長野県の標高2,000m超の場所で見つけました。 食材となる野生植物の図鑑をなんども見ていたので、偶然出会ったのですが直ぐに分かりました。 何だこれ!! これか!! 面白い!! 意外とシッカリしていて、引っ張っても簡単には千切れません。 超アップにすると・・・茎のあちこち僅かに・・・切れ目(スリット)がありました。 サルオガセ。 標高の高い山へ行かないと見られません。 遠目でパッと見・・・木にゴミが大量に引っ掛かっているかと思ってしまいました。 これは木に付着する地衣類です。 山伏が食材の少ない高山で食用にできるとても貴重なもの・・・この他、僅かな食材だけで命を繋いでいくのです。 下拵え: 1時間冷水に浸けたら水を換えて2〜3日流水に晒します。 その後、コメのとぎ汁で良く茹でて冷たい流水に晒したら完成。 酢醤油で。 ふわふわしてますが、シャキシャキと歯ごたえも残ってます。 風味は殆どないので、いろいろな食材に混ぜても合いそうです。 味はほぼ調味料そのものなので、食感を楽しみます。 お茶。 地衣類をお茶に利用する場合は、必ず一度茹でこぼしてから使います。 とても優しい・・・薄っすらとした味わいです。 ほのかな海藻系の風味を味わいました。