名前からして魚のようですが、いわゆる魚類とは別物なのでこちらへ・・・ 顎が無くて骨格が未発達の原始的な生物・・・川に棲むヤツメウナギと海に棲むヌタウナギは円口類なのでした。 ※このヤツメウナギも魚類の一部として・・・ひとくくりにする場合もあるようです。 口。(腹側が上になってます。) 体長20cm弱程度。 捕獲して水槽に入れた瞬間に、砂の中にもぐってしまい消息不明に・・・ 写真は、3日後やっと現れた所を撮影しました。 エラ周辺。頭を砂の中に突っ込んでます。 良く見るとミミズのように縞模様があります。 頭の中央上部にある穴・・・これが鼻の穴。 今回砂の中から採取した個体は15cm弱ほどでした。 砂の中から獲れるものは幼生ばかりなのです。 カワヤツメ。 外見的にヤツメウナギにソックリなのですが、肝心の目が無い・・・ 散々調べたら、幼生の時は、目が皮下にある事が分りました。 目玉とエラの穴7つをあわせて8つ・・・で、八つ目なのです。 ヤツメウナギ。 日本には、カワヤツメ、スナヤツメ、シベリアヤツメ、ミツバヤツメが棲息します。 カワヤツメは、蒲焼きなどで利用され、薬効もあります。 食べてみて分りました・・・やはり魚とは少し違う・・・うなぎやどじょうよりもミミズに近い食感なのでした。 ヤツメウナギの食べ方: 大型であればウナギ同様で良いでしょう・・・ 小型は軽く塩もみしてヌメリを取ったら完了です。 ヤツメウナギ料理: 鍋。 どじょうと一緒に利用しました。カワヤツメ1匹、ドジョウ4匹。 余談ですが、 どじょうを生きたまま丸ごと使って煮込んだ鍋をどぜう鍋(まる鍋)、身を開いてゴボウと一緒に煮込んだ鍋をどぜう鍋(ぬき鍋)、身を開いてゴボウと一緒に 煮込み、さらに卵で閉じたら柳川鍋で、この順番で開発されたようです。 今回は、生きたドジョウ、カワヤツメを丸ごと使い、ニンニク、玉ねぎ、山で採ったハタケシメジと一緒に煮込んで溶き卵でとじました・・・ ちなみにゴボウは、どじょうと同じく、当時は精力の付く食材と考えられていました。 様々な薬効のあるドジョウとヤツメウナギにニンニクを加えた、元気回復、風邪予防に効果的な鍋となりました。 串焼き。 プリプリとした身で弾力あり・・・やはり大きなミミズを食べているような感覚・・・ 元気付いたかな?