サバイバル節約術

初秋の食材探し 〜海・公園・川原〜


9月上旬。台風が去った後で海は荒れ気味・・・また、海へ弓角(ルアー)を投げに行くのは断念・・・どうも、休みと海の状態とのタイミングが合いません・・・
今日は、長潮まえの小潮で朝6時〜7時頃が一番潮が引いていて、その後はなだらかに上がっていく潮周り。
朝早く出かけて磯で貝捕りした後、あちこち移動しました。




毎回、磯へ行くたびに新しい磯へ行ってます。
大切な資源を捕り尽さないためもありますが、一度行った所では、大型のものが減っているからでもあります。
ここでは、今まで以上に大型のカサガイや巻貝が居ました。



変わった貝を発見。数個採取しました。

今回初めてなのですが、貝を採り始めて30分位経った時でしょうか・・・何時に無く大きなマツバガイを見つけたので、それまで採った貝をテトラの上に置いて必死に格闘・・・やっとの思いで取れたら・・・今まで捕った貝が、入れていたアミごと波にさらわれてました・・・結構な重さになっていたので、周辺の深みに手を入れて探ってみましたが結局見つかりませんでした・・・
一からやり直し・・・大きなマツバガイ1個と交換に失ったものは多かったです。
朝8時頃、そこそこの貝も採れて潮も満ちてきたので撤退。


その後、海岸の防風林となっているマツ林を散策し、キノコを幾つか見つけました。





マツ林で見つけたのでアカハツかな?
でも、傷付けても乳液は出ない・・・どうなんだろう・・・





以前、ホコリタケを調べたときに憶えていたノウタケかな?
表面は、まさしく脳みそみたい・・・ただ、既に古くなっていたため中身はとても食べれそうにない状態でした。



そこそこ大きく、5,6個ありました。
一番普通の色や形をしたキノコです・・・こういうのが一番難しい・・・


この時点で朝10時前。まだまだ一日時間があるので山の公園へ。





早速、キノコ発見。
傘の表面はヌメリがあり、色合いもとても美味しそう・・・
シメジの仲間かな?





これは、結構大きかったです。



写真では3本写ってます。
これも見た目は美味しそう・・・傘は開くと裂けるようです。





もしや・・・と思い、撮影だけしました。
家に帰って、葉や花を見ながら調べたら、イワタバコでした。
滝の近く等の岩場に着いてます。
天ぷらや色々な和え物で美味しく頂けます。





またキノコ発見。
既にかなり虫に喰われてますが、大き目のキノコでした。
傘の表面はかなりベト着き、身はモチッとしてマシュマロの様なカステラの様な感じでした。


公園をグルッと周ってしまってまだ時間があったので、帰りがてら川原へも寄って見ました。





去年沢山採ったオニグルミです。
まだ早いと思いつつ木の下をあちこち見てみると、既に落ちている実を発見!
早速、採取しました。
上の写真は、成っている状態。下の写真は木の全体。
高さも幅も15m以上はありそうな大型の木です。

去年は競争でした・・・と言うのも・・・ここの川原には大型のイノシシが出没する様で、普通にお店で売られている外国産のクルミよりも遥かに固いこのオニグルミをどうやら噛み砕いて食べているようでした。
熟してくると風が吹くたびにボトッボトッと落ちてくるので、イノシシに食べられる前に草を掻き分けて落ちているクルミを探し出して拾ってました。




今日採取したキノコ。8種類。
2冊のキノコの本を何度も何度も見返しましたが、情報量が多ければ多いほど似たキノコが沢山みつかり・・・残念ながら・・・結局、食べたのは左上の前回食べたホコリタケ1個だけでした。





今日採取した貝等。
今までよりも大型のものが多いです。



上は、イボニシガイ。デコボコの縦長。フタはフィルム状。
右は、クボガイ。緑色の部分がある三角形。フタはフィルム状。
左は、不明。黒く丸みを帯びた三角形。フタはフィルム状。
中央は、アマオブネガイ。フタはサザエの様。



今まであちこちの磯へ行きましたがなかなかこのヒザラガイは居ませんでした・・・今回は、2匹を採取する事ができました。
パッと見、化石にもなっている三葉虫の様です。



今日行った磯には、この赤い海草があったので少し採取してみました。
もっと簡単に判明できると思ったのですが、想像以上に赤い色の海草は種類が多く、断念・・・
海草の種類によっては食べると中毒を起こして死ぬこともあるので、陸の動植物同様に種の同定は不可欠です。
キノコ同様にまだまだ未開拓の分野です・・・




大き目のものはアミ焼きにしました。
巻貝はアミ焼きすると爆ぜる事があるので注意。

写真を撮り忘れてしまいました・・・
焼いたもの、茹でたもの、に、今回は刺身にも挑戦。
カサガイ、ヒザラガイ、カメノテを刺身にしました。
歯ごたえ良く、ハンパ無く美味しい!
火を通してないので縮むことなくそのままの大きさで食べれるのも良い。
生なので、内臓は取り除き、身だけを頂きました。
また、念のため、一度に大量には食べないようにしました。






今日拾ったオニグルミ。
通常、土に埋めて実は腐らせて種だけの状態にするのですが、要は腐れば良いのでペットボトルへ入れて多湿状態として身が腐るのを待ちます。




翌日も刺身を食べたかったので一部を冷蔵庫へ入れ、残りは煮物にしました。前回は内臓を丁寧に取り除きましたが今回は内臓を残したままにしてみました。内蔵は腐りやすいのでしっかり火を通しました。
やや苦味があり、お酒に合います・・・冷蔵庫で保存し、少しずつ取り分けて数日間つまみとして頂きます。




翌日。
前日、刺身の写真を撮り忘れていた事に気付き・・・今度は確実に撮影しました。
前日に大型のものは全て食べてしまったのでやや小型のものばかりです・・・
一昼夜冷蔵庫で無事生きてました。
貝から身を取り出し、内臓と頭を取って綺麗に洗います。
ヘビも生命力が強いですが、磯の貝も生命力がとても強いです。
磯にいる性質上、ある程度の乾燥や低温にも強く、頭も内臓も取り除いた上の写真の状態でも突くと足の裏全体が反応してモゾモゾと動く程です。
適度な歯ごたえと柔らかさが最高! これは美味しすぎ!




公園や川原で採取した、ショウリョウバッタのメスと、オオカマキリ、トノサマバッタ系のバッタと、キマワリの幼虫を天ぷらにしました。
もちろん、いつもの塩でサクサクと美味しく頂きました。




今回で2度目のイワガニの味噌汁。
カニの味噌汁の作り方を調べて作ってみたら激美味。
1.沸騰させたお湯でサッと湯がきます。
  生きていると足がボロボロとれますが気にせず続けます。
2.茹でた身をブツ切りにします。
  取れた足も一緒に利用します。
3.湯に味噌を溶いた後、ブツ切りにした身や取れた足も入れて、もう少し茹でてダシがでるのを待ちます。
  あまり沸騰させて風味が飛んでしまわないように火力はやや抑えます。
4.完成!






このカタツムリは、小さく数も少ないので今回は食べませんが、初めて見たカタツムリだったので採取して撮って見ました。
上の貝は、フタのあるカタツムリ。ヤマタニシと思われます。
左の貝は、周りに毛が生えてます。オオケマイマイと思われる。
右の貝は、やや三角形に近いです。ニッポンマイマイかな?
どうやら、日本に棲むカタツムリは約500種程あるそうで・・・
日本にある海草は約1,400種・・・
日本にあるキノコは約4,000〜5,000種・・・
まだまだ不明な種や新たに発見されるものも多く・・・
これでは、どれか一つでも極めたら博士ですね・・・
奥が深すぎ・・・







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