ザザムシは、長野県で食用とされる水生昆虫の総称ですが、その中に含まれる虫達は・・・ トビゲラ類の幼虫、ヘビトンボの幼虫、カワゲラの幼虫、ヒラタドロムシの幼虫、ナベブタムシ、ミズムシ、ガガンボの幼虫、ヤゴの他、ヨコエビやヨシノボリ等々。 その場に居た虫やその他生き物がそのまま入っていたようです。日本でももちろん、世界的にも川の虫を食べる食習慣は珍しいようです。 巣の様子。 場所によっては、あちこち視界の範囲内に糸が見えます。 増水時ではなく、減水時が狙い目。 1月中旬。大きなものは体長3.5cm程、幅5mmほどありました。 トビゲラの幼虫。 種類がいろいろあり・・・良く似ているので細かな種類は省きます・・・ 当然ですが、食用にするには大型のものが良いです。 石をひっくり返した時に石にくっ付いているものよりも、川底に残ったものの方が数は多いです。 ザザムシと呼ばれるもののメインは、このトビゲラ類となります。 専門に狙う方は、下流に網を置き、上流で石をガサゴソ・・・そして流れたものを集めるようです。 今回、数年間あちこち探してやっと見つけたこの場所は・・・少し上流にダムのある場所・・・あっているかどうかわかりませんが、ダムが壁となり行き止まりに・・・その直ぐ下流に集まったのか・・・とも思いました。 トビゲラの幼虫。 これは小さい・・・よほど大量に採取しなければ一口にもならない・・・ ニンギョウトビゲラの仲間。 これもとても小さい。巣から取り出すのもとても手間・・・ 不明。 一瞬、トビゲラかとも思いましたが、頭が長くない・・・ その代わり、お尻に小さな足の様な突起が幾つかあり、しがみ付けそうです。 不明。 これは大きかった・・・体長5〜6cm程。 ヘビトンボの幼虫でしょうか。 カゲロウの仲間 カワゲラの仲間 背側。 腹側。 ヒラタドロムシ。 三葉虫に似てます。 ここで紹介した色々な水棲昆虫たち・・・ これらをまとめて(これら意外もありますが) ザザムシと呼ばれます。 最も有名な佃煮の他、素揚げにもされるようです。 1月中旬。続ければ幾らでも採れる・・・来年以降の事を考えてこの程度にしました。 100匹は軽く超えているでしょう・・・ パッと見・・・人によっては凄い絵だと思いますが、採取の手間、調理の手間などから高級品に・・・ とても寒い時期に苦労して集めたザザムシたち・・・これは貴重なタンパク源です。 ザザムシ料理: 佃煮。 お酒、砂糖、醤油でジックリ煮こんで水分を飛ばします。 味は・・・私にとっては超絶!! これが“滋味に富む”と呼べるものでしょう。 お菓子にアイス・ケーキなど・・・そんな単純な味ではない・・・肉!? 動物の体のほんの一部だけの味ではまだまだ程遠い・・・とても言葉で表現できるレベルではありません・・・とても複雑・濃厚な味なのです。 しいて何かに例えると・・・磯の巻貝の味・・・それよりももっと複雑な味です。 お酒に合う! ご飯にも合いそうです。 一度に全部食べてしまわないようにセーブしながら頂きました。 余談です・・・ ザザムシと呼ばれるものには色々な水棲昆虫が含まれます。 私も色々な種類を採取してみました・・・上の写真以外にももっと居たはず・・・ 見て楽しみ、食べて楽しみ、探して楽しみ・・・ ・・・これは!! “ちりめん”の中から様々な生き物を探す事がはやりましたが、これも同じ!? ・・・と言うわけで・・・これは“ちりもん”ならぬ“ざざもん”か!? 業者さん!!“ざざもん”で販促しては!? 翌日。 3日後。 2016年。去年に続き・・・また佃煮を作りました。 他に料理法が思い付かない&これが美味しいのです・・・ とても濃厚・・・磯の巻貝の内臓を思わせる時もあります。不思議。 素揚げ。塩を振って頂きました。 ザザムシ料理の定番は、佃煮。その次は素揚げとか・・・ 内蔵はどこへ・・・殆どが薄いフィルム状のペラペラ・・・に・・・ 僅かな風味に塩味でサクサク・・・美味しく頂きましたが、これで腹を満たすのは不可能・・・ 内蔵・風味が大分飛んでしまって残念・・・これは、佃煮に飽きたとき用の料理でしょう。 酒蒸し。(オリジナル) 食べたら磯の貝(内臓付きの物)と味が似ている・・・ならば、貝の様に酒蒸しにしたら!? 早速、挑戦!! 鍋にザザムシとお酒を入れたら、塩をパラパラ適量振り掛けて煮詰めて行きます。 汁が極僅かになったら完成。 味は・・・貝ならばボリュームあり、貝柱あり、ですが、クタクタになったザザムシ・・・ 風味だけは、磯の貝の酒蒸しに近いですが、食感は残念・・・やはり佃煮が最高!