サバイバル節約術

 

初冬の食材探し 〜海〜


12月中旬。今日は長潮。一般的に長潮は潮の動きが悪いので釣りには向かないのですが、流れの速い釣り場では、この様な日が最適なのです。

釣った魚を手で掴んだり、エサを付けたりするので手はずっと濡れた状態なのですが、風が強く、手が切れるような寒さ・・・両手の感覚が直ぐに鈍くなり、エサを摘んでも持っている感覚がない・・・両手の指はひと回り腫れて動かし難かったです・・・魚を捌く時に間違って指を切り落としてしまっても気付かないのでは?と思うほどでした・・・

前回ここへ来たとき同様に、ネコに取り囲まれながらの釣りとなり、小さな魚や、捌いた内蔵は全てあげました。
跳ねる魚には飛びつきますが、新鮮でも動かない魚には見向きもしません・・・内蔵は食べるネコと食べないネコがいました・・・
そんな時、1匹のネコが海水を入れたバッカンに手を突っ込み・・・ネコは濡れるのを嫌うはずなのに・・・などと思っていたら、急に手を出したと思ったらブルブルッ!!と手を振ったので、靴やズボンがビショ濡れ・・・何するねん!

ネコの話をついでに・・・去年、この釣り場でネコに活きの良い魚をあげようとした所、魚を手から離すよりも早くネコが飛びかかり・・・野生の猫の爪は釣り針の様に鋭くサクッと私の手を貫通・・・穴だらけとなった私の手はみるみる腫れてフランクフルトの様な指に・・・釣り場での流血は何度も経験しているのでそのまま釣りを続けるうちに回復しましたが懲りました・・・野生のネコにエサをあげる時は軽く放り投げるようにしましょう・・・





今日の釣果。
メジナ15cm前後のもの20匹弱。
チンタ(クロダイの子供)8匹。
メバル2匹。
エサが無くなり、最後の一投で、やっと20cmのメジナが釣れました。




クロダイの子供は塩焼きに。
タイは煮るより焼く方が美味しいです。




今年から食べるようになった鍋料理・・・
今日はメバルが釣れたので鍋にしました。
その他、メジナ1匹と、鍋には向かないと思ったのですがクロダイの子供3匹も一緒に入れました。
昆布、塩、醤油、みりんで味付け、魚を投入してダシを取ったら、一度取り出して、次は野菜を投入・・・最後に魚を戻しました。
一人用鍋では一度に全部の具が入らないので一手間掛かってしまいました・・・が、撮影としては結果良かったかな。
これは冷えた体に最高!野菜の甘みも出てとても美味しかった。




一番大きかったメジナは、旨みを出すために冷蔵庫で一晩寝かせてから、皮付きのまま炙って醤油で頂きました。
この時期のメジナは捌くと手が脂でヌルヌルになるほど脂が乗ってます。




その他のメジナは煮物に。写真は一部です。




冷蔵庫に入れると煮汁が煮凝りになります。
温かい御飯にかけても美味しいです。






冷凍庫にしまったあったマテバシイのドングリパウダーを使ってクッキー作り。
ホットケーキミックスを使ったクッキー作りのレシピに約同量のドングリパウダーを混ぜただけ。
かなり大量に投入したので水分が足らないかと思ったのですが、混ぜるうちに脂分が出てきて何とか混ざりました。
水分が足らないので薄く延びなかったのですが、そのまま続行。
小さな固めのホットケーキの様な感じですがドングリ風味でサクサクと美味しかったです。
今回は残っていた分の半分を使ったので、まだ半分残ってます。








去年と今年の2年間にわたり採取したオニグルミ。
外国産のクルミとは比べ物にならない程に硬く、身を取り出すのに苦労します。
両手を使ってペンチで挟んでも割れません。カナヅチで割れるほどの力で叩くと粉々になり、割れた殻と中身が混ざってしまいます・・・
いろいろ実験したり調べたりして分かったもっとも効果的な方法・・・
一晩水に浸けておき、直火で炙るとかなりの確率で隙間が出来るので、そこへ、ドライバーやナイフ等を差し込んでこじ開けます。
火が着くとガメラ(怪獣)の様に火を噴く程、脂分が多く、カロリーが高いです。
外国産のものに比べ、中身はやや少ないですが、風味はこちらの方があります。一度に大量に食べ過ぎないように注意。






TopPage 最初のページへ    
Copyright (C) 2011 YOSHIKOTO.HATTORI , All rights reserved.