子供の頃もやっていたアホな事・・・ 山に住んでいたことは無いので本格的なものではありません・・・ アシナガバチの巣は子供の頃良く採りました・・・ただ採ってその場から走って逃げるだけでした・・・ 2014年9月中旬。 巣にアシナガバチがビッシリ・・・何匹いるのか・・・ 巣が落ちている様に見えますが、何故かは分かりません・・・ 大人になった分・・・多少の知恵が付き・・・ 写真下中央辺りに携帯用の蚊取り線香があるのが分かるでしょうか・・・ 煙で追い払う&弱らせる作戦・・・ やはり煙は嫌いなようですが・・・ものすごい数のハチがあちこち・・・ 空に舞う黒い点が全て蜂!! ブンブンブン・・・ しばらく周辺にはハチが飛び回りました・・・ブンブンブン・・・ 私は2〜3m離れた場所でしゃがんでました。 ご馳走を・・・と期待したのですが、時期が悪かったのでしょう・・・ 巣は空でした・・・もっと早い時期であればハチの子が沢山居たはず・・・ 2018年9月下旬。ムモンホソアシナガバチの巣。ハチがビッシリ!! 煙が直接当たると飛んで行くのですが、当たらないといつまでも居続ける・・・ 自然の風では上手く行かないので、ふ〜ふ〜って煙を息で誘導して全て散らしました。 やっと取れた!! けど、またまたもぬけの殻・・・時期が悪かった。 そう言えば一つ上の時も9月中下旬。 巣が大きくなって見つけやすくなるからか・・・出来ればもっと早い時期に見つけたいものです。 蜂の巣採り・・・装備さえあれば、スズメバチでもやってみたいです・・・ 身近なハチではアシナガバチが多いです。 今まで刺されたことのある蜂は・・・アシナガバチ数回、トックリバチ1回、種不明のハチ数回程度刺されてます・・・ スズメバチに刺された事はありませんが、毒性が強く、大型なので注入される量も多い・・・これにやられるのだけは絶対に!! 避けたいものです。 2021年8月下旬。 どこに蜂の巣があるか・・・分からないですよね!! もちろん、私も全く!! 分からん!! で!! 実は、ヒグラシが木に止まっていて・・・それを撮影しながら、この場所へ移動してきて・・・ 写真中央ド真ん中に、蜂の巣があるのですが、もちろん!! 全く、つゆ知らず・・・足で巣を踏み損ねた感じに!! いきなり、ぶ〜んって!! 何が起こった!? 足元から、蜂の群れが飛び立つ!! これはあかん!! もちろん、速攻でその場を離れたのですが・・・長ズボンの裾の中に・・・いる!! と、思った瞬間にチクッ!! 既に刺されたなら、なりふり構わず、ズボンの上から、強烈に叩いて潰しました。 やれやれ・・・そんな事はさておき・・・ ズーム。 高さ15cm程度でしょうか・・・こんなに小さな若木に・・・枯れ葉の地面と色合いが同じで・・・ 普通、気付かんやろ♪ 刺されたのは、ちょい残念!? でしたが、巣を見つけれたのは良かった♪ 車に戻って、持って来た装備を紹介♪ 左から蚊取り線香、虫捕り網、杖。 蚊取り線香は杖の先端に付けて巣の近くへ置く作戦♪ 恒例ですね♪ 虫捕り網は、普通ならば巣を取るのに使うのですが、枝がフニャフニャで取れる気がしない・・・と、言う事で、取りあえず持って来ただけ! 杖の長さは1m少々・・・当然ですが、腕を伸ばしても1.5m程度・・・ 群れとしての蜂の動きだけでなく、個々の蜂の動きにも注意します。 ここで余談・・・ 虫の撮影をして行く中で気付いた事。 虫は、人間など他の生き物の形を知識として知っている分けではないのです・・・ では、どうやって、敵を判断しているかと言うと・・・動くものと動かないものの違い。 (これはあくまでも私の感覚です・・・生き物によっては、温度や臭いなども察知していると思います。) 大袈裟に言うと、両手両足を広げて“大”の字になって立っていたら、みなさんは“人間だ”と気付くと思いますが、蜂にとっては・・・動かなければ、景色の一部でしかないのです。 と言う事は・・・全く動かないか、超スローで動けば気付かれないのです。 そろ〜り、そろ〜りと、蚊取り線香を巣に近づけていきます。 左側が崖下で、風は崖下から吹き上がっていたので、この場所にしたのですが、ザワつくだけで逃げない!! ズリズリと地面を引きずって巣の真下に!! 僅かに飛び立つのですが、逃げない!! そして、逃げた蜂も直ぐに戻ってくる!! 蚊取り線香は、何本か折って数本まとめて火を点けた方が良かったかな!? ラチがあかないので、ここで、このまま巣を落とす作戦に。 虫捕り網では、枝がしなって取れない気がしたので、杖の先の又を使い、引っ掛けて押し込んで千切る感じにしました。 落とした後・・・ 蜂の記憶&習性は不思議です。 臭いなのか、場所の記憶なのか・・・巣を落としても、巣のあった場所に集まって来ます。 巣は崖下側に落としたので、グルッとまわって来て、下から崖上方向を撮影してます。 落とした巣。写真中央下。 巣のあった場所は、少し切れてますが、写真中央の最上部です。 不思議ですが、巣自体を巣のあった場所から離してしまうと、分からない!?興味がない!?のか、巣に蜂は全く居ないので、手掴みで回収して終了♪ 巣のあった場所に集まって来ます。 止まる場所が僅かなので少ないのですが、この後数日間は、巣のあった場所に群れているはずです。 採取した巣。 見える幼虫は手前の一部だけ!! ですが、 フタのある部分・・・この中には、サナギになる前の幼虫から〜サナギ〜成虫になって出てくるばかりの状態のものまでが入ってます。 持ち帰る際には、必ず!! 袋に入れて持ち帰る事!! 僅かな時間の間にも、成虫になって出てくる個体がいるのです。 今回も、家に着く頃には成虫が一匹巣にくっ付いてました。 ここで、ほんと余談・・・ 採取の際は刺されなかったのですが、最初に喰らった一撃・・・ 数時間で痛みが引いたら治るはずだったのですが、家に帰ってもなぜか・・・ 周辺のスジを動かした時に痛みが・・・構わず放置で翌日・・・まだ痛む・・・ 夕方になって足を良く見たら・・・2ヵ所刺されてて、蜂窩織炎(ほうかしきえん)か!? 蜂だけに♪ 日を置いて赤く腫れて来たので、間違いなく、雑菌が入ったのでしょう・・・治るかな!? 今回採取した蜂の子。 (お皿がややラッパ状なので、この写真の見た目より量がありました。) 久しぶりに、そこそこ獲れました♪ 2023年9月30日。 帰り道・・・藪の中から“カサカサカサ”と音がしたので気付きました・・・ 大きさは、大人の頭程度。確実に生きているスズメバチが居るのですが、巣の外側には殆どいない・・・ これは♪ 虫捕り網をガバッて被せたら、思いっきり引っ張って引きちぎりながら逃げるだけ!! ・・・ただ、スズメバチの大群を相手にした事がない・・・夜に採取するのが良いとの記憶があるけど・・・殺虫剤と網だけで大丈夫か!? 止めようか、いや、大丈夫・・・との葛藤を何度も繰り返した挙げ句・・・やっぱり準備万端で、翌朝対戦することに。 10月1日 朝6時21分。少し遅いですが、夜間〜早朝は活動が鈍いんです。 作戦@ 網を被せたら速攻で走って逃げ、巣を引きちぎる作戦。 作戦A 兎に角、殺虫剤で少しずつ各個撃破していき、スズメバチが居なくなってから巣を取る作戦。 考えに考えて・・・まずは様子見で作戦Aにしてみました。 行けそうだったら作戦@に切り替えるつもりです。 普段着にカッパを着るだけでは厳しいと知り・・・スズメバチの針は5〜7mm程もあるとか・・・兎に角、物理的に針先が皮膚まで届かないようにするしかない!! と、言う事で・・・翌朝に対戦する装備は、写真の様に、真冬に釣りをする用の厚手の上下と、写ってませんが厚手のブーツで、大部分は完璧! 頭は普段の帽子に、園芸用の蚊除けネットを被せたもの・・・ネット自体を襟の中に入れてタオルを巻いて・・・隙間からの侵入を防ぎました。 大量のスズメバチに取り囲まれて網を食い千切られない限り、まず大丈夫でしょう・・・ 最後に、手!! これは、厚手の手袋をするしか無いのですが、何重にもはめれないので、冬用の手袋を・・・皮っぽい質感ですが、厚さ2mmもあるかないか・・・そして、色は真っ黒!! スズメバチが一番攻撃する色だったんです。 虫捕り網は、サバイバルを始めてからずっと使っているもので、何度も補修してボロボロ・・・大きさも巣がギリギリ入るかどうか・・・ そして、殺虫剤と言うものを普段の生活で使わないので、普通のアースジェットだけ、念のために2本買いました。 さて対戦!! 木の枝を少しだけ揺すると、巣の中から“カサカサカサ”と何匹ものスズメバチが動く音が聞こえ・・・数匹が巣から出て来るんです・・・ 出て来た所を、一匹一匹狙い撃ち!! これを何度も繰り返す!! って!! 始めた直後、気付かないうちに真っ黒な手袋に1匹が噛みついていて!! 刺しに来たら、確実に貫通するので、速攻で手袋を脱ぎ捨てて撤退!! 落ち着いたら、気を取り直して再度・・・ 蝶の様に舞い、ハチの様に刺す作戦!! 何とか上手く行きました♪ 足元の草むらに落ちたハチの羽音から、まだ数匹は近くをウロウロしてましたが、ここは!! 網を巣に・・・って、周辺の細かな枝を取り込んで巣を作っているので、簡単には網を被せられない!! (巣を見つけた前日、いきなり巣に網を被せて、もぎ取ってしまう作戦は・・・もし実行していたら・・・もたもたしている間に大量のスズメバチに取り囲まれて、失敗していた可能性大でした!! 危険!! 命拾いした!!) 兎に角、強引にゴリゴリ網を巣に被せ、思いっきり引っ張ったら・・・何とか採れた!! 朝6時41分。 もぎ取った巣を網から出して撮影。近くのスズメバチが巣に戻るのを防ぐために壊れた網を被せて撮影したんです。 10年以上使った網にとっては、最後の大仕事だったでしょう♪ 顔からも汗がしたたる・・・暑すぎ!! まだ近くにスズメバチがウロついているのに、全ての装備から帽子まで脱ぎ捨ててしまいました。もう我慢の限界!! 写真右下に1匹写ってます・・・あちこちで、落ちたハチがまだ生きてる!! そして・・・取った巣の中から、ヨロヨロと・・・1匹のハチが出て来て近くの草に留まったんです。 念のために殺虫剤を・・・って!! その時、殺虫剤は、巣の下にあったんです。 それに気付いた瞬間!! ブ〜ンって!! 鉄砲玉の様に一直線に私に向かってくる!! 思わず、走って逃げ出した直後、ブチッ!! (スズメバチは時速40〜50Km程で飛行できるので、そもそも走っても狙われたら逃げきれないんです・・・) 結構、痛かった!! けど、マムシに咬まれた時よりは、だいぶマシでした・・・その後、3時間以上もズキズキしてましたが・・・ 強引にもぎ取ったので、中身が一部見えてる状態になってました。 いる!! 幼虫にサナギも♪ この丸い巣。 これをバラすと、中には普通の平らな巣が何段にもなって、マンション状態なんです。 もちろん、中に成虫が残っているとブ〜ンって飛び出すので、バラすのは外で行ないましょう♪ (余談・・・カメラの設定が変わってしまっているのに気付かず・・・取り出した中の巣を並べた写真も撮ったのですが、ほぼ白飛びして見えない・・・残念・・・) 巣は全部で4段出来ていたのですが、一番上は塗り固められて何も無し。 これは2段目です。 まばらに幼虫と、マユもありますが、半分は中で死んでました・・・サナギの時に他の幼虫に食べられてしまったようです。 これは3段目。 既に幼虫を取り出した後で、マユの表面の膜を取った状態の時です。 これが一番重く、手応え十分♪ 因みに4段目は、直径5cm程度の出来始め・・・食べれるサイズは数匹でした。 忘れてました・・・ちなみに、スズメバチの種類を調べたらコガタスズメバチでした。 このサイズでこの恐さ!! で、“コガタ”って!! 今回採れた中身♪ 左上は幼虫。右上はマユの中にいた幼虫。 下は全てサナギですが、左下は、色が変わって殻が出来始めているものです。 大きな幼虫は3cm程もありました♪ 今までスズメバチに刺された事は無かったのですが、色々なハチに何度も刺された体・・・ 命を掛けた成果が、この量・・・多い?少ない? スズメバチの巣を自分で処理しようとされる時は、市により、防護服を貸してくれるとか。 もし、自分で挑戦してみようと思われる方は、絶対に! 防護服を着て下さい!! もし私が、また同じ状況になったら、絶対に防護服を着ます!! 想像以上に危険でした!!