サバイバル節約術

初秋の食材探し 〜海・公園〜


9月中旬。今日は久しぶりとなる堤防で釣りをしました。
今年初めて・・・いつも安いアミエビばかり使っているのですが、今日はアミエビ(300円)とアオイソメ(500円)の両方を買っていざ勝負!
海は濁りが入っていたので、いつもよりもハリス(釣り糸)はやや太めにしていました。




結果、いつもより大型のものが沢山釣れました。写真は一部です。
グレは16〜18cmのものが沢山釣れました。短竿だったので物凄い引きでドキドキ・・・とても楽しめました。

今までで最大となったのが写真一番上のアイゴ。26cm。
今までアイゴは10cmを少し超える程度しか釣ったことがありませんでした・・・短竿でいつものハリス1号ではとても釣り上げることはできなかったと思います・・・備えあれば憂いなし・・・
普段あまり聞かないドラグがカリカリカリ・・・と鳴り・・・とても緊張しました。
いつもの様に毒のあるトゲはハサミでチョキチョキとその場で全て取り除きました。

以前にも似たような状況で大型のグレを釣ったことがあります。
・サビキでグレを沢山集めておいてイソメで底を探る。
・サビキの下にもハリスを付け、そこへイソメを掛ける。
どちらも群れを寄せて、底にいる大物を狙う方法です。
グレは子供の時ほど群れで行動し、大きくなるにつれてだんだんと単独で行動するようになります。
群れで行動する利点は多いと思いますが、エサが目の前にある時は別。
モタモタしてると仲間に全て食べられてしまいます・・・真っ先に食いつきたいけど、群れからは離れたくない・・・と、海が澄んでいる時はその葛藤が見てとれます。そこで、群れをちょっとしたパニック状態にすると・・・良く釣れるのです・・・






エサを使い果たして釣り道具を洗い、車に着いたのが午後3時。
もう少し時間があったので、去年見つけた海沿いにあるマテバシイの木へ。
写真は晴れてますが、直ぐにだんだん強風となりました。
丁度、実が落ち出した頃で、綺麗な実をそこそこ拾うことができました。
車に戻ったら急に雨が降り出して・・・土砂降りとなりました・・・






まだもう少し時間があったので、少し前に子供とサルノコシカケを採取した公園へも行きました。
実はその時、変わった大きな実を沢山拾っていたのですが、何の実か分からず・・・放置・・・調べたらトチの実だったので、気になってました。
運の良い事に、公園に着いたら雨はあがってました。
だいぶ日が経っていたせいで、乾燥してカラカラになっているもの等ありましたが、多少は拾うことができました。
上の写真がトチの木で、下の写真がその実。
木は、大きな葉が放射状に付いていて、こんな感じの木は全てホオノキだと思ってました。
実は1個3〜4cm程でツヤがあり、まるでクリの様です。
直接炒ったりしては食べることができず、入念なアク抜きが必要ですが、縄文時代の人は、大切な食料としていたようです。

少しばかりのトチの実を拾って車で家に帰る時はまた雨が降り出し・・・家の駐車場に着いたらまた晴れていて・・・外に出ている時は、雨を降らない様にしてくれているようで・・・偶然ですが濡れずに済みました。




大型のメジナは刺身に。



アイゴの刺身。
大型の方が臭いが強いのかな?
知ってはいましたが今まで気になったことはありませんでした・・・アイゴは、地域によってはションベンと呼ばれるように臭いがあります・・・
一口食べて気になったので軽く火を通したら美味しく頂けました。




刺身の一部は炙りにしました。
手前がメジナで、奥がアイゴ。
どちらも皮付きで皮の面を重点的に炙ります。
ジワッと油が滲み出てきて、そこに火がつくとメラメラと燃えます。
美味しい・・・




刺身にしたものよりもやや小さなものを塩焼きにしました。
当然これも美味しい・・・

今日は沢山釣れたので、アイゴの身の一部とメジナ数匹分の身は、柵取りした状態のまま冷蔵庫で寝かす事にしました。
日を経る毎に、弾力は失われますが、代わりに旨み成分が出てきて味はよくなります。
この方法は、白身の魚で、筋肉質の身の魚に有効です。




今回残念だったのはこれ・・・サッパの背ごし。
今日一番最初に釣った魚で、しかも血抜きが完全に出来ていなかったようで、やや魚臭さが残ってました・・・残念。それでも、そこそこ美味しい。


以前、アオダイショウを調理する時に一度だけ使った事のある圧力鍋を魚で試してみました。
最初の写真には写ってませんが、圧力鍋でどの程度の骨まで食べれるかの研究の意味もあり、小さなメジナも何匹かは逃がさずに持ち帰ってます。
その他、ウミタナゴ1匹と、刺身にして出たアラも一緒に圧力鍋に入れて、高圧で30分・・・さて、結果は・・・



アイゴのアラ。
頬、胸鰭周辺、等の僅かな身のみ頂きました。
骨まで食べるには少々厳しいかな。
アラは捨てると翌日からだんだんと悪臭を放つゴミになりますが、火を通せば直ぐには腐りません・・・また、お酒をチビチビやりながら身を摘まむには意外と良いのです・・・食べるのに時間が掛かるのでお腹も意外と膨らみます。



見た目悪いですが、圧力鍋を使ったのでボロボロ・・・
これも上のアイゴと同様に骨までは少々厳しい。



リリースせずに試しに釣り上げた木っ端メジナ。約10cm前後。
これは、頭も骨も丸ごと食べれる・・・が、やはり骨の固い磯のメジナ・・・気をつけてシッカリと噛んでから飲み込まないと危険な感じです。
結果、骨の固いメジナは圧力鍋でも厳しいです。




今回、大き目のメジナを沢山釣ったので、残りは香草焼きにして見ました。
これは、釣った当日は柵取りして冷蔵庫へ、翌日に焼き、冷蔵庫で保管し、頂いたのはさらに翌日(2日後)でした。
沢山釣れたので、毎日魚三昧・・・明日の分も少しだけまだあります。




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