これらは、野焼きでは無く、ガスコンロ焼き・・・ 実験で作ったのがコップばかりだったので今度はお皿を作って見ました。 前回の経験を生かして表面に水を付けて滑らかにしてみました。 約1ヶ月と20日間、放置 乾燥 したので完全に乾いてます。 前回は屋外で野焼きしたのですが、休みと天気がなかなかあわず・・・また、マキ集めで車の中が大変に・・・などから、いつも使っている調理場(ガスコン ロ)でも焼けないかと思ったのでした。 調べたら、 野焼きで土器が焼ける温度は600〜900℃程度、 ガスコンロの温度は1700〜1900℃程度(都市ガス)。 強火でガンガンに炎を当てると野焼きよりも大分高温になると言うことでした。 写真は今回使った道具。 下のアルミは、半生うどんをそのまま火で調理するタイプの容器です。底を抜いて筒状にしてあります。 いろいろなアミ焼き料理の時にこれを使うと熱が逃げないので良く焼けるのです。 上に乗っているのはただのアミ。使い古して真ん中に大穴が開いてしまったので半分に折って使ってます。 網の上に焼く土器を載せました。 その上にはまたアルミの容器。撮影のためにどけてありますが、これで上を覆って熱を逃がさないようにしました。 焼き方: 野焼きの手順に出来るだけ近くなる様にしただけです。 1、最初は可能な限りの弱火で開始。 2、満遍なく熱くなったと思ったらまた少し温度を上げていきます。 3、約1時間後、中火程度で30分程度焼きました。本当は1時間焼くべきか。 4、ゆっくりと熱くしていった時の逆で、今度はゆっくりと火を弱めて行きます。 5、最も弱火の状態でしばらくしたら、火を止めます。 6、さらにそのまま放置して冷めたら完成です。 またまた初挑戦で無事焼けました・・・ ガスコンロ焼きの処女作です。 これは大きさの制限がありますが、野焼きの前準備の苦労なく、手軽に焼けることがわかりました。 “野焼き”でないのでなんとなく・・・雰囲気が出ませんが、手作りの土器が手軽に焼けるのは魅力です。 さらに調子に乗って手の込んだものを・・・ 今までは失敗するだろうと思いながら作って成功し・・・ 今回は成功するだろうと・・・思って焼いたら失敗してしまいました。 コップ1。デザインや模様は中学生レベルですが・・・今までとは違ったものを作ってみたのです。 コップ2。縁は波打ち、縄文の模様を付けてみた・・・お気に入りだった・・・ 残念ながら、今回は2つとも割れてしまいました。 今の私の知識・レベルで失敗の原因と思われるもの。 1、上の写真のように・・・これは塩!? 粘土は海岸沿いで採取したものでした。2週間程度乾燥させましたが、まだら模様の変な感じでした・・・ 塩分を含んでいたので完全に乾燥していなかったのかな? 2、土器の作り方を調べると、土台を作ったあと、粘土をヒモ状にして積み上げるのが通常の方法。 今までは通常の方法で作りましたが、今回は粘土の塊を伸ばして作りました。 これも割れる原因の一つかな? 3、ガスコンロ焼きで直火に当てるまでの時間を20分程度しか取らなかったのです。 完全に乾いていれば良かったのかも知れませんが、恐らく塩分を含んで湿っている状態だったのでしょう・・・ 海で遊んだ後など・・・真水と違い、塩分を含んでいると、とても乾きにくいのです。 4、直火で約1時間焼きました。これ自体は全く問題ないのですが、塩分を含んでいた影響か・・・ 95%以上の粘土が変質していない・・・ただ乾いただけの粘土のようでした。 湿り気が残っていた、また、塩分を含んで居たから!? 火が通り難かったのです。 今後の対策。 私の今の環境では海岸の粘土がもっとも手に入りやすいのですが、どうも、塩分が気になります。 何度も水を投入して入れ替え、塩分を抜く作業が必要だと思いました。 懲りずに試行錯誤して続けていきます。