サバイバル節約術

冬の食材探し 〜川原〜


2月中旬、ここ数日暖かい日が続いて雨も数日おきに降るので、あちこち緑が見え始めました。
夏になると深い藪になるのでこの時期しか入れない場所へ行きました。




シャクを見つけました。少し湿り気のある所を好むので、周りよりわずかに窪んだ日の当たる所にありました。

※後日。この時、シャクだと思ったのはおそらく、ヤブジラミだと思われます。
見た目はとても良く似ていますが、葉の表面に細かな毛があるのがヤブジラミです。また、シャクもヤブジラミも同じセリ科の植物ですが、ヤブジラミは摘んだ時にセリ科特有の爽やかな香りがありません。
幾つかある山菜・野草の本にも載ってませんでした・・・こんな良く似た違う種の植物がある事自体、当時は知りませんでした・・・何事も経験です・・・




アップの写真。葉はニンジンの葉に似ています。

※写真だけでは判断が難しいですが、恐らくヤブジラミです。




ヨモギもやっと育ち始めた様です。




アップの写真です。柔らかい新芽の部分を頂きます。
同じ柔らかい新芽でも、夏に腰の高さまで育ったものでは、やはり繊維が強くなって食べにくくなります。




ヒメジオンも見つけました。




下拵えを終えてお皿に盛り付けた所。
上:ヨメナ、左上:スイバ、左下:ヨモギ、中央・右:シャク。
野草はそれぞれ個性があって食べるのも楽しみです♪
シャクは中央:マヨネーズ和え、右上:かつおぶし、右下:いりごま、と味を変えて見ました。
・・・今回は残念な事がひとつ。シャクは野草の中でも美味しいと記憶していたのですが、まだ採集するには早かった様で、ちょっと味が濃かったです。もう少し暖かくなって急成長しだした頃の新芽の方が良いようです。
ヨモギはいつも天ぷらにするのですが、思い切ってお浸しにしてみました。湯がくと色が少し悪くなりましたが、たしかにヨモギでした。
スイバは何処にでも生えていて柔らかく酸味が美味しいです。
ヒメジオンは湯がくと鮮やかな緑色になり、僅かな苦味がありましたが、それを楽しみながら頂きました。




翌日は、残っていたヨモギを天ぷらにしました。
天ぷらは野草料理の定番です。
写真では良く分からないかな?揚げると広がって固まるのでかなりボリュームアップしました。
塩を振って美味しく頂きました。

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