生きて行くために必要なもの・・・火と水・・・ここでは水に関して記載します。 水集めの方法は・・・幸い日本は水に恵まれています・・・ので、機会があればまた。 ここでは、手に入れた水を飲み水にする方法について記載します。 いきなりですが、川など自然に存在する水を飲み水に変える方法には、 ろ過、煮沸、蒸留、太陽光(紫外線)、浄水剤 などがあります。 ここでは、これらを行った実験の結果をまとめています。 ※当初は、サバイバル=自然の中で生き残る=自然の中にある天然のものだけを使う・・・そんなイメージで天然の素材にこだわってまし たが、2026年より、防災の意識の高まりもあり、身近な人工的なものも含めた実験になってきています。 ○ろ過 いきなりですが、私たちが普段使う水道水は浄水場で作られますが、そこでは・・・ まず沈澱池で不純物を取り除きます・・・薬品を投入して集めます。 急速ろ過池でさらに細かな不純物を取り除きます・・・砂利や砂の層を通します。 後は消毒殺菌処理(薬品を投入します。)して各家庭へ。 大量の水を短時間で浄水するために薬品を使いますが、人体への影響も色々分かって来ているようです。各家庭では浄水器を設置している 所も多いのでは? 沈澱させているのは知っていましたが、砂でろ過しているとは知りませんでした。 2つの工程で不純物を取り除いた後は殺菌するだけ・・・とても単純です。 また、国によって色々な浄水方法があるようです。 色々なサバイバルの情報を読み漁って浄水の方法を調べましたが、それぞれ千差万別・・・色々な素材と並び順なのです・・・ ここで私が思った感想は、浄水のメインは“炭”だと言うこと。炭で浄水するのです。 市販の浄水器でも炭を使ったものもありますし、アクアリウムでも炭を使います。 (メンテナンス性から別の素材を使う場合が多いのですが。) 炭にはとても細かな穴が無数に空いていて吸着力があるので、いろいろな不純物を取り除くことができるのです。 前置きはここまで・・・前もって調べた知識はここまでです。 ここからは実験。 今回使った素材は、 右上の竹筒・・・ペットボトルを使えば分かりやすいのですが今回は竹にしました。 その下シュロ・・・シュロは浄水に意味がないとの情報がありました。 左の砂利・・・こちらも浄水には意味が無いとの情報がありました。 手前の炭・・・浄水のメイン炭です。どこまで活躍してくれるか・・・ 以上です。 今回は天然の素材にこだわりましたが、ペットボトルや布、ティッシュなども浄水に使えます。 しばらく寝かせて立てた所。とても細かな粒子です。 実験に使う水は・・・ 綺麗な水では分からないので、手元にあった粘土に水を加えて振ったものを使いました。 長い時間放置しても濁りが取れない程に細かな粒子です。 それでは実験開始。 竹筒の底にはキリで直径2ミリ程の穴を開けました。 水を投入してザザーッと抜け出てしまうと浄水できないので、ある程度滞留するように穴は小さめが良いです。 穴が小さいので目詰まりに気を付けましょう。 砕いた炭が流れてしまわないように底に砂利を入れてから炭をできるだけ沢山投入し・・・ 上にシュロを・・・ シュロは浄水に効果が無いとの情報がありましたが、私もそれを承知で・・・ 私の考えではシュロは投入する水を分散させて炭の層を流すつもりで使いました。 炭を押さえて砂利の層との区切りにもなります。 上に砂利の層を・・・ 砂利は直接浄水には使えません・・・よっぽど大きなゴミでない限り・・・もちろん承知。 私は重しとして砂利を使いました。 浄水器を作ったら細かなゴミを流すためにある程度水を流してから使います。 2リットル程水を流してみたのですが、砕けた細かな炭の破片がやってもやっても出てくる・・・これではどう考えても失敗・・・ ここで急遽やり直し・・・身の回りにあるものでこれを解決するには・・・ 浄水には効果が無いとネットで見ていた砂を思いつきました。 細かな砂の層を通して炭の破片を取り除くのです・・・ さらに、いきなり砂利を投入するよりも一番底にシュロを敷いた方が目詰まりし難いのでは・・・と言う発想で、まずシュロを敷きまし た。 僅か数ミリですが、穴と砂利の間に空間を作ることが出来ました。 その上に砂利を投入。 やや大きめの砂利を投入した後、細かな砂利を投入しました。 その上に、その場の思いつきで考えた砂を投入。 さらにその上に炭の層を・・・ここが浄水のメインなので出来るだけ多く・・・ 上にシュロを敷いてから、砂利を重しとして投入して完成。 その結果は・・・ 浄水前に水を流して見たところ・・・ 想像以上に綺麗・・・ゴミが見当たらない・・・これは行ける!! 作った泥水を早速投入・・・ 中央に写っているのが浄水器を通った水を受けるボトル。上にあるのが浄水器。 写真右は、わざわざ浄水器を通さなくても長時間沈澱させれば同じでは・・・との思いもあったので、比較のために残しました。 (作った泥水の半分を浄水器へ投入し、半分はそのまま残しました。) とても綺麗な水が浄水器から出てきたので、これで実験終了などと・・・ ある程度水が集まったら、これでもやや濁りがありました。小さなゴミも。 浄水器へ投入しなかった残りの泥水も細かな粒子は沈まずに濁ったままでした。 2つを太陽にかざして比較すると・・・ 手間隙かけて浄水した効果はありました・・・が、こんなものか・・・との思いも・・・ ネットで浄水の記事を漁っていた時に浄水器へ複数回通すとより綺麗になるとたしか書いてあった・・・のを思い出して再度挑戦! 細かな粒子により、水の出口が大分塞がれたようで2回目の浄水は時間が掛かりました。でも、浄水は長時間炭の層に水があった方が効果 があるのでこれは良い結果に。 2回目の浄水を終えたもの。写真左。と、 その間も沈澱させ続けて濁りが薄らいだ泥水。 2回通してみたら想像を絶する透明感。 浄水器に2度通してろ過した水。 ゴミは全く見えずとても綺麗。濁りも全く無し。 これは思わず飲んでも良いかな・・・と思ってしまった水です。 その場の思いつきもあって改良を加えましたが、結果大成功でしょう。 ※ここで注意です。 浄水器を通して綺麗になった水も、絶対にそのまま飲んではいけません。 小さな細菌などが完全には除去出来ていないからです。 口に入れる場合は、必ず、これを火に掛けて沸騰消毒してから飲みましょう。 (逆に言えば、小さなゴミなど気にしなければ煮沸消毒さえすれば飲めると思います。) 最後に・・・ 浄水器を作って水をろ過し、煮沸消毒すれば・・・ 川の水であればほとんどの方は飲めるでしょう・・・でも、 家の周りの排水・・・ドブの水は飲めますか? そう言う私もある程度覚悟がないと飲めないでしょう・・・ そこで、汚れた水を飲み水に変えるもっと良い方法は・・・蒸留。 ドブの水、自分のオシッコなど・・・火に掛けて沸騰させて蒸気を冷やして水にするのです。この方法ならばほぼ完璧に綺麗な水を得るこ とができます。 ただ、字で書くと簡単ですが、この方法を実践するとなるととても手間が掛かります。 水道水のありがたみを知ると同時に、サバイバルの状況下に陥ってしまったら綺麗な飲み水が確保できる川のそばがやはり良いのでしょ う。 上の記事から約11年後の2026年1月、再び♪ 前回は、あくまでサバイバルにこだわって自然のものでろ過しました(私の中での勝手なサバイバル感です♪)が、今回は、防災の意識も 高まって・・・もっと身近なものを使っての実験です。 今回は、左のものはマスクを使ったろ過装置、右のものはティッシュを使ったろ過装置です。 コロナになって、ウィルスを99.999%除去などと書いてあり・・・ふと、ろ過に使えるのでは!?と、ずっと思っていたのです。 ティッシュの方は、偶然、何かの記事で想像以上にろ過の素材として使えたとあり、一度やってみたかったのです。 マスクのろ過装置は、マスク2枚を使い、その間に隙間を作るため・・・何かないかと周りを見回したらススキがあったので、ススキの穂 を挟んでペットボトルの口へ針金でキッチリ取り付けました。 ティッシュのろ過装置は、ティッシュ2枚重ね、ススキの穂、またティッシュ2枚重ね、その上にまたすすきの穂を入れました。 ススキの穂は、隙間を作るためと、一番上は、ティッシュが水分をすってクタッと折りたたまれてしまわないように広がった状態の維持の ためです。 ひとつ上のマスクでのろ過同様に、ススキの穂は直接的にろ過の効果は期待していません。本当は、砂があれば砂にするつもりでし た・・・ いきなりですが、マスクでのろ過は、全く水を通さず・・・数分経っても水の出口は指で触れても湿ってさえいませんでした・・・ そして、ティッシュでのろ過は・・・ 1回目。 入れたと同時に水がサ〜って出てきて、ろ過時間は入れた時間に近いほど!! そして、結果は・・・この速さ、そして身近なティッシュでのろ過で、この透明感!! 凄い!! これを煮沸すれば、サバイバル状況下なら十分飲むでしょう♪ ろ過装置はそのままに、さらに2回、ろ過装置を通したもの。計3回ろ過したものです。 右のペットボトルはろ過前で、時間とともに不純物が沈殿して、薄くなって来てますが、ろ過したものとの差は歴然!! この透明感ならが、多くの方が躊躇せずに飲めるレベルでしょう♪ ここまで、ティッシュでのろ過は、やはり想像以上でした♪ ただ、みなさん承知のように、ティッシュは水に濡れるとグシャってなって・・・何リットルもろ過しようとすると、恐らく破れたりドロ ドロになったりしそうです・・・適度なタイミングで交換は必要でしょう。 そして、失敗したマスクでのろ過・・・その場で改善してみました。 上から水を入れて、その重みだけでのろ過は到底無理・・・ならば、圧を掛ける!! 綺麗な水を持ってきていたペットボトルがあったので、そこへ泥水を入れ、口にマスク2枚を設置、針金でキッチリ縛って、いざ♪ 全力でペットボトルを握りしめ・・・やっと出てきた!! ずっと強い力を入れた状態を保持しつづける・・・なかなか疲れましたが、この透明感!! さすがマスクです♪ 後でAIに聞いてみたら、マスクは3層構造になっているものが多く、ろ過に使う時は中心にあるものを使うと良いようです。ちなみに表 面の素材は撥水効果が高いようで、空気は通すが、水は通しにくいようです。(逆にこれを利用して何かできそう♪) 今回は、防災を意識して、身近にある素材でろ過の実験を行ってみました。 そして、それぞれの効果を知りたかったので、単一の素材だけでの実験に♪ もし、実際にろ過が必要となった時は、いろいろな素材を組み合わせて使うのが良いと思います。 ふと・・・ずっと昔にかった墨汁・・・もしや、これをろ過したら透明な水に!? 前回の実験で知ったマスクの構造・・・今回は、3層構造のマスクの中心にあるフィルターを2枚使ってみました。 結果・・・ダメやん!! 思わず、すぐに実験終了して片付け・・・って、私のHP、失敗も経験・・・そこから得られるものもある・・・と思い出し、撮影のため に再度絞り出しました。 墨汁の粒子はウィルスよりも小さいのか・・・そもそも100均の墨汁は粒子ではないのか!? 思惑は外れたのですが、分かった事!! 前回は全力で絞らないとろ過出来なかったのですが、軽い力でろ過できました♪ もし、ろ過材にマスクを使う時は、中のフィルターだけを取り出して使うと良いです♪ ○紫外線による殺菌 火を起こす事が出来ない状況で殺菌したい・・・そんな時・・・ 紫外線に殺菌効果があるのはみなさん承知でしょう・・・ ただ、ほんとに太陽光にあてるだけで殺菌できるのか!? 疑心暗鬼でしたが、これが可能なんです。 竹を切った器に水溜まりの水を入れたもの。 晴れの日であれば、太陽光に6時間以上あてる事で殺菌できます。 もし曇りであれば、2日程掛るようです。 ろ過してない濁った水では紫外線が十分に行き届かないです。 今回は、雰囲気で竹を使いましたが、現代ではあちこち(海岸や河原など)に転がっているペットボトル・・・これに入れて太陽光に当て る方が密閉されているので良いでしょう♪ 余談・・・ガチなサバイバル番組で、火起こしできず、飲み水も手に入らない状況・・・そんな時に地面に僅かな水溜まりを発見!! 晴れているので、殺菌できているだろうと・・・飲んでましたが、これはかなりのリスクを伴います。 せめて、容器に入れて太陽光で殺菌しましょう♪ ※もちろん、煮沸するのが最善です!!