サバイバル節約術


番外編 〜裁縫〜


私の時代は、小学校5・6年だったでしょうか・・・家庭科の授業で裁縫を僅かに習いました。

それから20年以上経過して・・・思い出すのに苦労したのでここに残します。







上の写真2枚は100均で買ったソーイングセット。
とても小さくコンパクトですが、サバイバルツールとして携帯するにはピッタリです。
特に安全ピンは一時的な補修に役立ちそうです。



裁縫の技術。

1、まずは、針に糸を通します・・・当たり前か・・・
私の場合、糸は、力の加わる箇所には太いものを選び、色は手持ちのもので目立たないものを選ぶだけです。


2、そのまま縫っていくと・・・スルスルと抜けてしまうので、端にコブを作ります。


糸の端を人差し指に何回か巻きつけ・・・


親指で擦って糸を撚りながら人差し指を抜きます。


ギュッと引っ張って完成。↑これは少々不恰好なコブです。


糸の片側だけにコブを作ったもの。


両端をまとめてコブを作ったもの。
適当に使い分けてます・・・


3、ここまで出来れば、後は縫っていくだけ・・・
当然、それぞれに適した縫い方があるのですが、私の場合、見た目は気にせず、あくまでも実用重視・・・破れたり取れたりした所が直れば良いので適当・・・
これから少しずつ勉強します・・・


4、縫い終わりには、解けない様にコブを作ります。


縫い終わったら、針に糸を何回か巻きつけます。


ギュッと糸を引っ張り、コブ状にしたら、そこを指で押さえ、針を引き抜き(通し)ます。
(写真では、右方向へ抜きます。)


コブ状になりました。↑これもやや不恰好なコブになりました。


2013年現在、私の裁縫の技量は、たったこれだけ・・・
この超ド素人の技術で直したものは、

・ゴムが直ぐに伸びてしまうパンツ(トランクス)・・・100均で買ったゴムを縫い付けました。(しばらく使いましたがどうも具合が悪く使わなくなりました。)

・サバイバルで酷使したカーゴパンツ・・・破れた箇所へ当て布の縫い付け。(しばらく使いましたが、次第にあちこちに穴が・・・ズボン全体の布がもう限界でした。)

・仕事で使うカバンの肩掛けの紐・・・そのまま縫い付け。(とても長持ちしてます。)

・靴下の穴・・・穴の周りの布を寄り集めて縫いました。(履き心地悪すぎ・・・しばらく我慢して使いましたが、これも使わなくなりました。)

など。


・スーツの裾(すそ)の補修。
裾は内側に折り返され縫い付けられていたのですが、何故か解け始め・・・
履く時に引っ掛け、完全に折り返し部分が外に出てしまいました。

以前にも同様の状態になり、親に直してもらったのですが、針で表面を掬うように縫うと聞いていたので、今回は自分で挑戦してみました。


縫い付ける糸がスーツの外側に出ないように、布の内側を掬うように引っ掛け、これと折り返した裾を縫い付けます。
写真では、布の繊維を僅かに掬い取っているのが見えるでしょうか・・・


縫い付けた所・・・
掬い取る作業は根気良く、絶妙な掬い方・・・ですが、縫い付けはそこそこ雑です・・・

スーツの外側。
極僅かな凹み(繊維に沿って左上から右下へ)は、感じられますが、これならば買った時のような感じです。
今回の補修は成功だったようで、その後も履き続けていますが、全く問題ありません。



・リュックの破れ補修
サバイバル生活を始めてからずっとこのリュックを使ってました・・・買ったのはずっと前・・・
背に密着するクッション素材部分と袋となる部分・・・説明では難しいですが、下の写真の縫ってある部分が破れました・・・
少しの破れがだんだん大きくなり・・・補修に踏み切りました。
今回は太い糸を使って、硬めの素材を縫い合わせました。



見た目が悪いのはご愛嬌・・・
この補修を行ってから数ヶ月経ちましたが、全く問題無く使えています。
これは、安い有名アウトドアメーカーのものですが、もっと高価なアウトドアメーカーのものや軍規格のものならば、こんな事は起こらないと思います・・・
とりあえず、私はこのリュックを補修しながら使い続けてみるつもりです。




上の写真から1年と10ヶ月後・・・
緑色の布地は全体に白っぽくなり、しょうがなくなってきています・・・
(ネットでふと調べたら、“しょうがなくなる”と言う表現は平安時代から使われて今では一部でしか使われていない表現の様です・・・布地が脆くなると言う意味です・・・)
黒い布地の部分は厚くとても丈夫なので緑色の生地は切り捨て、黒い生地同士を直接縫い合わせました。
これならばさらにもう少し使えそうです。



今までボタン付けなどしたことはありませんでした・・・初挑戦!!
ワイシャツの袖にあるボタン付けです。



布地の裏側にコブを作ってボタンと布地を糸で留めます。
唯一気を付けるのは布地とボタンの間に布一枚分の隙間を作っておく事だけ・・・



ボタンを留めたら、布地とボタンの間に針を出して隙間にグルグルと糸を巻きつけた後、布地の裏側に針を出して結ぶだけ。



布地とボタンの隙間はこんな感じ。



初挑戦でボタンを留めた後に気付きました・・・もう一方の袖のボタンはこんな留め方でした・・・
ボタンへの糸の通し方は色々な方法がありますが基本は全て同じ。
今回は、初挑戦でしたが全く問題なく綺麗に付ける事ができました。



普段身に着けているもの・・・スーツが一番消耗が激しい・・・です。
営業などしないので多少のボロは・・・ちょっとボロ過ぎかとも思いながら・・・



ベルト。
間違いなく合皮・・・2枚の皮を張り合わせているのですが長年使っていると外側の皮が伸ばされて剥がれてくる・・・
黒い糸を使い所々縫ってみました。



良く歩くと裾が擦り切れてきます・・・
事務仕事なのですが座っている暇が無いほど・・・暖席なし状態・・・
ザンバラ状態の裾をまとめながら縫ってみました。



ポケットに入れた鍵の出し入れが半端無い・・・1日に何十回と出し入れしてます・・・
手と触れ合う部分もザンバラ状態だったのでここも補修・・・
今、気付いたのですが、黒い糸ではなく、灰色の糸で縫えば良かったか・・・今さら・・・



2018年。
前回縫った時の1つ2つ上の写真は2年と3ヶ月前・・・縫ったところもややほつれて来たので再度縫い直しました。
今度はやや明るい糸で上からさらに補強してみました。
まだまだ数年は頑張ってもらわねば・・・







 

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