10月下旬。山へ行ってヘビを捕りたいのではなく、何となく海へ行く気がしなかったのでまた山へ。 朝のうちは雨が降っていたので至る所にサワガニが居ました。 林道上にもサワガニが歩いていましたが、少々食傷気味だったので僅かに採取しただけに留めました。 良い保存方法が見つかれば良いのですが・・・ クサギの実。 フキ。 オオバコやヨメナ。 大量のハタケシメジを林道脇で見つけました。 だんだんハタケシメジの生えそうな所が分かってきました・・・林道脇などのある程度開けた場所である程度の日当たりや風通しが良くて湿度も保たれているような・・・矛盾してますがこんな感じの所です。 小さな花ですがあちこちで咲いてました。 これが今年最後のオニグルミ。 大分前に採取して果肉は腐らせてありました。 川で綺麗に洗うために家から持ってきました。 最初の場所ではヘビは捕獲できず、別の場所へ。 キノコを探しながらウロウロしていたら・・・やけにツヤのある黒い枝が落ちてるな・・・と思ったらヘビ(アオダイショウ)でした。 雨に濡れて色が濃くなった木の枝があちこちに落ちていたので通り過ぎる所でした・・・大きさは150cmでしたが、太い・・・直径4cmはあります。 アオダイショウを捕まえた場所から近い所で、イノシシの子供(死んでます)を見つけました。外傷は無さそうなので病気かな?もちろん撮影のみ。 獣と呼ばれる程の物は捌いたことがないので、もしこれが僅かでも動いていたら・・・血抜きして解体まで出来たかな・・・慣れれば難しくは無いと思いますが今のところ機会がありません。 ユキノシタがありましたが今回は撮影のみ。 小さなノビルもありましたがこれも撮影のみ。 あちこちでツワブキが黄色の花を咲かせていました。 ツワブキもフキ同様に食用となります。 よく見るフキよりも葉の周辺がかなりギザギザしてます。 ヨメナの花もあちこちで咲いてました。 今日2匹目のヘビはヤマカガシ。 何気に見た水路に黒くて長いものがヒョロッとありました。 体の中央から後ろしか見えませんでしたがヘビとわかり捕獲成功。 このヤマカガシ、体の一部が異様に膨らんでいる・・・水路に居た事からも食事をした直後と思われます。 以前にも書きましたが、ヘビはストレスが加わると、逃げるために体を軽くする意味もあるようですが、食べたものを吐き出します・・・家で吐かれても困るので・・・そこで・・・ ※以下の写真は・・・食事中の方申し訳ありません こんな感じで体のまだ上の方の部分がボコッとなってました。 手で軽くしごいて見たら上に移動したので、そのまま頭の方へしごき続けたら・・・出てきました・・・ここまできたらヤマカガシ君も吐き出したかったようで身をクネらせながら一生懸命に自ら吐き出し始めました。 ヤマカガシ独特の模様も伸びきってます・・・ 完全にアゴも外れてます・・・ カエル君、出られてヤッターと万歳している様な格好ですがもちろん死んでます。 以前、ユーチューブで捕食シーンを見ましたがそれも後ろ足から飲んでました・・・頭から飲んだ方が楽な気がするのですが・・・ このカエルは、ヒキガエルでした。ただ、小さな固体で頭からお尻までが10cmを少し超える位の大きさでした。 この後、無事に全部吐き出して、スッキリ身軽となりました。 大きさは85cm。 この青い色のツボミを幾つか見つけたのですが咲かないと分からないです・・・ 青い色の花は綺麗ですね。 これはキノコでは無いかな?ただの菌? 小さいですが紫色の実が成ってました。 こちらはキノコ。 キノコを見たら撮影するクセが身についてしまいました。 黄色の花の植物。 周りがだんだん枯れ木・枯れ草ばかりになってくると花が目立ちます。 今日の収穫。 左 上:フキ、下:ヤマイモのムカゴ 中 上:ヨモギ、中:ヨメナ、下:タンポポ 右 上:オオバコ、下:クサギ 分かり難いですね・・・ 左:バッタ類、右:サワガニ 写ってませんが、上記以外に、ハタケシメジとヘビ(アオダイショウ、ヤマカガシ)を採取しています。 また、ヨモギとオオバコは冬の間のお茶として利用します。 右:ヨメナ。ゴマ味噌和えで。 左:タンポポ。サラダですが、ゴマ味噌やマヨネーズで。 季節外れですが、春の味わい・・・ゴマ味噌が合って美味しい。 今日採取した大量のハタケシメジ。 採取したハタケシメジの約半分と、ヤマイモのムカゴを合わせてベーコンと一緒に炒めました。 大量に水分が出たので炒めたと言うより煮込んだ様な状態ですが、物凄く美味しい。 食材としてのキノコは、まだまだ料理初心者なのでレパートリーが少なすぎ・・・今年はそろそろ終わりなので来年までに知識を蓄えておきます。 急に閃いて生まれて初めて作った鍋。 衝動買いですが、意気込んで100均で1人用鍋を買ってしまいました。 どうやって作ったら良いのか全然分からず・・・ネットで調べたら水炊きが簡単で失敗が少ないと書いてあり・・・早速挑戦! 鳥ガラの代わりに骨付き鳥モモでダシを取って白ネギ、を入れ・・・ ここからは自分で採った食材・・・ハタケシメジ、クサギ、サワガニを投入! 追加の味付けに醤油とアレンジでコンソメを少々。 結果、初挑戦の鍋でいろいろアレンジ&挑戦し過ぎました・・・ 何が原因か・・・苦い・・・クサギかサワガニのどちらかだと思う・・・ クサギは前日茹でて、一日水に晒してありました。 サワガニはサッと湯がいて半分に割れば良かったと思いました。 苦くて食べれない程ではなく、美味しいダシも十分感じる事ができました。 ハタケシメジは良いダシがでると書いてあったので少々残念です。 と・り・あ・え・ず、汁以外は全部食べてお腹も膨らんだので良しとしましょう・・・反省点は次回に生かします・・・ ※後で気が付きましたがうっかりしてました・・・クサギの下拵えは、通常の野草の様に少しの塩で行うのではなく、重曹を使うのでした・・・クサギのアクで苦かったのかな。 フキの葉の煮物。 茹でて一昼夜水に晒してから煮込むだけ。 とても栄養のあるものの様です。 お酒のツマミに少しずつ頂きます。 バッタ・・・もう少し捕まえたはずなのですが、1匹は共食いされ、その他は・・・アミから逃れて部屋の何処かにいる様な気がします・・・ カマドウマ、ミヤマフキバッタ、クサキリの3匹です。 串に刺して味噌焼きに・・・初めてやってみましたが美味しかったです。 鍋のリベンジ。 採取して冷凍保存してあったシマヘビをダシに使い、100均で買った鍋用野菜の詰め合わせと、今回採取したハタケシメジを投入して作りました。 味を調えるために使ったのは醤油のみ。 ダシに使ったシマヘビは鍋底にビッシリ。2〜3匹分位あるかも。 野菜とハタケシメジは入りきらなかったのでとりあえず一部だけです。 アッサリ目ですが凄く美味しかったです。 余談ですが、中国でのヘビの利用法はほとんどがスープのダシとして使われる様です。 ダシに使ったシマヘビも具も全て食べてしまってから残っていた野菜とハタケシメジを投入し、同じ味ではつまらないと思い、味噌を溶き入れました。 これも美味しい・・・うどんがあれば入れたかったです。