5月中旬。海で釣りをしました。エサのコマセは300円でした。 雨の日と風の強い日が交互に続いていますが今日は晴れて風もあまり強くなく釣り日和となりました。そろそろタケノコも気になります・・・ 今日の収穫はグレ(メジナ)の子供11匹とアメフラシ1匹。 メジナは15cm程のものが多かったです。一番大きなもので20cm。 今日はハリス0.8号で短竿だったのでこの位のサイズが切れずに釣り上げれる限界でした。 いつものように釣り上げたら即、締めて、クーラーボックスへ入れる前には内臓も取り除いてあります。 アメフラシ君はクーラーボックスの中で生きたまま家に到着しました。 針が背中に掛かり偶然釣り上げられてしまったアメフラシ君。右側が頭です。 今回初挑戦です。食用になる事を知っていたので20cmのメジナが釣れた時と同じくらい嬉しかったです。 顔のアップ。カタツムリと良く似てます。目?の部分は陸では“だらん”となっていて写真では分かりにくいですね・・・ヒゲの様な部分は良く写りました。 こんな外見ですが巻貝の仲間だそうです。背中に薄いフィルムの様な貝殻があります。 初めての解体だったので少々オッカナビックリでした。 下拵えは内臓を取り除いて茹でるだけ・・・と、いたって簡単なのですが・・・ 内臓は背中からの方が取り除きやすいので背中をサクッといった所、大量の水分と内臓があふれ出し・・・知らなかったので少しビックリしました。 みなさんも気を付けて下さい。 背中の殻と内臓らしきものを片っ端から取り除き・・・みるみる小さくなっていき・・・黒いドロドロしたものを取り除いて茹でたものが上の写真。 15cm程あった体が5cmのミニチュアになってしまいました。 刺身に和え物に煮物に・・・と考えてましたが、あまりの小ささに断念しました。 写りがいまいちですが。 上の写真は、メジナの刺身(皮付)で左の皿が炙り、右の皿が生のまま。 右の皿に写っている黄色い小さいものが茹でたアメフラシの一部です。 メジナの炙り:直火で炙ると皮の下にある油分が出てきてその度にボワッと火がつきます。 私の一番美味しいメジナの食べ方です。大型の方が油がのっています。激美味!!至福のひと時。 アメフラシの刺身:とりあえず、茹でて下拵えの済んだものから一部分を切って刺身にしてみました。さすがに貝の仲間だけに良く噛むと貝の味で、とても歯ごたえが良いです。ただこれだけでは少なすぎ。 下の写真は、メジナの塩焼き(溶岩プレート焼き)です。 溶岩プレートで焼くと表面の皮はパリッしていて中身はふっくらとなります。 以前は室内で七輪を使っていたのですが禁止となってしまったために、今では時々ですが代わりに溶岩プレートを使っています。 私的には七輪の方が数段美味しく感じます。 残りのメジナは全て煮ました。翌日頂きます。 アメフラシは1日置くと柔らかくなるようなので、水に入れて冷蔵庫へ。 (どの様に1日置いたらいいのか調べても分からなかったのでこの様にしてみました。) 翌日、メジナの煮物(一部です。)とアメフラシ。 メジナは毎年良く食べるのですが身が柔らかくとても美味しいです。 アメフラシは水に入れて冷蔵庫で1日放置したのですがぜんぜん変化なし。 見た目も歯ごたえも前日に食べた刺身の触感と変わりませんでした。 酢味噌で和えて美味しく頂きました。 ※アメフラシの毒について アメフラシに毒があるとか無いとか色々な意見があるようですが、一部地域では良く食用とされています。ただ、アメフラシは海草を食べるので毒のある海草を食べて育ったものは、体内に毒を蓄積している可能性がある様です。 良く食用とされる地域には毒のある海草が無いかとても少ないので食されるようになった可能性も大きいです。と言うことは、食用とされてこなかった地域では毒をもっている可能性が高いとも考えられます・・・ 食べるときにはあくまでも自己責任でお願いします。 余談ですが、私は子供の頃、いろいろな魚と一緒にクサフグも煮て食べてました。ネットが発達して知ったのは、クサフグはとても毒性が強く、内臓だけでなく、筋肉にも皮にも全てに毒があると言う事です。ただ致死量に達していなかっただけかもしれませんが、フグは海草などに含まれる毒(テトロドトキシン)を食べて蓄積する事により毒を持つようになると言う説があるので、たまたま毒性が弱かった可能性もあります。フグは生まれたばかりや養殖したものには毒が無いとか・・・ クサフグばかり大量に釣れる時がありますが今ではもちろん食べないです。 これは、その魚が生活していた場所の地域性だけでなく、時期による季節性や、個体差、近年の海水温の上昇等により海中の環境も以前とは変わってきたため、昔は良かったから今も大丈夫とは言えないためです。