サバイバル節約術

夏の食材探し 〜山〜


8月下旬。年に60以上の場所で釣りをした事もある(1日に数箇所の釣り場を回ったこともあるので60日ではありません。)のですが、最近、釣りから遠のきつつあるかな・・・雨で海は濁りが強いと判断し・・・また山へ・・・
今日は以前1度だけ来た事のある山です。




センチコガネ発見。撮影のみです。
糞は転がしませんが、フンコロガシの様に動物の糞を幼虫のエサとします。






クヌギもポツポツ生えている開けた林でキノコ発見。
なんという名前のキノコだろうか・・・後日の為に撮影。




あちこち歩きましたがこの山にマムシは居ないのか・・・今の時期は難しいかな・・・と思っていたら・・・
草に覆われた山の小道・・・写真中央の枯れ草の上にマムシ発見。
(写真にマムシは写ってません)
周りは日陰でジメジメした感じなのですが、この一帯は日が差して日光浴には最適な場所でした。
マムシの好む場所、草むらの中の開けた所、日当たりの良いところ、枯れ草の上、バッチリ条件に該当してます。




枯れた松の幹にサルノコシカケ状のキノコを発見。
やや水分を含んでいますが木の幹に頑丈にくっついていてビクともしませんでしたが、体重を掛けて勢い良く下へ押して・・・ミシミシ・・・と少しずつ剥がして行き取り敢えず・・・持ち帰りました。
調べたら、針葉樹に着くツガサルノコシカケでした。








太陽の光が燦燦と降り注ぐ開けた場所の木にハチの巣発見。
どうやって取ったかと言うと・・・子供の時と同じ・・・
ヘビ捕り用に持ち歩いている竹の棒を振り回して7〜8匹は居たハチを追い払い・・・サッと取って撤退・・・それだけ・・・
そこそこの数のハチの子が入ってました。




面白い顔だったので記念に一枚。
唇に黒い点があって、馬のような・・・なんというか・・・変な顔。
カメラのレンズにしがみ付いてます。
一口にバッタと言っても物凄く種類があります・・・図鑑に載っているのもほんの一部・・・ネットで調べたら恐らく、サトクダマキモドキと言うキリギリス科のバッタの様でした。




舗装された車の通る道路なのですが、こんな路肩にもマムシ発見。
(マムシは写ってません。写真中央の場所に居ました。)
やはり枯れ草の上でした。
ここで捕まえるとき、ムチャしました・・・
トグロを巻いて身じろぎもしない状態のときに竹の棒で押さえ込みには成功したのですが、道路側へ掻き出そうとした時に、上手に草の間を縫って逃げていったので、掻き出そうとしても出てこない・・・みるみる草むらの中へ消えて行き・・・思わず素手で尻尾の辺りを掴んで道路側へ引き摺り出しました・・・
下は長ズボンでしたが上は半袖でした・・・
ムチャしすぎですね・・・反省。




2匹目を捕まえてから数分後、またまた路肩の枯れ草の上でマムシ発見。
(マムシは写ってません。写真中央の場所に居ました。)
乾いた枯れ草・枯れ葉の上がマムシ君は好きなようです。
道と路肩の草との境目周辺も好きな気がします。




今日出掛ける前に野草の本をパラパラと何気にめくっていて憶えていたもの・・・ヨウシュヤマゴボウです。実に毒は無く根に毒がある様です。毒草なので撮影のみ。




今日捕獲したマムシ3匹。
どう料理するかしばらく考えます。




子供の頃に、近所のブロック塀で良く見かけたのですが、山の中等、自然の中でこのカタツムリを探すのは意外と苦労します。
雨上がりの木の幹で時々見かけます。
体が出ている2匹が今日捕まえたもの。殻の中に閉じこもっている3匹は、数日前に捕まえたものです。
乾燥してくると殻の入り口に薄いフィルム状の膜を張り水分が失われないようにしてとじこもります。水を掛けると中から出てきます。




左:スズメバチ。
今日の午前中、スズメバチを採取したのですが、やはり死んでしまいました。
空気穴を空けた容器に濡らしたティッシュも入れて温度管理にも気を付けて・・・最善を尽くしてみたのですが、ダメでした。
捕まえられると死ぬまでずっとブンブン羽音を出して、歩いて、あちこち噛んで、休む事をしません・・・死んでしまったのでスズメバチ酒には入れれず、焼きました。
右:既に食べてしまったので種不明。
良く見かけるアシナガバチよりやや小さい・・・コアシナガバチかな?
巣も黄色かったのですが、幼虫も黄色でした。
巣から幼虫を取り出すのは、ちょっと苦労します。
後ろからトントンと叩いて出てくるものもありますが、なかなか出ない・・・お尻側から開いて押し出す様にすれば、やや楽ですが、ピチピチに詰まってるので思うように出てきません・・・面倒・・・
また、中には、幼虫状態のものからサナギ状態のものまで、さらに、成虫になっているものも居るので、部屋の中で、ブンブンブン蜂が飛ぶ♪と・・・ならない様注意しましょう。




とりあえず、当日はこれだけ。
左上:前回採取した季節外れのアケビの巣ごもり。めんつゆを使ってアッサリ頂きました。こんな時期でも固くなく意外と美味しかったです。
右上:ヤブガラシのゴマ和え。ややヌメリがあり美味しいです。
下:スズメバチの成虫と種不明のハチの幼虫。スズメバチは火で炙り、ハチの幼虫はフライパンで軽く炒りました。塩コショウで頂きました。
ハチは美味しいと言う程でもないのですが可も無く不可も無く・・・ただ、栄養はありそうです。




こ・れ・は・・・ゴキブリ!です。
ただ、家庭内に出没するゴキブリとは異なり、山の中、朽木の中で朽木を食べるゴキブリです。
オオゴキブリと言う種で、日本最大のゴキブリ。
通常のゴキブリは、2.5〜3cm程度ですが、このゴキブリは4.2cm程になります。写真の様に幅は普通のゴキブリの倍程あります。
カブトムシやクワガタムシの様にシッカリ持てれる部分が無く、足にトゲがいっぱいあり、力も結構あるので、捕まえるとチクチクと結構痛かったりします。

写真では、羽の生えている右下のものが成虫。その他のものはまだ羽の生える前の幼虫です。今回捕まえたこの成虫は、写真の様に羽が千切れてません・・・実はこれ意外と珍しいのです・・・と言うのも、朽木の中で密集して生活していて周りの至る所にあるものをカジるため、仲間の羽もお互いに食べてしまう様で・・・カジられて千切れた羽の固体が多いのです。以前捕まえた個体も千切れてました。

昆虫食・昆虫料理のサイトをみると意外性を狙ってかこのオオゴキブリや、外国産ゴキブリのマダガスカルゴキブリを食べられている方が結構いるようです・・・と言うわけで、朽木を割っていたら出てきてしまったこのゴキブリ君、頂こうと思います。




翌日、糞出しした虫達を、最近好きな天ぷらにしました。
上から時計回りに、トノサマバッタ系のバッタ2匹、エンマコオロギの幼虫1匹、クダマキモドキ3匹、オオゴキブリ2匹、オオカマキリ1匹です。

・・・!?オオゴキブリは子供も含めて6匹捕まえているハズなのにどうして天ぷらは2匹だけ?・・・と思われるかも知れませんが・・・糞出しのために容器へ入れて、呼吸が出来るようにフタは玉ねぎを入れるようなネットにしていたためカジられて逃げられました・・・

成虫1匹と中位の幼虫1匹は無事天ぷらに。一番小さな幼虫は糞出し中に溺死。大型の幼虫1匹は、日中に虫嫌いの妻に撃退されました。もう1匹の大型の幼虫は洗濯機の下から溺死して出てきました。残る中位のもう1匹は現在不明です・・・

今回初挑戦のオオゴキブリは、朽木を食べているので当然なのですが、変な臭味など無く、普通に美味しく頂けました。
痛い足のトゲも気になりませんでした。



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