2月下旬。冬眠中。 4月下旬。 5月上旬。 6月中旬。 7月下旬。 8月中旬。山の中の陽の当たる場所にて・・・気持ち良くて眠い!? 9月下旬。 シジミチョウが沢山飛んでいたので狙っているのでしょうか・・・ 山の中でカナヘビ同士が喧嘩をしているのを見つけました。・・・それから約1分後です。ずっとほぼ互角の攻防だったのですが、お腹を見せられた方は心が“くじけた”のか・・・この後、ひっくり返されても抵抗せず、仰向けのまましばらく硬直・・・直後、猛ダッシュで逃げて行ったのでした。 ※データサイズを抑えるためにコマ数をだいぶ省いていますが、ほぼ実際のスピードです。 さらに色数もだいぶ落としてます。 ニホンカナヘビ <日本金蛇> [Japanese grass lizard] 一番良く見かけるトカゲです。最後にヘビと付いてますが、もちろんトカゲです。 子供の頃、住んでいた家では、家の基礎(コンクリート)と芝生の間で、卵を見つける事がありました。 人の居ない山寺の階段にて。 日向ぼっこ中・・・ 子供はシッポがブルーです。 これは大きかった・・・ 大人。 コケの上で日向ぼっこ・・・コケの緑がウロコに写ってます。 繁殖期のオスは喉周辺が赤くなります。 ニホントカゲ <日本蜥蜴、日本石竜子> 子供の頃のメタリック&ブルーのシッポが綺麗です。 大人になると全身茶色で地味&ズングリした体型になってしまいます・・・人間と同じか・・・ 岩場の近くなど、必ず障害物周辺に居るのでなかなか捕まえられません。 捕まえようとして、少し刺激を与えすぎてしまったようです。 シッポを切って逃げていきました・・・ 切れたシッポは数分間、元気に飛び跳ねますが次第に元気が無くなり・・・動かなくなります。 7月下旬。 河原の草むらの中で偶然発見しました。大きさは1cm程度。 これは恐らくニホンカナヘビの卵でしょう。 トカゲ。 山を歩いていて、カサカサッ・・・カサカサッ・・・と言う音がした場合は、まず、トカゲで間違いないです。 ちなみに、サラサラ〜〜っと言う音がした時はヘビです・・・ 山道脇の日当たりの良い所にいるので、山歩きをしていると、あちこちで逃げる音がします。 トカゲは世界各地で食用とされていますが・・・いかんせん、日本のトカゲは小さいです・・・肉を頂くには少々無理がある・・・ ※爬虫類はサルモネラ菌を持っている確率が高いので、触ったら手を良く洗う事。 もちろん、調理したらその道具も全て良く洗って下さい。熱に弱いので熱湯消毒出来ればBEST。 爬虫類の糞を検査したところ、50〜90%が保菌していたとの報告もあります。 小さな容器に密集させても喧嘩せずに、水だけで数週間“保存”できます。 トカゲ料理: 唐揚げ。上の写真は左側。下の写真は中央。 小さいので丸ごと揚げてサクサクと頂けます。 見た目が悪いのが残念・・・ 串焼き。(カナヘビ) 醤油とみりんで作ったタレの味が付いて美味しいです。 丸ごと全部頂けます。 小型で肉が少ないのが残念・・・ 串焼き。(ニホントカゲ) 皮を剥いて肉だけ頂きました。 骨も意外と柔らかかったので丸ごと食べれるかも知れません。 醤油を付けて炙ったので香ばしく美味しかったです・・・が、小さい・・・ みりん干し。写真手前。オリジナル。 写真奥はマムシのみりん干し。 小さなニホントカゲ1匹だけだったで、美味しかったのか・・・良く分かりませんでした・・・ 焼き枯らし。(ニホントカゲ) 冬の間の保存食に・・・小さいですが・・・ 焼いて骨酒にでもしようか・・・ 中央2匹がニホントカゲの燻製。 その周りは、一緒に燻製にしたアオダイショウです。 燻製。 捌いて遠火でカラカラに乾燥させてから、燻製にしてみました。 カラッカラになっているので、これ以上何もせず、塩コショウを少し振ったら口へ・・・ これが、風味良くてサックサク〜骨までサクサクとスナック感覚で頂けました♪ カラカラに天日干ししたもの。 アウトドア・サバイバル技法と言う本は、とても過酷な環境で命を繋ぐためのサバイバルの知恵が詰まってます・・・そこには、手に入れた小動物の骨まで砕いて天日干しして頂く事も書かれていたのです・・・ 私にとってトカゲはいまいち利用しづらい食材だと思っていたのですが、この本を読み、これではあかん!! と、思い直したのです。 写真左2匹はニホントカゲ、右3匹はニホンカナヘビです。 ニホントカゲはピンク色で肉っぽいのですが、ニホンカナヘビは黒っぽい肉・・・ニホントカゲの方が美味しそうです。 カラカラに乾燥させたトカゲ5匹をMY石器でコツコツ&ズリズリと磨り潰して・・・ トカゲと卵のスープ。 トカゲの粉と卵に、河原で採取したセリを使いました。 殆ど写ってませんが、トカゲの肉は灰色で少しだけ固まりました。ボロボロした感じ・・・ 僅かに風味もありますが、イヤみの無い感じで悪くない・・・ これは美味しく頂けました。 ボロボロした感じでしたが、固まる感じから・・・イワシの黒はんぺんを連想しました・・・ 捏ねてまとめても使えるかも!? 骨酒。 やや独特の臭みが出てしまいました・・・熱燗だからかな? ひとつ上の写真から翌年。カナヘビ1匹とニホントカゲを追加しました。 最初のトカゲを投入してから2年6ヶ月後、最後のトカゲ(3匹目)を投入してから1年10ヵ月後です。 若干、黄色っぽく色付いてます。 グラスへ注いだところ。 トカゲ酒。 世界各地に爬虫類を浸けたお酒が存在します・・・もちろんトカゲも。 中国では蛤カイ酒(ハーカイチュウ)と呼びます。 残念ながら!?ニホントカゲやカナヘビを浸けたお酒は見つかりませんでしたが、身の周りのトカゲを使ってトカゲ酒を造ってみました。 再生の象徴か・・・トカゲ酒に使うトカゲはシッポの完全なものを使います。 マムシ酒同様に数週間水のみで保管した後、アルコール度数43度の泡盛に浸けました。 風味は・・・マムシ酒に近いですが、それよりは飲みやすい・・・が、とても飲み難い。