サバイバルを初めて数年間・・・焼き物が出来る粘土など見た事もない&あるわけないと思ってました。 ふと・・・気付いてみたら、意外と身近にあるのです。 ここでは、粘土の採取から土器などに利用するための前準備までの情報を残します。 山の中で見つけた粘土・・・数年たっても全く崩れずずっと同じ状態・・・ 硬いもので擦ってみたら・・・ザラザラ感が全く無い・・・写真下のようにテカるほど・・・ 2017年現在、私の中で粘土と呼べるものはこのようなものです。 この下は、粘土かも!? と、思ったのですが、全然違ったものたち・・・ 河原にて。 水に流されず、固まった土。・・・これは粘土だろうと思ったのですが、ひとつひとつのツブはずっと荒かったのです。 ※もしかしたら、この土でも土器が焼けるかも知れません。 こちらも河原にて。 ひとつ上よりはキメ細かいです。 ただ、それでも荒い感じ・・・もしかしたら、これでも土器を焼く事ができるかも知れません。 山中にある川の源流付近にて。 ここの土も良さげ・・・と、思い採取したのですが、カラカラに乾燥させたらボロボロ・・・これはダメか? 粘土・・・その粘り気がないのです。 ここからは、採取した粘土の下拵え: 写真は、それぞれ、同じ山の同じ道の・・・数100m程度離れただけの場所で採取しました。 採取して並べてみたら、全て色が違いました。 恐らく、成分が微妙に異なり・・・性質も異なるのでしょう・・・ 採取してから2ヶ月以上経過しました。 カラカラに乾燥しています。 乾燥したら細かく砕いて、木や草の根や葉を取り除きます。 摘まんでは捨て・・・を、繰り返しながら・・・サッと火で燃やしてしまった方が早いかも!?などと思いました・・・これはまだやった事が無いです。 細かく砕いて、大きな異物を取り除いた所。 これをフルイに掛けたり、沈殿させて異物と分けて行きます。 沈殿させてさらに細かな粒子だけを利用する方法もあるので、粘土ではないと判断してしまったものでも、もしかしたら使えるかも知れません。 だいぶ異物は取り除けたのですが、まだまだ気になる・・・思い切って大量に水を投入して掻き混ぜてみました。 数日後。 水と粘土はシッカリ別れ、浮く異物もありました。 ザザーッと表面の水を流したらしばらく乾燥させれば、さらに綺麗な粘土に。 粘土だけでは、かなり縮むので砂を混ぜます。 粘土と砂の割合は、6:4、7:3、など。 粘土の割合が8割以上になると脆くなります。 しっかり練ったらしばらく寝かせます