竹でおもちゃを作りたいと思います。 今回はヌンチャク!!です。 以前、木で自作した事があるのですが竹は初めてです。 まずは、生えている竹を手で握ってみて心地よい太さのものを切り出します。 強度を持たせるために両端に節を残して見ました。 今回は1つの竹から2つのパーツを切り出したため、当然ながら長さが不揃いです。 それぞれ節の部分に1箇所と節の下に4箇所穴を開けて紐を通しました。 上の写真はまだ磨いていないので汚いですね。 綺麗に磨いて紐を通した所。 それぞれ、節中央の穴から紐が通って180度逆の穴から外へ出してそれぞれ90度逆方向へ回して中に入っている形になっています。 紐の結び目は、竹の中に入ってます。 竹の性質上、上下に穴を開けると割れやすくなるのでこの様な穴の配置としました。 この説明でわかるかな?もちろんこれが正解ではないので好みの方法で作って見て下さい。 上から見た写真。イメージ湧くかな? 完成形。 採ったばかりなのでまだ青々として想像以上に重いです。 月日とともに軽くなり渋い色合いになって行くと思います。 実際に使ってみた所、直径約3.5cmですが、もう少し細い方が良かったです。 こちらは木で作った処女作。2〜3年前に作ったものです。 材料の木は100均で買いました。 やや柔らかい木(朴かな?)で、道具が無かったのでプラスのドライバーをグリグリネジ込んで穴を開けました。 穴は、横穴が上下に2つと中央の縦穴が1つ。 中心部から入った紐は180度逆の方向からそれぞれ外に出て、直ぐ下の穴に入って繋がっています。 紐の結び目は、中に入らなかったので外に出てます。 完成形。木の部分は丁度20cm。 やや小ぶりで携帯には便利そうですが、表面がツルツルしているので手触りは良いのですが、つかみ損ねに注意が必要です。 火の用心!!と使えそうな程叩くと良い音がします。 3作目。 今までの欠点を考慮して、太さ、竹の長さ、紐の長さを決定。 とても扱いやすくなりました。 持ち手側に節の下を残したので振り回すとヒュンヒュンと虫笛の様な音がなります。 3作目のヌンチャクを作ったのが5月で、今は11月・・・ 捕まえたアオダイショウの中でも太かったものを使ってヘビ皮バージョンにしてみました・・・ただのお遊び・・・実は素朴な竹だけのものの方が好きです・・・ 皮なめしの知識も薬品類も無いので、可能な限り皮に付いた身を取り除き、ヌンチャクに被せて陰干ししただけです。 当然ですが、皮はとても機密性が高く乾燥するのに数週間かかりました。 竹の節が浮き出るほど縮んでピッタリ張り付き硬くなっています。 表面はフィルムの様な光沢がありますが、使い込むと剥けるかな? まだやや臭いが残っていますが年月を経ると薄らいでいくと思います。 ヘビ皮バージョンにしてから1年が経過しています。臭いは全くありません。 何かの調べ物をしていた時に、ヘビ皮を使う三味線は、フィルム状の薄皮は剥かれていて、新品ではまれに残っている等との記載がありました・・・ と言うわけで、使っているうちにボロボロと剥がれる薄皮は綺麗に全部取りました。(ガムテープで毛玉を取る感じで取りました。) 余談・・・“しゃみせん”も“じゃみせん”も変換すると“三味線”になりました。 マダラに青黒い・・・ヘビ皮ヌンチャクの完成です。