サバイバル節約術

初秋の食材探し 〜海・川原〜


9月下旬。
次から次へと台風が発生して浜は荒れ続き・・・浜へ弓角(ルアー)を投げに行く機会がないまま今月も終わってしまいました・・・
毎年、青物(ブリの子:ワカシや、ハマチの子:ショゴ)等毎年釣っていたのですが今年は無理かも・・・
今日は港でサビキとちょい投げに行きました。




釣りをした後に、1時間弱程時間があったので帰る途中で川原へ寄りました。
少しだけ野草を採取しようと思ったら、予想以上に秋が進み・・・大型の台風が直撃した影響もあると思いますが・・・枯れ葉が目立ちました。
巨大な木が丸ごと川岸にあったり、一面泥ばかりになっていたり・・・今まで見てきた景色と大分変わってしまってました。
あちこちウロウロ散策しながら、僅かなアキノゲシの新芽とギシギシの若葉を採取した後、上の写真の様に泥と枯れ葉ばかりの川原にニョロニョロと・・・
ヤマカガシ発見!ここならば逃げ場は無いはず・・・と思った瞬間、カニの巣穴か?穴の中に逃げ込んでいったので、すかさず尻尾の部分を何とか素手で掴む事に成功・・・!?しかし、良く見ると・・・この模様は・・・マムシ・・・そのまま、力ずくで穴から引きずり出して捕獲成功。
このマムシ、泥にまみれたためか、全身粉をふいた様になってました。
この川原、砂地に丸い石ばかりの川原でとてもマムシがいるとは思いませんでした・・・逃げ場、隠れ場も無いだろうに・・・数年前からこの川原で藪の中へもスニーカー(時にはサンダル)でズカズカと平気で入ってました・・・
もしかしたらここに住んでいたのでは無く、濁流と一緒に上流から流されてきたのかな・・・





車内にあった保管用のペットボトルへ現地で入れました。
写真は水で洗って綺麗になったところです。
まだ大きさを測ってませんが、今まで捕まえたマムシの中でも1,2を争いそうな程大きいです。
何故大きさを測らないかと言うと・・・実は、一度ペットボトルへ入れてしまうと出てきてくれないのです・・・どうするかと言うと・・・洗面所に水を張ってペットボトルごと浸けると、空気穴から水が中に入り・・・逃げ場を失ったマムシは必ず外に出てきます。その時はもちろん、口にネット等を付けておきます・・・要は面倒&危険・・・マムシにとっても極限状態になるとおもいます・・・





今日釣った魚。
サッパ多数に、ネコマタが混ざってます。その他は、
コノシロ3匹、セイゴ(スズキの子)1匹、マイワシ1匹、イシモチ1匹、アイゴ1匹、ハゼ1匹、と、シャコ1匹。




小型のサッパを使った背ごし。4匹分です。
今年何度か食べましたがこれは美味しい。
1〜2ミリ程に薄く筒切りして、塩を振りお酒で洗い流します。
(これで魚臭さが無くなります。)
これに、酢味噌を付けて頂きます・・・美味しい。
小型のサッパを使った方が良いようです。




今日それぞれ1匹ずつ釣った魚。
奥から、セイゴ(スズキ)、マイワシ、ハゼ。
今日一日の疲れが取れます・・・




ちょい投げで偶然釣れたシャコ。
子供の頃から釣りをしてきましたが、シャコを釣ったのは初めてです。
刺身で頂き、甘みと旨みが凄くあり、美味しかったのですが、食べ難かった・・・ネットで調べて承知していたのですが茹でて食べた方が良かったと思いました。
一度凍らせてから皮を剥き、解凍して刺身で頂くと良いようですが、そこまでするなら茹でたほうが良さそうです。




翌日。
今回、リベンジのつもりでふたたびススキの穂を採取していました。
結果・・・またまた失敗。
筆の様に穂の先端が少しだけ出た状態のものを採取し、翌日天ぷらに・・・前回よりも条件は良かったはずなのですが・・・また今回も先端のパリッとした部分しか食べれませんでした。
どうも熱が加わると硬くゴワゴワしてしまいます。
パリッと上手に揚げる方法が分かれば食べれるかもしれません・・・

その他、今回採取したバッタ(ツチイナゴ)1匹も一緒に揚げました。




小型のサッパと、刺身や酢締めにした残りのアラを唐揚げにしました。
サクサクとビールに合います。




大型のサッパが釣れたときに必ず食べたいこの酢締め。
サッパとコノシロが混ざってます。美味しい・・・




ギシギシとアキノゲシに、数日前に採取していたカタツムリ2匹をゴマ味噌和えで頂きました。カタツムリはコリコリと歯ごたえ良いです。
どれも美味しかったです。




今回釣った魚は色々な食べ方で楽しみましたが、そこからもれた魚達は煮物にしました。やや薄味で煮込み、冷蔵庫で保存。
煮汁は完全にゼリー状となり容器の中で一塊になってました・・・この煮凝り(フィッシュコラーゲン)が体(皮膚)に良いのです。
このまま温めずに冷えた状態で頂きましたが身が締まってとても美味しい。




煮物を食べ終わり、残ったアラは熱湯を注いで汁を頂きます。
最近涼しくなってきたので温かいものが特に美味しく感じるようになってきました。




酢締めとしなかったやや小型のサッパは、やはり美味しい焼き酢漬けに。
漬けてから今日で3日目。頭から丸ごと頂けます。写真は一部です。
これも、小型のサッパを釣ったら絶対に食べたくなる料理です。




ドングリ(マテバシイ)を粉にして冷蔵庫に保存してあったので、今回はホットケーキにしてみました。
ホットケーキミックスの袋に書いてあったレシピにドングリパウダーを混ぜて焼いただけ・・・
外見は焼いたので普通のホットケーキの様ですが、中身も茶色です。
食べたらもちろんドングリ風味があり、美味しかったです。




ドングリパウダーにしなかったものや、最近再び拾ってきたものがあったので炒って見ました。
そのまま中華鍋で炒ってもうまく割れず、2時間程水に浸してから炒ってみても結局うまく割れませんでした。
シイの実よりも殻が固いので、このままツマミで食べるのは少々面倒でした。
ドングリパウダーを作った時の様に1時間程煮てから炒ればもっと割れますが、鍋はベトベトになるし・・・もっと良い方法はないのかな・・・




これで最後になるはずだった・・・6本目となるマムシ酒です。
今回、偶然マムシを捕獲してしまったので入れ替わりで、またこれから1ヶ月間、糞出しする事になりました。




今までマムシ酒とせずに捌いて食べてきたマムシ達の胆のうです。
全て乾燥させていました。
すり潰して粉にして利用する様ですが、小さく少ないのでスリバチの溝に入って無くなってしまいそうなので、このまま頂こうと思います。
疲れが溜まったと感じたときに丸薬の様に飲んでみます。




子供と一緒に出掛けた時に、一緒に捕まえたバッタです。
ショウリョウバッタのメス1匹、ツチイナゴ数匹、オンブバッタ1匹。
数が少なかったのですが、イナゴと同じように佃煮にしてみました。
イナゴに比べるとやはり味は落ちますが、砂糖多めの濃い味付けになり、殻が固くなってこれで意外とサクサクと食べれるので美味しいです。




ドングリパウダーを使った食べ物の第3弾。ドーナッツ。
今回も前回買ったホットケーキミックスの残りを使いました。
レシピも袋に書いてあったものにドングリパウダーを加えただけ・・・
かなりの量を入れたのでどうかと思いましたが大成功。
表面はドーナッツ特有のサクッとした感じ、中はフワッとした感じで、とても美味しくできました。もちろん、ドングリ風味。
アレンジでベーキングパウダーを少々入れたので、膨らみすぎて輪ではなく、ヘソだんごの様な形にまで膨らんでしまったのが唯一の欠点かな。






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