身の周りの粘土で上手に土器や土偶などを焼く事が出来るまでの・・・試行錯誤の覚え書きです。 2018年1月1日。 山で採取した粘土で、いくつか小物を作りました。 お猪口サイズの土器。 口縁部を波打たせ、模様も付けてみました。 前回はコンロ焼きで失敗し・・・こんな土器は未だ成功していないのです。 土偶・・・をやめてカエルに・・・胸が目玉に、正中線を背中の模様に・・・なんて・・・ 子供の頃からカエル好きなのです。縄文土器にもカエルの模様があったり・・・ こんな形状の物は初めて・・・さて、どうなるか・・・ またまたお猪口・・・もっとグイっと形を変えて・・・細かな角や目玉も・・・後付けでは焼いている時に剥がれるかどうか・・・これも実験のつもりでやってみたのです。 昔読んだ「陋巷に在り」と言う小説に出て来る饕餮が印象にあり・・・デフォルメしまくりですが、そんなイメージなのです。可愛すぎ!? 野焼き。
だんだん冷めて来てたので、かき分けてみた所。 あちこち破片が散らばり・・・壮絶な状態です・・・ 途中で投入した芋は・・・火力が強すぎてアルミも一部溶け・・・炭になってしまいました・・・ 土器は底の一部が剥がれました。底が抜けなかったので補修すれば使えます。 去年作った厚手のお猪口は爆ぜて粉々。 写真を撮りませんでしたが、十字型土偶も粉々。 部品を集めても足らない・・・ほんとに粉々。 かわいいカエルも・・・これも足らない部品があります・・・ 粉々になった土器の修復・・・遺跡から出土した土器の修復作業のつもりで・・・なんて。 接着剤でくっ付けてみました。 だいぶ初期の頃に爆ぜた後に焼かれた感じで、各パーツの僅かな変形でピッタリくっつかない&ススの付き方もバラバラで、まるでジグソーパズルのようです。 カエルも修復。 ここまでまだらでなければもっと可愛かったのですが、残念。 無事だったお猪口。 去年、御前崎で拾った石笛は全て割れずに焼けました。 その他、子供が科学教室で作ってきたテラコッタ粘土の小さなコップ2個も割れずに焼けました。 焼き物に適した市販されているテラコッタ粘土はさすが・・・この粘土を使えば成功率はもっとアップするのでしょう・・・ 今回の問題点。 割れた作品の修復で気付きましたが、爆ぜたのは火に投入して間もなくの頃だったようです。 火起こししてから直火に投入するまで、恐らく30分程度しか掛けなかったのです。 さらに、温めている段階で向きを変えて満遍なく熱くなっていると思いこんで居ましたが、倒して接地面を十分に温めていなかったのも原因でしょう。 また、数日間雨が降っていませんでしたが、土はかなり湿っていました。これは、ある程度火を燃やし続けて乾かしてから始めたのですが、この湿気も邪魔していたのかも知れません。