サバイバル節約術


番外編 〜カメラの勉強〜


今まで数万枚もの写真を撮ってきたのですが、デジカメの簡単撮影ばかり・・・
シャッタースピード、絞りまではなんとか・・・ISO感度???・・・もう限界・・・
カメラの設定は、通常モードかマクロモード、その他、料理用や夜景用などを使ったりする程度です。
CANNON SX700HS には、カメラの設定を細かく調節する機能があったので遊びながら、多少の知識は覚えようと気まぐれで思い立ち・・・覚え書 きに・・・

カメラは光を取り込んで記録する機械と言うことを念頭において・・・
ここでは、カメラの設定に関連するものを中心に扱います。




シャッタースピード:

人間の目で言うと瞬きの様なもので、目を開いて閉じるまでの間、光を取り込み続けます。
目を見開いている間に、カメラが動いたり、写している対象が動くと・・・その全てを画に描き続けてしまう・・・まるで習字のよう・・・これがブレ・・・



シャッタースピード:1/800、F:5.6、ISO:1600

シャッタースピード:1/800
1/800秒でも水の王冠が撮れました。


シャッタースピード:1/1600、F:5.6、ISO:1600

シャッタースピード:1/1600
さらに瞬間を写してるはずなのですが、良く分からないですね・・・
ただ、シャッタースピードが速いので、取り込む光の量も少なく、暗めになりました。


シャッタースピード:1/2500、F:8.0、ISO:1600

シャッタースピード:1/2500
このカメラ最高速。超瞬間を撮影・・・ただ、さらに暗くなってます。
※カメラの自動設定で絞り値(F)が変わってます。



シャッタースピード:1/320、F:3.5、ISO:400


シャッタースピード:1/25、F:3.5、ISO:400


シャッタースピード:1/5、F:3.5、ISO:400


通常、ブレてる写真は失敗、クッキリ撮れた写真は成功なのです・・・なので、
動きのない風景などはシャッタースピードは遅く、スポーツや動く車・電車などを撮影する時はシャッタースピードを上げて極一瞬を撮影します。

動きのあるものを、シャッタースピードの遅い設定で撮影すると・・・動いている所を一枚の写真に残せます・・・滝や流れのある川、花火、夜の幹線道路など で使うと雰囲気がでます。
これはある意味、わざとブレさせて撮る方法です。

ところで、シャッタースピードは早くするほど、動くものもクッキリ撮影できるのですが、取り込める光の量は少なくなってしまい、結果、暗くなってしまいま す。



シャッタースピード:0.4、F:8.0、ISO:200


シャッタースピード:1/30、F:8.0、ISO:3200


シャッタースピード:1/4、F:8.0、ISO:80

※以前の説明では、シャッタースピードを同じにしましたが、どうも分かり難い!?
 2021年、改めて、再度投稿しなおし♪

上の写真は、シャッタースピードを変え、F値はそのまま、普通に見れる写真にするために、ISOも変更してます。
雨が降り続く中・・・山の中の小川が激流に変わっていたので、おもわず撮ってしまいました。
1枚目と2枚目の写真の違いが分かるでしょうか・・・
1枚目は、激流にも関わらず、とてもソフトな雰囲気に。
1枚目よりも瞬間を捉えた2枚目の写真、こちらの方が、迫力が出てます。
これは、どうゆう雰囲気で撮りたいかにより、変える事が出来るので面白い♪
最後の写真は、良くある・・・滝の流れる写真♪ 一度撮って見たかっただけ♪



絞り:

人間の目で言うと虹彩(多くの日本人では茶色の部分)で、瞳孔(中心の黒い部分)に入る光の量を調節するのです。


シャッタースピード:1/125、F:3.5、ISO:200

絞り値(F):3.5
値が小さいほど瞳孔が開いた状態。絞り0 = 絞らない・・・と思えば分かり易いかな?
シャッタースピードが同じでも絞りが少ないほど短時間に沢山の光を取り込めます。
まだ理解できていませんが、絞りが少ないほど、景色がクッキリ写る距離(深さ)が狭くなります。写真では、奥の草がボヤけてます。


シャッタースピード:1/60、F:8.0、ISO:500

絞り値(F)::8.0
値が大きいほど瞳孔が閉じた状態。瞳を絞った状態。
同じ時間に取り込める光の量が少なくなります。
なぜそうなるのか理解できていませんが・・・近くのものも遠くのものも全体的にハッキリします。
※カメラの自動設定により、絞る事でシャッタースピードやISOの値も変わってます。



シャッタースピード:1/25、F:3.5、ISO:400


シャッタースピード:1/20、F:8.0、ISO:400

絞ると暗くなります・・・瞳孔が閉じて取り込む光りの量が減るので当然・・・
この絞りを調節する事で、取り込む光の量を調節する事もありますが、殆どの場合、絞りはピントを合わせる対象物以外を見せる(絞ってクッキリ)か見せない (開いてボケさせる)かに使います。


ここまでで・・・
撮る対象が動かないものか、もし動くものであれば、どの程度の速さのものかにより、シャッタースピードの調節を・・・
どこまでクッキリ写すか、逆にどこまでボケさせたいか・・・によって、絞りを調節します・・・
ここまでで、十分!?
まさにその通り♪
残りのISOは、自分好みのシャッタースピードと絞りにした場合でも、真っ黒や真っ白になってしまわないように調節するだけなのです。



ISO:

ISOは、光を捉える感度・・・感度を上げれば少ない光でも明るく写ります。


シャッタースピード:1/25、F:3.5、ISO:400


シャッタースピード:1/25、F:3.5、ISO:800

感度を上げるほど、シャッタースピードを早くできる・・・ブレない写真が撮れる・・・と言うことは、ISO感度は高い方が良い!?
実は、感度を上げるほど、ノイズが発生してザラついた写真になってしまいます。
・・・なので、ISOは低いほど良い!!のです。
・・・と、言う事は・・・ISO感度は、必要最低限の最低ラインに設定するのです。



ISO:400、 シャッタースピード:1/13、F:6.3

山の中の雑木林・・・太陽の光は葉で受け止められ、薄暗い・・・そんな中での撮影・・・
案の定・・・ブレブレ・・・もちろん、私は手持ちでの撮影・・・

こんな時は、ISO感度を上げる事により、シャッタースピードを上げる(ブレを抑える)事ができます。


ISO:800、 シャッタースピード:1/13、F:6.3

ISOを800にあげました。ブレもだいぶ収まった・・・って・・・たまたま・・・シャッタースピードは変ってませんでした。
ちなみに撮影範囲の微妙な違いや写す角度などにより、設定がだいぶ変わる事もあります。


ISO:1600、 シャッタースピード:1/60、F:6.3

さらにISOをあげてみました。
私の感覚では、ここまでISOを上げてしまうと、ザラザラ感がでてしまい残念なものになりがちです・・・
あくまで参考ですが、上記3枚の写真の中でどれを採用するかと聞かれれば、間違いなく3枚目になるでしょう。
それにしても、手持ちでシャッタースピード:1/60はまだまだ遅すぎる・・・写真もクッキリ感がまだまだ・・・
こんな時はフラッシュを焚くのが普通でしょう・・・ただ、生き物の撮影に関しては・・・人工感が出てしまい、私は好きでは無いのです・・・あくまでも個人 的な感想♪


写す環境や対象によって、綺麗な写真(撮影者の好みによります・・・)が撮れる条件は当然ながら異なります・・・
正解ではなく、自分好みの写真が撮れるようになりたい♪


私はいつか・・・本格的な一眼レフの撮影をする時が来るでしょうか・・・金かかる・・・その可能性は低い!?
近頃は、ミラーレスなどと言うカメラも登場しています・・・
コンパクトで本格的なカメラ・・・コンパクトでもイメージセンサーの大きいカメラ・・・など・・・
次々に良いカメラが出て来て・・・一般化して・・・安くなって・・・手が届いたら買える・・・かな!?




ホワイトバランス:


ホワイトバランス:自動。


ホワイトバランス:曇り。

浜名湖の夕日。
ホワイトバランスが自動では、極一般的な雰囲気になるように自動で補正されてしまいます。
上の写真では、まだ昼間の様な色合い・・・そこで、ホワイトバランスを変更!
これにより、やっと見た雰囲気に近い景色になりました。




山の中、僅かに開けた場所に陽の光が・・・美しい♪
おもわず、パシャリと・・・って、あれ!? 見た目と全然違〜う!!
ホワイトバランス自動だったので、補正された!! ありえん!!



ホワイトバランスを曇りに設定しなおして・・・再度、パシャリ♪
これこれ♪ この緑の濃淡と木の橋の雰囲気が良かったのです。
撮影したら、必ず、撮った写真を確認しましょう♪
家に帰ってガックリ _| ̄|○  なんて、ならないように♪



ホワイトバランス:自動。


ホワイトバランス:電球色。

早朝の川。
上の写真は実際の景色に近いのですが、ちょっとありきたりで特徴がない・・・
下の写真はホワイトバランスを電球色にしたもの。ブルーを強調する事で、電球の明かりの下でも普通の色合いになるようにする機能ですが、これを電球の下以 外で使うとブルーが強調された写真になるのです。
早朝の撮影でこの機能を使うと、冷たい、寒々とした、澄んだ・・・こんなイメージの写真になります。
ちょっと青が強調され過ぎ感がありますが、早朝感が出ました。
ありのままを撮るばかりが写真ではない・・・写真でイメージ画も作れるのです♪


ホワイトバランス
絞り、シャッタースピード、ISOは基本ですが、ホワイトバランス(色合い)を換えても面白いです。
カメラの自動補正によって、見た目と違ってしまった場合や、逆に、見た目そのものよりも雰囲気をより強調する時に使えます。




シーン別の覚え書き:



シャッタースピード:1/400、F:8.0、ISO:100

風景。
風景撮影の基本は、F:8.0、ISO:100です。
なぜF:8.0かと言うと、近くから遠くまでクッキリ写すため。可能な限りのボケ排除。
ISO:100は、基本三脚を使ってのスローシャッターを前提として、高感度によるザラつきを極力抑えるため。
カメラの設定はそれほど難しくない・・・後は、撮影場所!! と、 時間!!
マジックアワーと呼ばれる日の出 or 日の入り前後が特に良いです。




シャッタースピード:1、F:8.0、ISO:1600


シャッタースピード:1/1250、F:5.6、ISO:100

日の出の撮影。
日の出1時間前には現地に到着すること。
うっすらと明るくなってくる頃もカメラの目では捉える事ができます。
明るいレンズの一眼ならば、肉眼で見えないような真っ暗闇でも捉える事が出来ます。
日の出後30分は雰囲気が良いので粘ると良いです。




番外:クリエイティブモード。
SX700HSにある機能の一つ。1回シャッターを切るだけで、いろいろなアレンジを加えた写真を数枚自動で作ってくれます。
この機能に限らず、カメラ任せの色々なモードを試してみても面白いです。




シャッタースピード:1、F:8.0、ISO:1600
ISO感度を上げて短い時間で撮影。


シャッタースピード:10、F:8.0、ISO:80
車の軌跡を残すためにシャッタースピード10秒にしたので、ISOは80に。

夜景。
夜景の撮影は基本、絞り値(F)は 8 が良いようです。
もう少し絞っても良い場合があるようですが、手持ちのSX700HSの手動設定では 8 までしか設定できませんでした。
私の持っているコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は一眼レフに比べて、夜景の撮影は苦手です。
空気の澄んでいる冬が良いのですが、とても寒いので防寒対策はやり過ぎる程度まで。







花火の撮影。
まずはいきなりですが、カメラの設定から・・・当然か・・・
ISOは100。F値は8。明るすぎる場合は絞って16ともありましたが、私のSX700HSでは8がMAXでした。
ピントは明るいうちに遠くの場所に合わせてテープなどで固定しておくとありましたが、1眼でない私のデジカメではそんな事もできず、マニュアルで∞に。手 振れ補正はONのままでも問題ないとの記事もありましたが、私は念のため・・・撮影時のみの設定に。OFFでも良いです。ホワイトバランスは太陽光に。
シャッタースピードは色々な情報が見つかります・・・要は、花火を何発分1枚の写真に収めたいかで現地調整して下さい。1発ならば、5秒程度で収まる感 じ。スターマインは、ラストの連発以外は6秒前後かな?
B(バルブ)モードがあるカメラならば、これが良いようです。これは、シャッターを完全に手動で開け閉めできます。
また、長時間シャッターを開く設定にしておき、真っ黒いウチワをカメラの前に置いておき、写したい瞬間だけウチワをどける方法もあるようです。
こんな感じ・・・こんな予備知識で初めて撮ったのが上の写真。初にしては上出来でしょう♪
撮影後放置していると、画面が消え・・・さらに放置していると電源が落ちます・・・この状態になると、ズーム・ピントがリセットされるので、画面が暗く なったら触って起こしてあげましょう♪ 設定で眠らないようにできるかも。
もう一つ重要な事・・・場所。
撮影は、絶対に風上側を選びましょう・・・煙幕に覆われた花火ばかりになってしまいます・・・
そして、周囲の人に配慮を・・・ホタルの撮影も同様ですが、カメラの画面の明るさが、観賞の邪魔になります。
後ろに人の立たない場所を出来れば探す事。また、カメラが自分の体の輪郭内にあれば後ろの人に分からない。
そして、画面を見ない間は手で覆う、ハンカチなどで隠すなどしましょう。
自分が先に場所取りした後に周りに集まって来た場合は、まだ良いです。人が沢山集まっている場所に後から入って行っての撮影は、気を付けていても絶対に! 不快に思っている事でしょう・・・これは避けるべき。
現地に到着した時間帯で空いている場所で良しとしましょう・・・
その他、持ち物の覚え書き・・・天候・場所(蚊)により長袖。帰りは確実に暗くなるのでライト各種。飲食物(最低限)。カメラの予備バッテリーなど。
覚え書き・・・中野町の花火、上の写真の時は、バナナの滑り台のある場所から僅かに南の堤防上でした。堤防上の東側にみんな並んで見物する状況でした。背 中に当たる風が気持ち良い! 打ち上げ場所はこの場所から北の木に囲われた広場辺り・・・撮影は北東〜北北東を向く感じでした。





蛍の撮影。
撮影その前に・・・まずはマナー。
僅かな光を鑑賞しに遠くから来ている人々のために、車は遠くに停めましょう。
ヘッドライトは鑑賞を妨害するだけでなく、他の撮影者が居た場合・・・全て台無しにしてしまいます。
撮影の際は、フラッシュ厳禁、デジカメの液晶の光は手で覆うかテープなどでシャットアウトしましょう。
では、撮影はここから。
通常のシャッタースピードでは一瞬を撮影します。露出(シャッタースピード)は長く設定します。
(細かな設定が出来ないデジカメでは夜景モードなどにします。)
手ぶれを防ぐために三脚はあった方が良いでしょう。ほとんどの人は必須と言ってます。
ピント合わせは暗くて出来ないのでマニュアルフォーカスで距離を予め指定しておきます。
後は絶好のタイミングが写るように沢山撮影すること。
家に帰って・・・明るさガンマ値などの補正で調整できる他、沢山撮った写真を1枚に合成する方法もあります。

※上の写真は、ピントは無限遠、モードは夜景モード、ガードレールに載せて手持ちでの撮影。真っ暗な中に蛍の光りだけだったのですが、ガンマ値を変更して 周りの風景が僅かにわかる程度にしてみました。)




シャッタースピード:1/160、F:6.9、ISO:800      普通にデジカメのAUTOモードで撮影。


シャッタースピード:1/1000、F:6.9、ISO:1600     シャッタースピードを短くしてみたもの。

真夏の炎天下・・・最近、何処へ行っても、こんなギラギラ・・・撮った写真も真っ白になってしまったり・・・
光りの量が多くて白くなってしまうのならば、減らせば良い!?
その場の思い付きで、シャッタースピードを短くしてみたのが下の写真です。
これはちょっとやり過ぎかも知れません・・・シャッタースピードが短くなった分、デジカメがISO値を上げて調整してくれてました。
どうでしょう・・・上の写真よりは下の写真の方が“見れる”写真になった気がします。
ド素人のその場の勝手な思い付き・・・ほんとはもっと良い方法があったりして・・・あれこれ考えてみるのも勉強になります。



2019年、ふと思い付いた事があったので、いきなりですが実験♪



コンデジの利点!?
カメラの情報を漁っていたら・・・イメージセンサーの大きい一眼はボケ易く、逆にイメージセンサーの小さいコンデジはボケ難いとか・・・なるほど・・・私 もそう思う!!
風景の撮影は、F:8.0、ISO:100と・・・ネットで見つけた情報を元にずっとこればかり・・・
そんな中・・・ふと、この2つの点と点が繋がったら・・・!?
ボケ易い一眼は、目一杯ボケを無くすためにF:8.0以上に絞る必要がありますが、イメージセンサーが小さく、元々ボケ難いコンデジならば、それほど絞る 必要が無いのでは!?
もしこの仮説が正しければ、少し薄暗い時は絞りを抑えて光を沢山取り込む事ができるかも!?



ピントを合わせたのは遠くの橋。
クッキリしている方が、F3.3 シャッタースピード1/800。
ボケている方が、F8.0 シャッタースピード1/160。
これは絞りを開いてシャッタースピードを稼いだほうがクッキリ写ってます。


肝心の手前の看板。
クッキリしている方が、F3.3 シャッタースピード1/800。
ボケている方が、F8.0 シャッタースピード1/160。
一眼では、F3.3ほど絞りを開くと手前の看板はボケると思いますが、コンデジでは全然どころか・・・
シャッタースピードを稼いで短い一瞬な分、逆にクッキリ!!

これは、イメージセンサーの小さいコンデジに限っては、F:8.0に必ずしもこだわる必要がなく、薄暗い場所などの条件の悪い時は、思い切って絞りを開い てしまっても問題ないどころか逆に良い事もあると分かりました。



2020年。
ふと・・・シャッタースピードが遅くてブレるのと、ISOを上げてザラつくのと・・・どっちがいい!?
そんな素朴な疑問から、またまた実験♪



元の画像。下は一部を切り出して拡大したものです。



手持ちのカメラで遠くの小さなものを撮影する・・・
少し前にハルゼミの撮影に苦労したのです・・・って、普通、三脚使うでしょ!! と言うツッコミは置いといて・・・
(私の場合、兎に角、自由に動き回れる事が最重要・・・ジックリ腰を据えて三脚で撮影など・・・滅多にしないのです・・・)
撮影中、散々悩んだのです・・・手振れを抑えるためにシャッタースピードは上げたい! でも、ISO感度を上げるとザラつく・・・その許容範囲は!?

2020年5月現在の感覚・・・
シャッタースピード400程度では少し心もとない・・・600は無いと、手振れが起きていると思う・・・
ISO感度は、800だとちょっと高め、普段はもっと少なくしたい。1000超えはよっぽどでないと使わないし、ダメもとで試しに撮ってみるだけ・・・そ んな感覚です。

で、今回、実験してみました。
高い場所から、遠くの崖下したから生えている高いスギ・・・そのスギの先端付近が、丁度こちらの高さ程だったのです。
カメラからスギの先端まで、直線距離で凡そ30mほどかな!? いまいち距離感が分かりませんが、そんな程度。
風で少し枝が動いている中、カメラは展望台に設置されていたイスの上に置いて手で押さえた状態・・・同じ設定でも撮るタイミングによってブレかたはだいぶ 変わると思いましたが、とりあえず、撮ってみたのです。

上記写真は、
ISO:400、シャッタースピード:1/250、F:8.0
ISO:800、シャッタースピード:1/500、F:8.0
ISO:1600、シャッタースピード:1/1000、F:8.0
ISO:3200、シャッタースピード:1/1600、F:8.0
で撮影したものの極一部を切り出して、1秒毎に切り替えて繰り返してます・・・
手動でISOを上げる程、当然ですが、シャッタースピードは上がってます♪
さてさて・・・
ループで分かり難いかも知れませんが・・・色が濃く、スギの実のトゲトゲがハッキリしているものが最初です。
撮るタイミングによってどうかと思いましたが、これは見事にだんだんとボケて行ってます。
結果、今回の撮影では、一番最初の設定が一番良かったのです。
やはりISOは極力上げない方が良い!
この写真をさらに良くするには、絞りを開いてシャッタースピードも稼いでしまう事かな!?
もちろん、三脚を使えばもっと!! 天気が良い日にとればさらにもっと!!! 良いでしょう・・・

※最近のカメラである程、高価なカメラである程、ISO感度を上げてもザラつき感が出ない様になってきています・・・。この記事は、あくまで SX720HSとド素人とのコンビネーションの結果です。



2022年。
今まで散々使いまくってたズーム・・・これが、遠くから対象物を撮ると言う事だけでは無かった!! 今さら!!
ズームする事によって得られる効果を知ったので、ここに残します♪



ズーム無しで撮影。



1m少々離れてズームして撮影。

ズームは近づかないと撮れない時に使う・・・それだけではもったいない!!
ズームは、遠くのものを撮るだけではないんです。
まずは上の写真を・・・どちらも、ボケをコントロールするはずのF値は同じ6.3なんです。
メインのシロツメクサの花が同じサイズになるように、ズーム無し(広角)と、ズームあり(望遠)で撮影しました。
この写真を見て気付く事はありますでしょうか!?
まずは、直ぐに気付くボケ具合・・・ズームなしの広角側での撮影は、背景までクッキリ写る特徴があります。
逆に、ズームした望遠側では、背景がボケる特徴があるのです。
他には!?
ヒントは、ピンク色のアカツメクサ。
簡単に説明すると、ズーム無しの広角側では、遠くのものは小さく写る・・・遠近感があるんです。
そしてズームした望遠側では、遠くのものが小さくならない!! 圧縮効果(圧縮されて遠近感が無くなる)があります。
めっちゃ不思議♪


ズーム無し(広角)と、ズーム有り(望遠)で撮った時の違いを超簡単に描いて見ました。
まずは絵の簡単な説明・・・
下にある黒い凸型のものが、カメラのつもり。被写体は人間。木は背景です。
パチリと撮った瞬間の写る範囲を黄色い線で描いてみました。
※真上から描いた様なイメージなのに、人や木が寝転んでる・・・ちょいと無茶な部分があります・・・
 


まずは、これがズーム無し(広角)で撮影したイメージです。
パチリと撮った逆三角形の範囲が、四角い写真の枠の中に収められて行きます・・・
被写体を中心に、近くのものは引き延ばされ、遠くのものは縮められて行くのです。



こちらが、ズーム有り(望遠)で撮影したイメージです。
かなり鋭角ですが、上と同様に、逆三角形の範囲が、四角い写真の枠の中に収められて行きます・・・
※元はズーム無しの画像よりも縦長でした・・・木も人も小さい事に注目。
遠くからズームして撮る・・・被写体から離れた所から被写体を大きく写す・・・すると、上の絵のように写る範囲はとても狭くなるのです。



右がズーム無し(広角)、左がズーム有り(望遠)で撮影した写真のイメージです。
被写体と背景の違いが分ったでしょうか・・・ほんと、面白い♪










 

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