9月中旬。先日、魚を沢山釣って冷蔵庫の中にまだまだあるので、今日は山へ・・・と、その前に、丁度取り時だったマテバシイのある公園へもう一度行きました。 前回と同じ木へ行った後、周辺を散策したら他の場所にもマテバシイの木がありました。 強風の後でもあったため、辺り一面にドングリだらけ・・・ まるで、冬を前にしたリスの様に・・・必死に採りまくりました この木は、海風にも強いのでしょうか・・・海に面したこの公園、探せばもっと他の場所にもありそうでした。 前回採取したマテバシイと一緒にして・・・重い・・・キロ単位はありそうです。 シイノミよりは若干アクのあるドングリの様ですが、他のドングリ程アクは強く無い様です。 シンプルに軽く炒って食べたり、ドングリクッキーにしても食べれる様です。 その後、山へ・・・ 枯れ葉の上に、茶色の小さなカマキリがいました。 あちこちで見かけましたが、今回は撮影のみ。 あまり見かけない花が咲いていたのでとりあえず撮影。 後日・・・これはツルニンジンでした。根がニンジンに似ていて食用となるようです。写真に撮ると記憶に残るので他の事で調べ物をしている時等にふと気が付いたりします・・・ 繊細で綺麗・・・以前食べたこともありますが・・・撮影のみ。 今年初めてヤマイモのムカゴを発見。 まだまだ小さく、これだけしかありませんでした・・・去年はキロ単位程も採取して沢山食べました。 少ないですが取り敢えず採取しました・・・摘んだままの状態でかなり日持ちします。 ドングリ、クルミ、ヤマイモ・・・常温でそのまま長期間保存できる食材はとても便利です。 これは初めて見ました。 アケビ程の大きさで、開いた中身は黒い枝豆程の種が詰まってました。 木陰で僅かな休憩・・・ 木にアリが無数に居てせわしなく登ったり降りたり・・・ 所々でアリ同士が頭を寄せ合ってました・・・ 木から樹液でも出てるのかな・・・と、近づいてみたら・・・ 見えるでしょうか、木の幹よりやや濃い色の虫。アリマキの仲間かカメムシの仲間か・・・恐らく・・・木から樹液を吸ってアリに分け与えている様でした。 少し前に拾ったオニグルミ。ペットボトルに入れて実を腐らせました・・・ 家で洗うと、臭いし生ゴミになるし・・・で、いつも川で洗ってます。 今日は洗うために家から持ってきました。 水面が反射して見難いですが・・・ 川へ入れた所。流れの速い川の場合は石で囲いを作ります。 まだまだ腐りかけで実の固いものも多少ありました。 一つずつ実やスジを丁寧に取り除きます。 後はこれをそのまま乾燥させるだけ・・・この状態であれば、2年程は保存出来るようです。 処理を終え、また家へ持ち帰りました。 このオニグルミ、ペンチでも割れない程とても殻が固いので食べる時はコツがいります・・・ 野草や山菜の本やネットには載ってませんでした・・・ススキ。 実はイネ科で食べれるとか・・・実際に食べている地域もあるようです・・・ 食べるときは写真のようなまだ開く前の若い穂の様です・・・ 天ぷらで頂きます・・・初挑戦。 何かキノコは無いかと探していたら・・・珍しいものを発見!! 見つけた瞬間、目を疑いました・・・キノコ超初心者で早速見れるとは・・・ これは、マゴジャクシ。 霊芝と呼ばれ珍重されるマンネンタケと同じマンネンタケ科のキノコです。 調べたらマゴジャクシは日本固有種でした。 ツヤがあり硬く、まるで作り物のようです・・・高さ約8cm、傘の径約6.5cmでした。倒れた松の木の根元部分から生えてました。 とりあえず・・・綺麗な形のコフキサルノコシカケを置物としてますが、これも蒸して虫を殺した後、置物にしようかな・・・ 大きなイモムシが何故か枯葉の上を歩いてました。 サナギになる場所を探してたのかな? これだけ大きいとどうやって料理しようか・・・揚げると恐らく爆ぜるし・・・焼くしかないかな・・・美味しいだろうか・・・等と考えながらも取り敢えず採取。 調べたらキイロスズメ(スズメガ科)の幼虫で、ヤマイモ科やサトイモ科の葉を食べているようです・・・取り敢えず食べても良さそうです・・・毒草を食べているイモムシはできれば避けたいです。 切り落とされたマツの枝から生えていた、おそらくツガサルノコシカケ。 とても小さく5cm程度だったので撮影のみ。 今日採取したススキの穂。 どうなるでしょうか・・・ 今日採取したニホントカゲ。 ブルーの尻尾に体全体に金属光沢がありとても綺麗。目も可愛いです。 子供のときはこの様に綺麗なのですが、大人になると全身茶色となり、もっとズングリした体型になり・・・ノソノソと歩きます。 良く見かけるトカゲ(カナヘビ)と違い、石や岩のある場所を好むために岩陰に直ぐ逃げられてしまいます・・・ その他、サワガニを数十匹と、カマキリ2匹、バッタ数匹、キマワリの幼虫2匹、ガの幼虫1匹を採取しました。 マテバシイのクッキーを作る前にまず、粉にします。 まず、1時間程茹でます。 採取したマテバシイの8割程ですが大きな鍋一杯となりました。 アクがでて鍋に蝋状のアクがベトベトに着きます・・・覚悟して下さい・・・ それから、炒って殻を割ります。 100均で買った中華鍋では小さすぎて何度も炒る必要がありました・・・ 夕食を食べながら実を割り続け・・・手も爪もボロボロ・・・想像以上に多い・・・ 実を取り出した状態。大きなドンブリ一杯分できました。 少し炒りすぎて焦げて硬くなったのもの数個はその場でツマミとなりました。 夜遅くなったので今日はここまで。この状態でラップして冷蔵庫へ。 翌日はひたすら擂り潰す・・・ これも100均で買ったスリバチ&スリコギでは小さすぎ・・・軽く一握りの量でも擂り潰しているとこぼれます・・・かなり頑張りましたが・・・キリが無い・・・ 部屋の中は湿度が高く、気温33度、風の通りが悪く・・・全身から汗が噴き出します・・・ そこで、新聞紙をフローリングの上に、その上にドングリを、その上に新聞紙を敷いて木のまな板を置き、さらに新聞紙を置いて自分の体重で潰す方法に。 粗砕きですがこれだけで大分楽になりました・・・粗砕きのものを少しずつスリバチで擂り潰して・・・擂り潰したら隙間が無くなって量が減るかと思ったら、こんもりとドンブリ山盛りとなりました。 この状態であれば、冷蔵庫で数ヶ月、冷凍庫で1年程、風味を保ったまま保存出来るようです。 同時進行でトチの実も処理してました。 半分に割って1日水に漬けていたら外殻が柔らかくなり、比較的簡単に皮を取る事はできました。 これをタッパへ入れて冷蔵庫で数日置くつもりが・・・毎日水は取り替えるつもりだったので、翌日開けてみると・・・変な臭い・・・腐りかけの様な・・・ 正直、これは失敗かも知れません。 本やネットの情報を元にしているのですがエアコンが無いため、湿度も気温も高い部屋の中では良くなかったのかな? しばらくこのまま処理を続けて見ます・・・ 今回採取した昆虫類と、前回僅かに採取して冷凍保存していたものを合わせて天ぷらにしました。 塩味で。美味しい。 収穫の秋。いろいろな動物は大きく育ち、植物は実を付けます。 採取する量にくらべ、食べる量が追いつかず・・・食材が沢山残ってました。 今回、初採取したススキは冷蔵庫で保存していたのですが、天ぷらにした今日は採取してから2日後。 やや不安に思っていたのですが的中してしまいました・・・ ゴワゴワしてとても食べれない・・・硬い部分は歯茎に刺さりそうな程・・・ 無理に飲み込んで食べたら腸閉塞にでもなりかねない感じ・・・ 唯一食べれたのは先端部分のパリパリに揚がっていた一部のみでした。 鍋が小さいので写真の様に軽く結ぶように丸めたのですがこれが敗因かな? 穂を開くようにしてシッカリと揚げれば食べれたかも知れません。 また、1本だけ素揚げのつもりでそのまま油へ入れてみたら・・・あっと言う間に穂も種の部分も開いて穂が熟した状態となりました。 当然、これも食べれませんでした。 採取してから4日後。 糞も出尽くしたかな・・・アミ焼きにして醤油で頂きました・・・ヤキイモ♪ムシ これも少々不安でしたがこちらは大丈夫。 香ばしくて思ったよりも美味しかったです。 保管している間に子マムシを産んで、その後、脱皮までしたマムシです。 今まで造ったマムシ酒の中にはだんだんと皮が身から浮いてきたものがいくつかありますが・・・これならば脱皮直後なので大丈夫だと思います。 お疲れ様・・・子供の何匹かは山で育ってます・・・ マムシの食べ方がワンパターンとなっていたので少し変わった物に・・・ 実は、前に子マムシ丸ごとの唐揚げでフニャフニャ感がありやや失敗だったのもあり・・・実の少ない子マムシをどうしようか考えてました・・・ そこで、思い出したのが、「ゲテ食」大全なる本に載っていたミミズのみりん干し。結局、捌いて身だけにしたのですが、マムシのみりん干しとなりました。 ネットで試しに探しましたが、マムシ(ヘビ)のみりん干しは見つかりませんでした。不味いのかな???もちろん初挑戦。 成体での結果も知りたかったので、大人のマムシ1匹を加え、子マムシ3匹と、捕獲して手元に居たニホントカゲ1匹をみりん干しにしてみます。 捌いて血液を綺麗に洗い流し拭き取り、醤油、みりんに、砂糖と日本酒を少々加えた漬け汁に冷蔵庫で一晩漬け置き、汁を捨てて余分な汁気を拭き取り、白ゴマをパラパラと・・・したのが上の写真。この状態で冷蔵庫へ入れて、干物を作ります。既に美味しそうで食べたいのですが我慢。 マムシのみりん干しも、冷蔵庫での干物も作るのは初めて・・・と言うより干物自体作るのが初めてです。 冷蔵庫の庫内は、低温&乾燥状態なので干物を作ることができるのです。 太陽光が確保できる方は、干物ネットを買って作るのが良いと思います。 みりん干しを作るときに出たアラ。 皮(大人と子供)と肝臓・心臓(大人のみ)を唐揚げにしました。 子マムシの心臓や肝臓は小さすぎて取り出しませんでした。 カリッと揚がるとスナック感覚で美味しいです。 保管していたマムシも、どんどん1ヶ月経ちマムシ酒に・・・さらに、ときどき捌いては食べ・・・これで、今残っているのは最後に採取したマムシ1匹だけとなりました。 沢山いると水換えが大変ですが、少なくなると少し寂しい気もします。 ここで、ドングリクッキーに挑戦!! ネット上に色々な配合のドングリクッキーがありましたがその内一つを参考にして・・・ただ、秤が無く、あるのは計量カップ(お米用)だけだったのでこれを使いました。 このカップは1カップ180ccでした。 ネットで小麦粉とカップの関係を調べたら、約半分・・・1カップ(180cc)で90g程の様です。 以下は覚え書き・・・ 1カップ200ccで、砂糖:120g、塩:210g、バター:180g。 1カップ180ccで、砂糖:108g、塩:189g、バター:162g。 ※余談ですが、アメリカではお菓子作りに秤を使わずカップで配合する様です。 ネットで見つけた配合表の約半分のつもりで、かなり“ドンブリ”勘定だと思いますが以下のようにしてみました。
・ドングリパウダー 1カップ (小麦粉と同じ重さであれば1・1/2カップになるのですが、結構重みがあったので1カップにしました。) ・小麦粉 1/2カップ ・砂糖 ?グラム (これは好みで良いと思われるので適当に・・・) ・卵 1個 ・バター 50g (電子レンジで温め過ぎて爆ぜてました・・・実質40g程度かも)
さらに・・・オーブントースターなるものも使い難い状況にあるため、フライパンでクッキーを焼けないか調べたら・・・ 意外とフライパンを好んで使う方も多いようでした・・・オーブンよりも素朴な感じに仕上がるようです。 フライパンクッキーにする時は何故か溶かしバターにして使うと良いようです。
大分説明が長くなりましたが・・・作り方は、 1、バターをレンジでチンして溶かし、そこへ、砂糖、卵、小麦粉、ドングリパウダーを入れて混ぜる。 切る様に混ぜてダマが残らないようにする。 2、フライパンに適当な大きさになるように生地を落として焼くだけ。 お好み焼きを焼くときと同じで、表面に気泡が浮いてきたら裏側も良い感じになってきているので、 少し見て良ければ裏返し、両面焼いて出来上がり。 これだけ。
結果は、大成功!!と言うことにしましょう♪ 砂糖は少なめでドングリの素朴な風味に香ばしさも加わってとても美味しい。 お手軽なのも良いです。 生地はこんな感じ。 ドングリパウダーは、細かく粉になっている部分もありますが、まだツブ状のものも僅かに残っていました。 フライパンに生地を落として焼くだけ。 出来上がり。 これなら、ビールのツマミにもなります。 冷蔵庫の庫内で丸一日干したマムシのみりん干し。 遠火でジックリ焼いて頂きます。 ニホントカゲは小さすぎて美味しいかどうか分からず・・・ 子マムシは、柔らかく、風味良く、とても美味しい。 大人マムシも美味しい!大人マムシは軟骨が歯ごたえ良くアクセントに、ゴマの風味も加わって、これがヘビ!?と言う感じ。日本人好みの味です。 泡盛・日本酒がとても良く合います。 今まで沢山の魚を食べてきましたが、干物は一度も作ったことがありませんでした・・・今度は、魚で干物でも作ってみても良い気がしました。 サワガニで作ったガン漬け。 冷蔵庫で1ヶ月を過ぎていたので少しだけ試食しました。 通常、2〜3ヶ月程発酵させる様なのでまだまだ未完成品。 御飯に付けて食べると凄く美味しいです。 ※塩分濃度がとても高いので、写真の量で御飯10杯以上は食べれそうです。 今回採取したサワガニは・・・ネットや本で色々な食べ方を調べて食べてきましたが、少し飽きてきたかな・・・ 上の写真は、オリジナル。結果から言うと失敗かな。 サワガニを砕いて味噌を加えて焼きました・・・サワガニのさんが焼き。 これに薬味を加えたら美味しくなったかも知れません。 半分をサワガニのさんが焼きとし、残りの半分でせんべいにしてみました。 エビせんべいがあるならカニせんべいがあっても良いのでは?と言う発想。 後で分かったのですが、 ネットで調べてみたら1つだけヒットしました・・・その名も沢蟹せんべい。 とても焦げやすく、具の調合に苦労したとか・・・ 私の場合、砕いたサワガニに片栗粉を加えて水を少々入れて混ぜ、焼いただけ。 サワガニ風味で美味しい・・・けど、止まらなくなるほどではない・・・