竹でおもちゃを作りたいと思います。 現地で思いついたのは、竹鉄砲(丸めたティッシュ等を空気圧でポンッと飛ばすもの)と、竹製のゴム鉄砲2丁(1つは子供用、もう1つは2連式)です。 ごく普通の竹やぶです。真竹でしょうか?時期が来たらここでタケノコ掘りができます。秋〜冬がベストですが、春〜夏でも年数を経たしっかりした竹 を選べば大丈夫です。タケノコから育ったばかりの柔らかいものは避けます。また、後でおこなう汚れ落としを楽にするためにも出来るだけ綺麗なものを選びま す。人が入る所では切り落とされた竹があちこちに落ちているのでそれを利用すれば竹やぶを傷めません。 図面など存在しないので、手に入れた素材を見て何処の部品にするか考えます。どれも自然のものなので、色・太さ・節の間隔など全部違うので、あれこれ思い 悩みながら難しくもありながら楽しい時間です。切り出した材料を並べたのが上の写真です。上:2連式ゴム銃、中央:竹鉄砲、下:子供用ゴム銃、左は、ゴム 掛け部分や引き金にする用に竹の枝部分を多めに確保しました。 初めは竹鉄砲。切り出した時点でほぼ完成していました。 太い竹に細い竹がギリギリなんとか入る状態だったので、細い竹の先に木工用ボンドを付けて穴を塞ぐのと、角を削って雰囲気を出す程度しか手間を掛けませんでした。 次は子供用のゴム銃。 過去の経験から手間が掛かりますが、銃砲となる竹を手で持つ部分の竹に差し込む形にしてあります。この方が安定感があり手にしっくり来ます。 この竹製ゴム銃が自作3丁めです。 竹以外に、トリガーの支点となる針金1本、トリガーを支えるゴム、もちろん弾にゴムを使います。それだけ。 気を遣った所は、パワーを抑えるために銃砲を短く、小さな手でも使えるように、持つ部分とトリガーを近く、弱い力でもトリガーを引けるようにトリガーを支えるゴムを強く張らないようにした所です。 自然のものなので、この青々とした竹も月日を経るごとにだんだんと枯れて味わいのある色に変わっていきます。 ここで、過去に作った竹製ゴム銃を紹介。 写真が小さくて少し分かりにくいかな? 上が1作目。下が2作目です。 銃砲と持ち手部分の接続: 1作目は、真面目に持ち手部分に穴を開けて銃砲を通して作りました。 2作目では、面倒だったので持ち手部分に溝を作って載せただけの形にした所、どうもガタついていまいちでした。 トリガー: 1作目では、竹から板状のパーツを切り出してトリガーを作って見たのですが手触り、雰囲気等いまいち・・・。2作目から細い竹を丸ごと使う様になりました。 トリガーを支えるゴムを掛ける部分: 弾を装填した時に発砲してしまわない様に、銃砲の下側に弾よりも強い力でトリガーを固定するゴムを張るのですが、そのゴムを掛ける部分。 1作目は、節に付いている枝の根元部分を残してそこに掛けていました。 これも良いのですが、2作目で、穴を開けて細めの竹を差し込んで作った所、この方が、大分見た目が良いので以降、この形で作ってます。 スラッと長い銃砲。途中に節が無い方がかっこよく見えます。 今回作ったゴム銃の様に、初めは青々としてましたが1年超〜2年経つかな?年月を経て明るい茶色になりました。2作目はまだ僅かに緑色が残っている気がします。 余談ですが、どうして大人になってゴム銃を作っているかと言うと・・・ 子供の頃に毎日遊んだ思い入れや作るのもまた楽しいと言うのがありますが、それよりも!実用性抜群だからです。 家でクモやゴキブリが出たとき、みなさんはどうされていますか? あたり一面殺虫剤を撒き散らしますか? 相手はすばやいので音や風を察知して殺虫剤が届くよりも早く逃げられたことはありませんか?特にクモは全身体毛に覆われていて、振動や風で敏感に反応します。また通常のハエや蚊に使う殺虫剤ではなかなか効きません。 また、ペットや植物、赤ちゃんの居る所、食器などの近く等、殺虫剤を使うのをためらう時もあると思います。 クモもそうですがゴキブリは特に隙間が好きです。ハエ叩きや新聞紙等の打撃系は、使えない場合が多いです。 そんな時・・・このゴム銃が大活躍するのです。 1、目で見える相手ならば、ピンポイントで相手に届きます。 2、限界まで張ったゴムならば、音や風を察知してから逃げるのはまず不可能です。 3、近ければ近い程、威力も増しますが、特に逃げ足の早い相手には遠距離からの攻撃が可能です。 4、ゴムは100均で100g買えます。(100本以上ありそうです。) 下手なセールストークの様になってしまいましたが・・・ 欠点は、ある程度使い慣れる必要がある所かな。