こんな状態を見ると・・・なぜか頭の中に“たらちねの・・・”と言葉が浮かんでしまう♪ ウメボシイソギンチャク <梅干磯巾着> (ウメボシイソギンチャク科) 捕まえて触っていると小さな子イソギンチャクが中からボロボロと出て来ることがあります・・・ ヨロイイソギンチャク <鎧磯巾着> (ウメボシイソギンチャク科) 体に小石を沢山着けてます。 中央が ベリルイソギンチャク。右上と左下はヒザラガイ・・・似てる!? ベリルイソギンチャク。 磯で見掛けました。直径4cmほどありました。 タテジマイソギンチャク。(タテジマイソギンチャク科) シマのパターンは色々あり、シマの無い固体もいるようです。 ヒメイソギンチャク。 写真では分り難いですが、褐色の点が縦に並んでます。 クロガネイソギンチャク。 ミドリイソギンチャク。 写真では分かり辛いです・・・とても綺麗な緑色・・・ 目の覚めるような蛍光緑色・・・とても綺麗でした。 ここからは、種不明・・・ イソギンチャクの真ん中は・・・見てはいけない所のような・・・ 口であり、お尻の穴でもあるのです・・・あまりジッと見ると恥ずかしがるかな? イソギンチャク 日本には150種程が存在すると言われ、その内、名前の付いているものが50種程・・・まだまだ分らないことが多いそうです。 色や模様にバリエーションが多く上から見ただけでの同定は難しいです。 フランス、イタリアなどでウメボシイソギンチャクの仲間が食用とされています。 日本では、イシワケイソギンチャク(通称:ワケノシンス)が有明海で採取され食用とされています。イシワケイソギンチャクもウメボシイソギンチャク科です。 イシワケイソギンチャク以外の種類(ニンジンイソギンチャクなど)も漁師町では食用とされている所があるようです。 イソギンチャクには、僅かながら毒がありますが、野草・山菜・その他と同様に一度に多量に食べなければ問題ありません。 ちなみに、ワケノシンスは、味噌汁や酢味噌和えが良いようです。 その他、油で炒めてからみそ煮、豆腐と一緒に煮付けなど。 イソギンチャクの食べ方: 写真右、ウメボシイソギンチャク。写真左、ヨロイイソギンチャク。小石は取り除いてあります・・・ 体表に付いたゴミや小石を洗い流した後、縦に切れ目を入れて内臓と体内に入った小石を丁寧に取り除きます。その後、塩もみを何度か行ない、ヌメリを取り除くのです。 縦に切って内臓を取り出したら塩もみします。 何度も何度も・・・何度やってもヌメリが出て来ます・・・無限か!? 内臓やヌメリを取るのは、生息環境、種、大きさ、と、好みにより、行わなくても良い場合があります。 イソギンチャク料理: 茹でイソギンチャク。醤油で。 丁寧に洗ってから茹で、念のために半分に切って中に何か異物(砂など)が入ってないか確認しました。何も見つからなかったので今回はただ切っただけ。 ウメボシイソギンチャクは、とある本では口に入れると金気(舌に電気刺激の様なもの)を感じたとありましたが、私は何も感じませんでした。 食感はグニャッとした感じで磯風味。醤油を掛ければ普通に食べれました。 ヨロイイソギンチャクは、身が硬く引き締まり、歯ごたえが良くなるので、小石を取り除くのに手間は掛かりますが、その分美味しいです。 塩茹で。 タテジマイソギンチャクです。 内臓が濃厚です。意外と美味しく頂けました。 体内に大量の砂が詰まっている事があります。 綺麗に洗うと濃厚な内臓まで流してしまうので、多少砂があっても食べてしまいます・・・ 茹でて醤油で頂きました。 左はウメボシイソギンチャク、右はヨロイイソギンチャク。 懲りもせず何度も挑戦・・・ 丸ごと頂いたのですが、やはり少しジャリジャリ・・・丁寧に表面を洗ったはずなのですが、今回は半分に切らなかったためか・・・ やはり、表面を丁寧に洗うのはもちろん、半分に切って中も多少は洗った方が良さそうです。 茹で。 醤油を掛けて頂きました。大きいイソギンチャクを見るとつい、採取してしまう・・・ テトラの高い位置にダランと・・・タレチチ状態でした・・・ 砂などなく、磯風味で美味しく頂けました。 磯では大きなイソギンチャク・・・ベリルイソギンチャクを捌いてみました。 縦に切り開いて、内臓取って、塩もみしたら・・・あれ!?あれ!? 残ったのは、ほとんど皮ばかり!! 海藻のツルシラモを添えてポン酢で。 ただの皮だけになってしまいましたが、僅かに歯ごたえもあり、それほど悪くはありませんでした・・・ が、手間暇などを考えたら・・・積極的に獲るものではないです。 ウメボシイソギンチャク。茹でたもの。 料理は見た目も大事!! と、言う事で・・・今回は彩り良く♪ イソギンチャクは酢味噌で食べると美味しいとの情報で早速♪ これが、やっぱり合います! おすすめ! ちなみに・・・写真右上が酢味噌。右は・・・梅ジュースを作った残りの梅で作った梅味噌。 同じ“うめ”繋がりでどうかと思ったのですが・・・酸味のある梅にゴマとカツオ節の混ざった風味が、シンプルなウメボシイソギンチャクの風味を完全に封印してしまい、これは合いませんでした。 串焼き。 左がイソギンチャク、右はアカニシ。奥はハマダイコンの実。 今回はイソギンチャクを縦に切り、内臓を取り除いて串焼きにしました。 とても濃厚な磯風味でした。 唐揚げ。 有名なワケノシンスの料理法の定番:唐揚げにしてみました。 種は不明・・・砂の中に潜っていたもの。 サクサクで中身は弾力あり、ツマミに良いです。 ただ、かなり気を付けて体内の小石を取り除かないとジャリジャリ感満載になってしまうので要注意です。 2024年。大きなミドリイソギンチャクが沢山いる場所を見つけたので、まずは5匹だけ採取しました♪ 佃煮風♪ 茹でる系は、私的にどうもいまいち感があったので・・・煮物、できればもっと煮込んだ佃煮的なものにしたらどうかと思ったんです♪ 以前の記憶から・・・内臓を全て取り除いてしまうと食べる所が無くなってしまうと思い、半分に切って洗ったのですが、磯の岩場で砂地より少し離れている事が良かったのか、内臓に砂はありませんでした♪ そんな事はさておき・・・ 食感は見た目通り!? 硬くもなく柔らかくもなく、モチモチ♪ 風味は内臓があるからでしょう♪ 磯の貝と同じ♪