サバイバル節約術


番外編 〜一眼レフによるマクロ撮影〜


※ここでは、中望遠域のマクロレンズ(タムロン 90mm 272E)に関する記事を扱います。




レンズはタムロン 90mmマクロレンズの272E。 本体はニコンD7000です。

いままでコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で、20年以上もマクロ撮影を行なってきました。
撮った被写体が手前と奥でピントが合ってないなんて事はありませんでした。
それが!! 一眼レフにしてみたら・・・ピントの合う範囲・・・被写界深度が激薄いのです!!
近づくと、その被写界深度が1mm!! ピントの合った場所の1mm手前と1mm後ろは既にボケてる!!
なんじゃこりゃ〜!!

ちなみに、同じ一眼レフでも、撮像素子(イメージセンサー:光を捉えてデジタル化する部分)の大きさにより、フルサイズ、APS−C、フォーサーズに分かれます。
撮像素子の一番大きなフルサイズが一番高解像度な上にISOを上げても劣化しにくい利点があるのですが、マクロ撮影となると、同じレンズで撮っても小さく写り、しかも被写界深度は一番薄くなります。
単純にマクロでの撮影のし易さで言うと、イメージセンサーは小さいほど簡単!! 高価な一眼レフよりも、今まで20年以上も使って来たコンデジの方が簡単に撮影できたのでした♪




タムロンの90mmマクロ(272E)の説明書より。
※ぱっと見で分かり易いように、細かな数値は省いてます・・・これは、あくまで参考に。

行は被写体との距離です。
列は左から・・・
撮影範囲(横幅)。撮った時にフレームに入る横の長さ(幅:mm)です。
撮影倍率。等倍撮影が出来ますが、これは被写体との距離が30cmの時だけ。
露出補正。被写体との距離が近いほどレンズが長く伸び、暗くなるのです。
ここから右は設定F値と、その被写界深度です。単位はmm!!

この表をジックリ観察すると・・・
30cmまで近づいてしまうと、F値をいくら上げても暗くなるばかりで被写界深度はほぼ1mmのまま!!
露出補正の値を見ても、少し離れるだけで明るさは急激に改善される。
APS−Cのイメージセンサーは横幅23mm。30cmまで近づくと等倍・・・23mmの被写体がフレームいっぱいに写ります。
1mまで離れると、23mmの被写体はフレームの横幅で言うと、1/10のサイズに。
一般的な事象ですが、被写界深度を得るためにF値を絞ると暗くなるのでISOを上げなければならない。
同様に被写界深度を得るために距離を取ると写りが小さくなってしまいます。
さてさて・・・これは・・・
撮りたい被写体・・・体長1cm未満のテントウムシを撮るのか、体長5cm以上あるカブトムシを撮るのかで、撮影距離を変えると良さそうです。
例えば、テントウムシは小さく、そもそも奥行きがそれほど無いので近づいて撮影し、カブトムシなどは、大きいので離れて撮ってもそれなりのサイズに写る&奥行きがあり被写界深度を稼ぎたいので、やはり離れて撮影する・・・など。

上の表で、緑色の部分は被写界深度がやっと1cmを超える部分、オレンジ色の部分は、やっと2cmを超える部分です。
2023年現在の私の感覚では、絞りはF11程度までしか使わないので、出来るだけ近づいて被写界深度も得られる設定・・・
撮影距離:50cmで、F値は8。この時丁度、被写界深度が1cmなので、参考に憶えておくと良いかも!?




F値の違いによる写り(被写界深度)の違い。
アカツメクサの花の手前から奥まで、どの程度ピントが合ってるかだけでなく、バックのボケ具合も注目♪
※ニコンの場合、記録されるF値は設定した値ではなく、実効F値となります・・・ここでは、実際に設定したF値を載せてます。



F32。



F8。 



F5.6。 ひとつ上のF8とは1段違い・・・背景の綺麗さでは、これが限界かな? F8ではちょっとゴチャゴチャしてます。



F2.8。 被写界深度が浅すぎて手前しかピントが合ってません・・・



F32、22、16、11、8、5.6、4、2.8の順にループしてます。
※Gif動画に変換したため、かなり色情報が削られてますが、雰囲気は分かるかな!?




ここでは、F値を同じにして被写体との距離をとる事で被写界深度を稼いでみます。
※実際には、距離をとる程、写りは小さくなります・・・当然・・・なので、だいたい同じサイズになるようにトリミングしてます。



30cm。
ピントが合っているのは花2つほど。



40cm。
奥の花にもピントが合ってます。



60cm。
さらに奥の花にもピントが合ってます。 花と花の間の奥まで良く見えるので、これは好みが分かれるでしょう・・・
右下の葉にも注目。




手振れを抑える:



薄暗い山の中・・・ブレない様にISOを上げて行ったら・・・6,400!!
コンデジだったらありえん値!! 一眼でも上げ過ぎでしょう・・・



顔を拡大したもの。
設定は、ISO:6,400、F:5.6、SS:1/320。
やはり・・・ISOの上げ過ぎでザラザラ感が・・・
(ここまで拡大しなければ、それほど気にならない!? ある意味OKかも!? とも思います♪)


木に向かって真っ直ぐ立ち、カメラを構えて・・・って・・・
どう集中しても、多少は動いてしまう・・・そこで♪
左手を木の幹に付け、カメラはその左手の上に載せて、右手でカメラを左の腕の上をスライドさせて微調整!!
これ! 良いかも!!





思い切ってISOは2,000まで下げ、シャッタースピードは1/50、F値は8。
ザラザラ感が全然違う!!

この後、状況により、カメラを木の幹などに押し付けて固定する方法、さらにこれらが使えない距離感の時は、普段持ち歩いている杖を木の幹と自分の肩に当てて自分の上半身を固定する方法などなど・・・その場の状況により、最善を考えるのも面白いでしょう♪




フラッシュ撮影:



内臓フラッシュを焚いて撮影。
こんな風に光が強烈に当たって光っている部分と、黒く影になった部分が出来てしまうので、私はいままでフラッシュを使いませんでした。

※夜間や薄暗い山の中で、樹液に集まる甲虫など・・・を、想定しました♪
 ちなみに被写体は、国宝となっている土偶:ハート型土偶のレプリカです。



内臓フラッシュ前面にデフューザーを付けて撮影したもの。これならば雰囲気悪くない♪
デフューザーは、白い紙、白い買い物袋、ティッシュなどなどで自作する事も出来るのですが、サバイバルでは持ち運びが便利で簡単に取り付け出来、躊躇せずにフラッシュを焚こうと思えるもの・・・やはり考えて作られ、多くの人に評価されている市販品を買いました。
昆虫写真家の海野さんおすすめ、ケンコー「影とり」\1,618(税込)でした♪




F32、ISO250。

薄暗い場所だったので、内臓フラッシュを焚いて撮影。
マクロ撮影では、レンズ先端と被写体は超接近している事が多いでしょう!
そんな接近状態では、せっかく焚いたフラッシュの光がレンズに遮られ・・・写真の様に被写体に影が!!

※余談ですが、被写体は・・・国宝土偶の合掌土偶です。




F32、ISO6400。

ならば・・・フラッシュ焚かずにISOを・・・上げまくり!!
もう少しISOを調整すれば、もう少し見良くなるかも知れません・・・が、のっぺりした写真に・・・見た目と違い過ぎる!



F32、ISO250。

改めて、デフューザーを使って撮影。
間違いなく、これが見た目のイメージのまま、撮りたかったイメージのままになりました。




コマダラウスバカゲロウの幼虫。
山の中の薄暗い場所だったので、フラッシュを焚きました・・・が!!
最短撮影距離でフード付き・・・当然、フラッシュの光りはケラレ・・・たのですが、半端にケラレず、完全に影の中に♪
そして届いたフラッシュの光りは周囲からふんわりと♪ これは結果オーライでした♪




12月の昼過ぎ・・・太陽が高く昇らないので、低い位置から強い日差し!! で、こんな影が! そこで♪



フラッシュ撮影で使うデフューザーを手で持って太陽の光を遮って撮影してみました。



強烈な陰影をソフトにする事が出来ました。
ただ・・・ちょいと光が回り過ぎて白っぽい・・・露出補正で少しマイナスすれば良かった♪

今日は快晴でしたが、曇りの日は、雲がデフューザーの代わりをしてくれるので、何もしなくてもこの様な写真になります。
花の写真は、曇りの日が良いと言われます。上の写真は構図がイマイチで雰囲気ありませんが、ふんわりとソフトなイメージにする事ができるのです。




最近、葉痕を撮影してます・・・それはさておき・・・可愛い葉痕、見っけ♪ パチリ♪ って、顔が暗い!!
何かないかと・・・ポケットを探ったら、ポケットティッシュの袋だけがあったのです・・・これ、もちろん、ほんとの話♪



ポケットティッシュの袋を近くに置いてみました。
ひとつ上で使ったデフューザーを置いても良いです・・・この時持ってたのですが、リュックから取り出して、袋から出して広げ・・・また折りたたんでリュックにしまうのが、ちょいと♪ 面倒に思ったんです♪



ちなみに、何もしないとこんな感じ・・・ぜんぜん違う♪
この技、有名カメラマンも技の一つとして使ってます。白いものならば何でもOK♪
今回は被写体が小さかったのでポケットティッシュの袋で間に合いましたが、もう少し大きい場合は買い物袋が良いです♪



出来た写真♪
ポケットティッシュの袋でソフトに照らして撮影した後、トリミングして明るさ調整しました♪



PLフィルター(偏光フィルター):
レンズの前に付ける事で光の反射を抑える事ができるのです。



いつも良く行く湖・・・小魚!?



PLフィルターを付けてみたら・・・丸見え♪ ちなみに、これはブラックバスとブルーギルの子供でした♪




コガネムシを普通に撮影。 いつものように・・・背中の上側は光って白くなってます。



PLフィルター有り。反射が抑えられ・・・コガネムシや葉までも・・・しっかりと色が撮れてます。




逆光の干潟でアシハラガニを撮影。
ほぼモノクロ状態です。 
が!それだけでない! 実はこの時、PLフィルターは付けた状態で効果を最小にして撮影したのです。
何この色ムラ・・・これは後ほど検証する必要がありそうです。



PLフィルターの効果を使って撮影。
モノクロに近かった状態でも、色のある写真が撮れました。





テレコンバーター(通称:テレコン):
これは、カメラ本体とレンズの間に取り付けるレンズで、焦点距離を×1.4倍や×2倍にしてくれるパーツなんです。
みなさん御存知だと思いますが、焦点距離が伸びる=画角が狭くなる=遠くの被写体が大きく写ると言う事です♪
そんなパーツがあるならば、大量のレンズを持ち運ぶ必要なんてないじゃん!!って思うでしょう・・・もちろん、欠点もあり・・・
ます、レンズの枚数が増えるので取り込める光量が減ります。と言う事は、ブレる!! それを防ごうとISOを上げるとザラつく!!
ちなみに、×1.4倍で絞り1段分、×2倍で絞り2段分暗くなるとか。
さらに、レンズの枚数が増えるので、解像度(クッキリ感)が落ちます。
逆に良い所は、小さなパーツで焦点距離が延びる(望遠になる)。
また、テレコンでボヤけるのと、ノーマルで撮影した後にクロップ(切り取り拡大)したのと、どちらが良いか?の議論が良く起きますが・・・それ以前にテレコンがあれば、拡大した像をファインダーで見る事ができるのでピント合わせは楽になります。
さてさて・・・あなたはどちらを選ぶ!?
いつもながら、昆虫撮影家の海野さんは、マクロで×1.4倍程度ならば、解像度にそれほど違いは無いとか。
ちなみに中古の販売状況をみても明らか・・・やはり2倍は劣化が激しいのか諦めて売りに出す人が多いようです・・・
(これはもちろん、使う本体(フルかAPSCか)、使うレンズ(マスターレンズが高解像ならばテレコンで拡大しても劣化は少ない)、さらにもちろん、テレコン自体の性能にもよると思います♪)

そんな情報を知り・・・さらにさらに・・・“拡大”するための方法をいろいろ調べたので、ついでにここで紹介♪
・クローズアップレンズ:
 虫眼鏡同様の原理で、レンズの前に装着できる虫眼鏡の様なもの。
 これは、最短撮影距離を短くする効果があります。みなさんも、良く見えない時は近づきますよね!?
 近づいた分、被写体を大きく写す事ができるんです♪
 テレコンバーターよりも画質の劣化が大きいと言われますが、F値が変わらない(暗くならない)利点があります。
 ついでに利点と言えば、レンズの前に付けるので、取り付け&取り外しが楽な所♪
 で、残念ながら・・・最短撮影距離を縮める効果・・・もともと最短撮影距離の短いマクロレンズには効果が少ないんです♪
 さらに・・・取り付けは簡単ですが、ただでさえ薄い被写界深度がさらに浅くなるとか・・・それを補 うために絞ると暗くなるのでライティングを工夫して使う人が多いようです。無限遠にはピントが合わないデメリットも。最近はテレコン同様に解像感の良いものが出て来ている。DCRー250などが有名。
・接写リング(中間リング、エクステンションチューブ):
 テレコンのレンズを取ったものな感じ。レンズの無い筒なので、解像度は落ちない。レンズとイメージセンサーの間にカマす・・・物理的に長く なる=焦点距離が伸びると言う事。筒が伸びる分、若干暗くなる。ピントの合う範囲が限られるので取り付けたら使い方が 変わる。無限遠は撮影できない。標準レンズに取り付けると効果があるが、もともと100mmクラスのレンズに付けても効果は少ない。100mmが 110mmになったところで・・・。そしてただの筒なのに意外と高価。
・ベローズ:
 レンズと本体の間に取り付けるジャバラ状(アコーディオンみたいな)のもの。今では使う人も少ない。絞りリングのあるレンズでないと絞り操作が出来なく なるが、世の中には絞りリングのあるマウントアダプタも存在するとか。中にはチルトできるものもあるようで・・・これは勉強したら面白そう♪ 普通は踏み 込まない世界か・・・
・その他:
 広角レンズを逆さに接続する方法もあります。広い景色をギュッと圧縮してイメージセンサーに届ける広角レンズ、これを逆にすると、小さな景色をグワッを 拡大する事になるんです♪ これをやるには、逆にレンズを取り付けなければならない・・・で、ちゃんとあります・・・リバースリングと呼ばれるものを使う と逆向きに取り付け出来るんです。

ケンコーテレプラス N-AF ×1.5 SHQ に決定♪
私は、あれこれ悩んだ挙げ句、結局、もとのテレコンが一番良いと判断しました。
純正のテレコンは接続できるレンズに制限があるのですが、ケンコーなどの汎用のテレコンならば、より多くのレンズに対応できるとか。
と言う事で、今回、ケンコーのテレコンを買ったのですが、最新のものは中古でも3万円程もする!!
中古で他を探したら、ケンコーは何十年もテレコンを作り続けていて・・・古いバージョンが、なんとカメラのキタムラで¥2,300!!
冗談のような金額だったので、遊び半分で買って見ました♪
※現在のテレコン(倍率の低い方)は×1.4倍なのですが、古いものは1.5倍になってました。今回はこれに♪
※ちなみに最新のテレコンは解像度が格段にアップ! そして明るい! お金に余裕のある方はどうぞ♪


まずは、どんな画角になるのか・・・実際に撮影してみました。
大きさ5cm程度のアジサイの葉を本体中心から1mの距離で撮影してみました。



本体はD7000(APS-C)、レンズはタムキュー(マクロ90mm)なので、実質135mmです。




上記組み合わせにテレコン×1.5を装着。これで実質202.5mmです。
カブトムシやアゲハチョウなどのサイズがこのサイズに♪
※解像感は、強風だったのであまり参考になりませんが、古くて安いテレコンでも十分綺麗♪

人に敏感で近付けない被写体や柵などで物理的に近付けない被写体を撮る時に使えます。

さらに同じ条件で、今度は魚眼レンズでやって見ました。



本体はD7000(APS-C)、レンズはAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mmなので、実質15.75mmです。
これは小さすぎる!! 撮ったのは、どの葉っぱ!?



上記組み合わせにテレコン×1.5を装着。これで実質23.625mmです。
何とか分かりますが、風景を入れた昆虫撮影としても小さ過ぎますね・・・

あまりにも非実用的なので、距離を1mから50cmに縮めて再度♪



魚眼レンズ単体。
被写体との距離を半分にしたこの写真と、ひとつ上の1mから×1.5倍のテレコンを使ったものが、若干違いますが、そこそこ近い♪
当たり前!?
このひとつ上との比較が分かり易いので、ここで♪ 魚眼にテレコンを付けると、中央部分が拡大されて周辺の超圧縮された部分が切り捨てられるので、魚眼感が薄れます♪ これは良い所!? 悪い所!?



×1.5倍のテレコン装着。
これでも厳しいサイズ感ですが、ギリ、最低限レベルでしょうか・・・と言う事で、被写体との距離が50cm程もあると、×1.5倍テレコンを付けて最低限レベルです。

余談・・・海野さんの記事では、飛ぶ昆虫を撮影する時、魚眼+テレコンを使い、ピントはレンズ前20cm程にするとか。
被写界深度の深い魚眼の良い所と、僅かですが望遠になって撮影し易くする&魚眼特有な歪みを減らす事ができるそうです。



魚眼+1.5倍テレコンを装着し、ピントはレンズ前30cm程度だったでしょうか・・・
ISO:1,000、SS:1/1,600、F3.5。この設定で撮った写真をクロップしたものです。
試しにちょっとやってみただけで、意外と簡単に撮れた♪




技術的な内容ばかり書いて来ましたが・・・被写体・・・生き物の状態について。



この写真、触角が私の方に向かっているのが分るでしょうか?
これはカメラを持った私を警戒して、触角で探ろうとしているのです・・・

これは自然の状態ではない・・・こんな時は、私の存在を忘れるまで待つんです・・・
ベストな撮影ポジションが中腰になる状態だったら辛いです・・・

・・・待つ事数分・・・



触角を2本そろえた状態。 やっと警戒を解いてくれました。
このままジッと見てると、触角や脚を舐めて体の手入れを始めます♪





上下で違う時に撮った写真ですが、甲虫類の場合、危険を感じると上の写真のように体を縮めて固まってしまいます・・・
これも、警戒を解いてくれるまでひたすら待ちます。下の写真の方が生き生きしているように見えます♪



少しだけ綺麗に撮れた写真を♪
※ニコンの一眼なので、記載した全てのF値は設定した値ではなく、実効F値(設定した値よりも大きい)です。



アオハナムグリ。
F4.2、SS1/2,000、ISO200。
花粉を求めて動き続けるアオハナムグリ。天気が良かったのでISO200でもシャッタースピードは1/2,000で撮る事ができました。




ツバメシジミ。
F3.5、SS1/1,250、ISO200。
少し風があってツバメシジミが視界から消える程に揺れる葉の上に居たので、被写体ブレを抑えるためにSSは高めに。
天気が良かったので、ISO200で撮れました。




チョウトンボ。
F11、SS1/1,000、ISO2000。
薄曇りで飛んでるチョウトンボを撮るためにISOあげまくり! で、そのままの設定で撮ってました・・・が、F値は11で丁度良く、SSも揺れる枝の先に留まっていたので、現場で調整するうちに、同じ設定になったかも知れません。




ハッチョウトンボ。 1円玉サイズのトンボです。
F3.8、SS1/2,000、ISO500。
F値は、いろいろ変えて複数撮影したのですが、やはり一番開放が一番綺麗でした。
激熱の炎天下・・・キツかったのですが、ISO500で、SS1/2,000に出来たのはご褒美か♪




アブラゼミ。 樹液を吸っている所。
F8、SS1/250、ISO1600。
直径5cm程度の木で強風にあおられ・・・カメラを幹に押し付けてもぐわんぐわん・・・SSはこの位は欲しかったのです。
F値は、もう一段上げるとISO値をかなり上げなければいけなくなるので、ここまでとしました。
ストロー状の口と目の両方にピントが合う位置を探して撮りました。




アシハラガニ。
F5.6、SS1/400、ISO1600。
カメラを干潟の泥の上ギリギリに保って撮りました。
もちろん、寝そべれない=ファインダーを覗けないので、普段使わないAFで沢山撮った中の一枚です。
全てにピントが合うよりも手前がボケてる方が遠近感が出て迫力が出た気がします。


※今の私の感想・・・
 シャッタースピードは最低1/200以上。 いつも1/400〜1/500程度な感じです。
 少し早すぎ感ありますが、撮影は手持ち&私の住む地域は、兎に角風が強い日が多いのです・・・

ISOは上記シャッタースピードになるように上げて行きます。
コンデジではザラザラになる800でも平気で設定できます。
最初の壁は2,000です。
これ以上になると画質が気になります・・・画質を落としても兎に角撮りたい被写体orシチュエーションの場合は上げて行くのですが、出来るだけ低い値になるように気を付けながら上げてます。

F値は、F2.8もしくはF4にする事が多いです。これはボケを活かしながら被写体を綺麗に撮りたい時の設定。
被写体が大きいなどで、もっとクッキリ写したい時は、F8〜F11を使います。絞ってもここまで。普通はこれ以上は使わないです。
ちなみに、F5.6は上記設定のどちらでもない・・・そこまでする必要が無い状態の時に使う感じ。



 

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