ウミホタルを大量に採取・・・するつもりで10月下旬・・・目の細かな水槽用のネットで何度も掬い・・・持ち帰って顕微鏡で撮影してみました。 ・・・結果、ウミホタルではなく、夜光虫を見つけた他、予想外に面白い形・動きの微生物がいっぱい!! 機会があればこれからも沢山採取して載せて行きたいです。 採取して来た海水。 沢山の微生物を採取するには、目の細かな網で何度も海水を漉して採取したり(日中よりも夜間の方が多い気がします)、夜、海中にライトを当てて微生物を集めて採取したり、砂浜で砂ごと採取して掻き混ぜた後、上澄みを採取したり・・・ その他、容器にエサを入れて集めたり、磯の岩に着いているコケごと採取したり・・・などなど・・・ 面白そうなアイデアが浮かぶたびに・・・色々な海辺で採取してみます。 不明。 ゴカイのような形・動きです。ウネウネ、グネグネ、クルクル・・・ 成長したら外見が変わるかな? 上の不明の生き物と似ています。 同じ生き物でしょうか? 頭に近い部分・・・エラの部分には大きな板状のものがあります。 全身には毛のようなものが・・・ まるで海毛虫のような・・・ 顔の黒点は模様か眼か・・・ 長物系全てそうですが、クネクネ曲がったり回転したりネジッたり・・・自在に動きます。 前方(顔?)に焦点を合わせたもの。 後方(トゲ)に焦点を合わせたもの。 全身トゲに覆われて良く動きました。 ユメエビ類。 目が飛び出て・・・何処かの星の異星人・・・風な・・・面白いです。 ゾエア幼生。 長〜いツノが折れてますが、良く動きます。 前方だけでなく、後方にも長いトゲが・・・容器に入れた時は、前後のトゲが水面に対して垂直になるような体勢で上下に動いてました。 トゲが無ければエビ風です。エビの幼生かな? サルパ類? 脚の無いイカのような形状です。イカなのかクラゲなのか・・・ 発光しているのか、緑色の明るい部分がありました。 以前見つけたものと似ている・・・同じ生き物かな? 何度見てもどこがどうなっているのやら・・・ 巻貝の赤ちゃん。ベリジャー幼生。 グネグネしている部分は柔らかく良く動き、細かな繊毛を良く動かしました。 オナシオヨギゴカイ。 脚が沢山あるムカデのような生き物・・・面白い・・・海の中のミクロの世界は私には新鮮な驚きが沢山あります。 ゾエア幼生。 前方にトゲのある・・・トゲが無ければエビの形そのものです。 尾があるので高速に・・・前後に動きます。 フジツボのノープリウス幼生。 カイアシ類かと思っていました・・・とても良く動きますが、これがフジツボに・・・ 不明。 想像を絶する程に速い脚・・・まるで扇風機の羽のように高速に動いてました。 丸い風船状です・・・体長1〜2mm程なので良く見ると肉眼で見つけれます。 中心部分からピョロッと生えているのが1本の触手・・・これでエサを捕ります。 体の割りにだいぶ大きい・・・他の微生物を丸呑み・・・したのか? 2つがくっ付いていたので思わず別の生き物かと・・・ただ・・・これはほんとに夜光虫か??? 顕微鏡+デジカメで撮影。光源は横。 顕微鏡+デジカメで撮影。光源は奥。 ヤコウチュウ。 10月下旬。夜釣りで暗い海に手を入れたら・・・とても綺麗な青い光・・・子供の頃から稀に見た事がありました。触手でエサを捕って食べます。 私が見た感じでは体長(直径)0.8mm程度が多いかな? まだまだ老眼では無いので十分目視できるサイズです。 イチメガサクラゲ。 とても小さいですが、クラゲと同じ動きと形でした。 ウキヅノガイ。 長い部分は硬いのか曲がることは無く、羽状の柔らかい部分を高速に動かして進んで行きます。 容器の中では羽の部分を上に長い部分を下にして・・・まるで竹トンボのような格好で・・・水面に上がったり下がったりしてました。 土星のような・・・“輪”のように見えるのが細かな繊毛でこれを動かして動きます。 変形した!? 向きが変わっただけか!? 右下を向いて後ろ側がややこっちに向いてます。 コロコロと・・・不規則に転がるように良く動いてました。 口は右下を向いてます。 口は右側。 前方は口のような感じで、後方には繊毛があって良く動きます。 もっと良く写せないかと・・・スライドグラスに載せて斜め上から撮影してみました。 繊毛の動きをコントロールして方向転換などもできます。 写りが悪いですが、前方から撮影したら前方周辺に細かな繊毛が沢山見れました。 スライドグラスをコンコンッと・・・偶然ですが驚くと長いトゲ状の物を広げて防御姿勢になりました。 スピオ類のネクトキータ幼生。 スピオ類は多毛類(ゴカイなど)の仲間です。 長〜いトゲ状の物はライトを当てた時の光り方などから・・・硬いような気がします。 前面にある4つの黒点は眼かな? 不明。 何故か赤やオレンジっぽい色合いで目立ちました。 これは2匹が合体しているように見えます。しっかりくっついていて離れません・・・ 壁面に良くくっ付いて移動するのでスポイトで思いっきり吸っても採れない・・・ カイアシ。(ケンミジンコ、コペポーダ) 横からの写真では良く分かりませんが、角度を変えると淡水のケンミジンコと同じ形でした。 ケンミジンコ同様に一瞬で別の場所へ瞬間移動します。 カイアシ類。 お尻に卵を沢山付けてました。 エビのような、フナムシのような・・・ ひとつ上の個体と似ていますが、こちらの方が若干スリムで長いです。 カイアシ類。 何度も海水を掬っては観察していると・・・カイアシ類を見る確率が凄く多いと感じます・・・ 実際、海で最も数の多い生き物はこのカイアシ類なのです。
微生物と呼ぶには少し大きいかな? 体長5mm程度でとても力強く、良く動きます。 こちらはもっと小さな個体。 ヨコエビ類。 とても良く動き、力もあります。 体が扁平なこともありますが、細い隙間に入り込むのが好き!? 微生物と呼ぶにはやや大きいです・・・直径5mm程度。 岩場のコケなどを採取して放置していたら・・・どこからともなく・・・現れました。 カサガイ類。 写真の様な個体なのか・・・まだ赤ちゃんなのか・・・良く見かけるカサガイとは異なり、全身やや透き通ってました。