サバイバル節約術

早春の食材探し 〜川原〜


3月上旬。前回散策した時に気になって写真に収めておいた植物の正体が判明したので採集しました。
クレソン(オランダガラシ)の変形バージョンでした。
水辺の植物は、水中で育っている時と水上で育っている時では形がずいぶんと異なります。
水槽でウォータープランツを育てている方は良く知っていると思います・・・
それでは、クレソンのいろいろな状態をご紹介・・・






この2枚は、水中で育っているクレソンです。
丸い葉が目立ち、やや明るいソフトな緑色をしています。
良く見ると前に採取したクレソンと同じ葉の付き方をしていました。




この写真は2月にクレソンを初めて採取した時のものです。
陸上ではこのようにロゼット状となり、やや小ぶりとなるようです。
直径約10cm程度。






これも全く気が付かなかったのですが、クレソンです。
1株の直径は、約30cm程度です。
このクレソンのジャングルの下にチョロチョロと僅かな水が流れています。
崖から常時水が流れ出ていて、クレソンにとって一番最適な環境の様です。
前の2形態に比べて葉は卵型となり、茎はやや紫がかっています。
形は全然違いますがナスを連想してしまいました。






ちょっと分かりづらい写真となっていますが、セリです。
ネットを検索するとあちこちで外国から入ってきたクレソンがセリを駆逐していると書いてありましたが、ここでも完全にベストポイントはクレソンに占領されていました。上のクレソンジャングルの下にも何とか生きているセリがいました。

ここで注意!
日本三大有毒物植物のドクセリがとても良く似ていてしかも同じ環境で育つので注意が必要です。
見分け方は、根茎がタケノコ状・・・やっと生き残っているセリを掘り起こさないと分かりません・・・自分の命が大事かセリの命が大事か・・・
もう一つの見分け方は、匂いです。セリにはセリ独特の香りがあります。
見分け方と言うより嗅ぎ分け方ですね。
因みにドクセリは、皮膚からも毒が吸収されやすく、痙攣、呼吸困難、嘔吐、下痢、腹痛、めまい、意識障害などを引き起こし命の危険が高いです。





左上はヤブカンゾウ。下の酢味噌で頂きました。
シャキシャキしてとても美味しい。
右の皿の左側の僅かなものがセリ。右側大部分が大型クレソンです。
生のままサラダでマヨネーズを付けて頂きました。

今回の散策では、アサツキやスイバも採取し、ヤブカンゾウもまだ残っているのでこれは後日頂きます。



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