サバイバル節約術


番外編 〜木登り〜


普段は木登りなどしません・・・当然か・・・
ただ、今回は木の高い場所に育つヤドリギを採取するために木登りに挑戦してみました。
ヤドリギは10月〜12月頃に実が成るので、運が良ければ採れるかな?




写真上部のやや左寄りに丸いヤドリギがあります・・・地上から7mほどあるでしょうか・・・
適度に枝分かれしているので登り易そうです。
どこまで行けるか・・・そこそこ風もあり・・・ロープなど道具は一切無しでとりあえず登ってみます。




木の根元周辺はヤブ。
このヤブに紛れてノイバラが生えているので、気を付けて取り払う作業から開始・・・
(写真は道を作った後です。)



木の根元から上を見上げた写真です。ヤドリギは右上に見えます。
素人には高く感じます・・・



とても都合良く、木の根元からだいぶ上まで太いツルが絡まってました。
直径2cm程あります。ぶら下がっても全然大丈夫、太くて握り易い・・・
腕っ節が強ければ枝が無くても、このツルにつかまって登ることが出来そうです。



これは、登り易い木だったのでしょう。だいぶ上まで来ました・・・
ここから先はイモムシになった気分で、体を枝に密着させながら先の方へ・・・



ズリズリと枝の先へ体を這わせ、ヤドリギの手前部分だけ折り取りました。





高い所は景色が良いです・・・グラグラと・・・風に揺すぶられながら撮影・・・
気を付けたのは、足、腰など体幹部分、手と・・・常に体の複数箇所を木に密着させておく事。



採取したヤドリギ。全体の1/4〜1/3程度採取できました。

今回登った木は、適度に枝を張っていて、ロープの様にツルが伸びていたので、木登りの技術と呼べるようなものは何も必要無く・・・初級コースでした。

サバイバル生活をしていても、どうしても木に登らなければならない状況は滅多に無いと思われますが、機会があれば、簡単な木登りの技術も身に着けてみたいと思います。








今回挑戦するのはこんな木・・・ヤドリギを採取した木よりもずっと低い・・・
なぜ登ろうと思ったのかは・・・



カメラの望遠で撮影していたら・・・木の割れ目から時々クワガタが顔を出す・・・
このクワガタが気になって登る気になりました・・・それだけ・・・
この目的の場所は地上から3m少々の場所・・・



今回も太いツルが地面から幹を伝っていました。
これは登り易そう。



ツルは最初の枝分かれ部分を越えてさらに上へ・・・



最初の枝分かれから目的の枝先にはツルがありませんが、身長程度の距離なのでなんとかなるだろう・・・
見上げると高く感じます・・・



比較的簡単に・・・ツルを掴んで強引に登れました・・・
最初の枝分かれ部分に足を載せて撮影したところ。



周りの景色は・・・ただのヤブ・・・



やっと目的の場所へ・・・
ただ、残念ながらクワガタが隠れている木の割れ目は想像以上に深く長く・・・木の枝を差し込んで追い出そうと試みてみましたが見つからず・・・割れ目のずっと先へ移動していったようです。
悔し紛れに 記念にカナブンの写真を1枚・・・








今日はカブトムシなど甲虫類を探してあちこち見回ってました。
ふと、見上げたら黒光りする塊・・・良く見たらクワガタ!! 
子供の頃から虫捕りをしているので直ぐに目に入ってしまうのです・・・
下から見上げても、すぐ左に窪みがありそうなので、持ち歩いている竹の杖で左からツツイて、落としても良いのでやってみたら・・・
とても素早い!! あっと言う間に窪みの中へ・・・



クワガタが居たのは写真上の枝分かれ部分。
下の枝に立って捕まえることができるか・・・クワガタの居た場所は地面から3m程度・・・登るしかない!!
身近にあるツルや腐りかけの枝を掴んで無理に力を掛け過ぎないように・・・なんとか・・・



登って覗いてみたら窪みの中の隙間にピッタリ!!
手近にある枝を使ってお尻の方まで枝を差し込んでからグリグリグリグリ〜いくらやっても頑として動かない。
挟まれないように手を直接入れても狭くて指一本が顔の辺りに届く程度・・・
ナイフで少しずつ周辺の朽ち木を取り除いてから、さらにグリグリ〜 ・・・出て来ない・・・
クワガタの居る枝を中心に、反対側に回ったら、若干仰け反り体制でこれはツライ・・・
10分以上経ったでしょうか・・・ガンガンの太陽の下、汗だくで木にしがみつき、あの手この手でやっと・・・
手で摑まえることが出来、片手で無事、木を降りました。



捕獲した後、幹に掴ませて記念撮影!!
体長5.5cmのヒラタクワガタでした。
カッコいい! 感無量。 足腰ガクガク・・・









藤のツルを採りにいつもの場所へ・・・!? 木が倒れてる・・・
分かり難いですが・・・写真中央から下は右から左へ小さな水の通り道が出来ていました。
根元の土が流されて倒れてしまったようです。
写真中央上部に奥側に倒れた木が写ってます。根元が手前。
手前からずっと続いているツルが藤だったら良かったのですが、これはテイカカズラ・・・



まずは根元付近に来ました。とりあえず・・・先の方まで 登って 歩いてみよう・・・
最初は地面が近いから平気♪ ・・・ ・・・ ・ ・ ・ だんだん、落ちたらただでは済まない・・・
先に進むうち、またがった状態で前進・・・両手でお尻を持ち上げて前に送る進み方になりました。



大分進んで後ろを振り向いて撮った写真です。



景色が良ければ最高なのですが、右を見ても左を見ても・・・ただただ木ばかりで何も見えない・・・



肝心の藤のツルは・・・写真左下から右上〜中央左上方向へ・・・さらにずっと先(下)に続いていました。



唯一、地面が見えた場所・・・恐らく地面まで10m近くあったでしょう・・・意外と高い!!
バランスを崩したら何度も枝に叩きつけられながら落ちるのでしょう・・・恐っ!!



大分先端まで来て、振り向いて撮影・・・
根元は写真中央付近にあります・・・ゆっさゆっさ揺れる〜
この後、もう少し細い先端まで行って蔓を切ったのですが、余裕なくて撮影しませんでした。



何とか採取できた藤のツル。
ここは水が流れた跡・・・この上、写真上部付近が倒れた木の根元でした。
落ちなかったのが何より・・・たまには多少危険な事もすると、ずるずると流されがちな毎日にメリハリが付く気がします・・・










河原を歩いた先に以前は広場があったのです・・・
2〜3年前に直撃した巨大台風により、河原の地形が変わり、道が削り取られているのは承知済み。
まだ広場はあるのか・・・ふと急に思い立って・・・以前とは違う藪の中をいざ!!
3m以上ありそうなアシのヤブを掻き分けて・・・あれ!?
ふと、気付くと・・・右も左も前も後ろも・・・視界がアシに遮られ・・・

写真は、カメラを顔の高さに構えて上を見上げて撮影。



超不安に・・・このまま進み続けて・・・ほんとに広場はあるのか!?
またこの道を戻るのか!?



藪の中にふと現れた木・・・これは!!
ベアさん、エドさんなど・・・目的地と自分の位置を確認する時は、高い場所に登って見渡すのが定石♪
これは丁度良い!! で、早速♪

一番下の枝に足を乗せ、2本の幹の間に足を乗せ、左に伸びている枝(左中央やや下)に乗りました。
そこからさらにもう一段上の枝(左中央やや上)に乗りました。
下から適度に枝があったので、ほんと、一瞬でスルスルと♪



木に登って真下を撮影。
中央やや左に(僅かに)写っているのは、途中で落としたリュックです。邪魔だったので♪



登った枝自体が地面から3m少々はあったと思います。そこに立っての撮影!!
見上げてたアシを見下ろして♪ だいぶ先を、サバイバルベルトに装備してる単眼鏡で覗いたら!!
広場は無い!!
この後、別の場所から見渡したら・・・写真奥に写っている木の辺りで陸地は無くなっていたのでした。
1歩進むのにも苦労した行軍・・・もし行って戻ってくるとなると1時間は余裕で掛ったでしょう・・・
木登りする事で、体力と時間の節約になりました♪











 

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