サバイバル節約術


番外編 〜刃物研ぎ〜



包丁やナイフなど、刃物は使っているうちにどんどん切れなくなって行きます・・・
研ぎもド素人ですが覚え書きとして残していきます。
10〜15年ほど前から自分で砥いでますが、年に数回の研ぎでは中々上達しません・・・
(レベルアップしたら順次追加していくつもり・・・)



親にもらった小型包丁。
刃渡り12.5cm。小さく薄い包丁ですが、とても良く切れるので大きな魚もサクサク切れます・・・そのため、出番が一番多く、つい、無理をさせてしまってます・・・
“本鋼 関 孫六 金牛”の文字が見えます。かなり古い包丁だと思います。
使ったら丁寧に水洗いして直ぐに水気を拭くのですが、すぐ錆びる・・・こまかな種類は分かりませんが、鋼に間違いないようです。




唯一、自分で買った包丁。
小型の包丁は1本あるので、もう少し大きく、ある程度万能に使えるもの・・・
漁師が船の上で、魚や野菜など、1本でなんでもこなす包丁・・・舟行包丁を買いました。
刃渡り17cm。親にもらった包丁に体が慣れているので、何度使っても大きく感じます。
とても錆び難い鋼・・・銀三の包丁です。丁寧に扱っているのもありますが、全く錆びは見当たりません。
ただ、大型の獲物を相手にする時に出番となるため・・・ナタの様な使い方になったり・・・こちらもかなり酷使してます・・・






まずは、とても錆びやすい鋼の包丁の錆び取り。
その名も“サビトール”。
こんな面白いものを見つけたので、早速購入し、既に何年も使ってます。
ボールペンの文字も消せる“砂消し”にとても似ています。



親にもらったときは地肌が見えないほどにサビサビでした。今では年に1回程度は錆び取りをするので、写真の状態でも綺麗なほうです。



使い方も“砂消し”の要領で、ただ擦り付けてゴシゴシするだけ・・・
最初のサビサビだった当事の凸凹は未だに残ってますが、表面を少しずつ削り、綺麗になってます。サビトールを使うと細かなスジが付きますが、気にせず使ってます。
砥石で磨けば綺麗になりそうですが、直ぐにまた錆びるので、定期的にサビトールを使うだけです。





セラミック砥石。1500番。
荒砥・中砥で研いで仕上げをしなくても、そこそこ使える中砥石を使ってます。



和包丁は片刃なので、写真の様に右手で包丁を持ち、写真には写ってませんが、左手の人指し指と中指を刃先に添えて研ぎます。
押すときは強めに、引くときは弱めに研ぎます。
刃が付いたら裏面に付いた“かえり”を取って完了。





研ぐ前。
良く切れる包丁ですが、さすがにボロボロでは切れ味が悪いです。





研いだ後。
真っ直ぐな直線・・・キリッとしてます。これならば、お刺身も綺麗に・・・





大物を相手にしている舟行包丁は刃のカケがあちこちに・・・
買った当事は、魚の骨までサクサク切れすぎて、3枚卸しが逆にやり難かった・・・
爬虫類の頚椎を思いっきり切ったり・・・大型の魚類・両生類もブッた切りました。




研ぐのにかなり時間が掛かりました・・・まだまだ途中の状態ですがこれで良し・・・
カケを取るために角度を付けて研いだ後、本来の角度で研ぎ続けるのですが、時間が掛かる・・・銀三は研ぎやすいようですがカケを取るのは難しいです。
もっと荒い砥石が必要か・・・完璧ではありませんが、とりあえずこのまま使います。




これはちょっと脱線します・・・
ツルピカギラギラのアウトバックと言うナイフを買ったのですが、ポツポツとサビが・・・
こんなギラギラの鏡面仕上げのナイフのサビ取りから元に戻す所までできるのだろうか・・・
ふと手元に使い込んだモーラナイフがあったので試しにこれでやってみたのです。



ずっと使い込んだため細かな傷で曇ってます。
こちらはサビに強い代わりに研ぎにくいステンレススチールタイプです。

紙ヤスリ(金属用)の1000番で磨いた後、クリーム状のヤスリで、1500番、8000番、12000番まで磨いてみたのです。結果は・・・





まだまだ少し傷が残っているので、もう少し荒い番手から丁寧に仕上げれば完璧でしょう。
これは想像以上にツルピカに出来ました。これならば、目にゴミが入っても安心。
















 

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