10月上旬。今日は朝3時50分に起きて弓角(ルアー)を投げに浜へ行ってきました。朝8時までフルスイングで遠投を続けても反応無く・・・山へ・・・ 今日以降、しばらく休みが取れないので食材を沢山確保するべく血眼(ちまなこ)になって歩き回りました・・・ ※デジカメを忘れてしまい、現地での撮影は全て簡単携帯で撮影したので写りが悪いです・・・ オオバコ。 焼けるような夏が過ぎ、台風がいくつも通り過ぎ・・・寒い冬が来るまでの僅かなこの時期、意外にも春のように若芽が育ちます。 イタドリ。 こんな育ち始めたばかりの芽も収穫できます。 4〜5m程の山椒の木。 先端部分に赤い実がなっていたので枝を手繰り寄せて採取しました。 クサギ。 伐採された幹からも柔らかな新芽が育ってました。 山の8〜9合目辺りから下りの山道をどんどん降りて行くと辿り着くこの場所、ちょっとした広場の様になっていて奥は行き止まりです。 草刈りされた後なのでこんな状態。草刈り前は藪になってました。 この場所で、初めて・・・奇跡の捕獲・・・となりました。 上から降りてきて時計回りにグルッと周ったのですが、 タンポポの葉を採取していたら・・・急にザワザワザワ〜〜〜!!ビックリして辺りを見たら直ぐ近くにマムシが居た様で藪の中に逃げて行く音でした・・・ 恐らくマムシの方はこちらの存在にずっと気付いていて様子を伺っていたと思われます・・・ マムシは写ってませんがこの場所でした。枯れ草とフキがあちこちに。 植物を採取する時は、緑色のものを視界に入れて形を見て食べれるものかどうかを次々に判断して行くのですが、マムシの保護色はさすが・・・じっとしていると景色に溶け込んで気付きませんでした・・・ マムシ探しの時は、茶色系(明るい茶色から暗い茶色まで)を想像してトグロ状になった時にできる影を含めた形や白や黒が混ざったマダラ模様、周囲との微妙な色違いを想像しながら探してます・・・ この両方を同時に行うのはやはり難しい・・・です。 奥まで行って突き当たりの右手でトカゲを発見したのですが、マムシを見ているので闇雲に手を草の中に突っ込まず、辺りを見渡したら・・・!!! 黒い大きなヘビが枯れ草の上にトグロを巻いてました・・・大きさと存在感にビクッとなります・・・ すかさず竹の棒で押さえつけて捕獲成功。アオダイショウでした。 上の写真は捕まえたアオダイショウを米袋に入れ、居た場所に置いたもの。 マムシにアオダイショウまで居たので今日は大収穫!!と思いながら歩き出したとたん、目の前をスルスルスル〜〜とシマヘビが枯れ草の下を蛇行しながら逃げて行く所でした。すぐさま、竹の棒で押さえ込み、またまた捕獲成功。アオダイショウを捕まえた場所から3m程しか離れてませんでした。 捕まえたシマヘビをネットへ入れて捕った場所で撮影。 この場所、今までヘビを見たことがなかったのですが、今日は当たり日か・・・ 真夏を過ぎてやや涼しくなり長袖の服も着れる気温になってきてます。 草刈りされて枯れた草があちこちにあったので、この下にヘビが隠れているかもしれないと思い、再びこの広場をウロウロしていたら・・・今度は、マムシを捕まえた場所のすぐ近く、枯れ草の上にトグロを巻いたやや小さなヘビを発見! 食材としては初めての捕獲、ヤマカガシでした。かわいい・・・ この場所、マムシを捕まえた後、ガサゴソと歩いた後の場所なので、アオダイショウやシマヘビを捕まえている間に這い出てきて休んでいたんだと思われます。 初めに奇跡の捕獲と書きましたが、この僅かな広場で、 マムシ、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシの4種のヘビを1匹ずつ捕獲すると言う初めての体験をしたのです・・・ この後、来た山道を登りながら引き返したのですが、途中でもまた枯れ草の上でトグロを巻いているシマヘビを数m先に発見し、ややジャンプ気味に飛び掛りながら竹の棒で押さえ込み、捕獲成功。 ここも一度通っているので、広場に行っている間に這い出てきた様です。 これほど大量捕獲は想像していなかったので、捕ったヘビは、袋に入れたり、ネットに入れたり・・・ついに入れ物がなくなり、そのままリュックに入れました。 これはキノコ。写真中央周辺と左下の方に写ってます。 美味しそうなキノコなので大喜びで採取しました・・・ この後、車で直ぐ近くの別の山道へ移動。 背丈程もあるススキの藪の中を掻き分けながら進んでいたら・・・後一歩で踏みそうな程の足元にト・グ・ロ・・・またまたシマヘビ。 早速、捕獲に成功はしたのですが、あまりの藪のため、竹の棒は上手く使えず、素手と足を使ったのですが、スルスルと直ぐにあちこちに絡みつき・・・ガブッと指先を僅かに噛まれました♪ 僅かに血が滲んだ程度だったのですが、ヘビに噛まれたのは初体験♪ これで、今日6匹目の捕獲となりました。 この時、まだ時間が少しあったので別の山に移動し・・・結局、山頂の展望台まで登りました・・・周辺の山を見下ろす程高い・・・最高の景色です。 さすがに、早起きして動き続けて疲れ気味、帰る時間でもあったので、ここで僅かにバッタを捕ってから下山としました。 今日捕獲したヘビ。 左がアオダイショウ、中央がシマヘビ2匹、その右上に小さなシマヘビ、その横が小さなヤマカガシ、その下がマムシ。 デジカメの補正かな?分かり辛いですが黄色がややハッキリしてる派手な感じのマムシです。お腹が大きいので子持ちだと思います。 体長は約50cm。 まだまだ子供だと思いますが、ヤマカガシ。 怖い顔のシマヘビや無機質なアオダイショウとは異なり、まだ子供と言うのもあると思いますが、かわいい印象を受けるヤマカガシ。 カエルの顔のイメージに近い印象を受けます。 体長約65cm。 やや小さなシマヘビ。 こちらも瞳は丸いのですが、白目の部分が赤く、怖いイメージがあります。 実際、入れ物に入れても中から噛み付こうと飛び掛ってくる程、攻撃的です。 顔は黄色味を帯びてます。 体長約90cm。 これは、アオダイショウです。 脱皮が近いようで、目が白くなってます。 写真の様に他のヘビよりも光沢があり、体もヒヤッとする程冷たいので、作り物の様な・・・無機質系の印象を受けます。 大型のヘビですが、とても大人しいヘビでもあります。 夜の間に糞をしたのですが、短い灰色の毛が沢山でてきました・・・恐らく、ネズミを食べていた様です。 体長約140cm。 残りのシマヘビ2匹。どちらも大きいです。 ほぼ同じ大きさであれば、保管中にどちらかがもう一方を飲み込んでしまう事は無いと思い、同じ入れ物としました。 どちらもシマヘビですが、1匹は、明るい茶色、もう1匹は濃い茶色でした。 捕まえたときにお腹が大きくボコッと膨らんでいたので何を食べたのかと気になっていたのですが・・・翌日、ストレスで吐き出したようで・・・足を延ばした状態で約20cm程の半分溶けたカエルが、ケース内で強烈な悪臭を放っていました・・・ヘビをペットとして飼育されている方には良く知られた行為の様です。 体長はそれぞれ120cmと130cm。 濃い茶色の固体は、これも目が白濁していて脱皮が近いので、それが原因で色が濃いのかも知れません。 捕獲したコオロギ。 捕獲したバッタ類。 トノサマバッタとミヤマフキバッタが大部分でした。 ネットに入っているので良く分からないと思いますが・・・ 上はサワガニ十数匹、その下はカマキリ1匹ずつ、と、 ペットボトルは、トカゲ(カナヘビ)3匹。 左上から時計回りに、クサギ、オオバコ、ヨモギとヨメナとイタドリ、サンショウの実、タンポポ、ヤマイモのムカゴ。 真夏が過ぎてやや涼しくなり、台風で雨が良く降った後・・・ 意外にも春のように若芽を採取できる時期が少しだけあります。 サンショウの実が食用になるのは知ってましたがそれ以上の知識無し・・・ 帰ってきてから調べたら実をそのまま利用できるのはまだまだ実の青い夏の時期で、秋になり写真の様に色づいてきたら果皮を使うようです。種は使えません。 青い実のものは、青山椒、色づいたものは実山椒といい、実山椒は、佃煮にしたり、粉にして粉山椒にして利用する様です。 採取した唯一のキノコ。 お店で売っているシメジの様にまとまっていて、色良し、臭い良し・・・なのですが、調べるほど、相違部分がみつかり・・・同定できませんでした。 本に載っていたハタケシメジ(食用)とネズミシメジ(毒)に少しずつ似ているのですが、少しずつ違うところもあり・・・残念・・・ 左上の皿は、ヨモギ、ヨメナ、イタドリ。ゴマ味噌和えで。 右上の皿は、タンポポ。サラダでゴマ味噌、マヨネーズ、自作ドレッシングで。 サワガニとヤマイモのムカゴは一緒に唐揚げにしました。 写真を撮り忘れてました・・・ バッタ類全ては、佃煮にしました。 初食材のクサギ。 以前採取したオニグルミを使ってクルミ和えにしました。 クサギと言う名前の通り、独特な香りがあります・・・人によって感じ方は違うと思いますが、私の場合この香り、嫌いではありません・・・ クサギは重曹を使って茹でた後、一晩水にさらしてから使います。 こちらは、オオバコのピーナッツ和え。 上のクサギのクルミ和えと一緒に作ったのですがどちらもそれぞれ美味しかったです。 アオダイショウは一番最後に食べる予定だったのですが、ストレスのためか、死んでしまったので急遽調理しました。 取り敢えず、肝臓と心臓は串に刺して串焼きに。しょうゆ味。 長〜い肝臓だったので20cmを超えてました。 身は切らずに丸ごとトグロ状にして鍋で煮ました。 食べる時は写真の様に少しずつ切って数日に分けて頂きます。 アオダイショウが死んでしまったので他のヘビも何時死んでしまうか・・・と少し不安になったので、マムシ以外の4匹全てを生きている間に捌いてしまいました。捌いたのは、シマヘビ3匹とヤマカガシです。 身は全て冷凍庫へ入れてどんな料理にするかまた考えます。 写真は、肝臓4個、心臓4個、胆のう2個です。 フライパンで炒めて塩コショウで頂きました。胆のうだけは噛まずに丸飲み。 シマヘビはどれも綺麗な内臓だったのですが、ヤマカガシは何故か内蔵がザラザラする・・・良く見たら長い内臓の上から下まで1mmにも満たない小さなツブツブがビッシリ・・・その一つ一つが全て寄生虫でした・・・ 寄生虫を目視出来ても出来なくても野生の生き物は良く火を通しましょう♪ 今回捕まえた唯一のマムシ・・・お腹が大きかったので子持ちだと思っていましたが、2日後に早速4匹の赤ちゃんマムシを産みました。 左に写っているのが親マムシの頭、手前と右上奥に1匹ずつ赤ちゃんマムシが写ってます。マムシも赤ちゃんの時は文字通り赤い色が強いですね。 シマヘビ(大)、シマヘビ(小)、ヤマカガシ(小)、トカゲ(カナヘビ)3匹、は、唐揚げにしました。 お皿一杯にあっても身は少ないので、ビールを飲みながら全部食べてしまいました。美味しい♪ 全部2度揚げしましたが、一番小さかったヤマカガシでも骨ごと食べるのは少し厳しかったです。 一気に全部食べてしまうのはもったいなかったので、もう1匹の大きなシマヘビはまだ冷凍庫にあります。 以前、葉は採取しましたが、実は初食材となるサンショウ。 トレーに入れて風通しの良い所に置いたら写真の様にすべての実が割れて種が飛び出てました。 種と茎は使えないので今回は全て取り除き、果皮だけにします。 果皮と種を取り分けた所・・・少々てこずりました・・・ 1、息を吹きかけて皮を飛ばして分ける方法・・・種も結構軽いので果皮9割、種1割程の別れ具合・・・ 2、種が丸いのでトレーをやや斜めにして転がして分ける方法・・・果皮も良く転がるので難しく少量ずつしか出来ません・・・ さらに・・・果皮と種は綺麗にポロッとは取れず、スジで繋がっていて簡単には取れない場合もあり・・・何かもっと良い方法があるのかも知れません。 果皮を少しずつすり鉢に入れて一生懸命すり潰したのですが、完全な粉状にはなりませんでした。 うなぎの蒲焼に付けるものなのですが・・・そんな高価なもの何年も食べてません・・・食べるためには自分で捕るしかないのですが・・・現状では少し難しいです。 その他の利用方法としてはお茶。ですが、お茶であれば粉にする必要はありません・・・結局、何をしたかったのかと言う結末ですが、お茶で頂きます。 後日、お茶にしてみました。 まずは・・・100%サンショウだけのお茶。 入れる量にもよると思いますが、サンショウの香りがやや強かったです。 感じでは他の野草茶に別の風味を加える程度に入れるのが良さそうです。 後は料理の風味付けにも使えるかな・・・ 写真を撮り忘れてました・・・トチの実の粉です。 約1ヶ月間、毎日アク抜きを続けてました・・・ 殻を剥いた後、 水に浸け、毎日水を取り替えながら1週間〜10日。 灰が無いので重曹で1時間煮てから、 また、水に浸け、毎日水を取り替えながら1週間〜10日。 少し味見して、まだまだアクが強いので、 また、重曹で1時間煮てから、 水に浸け、毎日水を取り替えながら1週間〜10日。 まだアクが残っている様でしたが根気負け・・・ すり鉢で潰して、フライパンで軽く炙り水分を飛ばして乾燥させました。 写真は、握りこぶし1つ分ですが、ドーナツの具に混ぜてしまった後の残りなので半分になってます。 まだまだアクが残った状態での断念・・・通常であれば、また1時間煮て1週間〜10日程水に晒すのを繰り返すのですが・・・どうなるか・・・ トチ餅にするには材料・道具が無いので、クッキーかホットケーキかドーナツかで選びましたが、野草を食べるときに天ぷらにするとアクを抜く処理がいらないのを思い出し・・・油で揚げるドーナツにしてみました。 残っているアクがこれで上手く抜ければ良いのですが・・・結果は、残念ながら失敗。このアクしつこ過ぎ。 ドーナツに砂糖を付けてパクッ! 甘くて歯ごたえ良く美味しい・・・モグモグ・・・あっと言う間に甘みが消え無味状態〜やや苦味が・・・飲み込んだ後も口の中に僅かですが苦味が・・・ 写真の様に沢山作ってしまったので厳しいですが、もったいないので、全て食べるつもりです。ただ、アクが残っているので一度に沢山食べずに少しずつ頂きます。 残っているもう半分のトチの実粉はどうしようか・・・ 前回食べたヘビの唐揚げが美味しかったのと、丁度ドーナツで油を使っていたのもあり、残っていたシマヘビ(大)1匹は、結局唐揚げにしました。 身は少ないのですが、美味しい・・・ビールに合います♪