1月下旬、川原で野草の食材探しを行ないました。 冬に食べれる野草はとても少ないです。 実は今日は山へユキノシタを採りに行ったのですが通行止めで入山できず、急遽川原にて食材探しとなりました。 枯れ草の中に隠れるようにあったギシギシです。採取するのは、柔らかい新芽・若葉です。また、1つの株から沢山採り過ぎないように多くの株から少しずつ頂きます。寒さに耐えてやっと命を留めている状態なので葉を採りながらも応援する気持ちです。 僅かに存在したタンポポ。公園等の開けた場所に沢山ありますが、そういった所は犬の散歩場所になっている事が多いので注意です。本当のサバイバル状況下ではもちろんそのようなタンポポも食材の対象となります。 今回採った食材の内、だいたい半分です。残りは後日頂きます。 左がスイバ、右がギシギシです。ともにタデ科で良く似てます。 また、どちらもシュウ酸(劇物)を含むので一度に多量摂取は厳禁ですが、昔から食材として食されて来たものですので節度をもって食せば大丈夫です。 サッと茹でてから水に晒して、アク・シュウ酸を抜きます。茹ですぎると真っ黄色のクタクタになって無味となってしまい不味いので柔らかくなってから変色しだす直前位で冷水へ入れます。また、冷水に浸ける時間が長いほどアク・シュウ酸も抜けますが、味もなくなってしまうので程々に。茹でる時は塩を少々入れます。 こちらは数少ないタンポポ。下処理なしで食べれる数少ない植物の1つです。こちらはそのまま生でサラダで頂きます。早春である程、苦味が少なく、時期が経つほど次第に苦味が増してきます。 左上はギシギシのマヨネーズ和え。 右はギシギシのお浸し。 左下はスイバのお浸しです。 翌日の写真です。 左はギシギシの酢味噌和え。 上はスイバ、右下はギシギシで、右の小皿にある三杯酢で頂きます。 どれも酸味が効いてサッパリ美味しく頂けました。