通常の状態で体長20cm弱。 何ミミズだろうか・・・ このミミズも大きかった。 体長約20cm、太さ1cm弱。 シマミミズ。 通常の状態で体長20cm。 資料では、〜10cmや、〜18cmまでありましたが、これは大きいです。 釣りエサ用に探していたのですが、これは私用・・・ 不明。 大きい・・・恐らく35cm以上はあったでしょう・・・太さは1cm程度か・・・ 普通のドバミミズよりも遥かに大きいのですが、シーボルトミミズのように青くはありません。 2012年8月中旬。 2021年7月下旬。 2022年9月。 ブルーの綺麗な光沢を写真に残すのが難しい・・・ シーボルトミミズ。別名:カンタロウ。 ここまで巨大で青いミミズはこのシーボルトミミズしか居ません・・・ 青(藍)色で、写真では分かりにくいのですが全身光沢がありとても綺麗です・・・日本最大種で綺麗なので、一部には人気がある様です・・・ ちなみに名前の“シーボルト”は、ドイツの医師でもあり、博物学者でもあったシーボルトからきています。 2012年に採取した個体・・・直径1cm、普通の状態で35cmありました。伸びたらもっと長くなります。 土砂降りの雨の中、林道の土の上を這ってました。 2021年に採取した個体・・・これはお酒で締めてぶら下げたら・・・44.5cmありました。両端を持って引っ張ったら、もっと長いでしょう・・・ミミズの体長って、どうやって測るのでしょうか!? 木の又に溜まった腐葉土・・・山の中で適当に土を掘り起こしても中々見つからないのですが、この様な木の又は・・・枯葉が溜まり、水が溜まり・・・腐葉土 化してミミズが何匹も見つかりました。 ミミズの体液。 ミミズを突いて地面の上を跳ねる動画を撮ろうとしたら偶然写りました。 潰したわけでもないのに触れただけでミミズから汁が噴き出した! 調べたら体節から噴水のように体腔液を飛ばす事があり、迷信と思われていた「ミミズにおしっこを掛けるとかぶれる。」と言う事が実際に起こるのでした・・・ ミミズ。 世界各地で食材として現在も利用されています。 アメリカでも料理コンテストが開かれる程です・・・ 魚だけでなく、色々な生き物がミミズを好物とします。 漢方では「地竜」と呼ばれ、日本でも「地竜」同様に解熱剤として利用されていました。 口から大量の土を取り込んでは栄養を取り込み、お尻から土(糞)を出します・・・ので、常に体内には土が詰まってます。 絶食させて綺麗に糞だしさせようとしても恐らくその前に死んでしまうので、調理時に土を出す必要があります。 ミミズの食べ方: 糞だしは出来ないので、お酒を掛けて大人しくさせます。大暴れするので注意。 体内には大量のドロが詰まっているので縦に切り開いてドロを洗い流します。 大きさや種類にもよりますが、縦に切るのが難しい・・・ 包丁やカッターを使ったり、串に刺してから切ってみたりしましたが、どうやっても少々手間が掛かります。 上手に手でしごければ大分ドロは出ますが、少しは残ってしまいますので、やはり切り開く必要があります。 酒と塩で殺菌&臭み抜きすると食べやすいです。 40cmを超えるシーボルトミミズ・・・ 口から小型のハサミの一方を入れたら、チョキチョキ♪ これが一番簡単な方法だと思いました。 ちなみに・・・シーボルトミミズを捌いて開いたら・・・ウナギっぽかったので思わず撮影してしまいました♪ 2021年にして初めて・・・塩もみした後、表面のヌルヌルが綺麗に剥けました。 写真は、左側よりトゥルトゥルと・・・剥けたのです。 今まで何故気付かなかったのだろう・・・取れるならば、取り除いてしまった方が、確実に美味しくなるでしょう♪ ミミズの料理: 写真左上。小型のミミズ数匹に・・・その他は、トンボ、バッタ、トカゲ。 唐揚げ。 臭味無く、普通に美味しい唐揚げになります。 シーボルトミミズの串焼き。 大型で肉厚・・・小さなマムシを捌いている様な感覚でした。 腹を割いて中の泥を取り除き、酒で洗って串に刺して醤油を着けながら焼きました。 想像以上に弾力が強く、ゴムを噛んでいるのかと思うほどでした。 やや苦味がありましたが、十分食べれました。 シーボルトミミズよりもやや小さいですが、ドバミミズの串焼き。 割いて内臓を取り除き、酒で洗い、塩で洗いました。 土臭いと言うのか・・・漢方系の味がします。 薬として頂くとしたら、効く雰囲気十分です。 つい・・・串焼きにしてしまいます・・・ もっと大量に採取出来たら他の料理にも挑戦するでしょう・・・ お酒で洗った後、醤油に漬け込んでから串に刺して焼きました。 やはり・・・土臭い漢方風味です。 みりん干し。 雨の中の散策・・・シーボルトミミズを見るのは今回で2度目・・・ 早速、捕獲して持ち帰り、まずは腐葉土が沢山入った虫かごに・・・十分湿らせたのですが、何度みても表面をあちこち移動するだけで潜らない・・・寝る前にもう一度見たら・・・お尻の方が千切れてる・・・ 何度も経験してますが、調べたらミミズも自切(自分で体の一部を切ってしまう)するようです。今回は何も触ってませんが環境が悪かったのか・・・ せっかく大きなシーボルトミミズが短く!!! これ以上短くなってしまわないように、急遽下拵えしたのでした。 今回は、 開いて内臓を取り除き、丁寧に洗い、熱湯で湯がいた後、みりんと手作りのサンショウ醤油があったのでこれを使い、1:1で混ぜ合わせ、じっくり漬け込んだ後、乾燥させました。 熱湯で湯がいた際、クルクルと丸まってしまい、写真の様な形に・・・ 何処かの段階で必ず火を通さなければなりませんが、乾燥させて出来上がった後、食べる時に火で炙った方が良かったかな?と思いました。 やはり、大きなミミズ・・・ゴムの様にシッカリした皮は喰い千切るのに少し力が必要でしたが、旨みが十分にあり、イカゲソのようにお酒をチビチビやりながら美味しく頂けました。 少し手間は掛かりますが、意外と良い食べ方です。 浸ける味噌には、色々な作り方がありますが、今回は・・・普通の味噌+赤味噌、みりん、酒を混ぜました。 これにハチミツや醤油、ゴマ油などなど・・・好みで加えて下さい。 このタレに、内臓を取り除いて綺麗に洗ったミミズを漬け込みます。 薄い食材なので、1日漬けるだけで十分です。 味噌漬けミミズの串焼き♪ (シーボルトミミズ) 少し独特な風味のあるフナや、タニシなど・・・そんな食材は、味噌を使った料理にすると、途端に美味しくなる事を何度も体験しました。 そんな体験から、ふと・・・ミミズも・・・もしや!? で、早速♪ 結果、あり得ない程に美味しくなりました。 お酒 (ビールよりも、日本酒や泡盛など・・・ちびちびやるお酒♪) が、合います♪ 今回は、大きなシーボルトミミズ1匹でしたが、数本まとめてお皿に載せて出されたら・・・お酒が進む事間違いなし!! チリソース炒め。 同じ日に採取したタマゴタケと、ウィンナーと一緒に炒めてみました。 ジックリ味わうとやはり漢方風味がありますが、ピリ辛で気にならずに頂けました。 シーボルトミミズ煮込み。 一度の散策で2匹捕獲する事ができました。 食感は柔らかいのですが強い弾力もある・・・クルンッと丸まった感じも・・・そう! モツ!だ! モツそっくりな形状に弾力(シーボルトミミズの方がもっと強めですが)・・・モツ煮込みを連想したので早速挑戦! 1、下拵えしたシーボルトミミズににんにく、酒と水を加えて煮込みます。 その他の具材、タカノツメなどがあればもっと良いでしょう。 2、アクを取りながら弱火で十分煮込んだら味噌を溶き入れます。 3、さらに煮込んだら完成! 汁やニンニクなどは普通の味噌煮込みの様な感じなのですが、肝心のシーボルトミミズは・・・やはりやや漢方系の風味がありました。 これは薬膳か!? 佃煮。 ややクセのある食材・・・小鮒は佃煮にすると美味しい♪ そして・・・何気に作ったオタマジャクシの佃煮が激美味だったのを思い出し♪ もしや、ミミズも!? 早速♪ コトコトじっくり煮込んで、しばらく冷ましたら、再度煮詰めて冷ましました。 食べた感想は・・・ やっぱり、佃煮風味!! に・・・後味は・・・やっぱり漢方!! そして、煮詰めたために水分が抜け・・・弾力があるのに硬い!! 犬がカミカミするガム的な!? 乾燥スルメイカか!? この新食感に風味♪ 興味のある方はお酒のツマミにどうぞ♪ 干物。 いきなり余談・・・ほんと、シーボルトミミズを見つけると放置できず・・・見つけたら必ず持ち帰ってしまいます・・・ 今回は、内臓を綺麗に洗い流したら、縦に8等分してカラカラに乾燥させました。 これは、イカの干物でこんな感じの物を食べた事があったのです・・・それをまねて・・・ 実は、今まで頂いた感じから・・・ガムの様にカミカミしながら食べる感じになるかと・・・思いきや!! カラカラに乾燥させたら簡単に折れてしまうのです! Why!? ただ、これがほんとに悪くない♪ 香ばしい風味で、嫌な香りや風味は全く!!無く、美味しいツマミに♪ あっと言う間に無くなってしまいました・・・もっと欲しい♪