顔は下です。 顔は上。小さいですが目が見えます。 プラナリア。 驚異的な再生能力があります。 切り刻んだ分だけ数が増える・・・100個以上に切り刻んだら、それぞれが再生し、100匹以上になった記録もあります。 環境が良いと自分で体を切り離して分裂していきます。 体長1cm前後ですが、寄り眼で愛嬌のある顔が人気でもあります。 ヒドラ。 プラナリア同様に切り刻んでもそれぞれが再生します。 スリムなイソギンチャクの様な外見で淡水に生息しています。 体長は1cm程度。 下の写真の様に、自然に子供が出来て分裂しても増えます。 薄暗い所にいるのでいつもブレる・・・今回はフラッシュ使用。 イシノミ。 羽のある昆虫のずっと祖先の形を残す原始的な生き物です・・・こんな外見ですが、“昆虫”なのです。 尾を地面に叩きつけて良くジャンプします。 この仲間はデボン紀の化石としても見つかっていて、現在では世界各地でも見られます。 高温、低温にも強く、脚や触角などの再生能力もあるめずらしい虫でもあります。 殻の片側を取って撮影。 カイエビ。 田んぼの中で見掛けます。 カブトエビやホウネンエビに近い仲間・・・どちらも私が子供の頃は田んぼで見た事があるのですが、山から海まであちこちの田んぼを探しましたが見つかりませんでした。 唯一このカイエビのみ、とある田んぼでのみ毎年見ることができます。 このカイエビは化石としても見つかっている“生きた化石”です。 クマムシ。 最強の生物として有名です・・・ 河口付近の堤防の隙間に生えたギンゴケの中から採取しました。 その能力は・・・ 150度の高温にさらされても大丈夫。 絶対零度(−273度)でも大丈夫。 真空でも大丈夫。 (宇宙空間でも平気) 9年間の乾燥状態でも大丈夫。 75,000気圧でも大丈夫。 (深海1,000気圧でも平気) 75万レントゲンでも大丈夫。 100年以上も生きられる。 これだけ書くととても凄いように感じますが、これは乾眠状態となっている時だけです。 乾眠は、体の水分を僅か0.005%にまで減らし、新陳代謝は1万分の1にまで減っているとか・・・ 生命活動を限りなく0に近い状態にまで下げて、ほぼミイラ化している状態です・・・
目があってノソノソ動く姿は、その特殊能力だけでなく、愛嬌のある見た目も多くの人を惹きつけます。 カクレウオ。 全く予想外・・・今まで数十匹のナマコを頂いてきましたが、これは初めて・・・ ナマコを切ったら中から魚がニョロニョロ・・・ カクレウオの仲間は、ナマコや二枚貝などの体内に住み、夜間は出てきてエサを採るとか・・・ お尻の穴から他の生き物が出入りする感覚って・・・つい、ナマコの気持ちを想像してしまいました。 カクレガニ。 子供の頃、アサリを食べていると、極々まれですが、カニが出てくる事がありました。 大人になってからは・・・何故かそんなめぐり合わせはありませんでした。 今回は、ムラサキイガイを採取したら・・・中にカニ! しかもあちこち・・・ 15匹前後採取して、見つけたカクレガニは4匹!! 確率高い!! 名前は、オオシロピンノ、クロピンノ、ヒラピンノなどなど・・・○○ピンノ。 見た目も名前も可愛いです。 ネットを調べると“寄生”との文字もみられますが、これは“共生”だと思ったら・・・ それらの定義は、広義の意味で取るとあいまい・・・私は“共生”としました。 ミドリシャミセンガイ。 はるか昔のカンブリア紀・・・現在いるさまざまな生き物の祖先が出そろった・・・“カンブリアの大爆発”が起きた時から生きている・・・“生きた化石”の中でもダントツの存在。 “カイ”と名前にありますが、腕足動物(軟体動物のイカやタコに近い)の仲間です。 ・・・そんな太古の時代から生きているのに有明海周辺の地域では食用にされているとか・・・とても身近な存在でもあるのでした。 大きな2つの眼の間に丸い小さな丸い眼・・・カブトエビは3つ眼なのです。 カブトエビ。 「生きている化石」として有名です。 名前にエビとありますが、見た目通り、エビではなく、実はミジンコに近い仲間です。 有名な三葉虫から進化したと言われ、今から2億年前には既に存在していたようです。 ちなみに、新人類よりも前の旧人類よりも前の原人のさらに前の猿人が400万年ほど前に出現したと考えられています。 田んぼに水が入ると数日で孵化し、約1ヶ月の間に卵を産んで死んでしまいます・・・が、この生態のおかげで田んぼで生きて行く事ができるのです。卵の状態であれば、寒さ&乾燥に強いのです。 私も、小学校低学年の頃だったか・・・三重県に住んで居た時に田んぼで見て以来・・・40年間、見掛ける事はありませんでした。 最近では、このカブトエビを使った無農薬農法もあるようです。