サバイバル節約術


番外編 〜スロー再生〜


スロー再生・・・デジカメに設定されているハイスピードカメラモードを使って遊んでみました。目視では捉えきれない動きを見るのが楽しみです。

いきなりですが、まずは勉強から・・・
コンピュータ上の動画からテレビ、映画に至るまで、パラパラ漫画のように沢山の画像を連続で再生することにより、動いている様に見せています。
人間の目は1秒間に30枚の画像を再生するだけで十分です。最大でも40枚とか。
デジカメの動画設定も30〜60程度になっています。
この数値はフレームレートと呼ばれ、単位はfps です。
1秒間に30枚の画像を記録して1秒間で再生(フレームレート30fps)すると普通の動画になりますが、ハイスピード撮影で1秒間に120枚撮影して4秒間で再生(フレームレート30fps)するとスローモーションの動画となります・・・

余談ですが、高速飛行して一瞬で逃げるハエは人間の約10倍、1秒間に300枚の画像を見ることが出来る・・・ハエにしてみれば、人間の動きは1/10になってしまい、余裕でかわせる鈍い生き物になってしまいます・・・


カメラの設定をいじりながら動画の撮影をしてみました。
私の現在持っているデジカメのハイスピードモードは以下の通り。

○ペンタックス WG-3 ハイスピードカメラモード
 動画サイズ:1280×720、フレームレートは120か?説明書に載ってません。

○キャノン SX700HS ハイスピード動画モード
 動画サイズ:640x480、フレームレートは120。
 動画サイズ:320x240、フレームレートは240。

幾つか撮ってみましたが、フレームレート120では高速に動作する昆虫の撮影では動きを捉えきれず、ブレまくりでした・・・
現状、フレームレート240で撮影できるSX700HSが最適でした。
人や犬が走る映像程度であれば、120でも問題ないと思います。





カラスアゲハ。
湿った地面から水分を摂っているところ。
羽は思った以上にヒラヒラと滑らかに動いています。





ヒロバネヒナバッタ。
飛んで逃げる瞬間を撮ってみました。
肉眼では遠くから見ないと眼で追えないほどのスピード・・・スピード撮影でマクロ動画は・・・スロー再生でも“一瞬”でした・・・速過ぎる・・・





ミヤマアカネ。
ススキの穂から飛び立つ瞬間です。
恐ろしいほどに速い羽の動きです。前後の翅は別々に動かしています。





マユタテアカネ。
枝の先に止まる瞬間です。
スピードダウンしているはずなのですが、この速さ。





キムネクマバチ。
花から花へと移っていく瞬間。
当然ですが、助走も何も無く、あっと言う間に体が宙に浮いてます。





フクラスズメの幼虫。
刺激を受けると“イヤイヤダンス”を踊ります。
フレームレート120でも動きが遅いとクッキリ写ってます。
スロー再生するほどのものでもない・・・のですが、つい・・・面白いです。



ここまで、WG−3で撮影したもの。
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ここからはSX700HSで撮影したもの。
動画サイズは小さくなってしまいますが、さらにハイスピードでの撮影ができます。





橋から落ちてくる雨粒を撮影。
あまりに大量過ぎて分かり難い?





キマダラセセリの飛び立つ瞬間。
高速飛行するセセリチョウですが、SX700HSでは翅の動きも捉える事が出来ました。





ヒョウモンチョウの飛び立つ瞬間。





オナガアゲハの飛び立つ瞬間。
尾が長いので優雅です・・・





ルリタテハの飛び立つ瞬間。
体の大きさの割りに速い動きをします。





ムラサキシジミの飛び立つ瞬間。
止まっていると綺麗な翅を閉じてしまい、飛んでいる時は動きが速く写真がブレる・・・
ハイスピード撮影ならば・・・綺麗に撮れました・・・





モンキアゲハ。
クサギの花を次から次へと・・・ヒラヒラと飛び移ってました。
この時期、良く見られる光景です。





シオカラトンボが枝に止まる瞬間。
飛び慣れていない若い個体などは枝に顔をぶつけたりしますが、この動きは綺麗。
バランス調整しながら滑空し、止まる際も2回の羽ばたきだけで見事着地。





オオシオカラトンボの産卵。
人の目ではチョンチョンと言う感じでお尻を水に着けているように見えましたが、ハイスピード撮影してみると・・・こんなに思いっきり地面に叩きつけてゴリゴリと地面を擦っているとは思いませんでした。





ギンヤンマの飛行。
再生時間が長いので色数を落としてます。
僅かな向かい風の中、ギンヤンマが水路を往復していたのでチャレンジ・・・
もう少しアップで撮りたかったのですが、アップにするほどカメラで追うのが格段に難しくなります・・・いつかまた・・・
とても綺麗な翅の動きです。





チョウトンボが飛び立つところ。





チョウトンボが枝に止まるところ。
ヒラヒラと・・・優雅で無駄の無い動きが素敵。





アメンボの歩行。
左上からだんだんとアメンボが近づいてきたら・・・
右下のアメンボは思わず水面をジャンプしてかわしました。





蜜を吸いたいチョウがヒラヒラと・・・焦らしているのかな?
実際にはもっと長い映像でヒラヒラヒラヒラ〜
強気のスズメバチは“うるさいっ!”と1回の威嚇でチョウは驚いて何処かへ・・・





スズメバチの撮影・・・
あまり近づきすぎると・・・いきなり飛んできます。





キリギリス。
スズムシの様に翅を立てず、音を包み込むように翅を閉じて鳴いてました。
ギ〜〜〜〜ッ  チョン!





アブが飛び立つ所。
翅を動かし始めてから体が宙に浮くまでタイムラグがありますが、実際には一瞬なのです。





イタドリの花を移動するハエ。
奥から手前の花に移動するかと思ったら直ぐに何処かへ・・・
ピント固定なのでズレてますが、動きがスムーズで面白いので採用しました。





ミツバチ。




コメツキムシ。
以前にも撮影してますが再度・・・一瞬で何処かへ・・・




スズメガ。
上手にホバリングしながら花から花へと移動していました。




動きのノロい・・・フキバッタ・・・のはずだったのですが、それでも速い!
相当スローにしてやっと残像程度・・・




ゴマダラカミキリ。
時間が少し長いので、フレームを省いて色も少なくしてあります・・・少し見難くてすみません・・・







 

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