サバイバル節約術


番外編 〜革細工〜



皮をなめしてだんだん革が増えて来たので、いよいよ何か!!
革を使って何かを作った事は全く無し! またまたですが、超初心者です。


マユミの木から印鑑を作ってから・・・早5年!!
ただ、良いケースが見つからず・・ビニール袋を丸めたものをケースにして使って来たのです。
簡単なものならば直ぐに出来そう! 超安易な気分でそれらしい素材と僅かな道具を持って出掛けました・・・何故、屋外!? ・・・何となくです。
さらに、事前に革細工の予備知識など全く無し!! さてどうなる!?



紅茶染めで雰囲気の良かったヘビ(アオダイショウ)革。
イメージは、これをクルクルッと丸めてヒモを通したら完成!!
形がイビツだったので、取りあえず長方形に切り取りました。



いきなりですが、革細工の道具などありません・・・
しかも肝心の中に入れる予定の印鑑も手元にはなく・・・目測・・・大丈夫か!?
穴は細工用の尖ったダイヤモンドヤスリを回しながらズリズリ削って開けました。
革を丸めて両端の位置を決めて穴を開けたら、2点の中央に穴を開け・・・を繰り返しました。



穴を開け終わった所。右は使った道具。



革を留めるヒモは糸の方が扱いやすいのですが、これまた何となく・・・
細く切ったヘビ(アオダイショウ)革を使いました。
色はヌルデの虫コブで染めたほぼ黒いもの。
写真一番左のように細くよじって使いました。



縫い針も何もないので、全ての穴を一つづつ手で通し終えたら、これまた一つづつ引っ張ってしっかり留めました。
黒く染めたヘビ革はとてもしなやかで柔軟。これがゴワゴワだったらとても出来なかったです。



通し終わった所。
ヒモの通し方が!!
少しでも革細工の勉強をしておけばもっと気の利いた縫い方も出来たでしょう・・・
口側は縦に通したヒモに3回巻き付けた後、輪を作って結んだだけ。
底側はグルッと4ヵ所通したら引き付けてすぼめ、やはり縦に通したヒモに3回巻き付けました。
これらは全てその場の思い付き。





印鑑ケース。
革細工処女作! まずはなんとか。
革細工を知っている方が見たら笑われるでしょう・・・
これから少しずつ慣れながら勉強して行きます。





革細工で使う糸・・・これにはロウ引き糸を使うようです。
買っても安いようですが、100均のポリエステルの糸を使って手作りしてみました。
何故か手作りしている情報も多いのです。
作り方はロウにこすり付けたり、ロウソクに火を点けて垂らしたりなど・・・私はロウソクを鍋に入れて溶かしたら板に巻いた糸ごと浸けました。



カメラケース:
2004年頃に買ったデジカメと一緒に買ったケース・・・13年程経っていました。
ボロボロなので買い直さないと・・・そんな時、手元には革が!!
この革でカメラケースを作ろう!! と、思ったのですが、縫い目が弱くなるのは必須。
良く見るとカエルの大きさはカメラの大きさに丁度良い!! これは!!
・・・と言う事で、カエルが手に入るまで待ち、身を食べて、剥いた皮は切らずになめしたのです。



カメラケース作成用に確保できたのは、右上:ウシガエル、左下:ヒキガエル。



今回採用したのはヒキガエルです。イボイボがリアル・・・この世に二つとないカメラケースにぴったり!
ほとんど意味はないかも知れません・・・カメラを出し入れする口周辺は作ったロウ引き糸で補強したつもり。



ヒキガエルのカメラケース。
いつも身に着けているサバイバルベルトを木に巻いて撮影しました。
ほんとは2本の後ろ足も残したかったのですが、ふとコンビニなどへ行った時、女性店員に悲鳴でも上げられたら堪らない・・・と言う事で止む無く切断。前足は強度を確保するために残しました。
ベルトに結び付ける紐の通し方は何度も何度もやり直しして工夫しました。
何度か使ってますが、カメラの出し入れなど、使う上では全く不自由ありません。
あとは耐久力。何年?何か月?持つのだろうか・・・このまま使い続けてみます。



手の保護用の皮:
黒曜石やガラスを割って矢じりなどを作る時に必要なものです。



とても丈夫なウシガエルの革2枚を適当に縫っただけ。
左手の親指を通して手のひらに載せ、黒曜石などを包み込むようにして押さえて加工するのです・・・ウシガエルの両手があった穴・・・この位置といい穴の大きさといい・・・何故ここまでピッタリ!?
何度か使いましたがほんとに丁度良いのです。















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