サバイバル節約術


番外編 〜一眼レフによるいろいろな撮影〜


いきなりですが、これは前置き・・・

今まで20年以上もコンデジを使って来て・・・初めての一眼レフ。
いろいろ違う事ばかりですが、気になった事のひとつは画角。
コンデジでは〇倍ズームなどと言われるのに、一眼では焦点距離〇mmとか・・・遠くのものが写せるから〇mかと思いきや、単位はmm!?
そして、手持ちのコンデジと比較したらどんな感じになるのだろうか・・・画角によっては、コンデジも一眼で撮れない範囲を埋める事ができるのでは!? なんて、いろいろ思ったのです。



一眼レフ:D7000、レンズはタムキュー:272E で撮影。
APS−C機で焦点距離90mmのレンズを使ったので、実際には135mmです。



マクロ撮影が得意なWG-70の光学ズームMAX5倍で撮影。
これが! 画角はほぼ同じ!! 調べたら焦点距離で言うと140mmだそうです・・・って、あれ!?
縦横の比率(アスペクト比)が違う・・・調べたら、D7000は3:2、WG-70は4:3でした。
これは、銀塩カメラの流れで来たD7000と、後から新しく作られ、当時のPCの画面などで採用されていた4:3を採用していたコンデジとの違いとか。
ちなみに、一眼レフはファインダーがあるので、この比率は変える事ができない!! マジか!!
そして、コンデジの方は・・・好きな時に変える事ができるんです。被写体のイメージによって変えれるので便利でした。
※余談、同じ一眼でもミラーレスは、この比率を変えれるものが多いとか。



ちなみに、こちらは、WG−70の広角側(ズーム無し)で撮影したものです。
この状態を焦点距離で言うと、28mmだそうです。
※最初、この写真の中央付近を撮っていたのが分るでしょうか・・・




ネットを検索していたら、プリングルスを使ったフラッシュの情報を見つけ、内臓フラッシュにセット・・・(見つけた情報のものは、外付けのフラッシュに付けてたんです・・・)、これでは、照らす角度がちょいと・・・
そして少し前・・・広範囲を照らすデフューザーを自作してました・・・このふたつを合体!!



写ってませんが、買ったのはプリングルスと、上の写真の梱包用シートと生うどんを茹でて食べれるもの・・・の、容器です。
貼り合わせるのはガムテープでも良いのですが、ダクトテープがあったので、今回はこれを使いました。



作ったもの。
右下がプリングルスで、一番右下に穴を開け、そこにフラッシュする部分を突っ込んで使うのです。



フラッシュで照らす部分、全体に梱包用シートを被せ、ソフトに全体を照らすようにするのです。



カメラにセットした所。
プリングルスをフラッシュ部分に突っ込んだだけでは、手で保持しないと使えなかったので、写真のように厚紙をダクトテープでプリングルスに取り付け、フラッシュを突っ込んだら、足部分をフラッシュが格納されていた場所に入れて自立するようにしてみました。
これを使って・・・



F16(実効F値では32)、SS1/60、ISO250。

昆虫のマクロ写真で、背景が真っ黒!! そして写った昆虫は被写界深度が深く、クッキリ!!
そんな写真を見る事があります・・・YouTube、海外ものが多いかな!?
その撮影は、被写界深度を稼ぐためにF値は高めにする、そうすると暗くなるのでフラッシュを焚くのですが、フラッシュで焚いた光以外は光量が少なすぎて意味が無くなる(真っ暗になる)ように設定するのです。
その他のコツは、被写体と背景を離す、大き目のデフューザーで、その被写体だけ照らす事。
上の写真は、普通に机の上で撮り、後ろにはゴチャゴチャ小物が置いてありました。
ちなみにネットで見たカメラの設定は・・・フラッシュを焚き、F14、ISO100-250、SS1/80 でした。

※これは内臓フラッシュを使っての結果となります。
 内臓フラッシュでは、光量が足りなくなる可能性があります・・・またいつか屋外で検証してみます・・・






ペットボトルの上部をレンズの前に置いて撮影。



試しにコンデジで撮ったもの。当然のイメージでした。



一眼でF値を下げて撮影。中心はクッキリ、周辺はボケました。これは想像以上に良い結果に。



ペットボトルの上部を使ったものと使わないものを交互に表示してます。
※Gif動画にすると、色数が減って画質が落ちてますが、分かり易いかな!?






絞りを自作する。
レンズの絞りは解放にし、この作った絞りをレンズの前面に取り付けて、絞りの代わりにするのです。
これがどうなるかと言うと・・・点光源が切り抜いた形になる!! ↓見た方が早いですね♪

上の写真は、なぜ色々なサイズがあるかと言うと・・・レンズ、焦点距離などにより、最適なサイズは異なる・・・これはいろいろ試してみるしかない!!



自作絞りの一番小さなもの。



中間のもの。



大きなもの。
・・・これはちょっとボケ過ぎですね・・・撮影の設定も悪いです。ただ、上手く取れても形が切れているものも出てくるので、これは少しサイズが大き過ぎました。

カメラは、ニコン D7000、レンズは、タムロン 272Eです。
この結果、絞りのサイズ(直径)は、1.5〜2.0cm程度でしょう♪




自作絞りはカメラの前面に付けるのですが、フードは!?
上3つの写真は、フードを外してやってました。 ならば、フードを付けて、その前面に自作絞りを付けたら、何か変わるのだろうか・・・で、挑戦♪
結果、上の写真のように、周辺が暗くなりました。
単純に考えたらフードがあるので当然か・・・って!! 普通の撮影では、もちろん、こんな事は無いのです。
兎にも角にも・・・自作ボケフィルターを使う時は、フードを外して使う方が良いようです。




細かな沢山の点光源が欲しくて・・・ふと思い立ったのがアルミホイル!!
これを丸めてから広げて使って見ました。

今回は、これを使って、ピント位置によるボケ具合の違いをここに残します。



これはアルミホイルよりも遠くにピントを合わせています。
そして、まだまだピントの外し具合が弱くてボケも小さいですが、ピントを大きく外すほど、ボケも大きくなるのです。
ちなみに、このボケの形はイルカです。



だんだんとピントをアルミホイルに合わせて行きます・・・
さらに分かり難い!? ピントがあうほど、ボケのイルカは小さくなって行きます。



これが、完全にアルミホイルにピントがあった状態です。
完全にイルカは居なくなりました。

ここから、そのままピント位置をさらに手前に・・・



点光源のある場所よりもピント位置が手前だと、上下が反転するんです♪



さらにピントを手前にしました。
今回は全てボケで撮りましたが、少し上の土偶を撮った時の様にハッキリ写す被写体がある場合は、背景ボケはカメラにセットした形そのまま、前ボケは上下逆になり、被写体と点光源との距離により、ボケの大きさが変わる事がわかりました。





上の例で、アルミホイルを丸めてしまうと、点光源が大量過ぎる!! と、言う事で考え・・・
針で穴を開けたら、明るい方に向けて撮影してみました。



アルミホイルが視界を塞いでしまいますが、自在に形を変えれて、位置も数も自由に調節できるので、何かに使えるかも!?




川の水面を撮影♪ これはイルカの群れに♪




ダイソーで買った絵具のフタで実験。
最初の方の土偶の時も使ってました。



ヒルザキツキミソウ(ピンク色の花)と。 透明とは言え・・・クッキリとは行かないので、画面の一部に使う感じ!?



透明な大根おろしで実験。



刃の部分がキラキラしてたのですが、思ったほど・・・何かの参考になるかな!?







パソコンのハードディスクの中から取り出したディスクです。
ちなみに、これは2.5インチのもの。
これで、なにか遊べないかと・・・



土偶のフィギアを被写体とし、ハードディスクの角度をあれこれ変えていたら・・・たまたま時計があったのです。
これが、何かに役立つかと言われると・・・???
ただ、面白いので、合わせ技で何かできるかも!?







壊れたSX720HSのレンズで遊べないかと・・・分解してみました。

一番前面のレンズ以外は、直径1cm程度の極小!!



一番前面の大きなレンズを覗く側に。



反対側には中にあったレンズのひとつ、表と裏で直径の全然違うレンズ逆向きにしてセットします。
上の写真は、この見えている側にカメラがあったのですが、これを使う時はこちらを外に向けます。

目で覗くと・・・60cm以上の幅のある被写体が、僅か26cm程度しか離れていないのに画角に収まってしまいます!
しかも綺麗! これは!!



一眼にタムキューの組み合わせの前に、このレンズを持って・・・



トリミングしたら、かなりの広角!! が!!! 中心以外がメチャぼける・・・



ちなみに、こちらは一眼+タムキューのみでの撮影。
この画角の違いは凄いのですが、解像度が悪すぎる・・・目で見る分には凄く綺麗なんだけどな〜♪







ネットで見つけたものですが、排水口ネットをレンズ前にかざしてソフトフィルターにするものです。





90mmのタムキューに使って見ました。 全体的にソフトに♪
自由に変形できるので、一部を重ねたり、濃度を変えれるのは良い所か。





ネットでいろいろな物を使った撮影を調べたら、プロの写真家が小型のプリズムをレンズ前にかざして使うとか・・・その他、普通にCDをレンズ前にかざして使う記事も見つけました。
これでも良いのですが、ほぼ光を通さないので、反射して7色に輝くだけの部分と被写体がハッキリ分離しすぎ・・・どうにかならないのか・・・
で、いつもながら、あれこれあれこれ・・・そのうち、ペンチで思いっきり曲げたらパチッと割れ、1枚のディスクが2枚に♪
写真はペンチで割ったもののうち綺麗な物ですが、2枚のディスクの中心にカッターの刃を入れて分ける方法の方が綺麗に出来ました。
そしてこれは、上型(レーベル面)は、使えない・・・使うのは記録面側のディスクなのですが、金属の記録面が残ったり剥がれたり・・・千差万別・・・これは、完全に綺麗に取れて無くなったものや、細かな記録面が残っていても良いです。
これならば、向こう側が透け、何故かただのプラスチックなのに七色の輝きが♪



こんな感じになったディスクをレンズ前にかざして使います。



光のあて具合により、7色の場所が変わるので、好みの色合いになったら撮ります。



何も考えずにテストしたのでこんな感じですが、被写体が良ければハマるかも♪
夕陽を使ったら、また違うでしょう♪



サボテン。これは綺麗に色が出ました。露出は+補正した方が良い感じでした。



ここまでタムキューを使ってきましたが、これは魚眼レンズで撮ってみたもの。







右がアシナガバチの巣、左がスズメバチの巣。
この巣をフィルターにしたらどうなる!?
どちらも上側が閉じているので取り除き、6角形の筒状の部分が長いと写りが悪いのである程度薄くなるように切りました。

まずは、アシナガバチの巣から。



タムキュー。F11。ボケ過ぎて良くわかりません。



タムキュー。F22。ここまで絞っても分かり難い・・・


今度は魚眼で。



魚眼。F2.8。



魚眼。F8。



魚眼。F22。これならば、ハチの巣だと分かります。(ピントは奥のセイタカアワダチソウです。)
こうやって使う感じかな!?


ここからスズメバチの巣。



タムキュー。F3。ピントが外れている部分が何故か網網・・・これは面白い♪



タムキュー。F5.6。



タムキュー。F8。



タムキュー。F22。



魚眼。F2.8。



魚眼。F8。



魚眼。F22。これが一番クッキリ綺麗に写りました。



魚眼。逆側から。当然か・・・



魚眼。わざと少し斜めにしたもの。


ここまでやって来て・・・わざと巣の形を写り込ませる以外では、スズメバチの巣を使ってピントを外すのが良かった♪
・・・と言う事で♪



チップスターの空き箱を使ってフィルターを作ってみました。







ピントの外し具合で巣の網目のサイズが変わりました。



・・・春になったら撮り直します・・・
被写体にピントを合わせ、その他は巣の形でボカす・・・こんな使い方ができました。





秋、色付いた落葉をカメラの前にかざして撮影してみました。



木の色に合わせて、左にモミジ、右にイチョウで。



敢えて逆にしてみたもの。

ピントを合わせる被写体と手に持った葉との距離の他、絞り具合により写りが大分変わりました。
形がハッキリ分かると雰囲気良くないので、ある程度ボケてた方が良いのですが、人間の脳が変換してるのか・・・ファインダーで見たものの方がクッキリするので、撮ったら確認した方が良いでしょう♪







 

TopPage 最初のページへ    
Copyright (C) 2011 YOSHIKOTO.HATTORI , All rights reserved.