写真を撮る時のカメラの設定に関連するものは、“カメラの勉強”のページへ、ここでは、それ以外・・・ 構図など、撮りたいものをどんな風にフレームに収めるか・・・などなどの覚え書きです。 ピントの位置: 花びらにピントが合い、雄しべがボケてるもの。 雄しべの先にピントがあっているもの。 正解など無いのですが、私の場合・・・花びらにピントがあって雄しべがボケている状態(上の写真)よりも、雄しべにピントが合っている状態(下の写真)の 方がシックリ来ます。 みなさんはどうでしょうか・・・ 構図: 撮影の技術・・・それはカメラの設定も当然ですが、構図・・・フレーム(写る四角い範囲)に何をどんな形で収めるか・・・も、とても重要です。 いきなり“ハエ”で済みません・・・ 私の場合、ただの感覚・・・対象の全体をできるだけ詳細に・・・が、前提なために“日の丸構図”(対象を構図のど真ん中に写す)が多いです。 ただ、顔と体を写真の中心線で分けると雰囲気が良いので自然と上の様な感じに。 写真はハエの顔は中心から左下に。体は右上になってます。 ちなみにフレームに目一杯ただ入れただけの写真はこんな感じに。 顔の前方が枠ギリギリだと窮屈感があります。 その他、 ちなみに、私はトリミング(撮った写真の一部を切り抜く)を行なっています。 トリミングしない事を重要視されている方もおられるようですが、撮った写真から見良い部分を抽出して結果が良いものを残す事を重要視しています・・・ 現場で瞬時に構図が決まり一瞬を画に残す事が出来る・・・トリミングせずとも良い画が残せる・・・これは理想ですが、素人の私にはまだまだ。 かっこ良い構図の見本として良く知られたもの・・・三分割法。 一つ上のハエでは縦横の中心線を意識しましたが、こちらは縦横を3つに分けた線・・・ 丁度、漢字の“井”の様になるクロスする点(全部で4つ)のどこかに対象を持ってくるのです。 写真は左下のポイントに鳥を置きました。 海を見つめる鳥・・・ちょっと“いかにも”的過ぎないか・・・とも思います。 ポスター、カレンダーなどには良いかも知れません。 このホームページのような図鑑的な記録としては・・・向いてないですね。 ↑2015年に書いた時点ではこんな気分だったのですが、見ていて心地よい・・・気分が良い・・・ などなどの理由により、自然と、この構図の写真が増えてます。 まだまだ撮影の初心者・・・今後も変わっていくのでしょう・・・ 料理の写真: 不採用。日の丸構図か・・・中央の肉に視点が釘付けとなります。 採用。一つ上の写真よりも安定感があります。 不採用。料理に長い食材がある時、先端がこちらに向いていると雰囲気が悪くなる・・・雑な感じ。 採用。少しお皿を回してみました。こちらの方がずっと良い雰囲気です。 不採用。どこをみたら良いのか・・・視点が定まらず・・・ウロウロ・・・ (料理ですが、生き物関係はごちゃごちゃ感があった方が面白みが合って良い時もあります。) 採用。手前のサワガニに視点が行き、安定感があります。 ・・・安定し過ぎるとつまらない!? 不採用。撮影中に違和感・・・手前に視点が来るのですが不安定・・・魚の腹ばかりで・・・良く分からん・・・ 採用。手前のイワシの向きを変えてみたら・・・安定しました。 これならばイワシだと分かり易い。 向き・・・生き物も料理も同じで、同じものを撮影しても向きを変えるとイメージが変わります。 それぞれ上下2枚の写真は同じ料理です。 人の顔も・・・ある角度になると急に綺麗に見えたりするのです。 こればかりは好みも大分含まれるので、私は下の写真を採用しましたが、上の写真の方が良く見える方も居るかも知れません。 ここからは、あなたならどれを選ぶ? ここまで。 結局、私は一番最後の写真を選び、やや薄暗い写真だったので明るく補正して採用しました。 上の写真とコメントは2016年6月に書いた記事です・・・ 2019年1月、それぞれの写真のコメントを書いて見ました。 1枚目は、真上から日の丸構図でドカンッと撮ったものよりは良いのですが、上下左右の切れ具合が微妙な感じ・・・ 2枚目は、トッピングのアップ。このトッピングを特に強調する場合は採用するでしょう。 3枚目は、パスタにピントが合ってます。パスタメインで茹で具合などの雰囲気を伝えたい場合は良いかも知れませんが、それならば、トッピングの一部を写真 の外に出してしまい、目をパスタに向けるようにしたら良い気がします。 4枚目は、やはり今の私でも採用するでしょう・・・ただ、お皿の縁がもう少し入っている方が雰囲気ありそうな気がします。 水たまりに魚を見つけてビックリ!! 取りあえず、その場で撮影。 コメントを付けるならば、“水溜まりに何かいる!?” (魚に気付きながらも写真全体の中では、点の様に小さい・・・この写真はまだ道が主役です。) しゃがんでその場の雰囲気を出してみました。ちょっとの角度で雰囲気が大分違います。 この写真にコメントを付けるならば、“干上がりそうな車の轍に魚がいます。” (当たり前のコメントですが、明らかに魚を意識しながらも周辺の状況も意識している写真です。) カメラを地面スレスレにして、魚の気持ちになってみました。 コメントを付けるならば、“いつまで生きていられるのでしょうか。” (明らかに魚をメインに撮影しているので、“この魚は”などと言う必要もない。) どれを採用するかは、何を意図するかによって変わります。 何を伝えたいかによって正解は変ります・・・ 雨上がりのいなさ湖。 光明山遺跡より。 高根城の櫓。完全に囲んではいませんが、視線は主題に注目します。 浜名大橋の橋の下にて。青空。 フレーム構図 文字通り、主題を枠で囲む構図です。 枠にするものは何でも良いです。 シンメトリー構図。 上下や左右・斜めの線などを中心として対象となっている構図です。 上空にトンビが居たので思わず真上を撮影したのですが、太陽が!! 主役であるトンビがフレアで白っぽく・・・ この写真は、敢えて太陽をフレーム内に入れたものです。 ファイト〜一発〜♪って言う感じ♪ 古すぎるか・・・ フレアとゴースト。 写真に強い光源が入ってコントラストが無くなってしまう現象がフレア。 ゴーストはレンズや絞り機構などに光が当たって反射したものが写り込んでしまう現象。 上の写真ではピンク色の円・楕円。実際には存在しないものです。 カメラの種類、絞り機構の違いなどにより、様々な形となって写ります。 意識して作ったものでなければ、これらはボツになるのですが、表現としてわざと使う場合もあります。 自然環境下での生き物の撮影: こればかりは、ほんと・・・めぐり合わせ♪ その時期、その時間帯に、偶然、その場所で出会った♪ まさに一期一会♪ 撮影の際は、これらの影響をもろに受けます。 珍しい生き物に出会った!! ・・・でも、ガードレールに止まってる・・・なんてことも♪ ただのフキバッタです。ペアだったので、なんとなく・・・まずはその場でパシャリ♪ 立ったまま撮影したので、フキバッタを見下ろす角度、崖下の木の幹も写ってます。 草陰に居たので、あちこちの葉のすき間を通して、良さげな角度を探します。 この場所からだと、ちょっと葉に隠れすぎかな? あちこち探して、この角度が一番良いと思いました。 そこで、パシャリ♪ 残念・・・風で葉が揺れ、フキバッタが陰になってしまいました・・・ 何枚か撮影して、やっと、フキバッタに光が差すタイミングで撮れました♪ ただ、背景は、ちょっとごちゃごちゃしてます・・・背景に限れば、2枚目の写真の方がずっと良かった! 2枚目を採用する人も多いかも♪ 今日もあちこちで撮影・・・被写体の向き&角度はもちろんですが、背景をどうやって入れるかにも気を遣います。 ひとつ上のバッタもそうなのですが、背景の違いによって雰囲気がガラリと変わるのです。 これはヒメヒオウギスイセンを撮影しようとあれこれした内容です。 まずは、普通にしゃがんで同じ目線での撮影・・・被写体と同じ目線になる事が重要なんです。 そして角度は・・・花は・・・私の場合、やっぱり真正面はあまり好きではない・・・真横と真後ろもあり得ないでしょう・・・ やっぱり、斜め前からが一番綺麗だと思ってます。 で、パチリ♪ 今日は曇りで、どうもイマイチ・・・背景が青空だったら花も映えて良かったかも知れません・・・ 少し角度を変えて再度撮影。 背景に緑を多く入れたら雰囲気が良くなりました♪ ※最初の写真は、空が明るい分、デジカメの補正により、全体が暗めになりました。 2枚目の写真は、明るい空が無いので、逆に全体が明るめになっています。 どちらも手動での明るさ調整前です。私は2枚目ももう少し明るく画像補正しました。 汁物と言うか、濡れているもの、タレを使うものなど・・・の料理の時に気を付けている事を載せてなかったので残します。 この写真で何か感じるでしょうか・・・ まだ食べる前ですが、食べてる途中の様な・・・ ほんとに、ちょっとした事なのですが、お皿の周りにタレなどが着いていると、汚い or 雑 or 食べ掛けの様な・・・要は雰囲気が悪くなってしまいます。 やっぱり、手抜きはアカン!! と、言う事で、ティッシュで余分なタレを拭き取ってから再度撮影しました。 この方が断然! 美味しそう♪ ※具とタレを混ぜる系のもの・・・和え物など・・・そんな料理の場合は、予め別の器で混ぜておいてから、盛り付け用の器に移すと良いです・・・とか言いながら・・・混ぜてから今回の様にフチをティッシュで拭き取る方法もよく使ってます♪