サバイバル節約術


番外編 〜ザリガニ釣り〜



ザリガニ・・・数匹であればたまに用水路で捕獲できるのですが、数を集めるには、私の場合、“ここ”へ来なければなりません。
“ここ”は、ザリガニ釣りのできる公園として知られています。
小型のザリガニばかりですが、沢山居る場所です。




折れた釣竿の先部分(長さ50cm程)にタコ糸をしばり先には洗濯バサミ。
エサはスルメ。



いつも持ち歩く竹の杖・・・竹の棒にタコ糸をしばり、先には洗濯バサミ。
エサはにぼし。

竿:棒であれば何でも構いません。
糸:タコ糸や釣り糸など何でも構いません。
仕掛け:洗濯バサミ、クリップ、針金・・・エサを留めることが出来れば何でも構いません・・・
エサ:スルメやにぼしが定番かな?これは重要!






ザリガニを探して近くにエサを・・・これが一番簡単&確実なのですが、そんな状況はあまりありません。
まずはエサを水中に入れて周辺に隠れているザリガニを寄せるのです・・・
それほど時間を置かなくても次から次へとゾロゾロと・・・何処からとも無く集まってきます・・・




ザリガニがエサのスルメに飛び付きました。
全身をエサにしがみ付けて食べ始めたら釣り上げる頃合です・・・




エサを捕まえたら、身を隠せる場所へ持って行こうとするものも居ます。
写真では、エサを掴んだ個体の他、水中にももう1匹見えます。




中には、何度やっても水面から持ち上げる事ができないものも・・・
網を近くに置いておくと捕獲率アップ!

※こんな回りくどい事をしなくても、初めから網で捕れば・・・と思われるかも知れませんが、植物が生い茂る場所では網で捕るのはとても無理・・・網の届く範囲で捕れる数も僅かしかいないので、やはり釣りで捕るのが一番効率が良いのです。
私も当初、網の方が良いと思いやってみましたが、想像以上に逃げ足が速いので何時間も掛けて僅か数匹しか捕れなかった事も・・・




ハサミでエサを掴んで隠れ家まで・・・釣りの“引き”の感覚、いつ離すかとドキドキ、釣り上げた後、シッポでピチピチを暴れる所など・・・
小さな子供でも簡単にできる釣りですが、釣りの面白さも十分味わうことができます。




水面から出してしまうとすぐに離してしまうものも居ますが、写真の様に懸垂状態でエサを食べ続けるものも・・・
ハサミは、実は良く知られた両手以外も全ての足がハサミ状になっているのです。




ザリガニ釣りのできる公園として有名なので、大型のものは捕り尽くされ・・・いつも小型ばかりなのが欠点です。
写真中央右上は、一番大きかったザリガニ。




今回は30匹程度釣りました。
魚も同様なのですが、小さな個体ほど果敢にエサに喰らい付くので簡単に釣れます。
大型の個体は、警戒心が強く臆病なので今まで釣られずに生き延びてきたのです・・・これは根気良く誘って釣ります。
持ち帰る時は、沢山のザリガニを狭い容器に詰め込むと共食いをするので、障害物として草などを入れると良いです。水は酸欠になると死んでしまうので、全く無しで湿る程度が良いです。




ザリガニ釣り。
やってみると結構ハマリます。面白い。

仕掛けは去年はクリップ、今年は洗濯バサミを使ってみました。
この違いで気付いた事:
 ・仕掛け
  洗濯バサミは輪郭(影)が大きいので慎重に近づけないとザリガニが逃げる場面もありました。
  クリップではエサ外れが度々ありましたが、ザリガニに警戒され難かった。
  柔らかい長めの針金を糸に結び、エサにグルグル巻いて付ける方法が良いかも。
 ・エサの付け方
  洗濯バサミにエサを大きく挟んで付けるよりも、エサのハミ出る部分の多いほうが、ザリガニが良く捕れました。
  プラスチックの洗濯バサミではザリガニが掴まり難い・・・
 ・エサの種類
  今回はスルメを使ってみました。
  匂いが良いのかザリガニが良く集まり、千切れ難いのでエサ持ちも良い。
  にぼしは集まった小魚がツツクので細かな欠片が周囲に漂うのでコマセとしての効果もありそうです。
  途中からスルメとにぼしの合体エサで釣りました。
  ふやけて匂いが出なくなった気がしたら交換しました。


※ザリガニには寄生虫の居る場合があるので、ザリガニ釣りをしたら良く手を洗い、食べる場合は良く火を通します。


今回も大成功です。
仕掛けは毎年少しずつ改良して行くつもりです。
(この記録が来年以降の参考資料になるでしょう・・・)
では。





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翌年・・・
前回は6月下旬でしたが、今回は5月末・・・結果はいかに・・・




仕掛けは今までの経験から最も良いと思われるもの・・・
竿に糸を縛り、その先に柔らかい針金を結びました。
エサは針金でグルグル巻いて固定しました。
エサは大きめの方が掴む部分が増えるので良いと思われます。




固唾(かたず)を呑んで見守るウシガエル・・・なんて。
草が生い茂っているせいか・・・まだ若いウシガエルと言うのもあるでしょう・・・目の前でも逃げずにジッとしているものが何匹か居ました。
実はウシガエル“も”ザリガニが大好物なのです・・・




写真の様な個体を前回、前々回よりも多く捕獲することが出来ました。
これは、夏が近づくにつれ、釣られてしまうからでしょうか。
夏休みになると、ザリガニの数よりも子供の数が多くなるほど・・・
また、今回は逆に5cm程度の個体も沢山居ました。

この後、近くの田んぼ脇の用水路へガサガサをしに行ったのですが、際の藻の中に沢山居て・・・釣るよりも簡単に捕獲する事ができました。
場所により、釣るよりも網の方が簡単に捕獲することが出来たのでした。


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2020年、再び・・・って、なんやかんやで、毎年1回やってます。



今回は、タコ糸に針金を付けたら、添え木も付けて使いました。
※写真は竹を使ってますが、木の枝バージョンも作りました。
  ザリガニが掴まりやすいように木の枝の方が良いでしょう。
今回のこの改造は、煮干しを取り付けやすくするためで、釣果には影響ないと思います。



7月中旬。コロナの影響か・・・
いつも子供が沢山いてザリガニは釣られまくり・・・赤くなるほど成長したザリガニは1〜2割程度だったのですが、今回は9割以上が赤いザリガニばかりでした。
そして・・・僅か1時間程度で超大量♪ 






 

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