言う事で、ヤスリやカッターナイフである程度薄くして・・・(あまり薄くすると強度が無くなるので気持ち程度で・・・) 後は力技で、押し込んだら金具をペンチで思いっきり締めて革を挟みました。 最後にベルト本体と接続・・・これが、厚すぎてパチッとはまる所まで行かない!! ダメか!? が!! サビや古さやもろもろ・・・のため!? このままで、ビクともしない!! そして、構造を良く観察すると、ベルト本体が引っ張られると、この金具は閉じる方向に働く・・・ これならば、突然、ベルトが外れてパンツ1丁になることはなさそうだ♪ もう何年使っているんだろうか・・・革のベルトがグニャグニャのベロンベロンにしなやかで柔らかいですが、これで、まだまだ数年は使えそうです。 長年使い続けた帽子・・・ついに上部分に穴が開き始めました。 裏側。 ツバと横部分(帽子の立ち上がっている部分)は、複数の生地を重ねてあるので丈夫。 一番上だけ、薄い生地1枚だったんです。 これは簡単にボロった上の生地を切り取ったら、穴が開いて捨てた(=保管してた)ズボンから同じサイズの生地を切りだして・・・ 縫い付けただけ!! これで完了♪ でも良かったのですが、色も白っぽくなってしまったので、ここで染めてしまおうと・・・ 今回は市販の染料“PAC”で!! 半量でも帽子一つでは多過ぎる・・・で、ハデ過ぎる服も一緒に♪ 結果!! 何故か帽子だけ染まらない!! もちろん生地は綿です。 染める前に丁寧に洗剤で洗ったので、逆に元よりも白く!! ちなみに、左上に写ってますが、真っ青過ぎた服は、落ち着いたブルーに。 帽子が染まらなかったので、明るいグレーの服もついでに・・・こちらも落ち着いたグレーに。 なぜ帽子だけダメ!? ここでいつもの染色・・・私の最終兵器!! お歯黒!! ここで荒業・・・普通はムラを無くすために濡らしてから浸けるのですが、前回の失敗に懲りたので・・・乾燥してる状態で水に浸けたら、もちろん、絶対に水を吸う!! これならば、染まらん分けが無いだろうと!! さて!! 雨の日も被ってる帽子・・・雨で黒が染み出して黒人になるのもイヤなので、何度もすすぎました。 乾燥させたら、ちょいと白っぽい・・・ 裏返したら、こっちの方が良い!! で、アゴひもを切って内側に付け直して完成♪ これでまたしばらく使えるでしょう♪