周りの景色に溶け込んで・・・気付かない事も多いです・・・ 足元周辺で急にサラサラ〜っと言うヘビの動く音が聞こえると・・・ビビリます。 日当たりの良い崖にて。 サルトリイバラの写真を何枚か撮影した後、一瞬、視界にマダラ模様が目に入って気付きました。撮影中もピクリとも動かず・・・ジッと私を見ていたようです・・・ 雨上がり・・・歩いている間・・・シダのすき間に一瞬だけまだら模様が見えた! 私の脳みそ・・・かなり鍛えられてます・・・自分でも気付いたことにビックリする・・・ 雨上がりで濃い茶色となった枯れ葉の上に赤マムシが居ました。 倒木の間に。 陽が地面まで届きにくい山の中・・・僅かに光が注ぐ倒木の間に、何か違和感・・・ 良く見たらマムシでした。 ジッとしていると周りの風景に溶け込みます・・・ある程度、何度か目撃している人でないと気付かないでしょう・・・ いつからこんな体勢だったのか・・・ふと気付くと、このように体を伸ばした状態で硬直している事もあります・・・ 雨上がり・・・草の間で日向ぼっこ・・・そんな中・・・ 大きな人間がガサゴソと・・・しかもマムシには温度センサーが・・・こちらをずっと見てたのでしょう・・・ これは、ちょっと小さい子供。 赤マムシ。 ゼンマイ仕掛けのおもちゃの様にシャカシャカ、クルクルと・・・とても攻撃的でした。 感情の無い鋭い眼光。 赤マムシ。噛み付く気満々・・・ 特徴的な銭形模様。 独特な銭型模様。尾は急に尻すぼみとなる。 鱗にはキールと呼ばれる隆起(ウロコの真ん中にある一本線状のもの)があります。 強烈な攻撃性・・・数十匹のマムシを見てきて、やはり、赤マムシの方が格段に攻撃的です。お腹の大きい子持ちならばさらに攻撃的に・・・ 写真は、かなり興奮状態の赤マムシ。体をやや扁平にして体を大きく見せています。 映像サイズを抑えるためにコマ数を省きましたが、これがほぼ実際のスピードです。 飛び掛って来るのを見てから避けるのは、ほぼ不可能です・・・ 触れただけで刺さる程に鋭く細い牙。 ナイフの刃で細かな歯を押し上げると・・・毒牙が飛び出してきます。 毒液を注入するために空洞でもあり・・・とても脆く取れやすいです。 脆いので直ぐに新しいものが生えてきます・・・写真の様に片側に2本あることも。 ニホンマムシ <日本蝮> [mamushi] それほど山奥でなくても意外と身近にいる事に気付きました。 ネズミをエサとするために人家の近くにも多いのです。 藪の中の開けた場所、道と路肩の草むらの間などで良く見掛けます。 崖などの身を隠す場所が無い平坦な林ではあまり見かけません。 早朝や雨上がりには体を温めたり乾かしたりするために日の当たる所へ出てきます。枯れ草の上が好きなようです。フキが生えている所でも見かけました。 逆に、パラパラと小雨が降りだした時などもエサを求めて出てくることも多いです。 同じ毒蛇のハブよりも毒は強力なのですが、体が小さいので注入される毒も少なく、人間が咬まれた場合、手1本、足1本程度の被害で済むようです。 ただ、首など場所が悪いと当然、命の危険があります。 シマヘビにはマムシ毒の耐性があるために食べられてしまう事があります。 人間などの毛を燃やすとマムシが寄って来ると言う情報をネットで何度も目撃しましたが、私は試したことはありません・・・火の元注意! 日本では、現在も山間部では食材として利用されますが、一般に精力剤としての利用の方が有名ですよね。 漢方では、身を乾燥して利用します。 ※爬虫類はサルモネラ菌を持っている確率が高いので、触ったら手を良く洗う事。 もちろん、調理したらその道具も全て良く洗って下さい。熱に弱いので熱湯消毒出来ればBEST。 爬虫類の糞を検査したところ、50〜90%が保菌していたとの報告もあります。 マムシ捕獲用にペットボトル(1ℓ)を持ち歩きます。 見つけたら、頭を入れて・・・うまく誘導すると、スルスルと勝手に入って行きます。 キャップを締めれば、噛まれる心配なし! 狭すぎず、数日間の保管からマムシ酒を造るための1ヶ月の保管も簡単。 もし、入れ物(ペットボトル)が無い時に遭遇したら・・・ ナイフがあればその場で頭を切り落とす、ナイフもなければ石で頭を潰す・・・ 頭を落としてもずっと動き続けるので、そう簡単には腐らないと思いきや・・・家に着く頃には、肉の状態が悪くなっている時がありました。 この方法は、家に帰る直前ならば良いかも知れません。 そして・・・出来れば、生きたまま持ち帰りたいもの・・・ 丸めると小さくなるネット(100均の袋系や旅行系のもの)に入れた事もありますが、入れる時に激注意!! 出す時も注意!! もちろん、袋は毒牙を通してしまうので、そのままでは持ち歩けません・・・袋を木の棒(杖など)の先に括り付けて、体から離して持ち帰るのです・・・ その他、上の写真の様に・・・木の枝に巻き付ける方法も。 最初はどんどん進もうとするので、水あめでも巻き付ける様に枝を回し続け・・・マムシも前に進もうとし続けるのですが、諦めるのか、途中から落ち着きます。こうなってしまえば、このまま持ち歩いて車まで戻る事ができます。 昔の話で、マムシを捕まえたらタオルなどを咥えさせたら、思いっきり引っ張って牙を抜いてしまうとの情報もあります。 私は、ほんとに全部綺麗に抜けたのか!? 不安、超不安・・・一度噛まれて血清の使えない身としては、口を開いて抜けたかどうかの確認をする事自体もリスクが高いのです・・・上にも書きましたが、牙は2本とは限らないのです・・・ 幼蛇。 子供の頃は何故かシッポの先が黄色いです。 雌はお腹の子を育てるために日の当たる所に居ることが多いのです=見つけやすい。 お腹の卵を使って料理しても良いのですが、マムシ酒にする場合は、子を産むまで待ちます。 今回は、3匹の母マムシから12匹の子マムシが産まれました。私の周りから居なくなってしまわないように、今回は山へ帰してあげました・・・大きくなった らまた捕まえるよ! マムシ料理: 浸けた直後。 瞳はまだ黒ですが、数日で白くなります。 1年経過。 まだ色にムラがあり、上の方は無色透明に近いです。 2年経過。 上から下までムラも無く黄金色になってます。 来年はどう変化するかな? 3年経過したもの。やっと飲み頃になりました・・・ 通常は1升ビンに1匹入れて作ります。 3年物のマムシ酒。 グラスへ注いだ所・・・これは、生まれて初めて見たマムシを漬けたものでした。 初めてのマムシ酒・・・口に含んだら・・・モワッとする風味が口の中に充満・・・臭くは無いですが、間違いなく飲み難いです。 これをゴクゴク飲める程のツワモノになれれば、世界が変わるのか・・・ 平成26年、27年と1升瓶で1本ずつ造り、令和元年になって久しぶりにまた造ってみました。 2022年再び♪ 実は、2015年に造ったマムシ酒をほぼ飲み干した後・・・底にまだその時のマムシが残っている状態で追加して造ってみました。 マムシ酒。 1、3週間〜1ヶ月程、水のみを与えて糞を出させる。 容器に溺れない程度の水を入れ、糞を出すのでこまめに水を取り替える。 2、一升瓶に入れ、35度以上のお酒に漬ける。 30度程度では腐る可能性あり。また、アルコール度数が高すぎてもタンパク質が変質してしまう。 3、3年程度経ち、お酒が琥珀色になれば完成。 オークションを検索すると、捕まえて直ぐに作ったから良いとか・・・糞尿入りで臭いだけ・・・ 明らかにアルコール度数の低いものとか・・・内臓が腐敗してるのでは? 間違っても造り方の間違っているものを買ってしまわない様に・・・元気になる所ではなく、体を壊すのでは? 3年経過したものを口に含んだら・・・モワッとする風味・・・例えようが無い・・・ もし飲み難い場合は月桂樹の葉を入れると飲み易くなります。 水で薄めるとかえって飲み難くなってしまいます。 薬効は、滋養強壮、強精、慢性胃腸病、貧血、肺病、心臓病、腎臓病、不眠症、紳経衰弱など。 マムシ酒といえば・・・精力剤として超有名・・・マムシと聞くだけで連想される方も多いのでは? マムシを生まれて初めて見てから、捕って捕って取り捲り・・・マムシ酒も既に10本以上になりました・・・ただ、頂けるのは3年後・・・ずっと効果の程は 分からず・・・でした。 遂に3年を経過した2014年秋、試飲開始・・・その効果は・・・ イメージ的に一戦の前にゴクゴクと・・・と言う感じですが、実際には、即効性はあまり無いです・・・さまざまなアミノ酸などバランス良く含まれ飲み続ける ことで効果が出ます。 実際、私の場合ですが、マムシ丸ごとの料理を食べても体に変化は感じられなかったのですが、3年経過したマムシ酒を数日おきに飲んで居たところ・・・色々 な感覚が鈍感な方なのですが、連日・・・ふとした事でムラムラと・・・中学・高校当事、やたらとムクムクしていた感覚に近い状態が続いてます・・・良いの か悪いのか・・・要自制心です。 ※5年以上経過したマムシ酒は外用(湿布)としても利用でき、打ち身・ねんざなどに鎮痛剤としてとても良く効きます。民間薬として古くから利用され、本で も特に効果が高いものとして紹介されている程なので、一家に1本常備したいものです。 マムシを漬けてから4年後に一度飲み干し・・・またお酒を注いで1年が経過したもの。 デジカメの補正で色が薄く見えますが、黄金色です。 頂いてみたら、やはり、味も香りも相変わらず・・・ならば、効果も・・・ 体長60cm超の大型のマムシ。 アルコールに漬ける事でサンプル・記念として見て楽しむ事もできます・・・ マムシ酒に浸けたもの。 蛇胆酒。 乾燥させた蛇の胆をお酒に入れたら、そのまま飲みます。 風味はほぼお酒の風味だけです。効果は・・・気持ち次第!? 肝臓・心臓は、アミ焼きに。 塩もしくは塩コショウが美味しいです。 大型のヘビに比べたら大分小さいです・・・ 串焼き。 肝臓と心臓、3匹分です。 醤油とみりんのタレを付けて照り焼きに。 ホイル焼き。 肝臓と心臓に・・・ いつも何か分らず捨てていた白いツブツブ。 どうやら想像通り、脂肪の塊だったようです。 熱で大分溶けてしまいましたが、臭みなく美味しかったです。 溶けかけの豚の脂身が好きな方は、これも好きでしょう。 内臓のホイル焼き。 お酒と一緒に焼いてポン酢で頂きました。 クセなくプリプリの内臓を頂きました。 子持ちのマムシを捌いて卵を取り出した状態。中に子マムシが見えます。 まだモゾモゾと動いてる・・・ 卵は蒸し焼きに。 3匹の母親マムシから頂きました。 ニワトリの卵と異なり、中身は子マムシがそのままの形で入ってます。 想像以上に濃厚な卵でした。珍味。 マムシ2匹から卵、胃、心臓・肝臓・脂肪を頂きました。 卵、肝臓、胃を炒めました。 炒め物。 内臓のお手軽料理♪ 天ぷら。マムシ2匹分。 写真手前は卵と肝臓の天ぷら。 写真奥は、身の唐揚げ。背骨は予め石器で砕いておき、2度揚げしました。 身の唐揚げはもっとジックリ揚げてチップス程度にまでしても良かったと思いました。 そして今回、実験で天ぷらにしてみた卵・・・無事、爆ぜずに揚がり、まずは一安心。 どうしても爆ぜるイメージがあったので衣で包んで低温からジックリ揚げてみたのです。 塩を付けて食べてみたら!! これがほんとに美味しい!! 一番美味しい食べ方かも知れません。 マムシの卵の玉子スープ。 写真の茶色っぽいのが、マムシの卵で、見慣れたふわふわ浮いてる黄色いものは、鶏の卵を使ってます♪ マムシの卵は完全な黄身ではなく、一部は形が出来ている状態でした。 食べてみたら・・・濃厚で野生的な風味が口の中に広がって、血が騒ぐ感じ♪ ほんわかした玉子スープに爆弾でも入ってる感じでした。 子マムシのチリソース炒め。 1匹の母マムシから子マムシ入りの卵4個だけ・・・食材が少ないので、肝臓、心臓と、ニンニクもいくつか投入しました。 マムシの卵を口に入れると、ピリ辛の中にも濃厚な風味も感じることが出来ました。 子ヘビをかみ砕く感覚もマムシの卵ならではのもの・・・やはりこれは珍味です。 子マムシの天ぷら。 写真奥は、ダンドロボロギク、オオカマキリのメス。 これは美味しかったです。 子マムシの炒め物。 ヤマイモのムカゴ、ダンドロボロギクにベーコン、ニンニクと一緒に炒めました。 子マムシなので、それほど骨も気にならずに頂けました。 バター炒め。 子持ちマムシ2匹分の内臓を使いました。 右の2つが袋に入ったままの子マムシ2匹。左は袋を破って出て来た子マムシ2匹。 左下手前は、形のまだない卵。奥は肝臓、心臓です。 美味しい!! と、言うものではありませんが、珍味としてツマミになります。 子マムシ4匹と山で拾ったギンナンの串焼き。 お腹の大きかった母マムシから生まれて来たもの・・・まだ何も食べていないので内臓を取らず、そのまま利用。 唇にキバが刺さっても大丈夫だろうか・・・などと思いながら食べてしまいました。 精力UP↑↑ 子マムシの刺身。※子マムシは茹でてます。 (野生の生はお腹の中にいた子マムシと言えど、危険なので茹でました。) これをワサビ醤油で♪ これは、一匹まるごと頂くので当然、皮の食感、肉のプリッとした食感、どろっと出てくる内臓の食感、細かな背骨の食感・・・ 普通は、頂く機会が無いと思うので、やっぱり“珍味”と言う事にしておきましょう♪ 余談です・・・ かなりお腹の大きかったマムシ・・・捌いたら↑が出て来たのですが、取り出したら・・・シュッ! シュッ! って動く! まさに、身の危険を感じ、興奮して動く、大人のマムシと同じ動き!! お腹から出した瞬間に、小さくても普通のマムシと同じです!! 噛まれたらどうなるんだろう・・・ もし、お腹の大きな個体を捌く際は、みなさんも気を付けて下さい。 胆のうは乾燥させて頂きます。蛇胆と呼ばれ高級品です。 当然ですが、1匹から1個しか取れません。 数ヶ月間、何も食べなくても生きていられるのはこの胆汁酸のためとか。 薬効高い胆と言えば熊胆ですが、この蛇胆の方が強力とも言われます。 冷蔵庫へ入れて低温乾燥で作りました。疲労回復、滋養強壮に。 マムシの卵を蒸し焼きにして炒めた後。 サラダ油も使いましたが、マムシからも脂が出たのでこのまま料理に利用・・・ フライパンで蒸して炒めるインスタントの焼きソバがあったので作って見ました。 僅かにマムシ風味もありますが、これは美味しい焼きソバ・・・栄養もあるでしょう・・・ 血はお酒で割って頂きます。 野生のマムシは寄生虫が多いのでお勧めしません。 30度以上の泡盛を多めに注ぎ冷凍庫で数日保存して頂きました。 (これで完全に殺菌できたかは分かりません・・・危険過ぎる・・・) 同様に、山間部ではマムシの身を生のまま刺身で食べることもあるようですが、間違っても真似をしてはいけません。 ※マムシ料理が食べれるお店のものは、養殖されたマムシです。 危険を承知でまたまた・・・ 43度の泡盛にマムシの生き血を注いで冷蔵庫で1時間冷やしました。 この後、身を捌いた時に寄生虫が大量に居たら破棄するつもりでしたが、見当たらず・・・まずは安心・・・ ただの43度の泡盛のストレートでも凄いのに、マムシの生き血入り・・・飲むと口の中にモワッと血&マムシ風味が広がり・・・度数が高いので体がカッカと・・・ あっちのほうはどうかと思われるかも知れません・・・これは私の年齢&体質によるかもしれません・・・ただ、心因的(思い込み・・・)で凄いと言う人もい るでしょう・・・体調に変化はなく、夜もぐっすり、朝も特に変化なし・・・ただ、栄養価0ではないので、私の血肉となったのはたしか。 私の体は、バッタに野草にあらゆる魚、キノコ、カエルやヘビ・・・今回頂いたマムシも・・・これらの血肉がそのまま私の血肉に・・・無数の命を頂いてその魂を背負ってます・・・日々、もっとシッカリ生きないと!! と、思います。 胆嚢酒。(翡翠酒) 直径5mm程度の小さなマムシの胆嚢・・・もちろん、1匹から1個しか取れないので、かなり貴重なものなのです。 いつもカラカラに乾燥させて頂いていましたが、お酒に入れて頂く事が出来ると知ったので早速♪ 胆嚢と言えば、苦い!! 事が有名ですが、ヘビに限っては甘いとか・・・さてさて・・・ ・・・度数が高くて良く分からん♪ ただ、苦く感じず、普通に度数の高いお酒として飲む事ができました。 皮。 マムシの皮は、乾燥させて保存し、火傷や切り傷の時に水で戻して患部に貼ると良く効きます。 釣りの仕掛けに使うと良く釣れるとか・・・独特な臭いが良いのか・・・私はまだ実践してません・・・ 皮の煮物。 表面のウロコは魚同様に包丁でしごいて取りました。 一晩置いて食べる前に火を入れてしまったので、歯ごたえは柔らかくなってしまいました・・・以前食べたアオダイショウの皮はコリコリ美味しかったのです。 クニャクニャしたちょっと残念な食感に、さらにちょっと残念なマムシ風味・・・一度茹でこぼせばもっと食べやすかったか・・・ 僅かに減点ですが、コラーゲンの他、栄養も摂れたと思います。 唐揚げ。肝臓・心臓・頭・皮。 唐揚げ。子マムシ・頭・肝臓・心臓・皮。 皮の唐揚げ。ジックリ揚げてもなかなかカリッとなりませんが、ツマミになります。 頭や皮も食べれます。 頭はややしっかりしているので、ジックリ揚げます。 皮は揚げても直ぐにグニャとした食感になりがちなので、これもややジックリ揚げるのがコツです。サクサクとした食感になります。 内臓も一緒に揚げてしまっても良いのですが爆ぜるので注意して下さい。 肉を詰めてタコ糸で縛った所。 右3つがフライパンで焼いたもの。 左3つがアミ焼きしたもの。 マムシソーセージ。 結論から言うと・・・美味しかったです。 蛇の皮・・・どうやって食べたら美味しく食べれるか・・・この形を生かせないか・・・などと考えて思いつきました。 今回使ったのは皮のみで、中身は普通の豚挽肉です。 このマムシ模様・・・皿に盛ってテーブルに置いた時のインパクトは・・・衝撃です。パーティなどで出したら大盛り上がり!? 作り方: 1、まずは、マムシを捌いて、皮を取ります。 表面のフィルム状の鱗を包丁でしごいて取り除き、酒と塩で洗いました。 2、豚挽き肉に荒挽き塩コショウを少し混ぜて皮に詰めます。 好みで色々なスパイス類を混ぜ込めばさらに美味しく!! (3、燻製ができる道具や場所があればさらに美味しくなります。 残念ながら私は省略。) 4、70〜75度(沸騰しない程度)の温度で20〜30分茹でます。 本来、この工程の意味は何なのでしょうか・・・ヘビ皮では無意味? 実行しましたがあまり変化があったとは思えませんでした。 5、4の工程に疑問を感じたので、フライパンで餃子を焼くように、 油で炒めた後、水を加えて蒸し焼きして完成!! 6、食べる時は、普通のソーセージ同様に、炒めたり焼いたりしてどうぞ。 アスパラベーコン巻き 熱を加えると縮んで小さくなる特徴から、“縛り物”を考えて思いつきました。 実際は・・・皮の内側が意外とヌルヌルするので扱い難い、広げれば伸びるのですが、アスパラを撒いたベーコンを通そうとしても難しい・・・マムシの皮を広 げておける機械でもあれば、簡単だとおもいます・・・ 肝心の味は、普通に美味しい、マムシの感じが無いのが残念(良い所か・・・)で、風味も食感も普通に美味しいアスパラベーコン巻きでした。 チンジャオロース。オリジナル。 骨付きですが、ジックリ火を通しておけば普通に美味しいです。 ホイコーロウ。(マムシ2匹) 今回は、マムシ2匹を使い、身、皮、心臓、肝臓、胃、卵を全て使いました。 1、マムシを捌いて使える食材を取り分けます。 長い身と皮は適度な長さに切っておきます。 2、取り分けた部分は酒で洗っておきます。 3、野菜を炒めて皿に取っておきます。 4、マムシの身は、各部分毎にシッカリ火が通るように炒める。 5、今回はホイコーローの素を使いました。 炒めた肉に絡めて炒め、野菜を投入してさらに炒めて完成! 炒め物。 1匹丸ごと、身、心臓、肝臓、脂を使ってます。 とてもシンプルですがタマネギ1玉と一緒にサクッと簡単にツマミにしてみました。 シッカリ炒めれば骨まで頂けます。 炒め物。 今回は、マムシ1匹だけ! 少ない!! と言う事で・・・ ヤゲン(鶏の軟骨)と一緒に炒めました。 因みに内臓も・・・心臓、肝臓、胃、肺も一緒に♪ マムシだけで、これだけの量にするには・・・10匹は必要かな!? マムシの身を骨ごと石器で何度も叩きました。 ツミレ。 マムシの身を石器で丁寧に叩いたら、味噌と、同じ日に山で採ったエゴマを加え、酒と砂糖・ゴマを少し加えて混ぜて焼いただけ。 写真奥に僅かに映っているのは、串に刺した肝臓・心臓・胃。 これが、風味良く美味しい!! お酒にとても良く合いました。 酒・醤油・みりんのタレに1時間程度漬けてから焼きました。 醤油・酒・みりんに一晩漬けて十分味が染み込んでから焼きました・・・これが! 激美味! 心臓・肝臓・キャベツの炒め物、胆嚢は炙って泡盛に入れて頂きました。 5月中旬。黄身だけの卵を持っていたので一緒に。上から、卵、心臓、肝臓、身。 照焼き。 醤油とみりんを合わせたタレを付けてジックリと焼きます。 マムシは他のヘビと異なり、骨が柔らかいので丸ごと頂けます。 美味しくおすすめです。トグロ状のものは、見た目は良いのですが少々食べにくいです・・・クネクネの形がお奨め。 串焼き。 今回は塩コショウで。照り焼きも良いですが、シンプルな塩コショウも美味しいです。 先に刺さっているのは、肝臓です。 照り焼き同様・・・この食べ方が、シンプル&豪快で美味しいです♪ 串焼き。 冷蔵庫に初めて作ってみたサンショウ醤油があったので、これをタレにして焼いてみました。 これはまた違った風味で、時々アクセントもあり、いけます。 串焼き。 味噌を付けて・・・シッカリ火を通してから味噌を付けて少し焦がす程度に・・・これは美味しい!! これを食べる時はもちろん、僅かに写ってますがマムシ酒で! 唐揚げ。 マムシの骨は柔らかいのでシッカリ揚げれば骨まで食べれます。 マムシチップス。(唐揚げ) カリカリ&サクサク〜っと、ポテトチップの様な食感で食べて見たくなり・・・ マムシは遠火で乾燥させた後、冷蔵庫でさらに低温乾燥させてました。 これをさっと洗って水気を取ったら、唐揚げ粉をまぶして唐揚げに♪ 風味があってサクサクと食感も良く、これは良いです♪ ただ、1匹分では少ない・・・もっと食べたかった!! フライ。写真右側。(写真左側は、残った卵とパン粉だけで作ったもの) サクサクとこれは美味しい!!・・・と思ったのもつかの間・・・ 中まで火が通り難い分、中の骨が食べ難くかったです。 マムシ3匹を使った3種盛り。 手前から唐揚げ、片栗粉揚げ・・・、素揚げです。左奥に並ぶのはニンニクの素揚げ。 片栗粉揚げなどと言うものはありません・・・素直に竜田揚げにすればよかったのですが、単純に片栗粉をまぶして揚げただけです。サクサク感が良かったのでいつか竜田揚げにしてみます。 一番サクサクと食感よく頂けたのは一番シンプルな素揚げでした。塩コショウでサクサクと美味しかった。 唐揚げと片栗粉揚げは若干、火が通り難いためか、ややシッカリ噛まないと頂けないものもあったのですが、どれも前以って金づちで背骨を砕いておいたのでほぼ問題なし。 精力ついたかな? 天ぷら。 骨もそのままに、まな板の上でトントンと・・・何度も叩いてから、刻んだニンニク、卵、小麦粉を混ぜて油で揚げました。 僅かなマムシ風味もあり、これは美味しい&精力付きました。 まえにもやった、石器で叩き潰す・・・マムシ2匹分ですが、肋骨がやけに残る・・・以前よりも大きいからか? マムシ団子。 ナマズ団子の要領で、小麦粉少々に味噌を加えて・・・オリジナルで唐揚げ粉も混ぜ・・・ 中心までしっかり火が通るように、団子は小さくしてしっかり揚げました。 これは悪くないです。ただ、写真で分かるでしょうか・・・このトゲトゲ(肋骨)・・・食べる事が出来たのでカルシウム補給になったかな!? これは無い方が確実に美味しく食べれたでしょう。 ※磨り潰す系の動作では、骨がそのまま残ってしまうようです。骨まで全て頂く際は、まな板と包丁で何度も叩く必要がありました。 みりん干し。これはオリジナル。 実験を兼ねて作成してみました。 とてもヘビとは思えず、普通の魚のみりん干しの様でした。 日本人好みの味。お酒のツマミになります。 焼き酢漬け。オリジナル。 小骨の多いサッパ(魚)も丸ごと食べれる料理法を試して見ました。 網でこんがりと炙った後、酢・醤油・酒・砂糖で作ったタレにジュッと漬けて、3日後から頂けます。 今回は漬けてから4日後。大分柔らかくなった気もしましたが・・・酢に漬けたマムシ・・・それほど美味しいものではありませんでした・・・残念。 煮物。(圧力鍋) 他のヘビに比べて骨の柔らかいマムシ・・・これは、サバやサンマと同じように圧力鍋で柔らかくなる!? もしかしたら、骨まで食べれる様になるかと思い、実験で作ってみました。 結果、硬い!! とても食べれませんでした。残念。 (もちろん、食べれなかった身は後日、唐揚げにして頂きました。) 煮物。(圧力鍋) 糞だししたら、頭と肛門付近以降を取り除いて圧力鍋を使いました。 結構キビシかったのですが、何とか丸ごと食べてしまいました・・・まるで私がヘビになったよう・・・ 圧力鍋の加圧時間30分でも厳しいです。いつか、またまたチャレンジするときは60分にしてみようか・・・ スープ。 マムシをスープにするとの情報はほとんどありません・・・が、ヘビは良くスープの出汁にされるのです。 その理由は!? 試しに作ってみました。 マムシ2匹の身は、ブツ切りした後、背骨は金づちで砕きました。 ジックリコトコト煮込んだら、鶏ガラスープの素を僅かに投入し、溶き卵を回し入れ、塩コショウで味を整え、仕上げにネギも♪ まったく問題ないところか、美味しいスープになりました。 ただ! 骨まで食べれるマムシですが、茹でただけではさすがに・・・飲み終わった後に残った身は・・・ カラカラに乾燥させたら砕いてフリカケなどに利用すれば残さず頂けるでしょう♪ スープ。 ユーチューブを見ていたら、“ホモサピ”さんが、マムシを炙ってスープにしたら美味しい♪ と、言っていたので思わず♪ マムシは炙り、河原で採取したキクラゲと、柔らかいヤブジラミ(野草)を使い、後は長ネギとウィンナーです。 出汁としてはマムシがメインですが、その他味付けとして醤油少々、塩コショウ少々を加えました。 炙ったので、生臭みは無くなりました・・・が!! 物凄いマムシ風味!! マムシを捕獲した事がある人は分かるでしょう!! ネットを検索すると、山椒の匂い、焦げたような匂い、おばあちゃんのタンスの匂い、そして私は、湿った土+カビ臭い匂いに感じます・・・これがモワっと♪ 今回、炙った身だけでなく、ウロコを取った皮も一緒に使ったので匂いがパワーアップしてるかも!? 少し食べ難い風味でした。 頭、皮、内臓を取り除いた身をカリカリに乾燥させたもの。 漢方では“反鼻”と呼びます。 薬効は、強壮強精・新陳代謝に。 骨酒。 身をカリカリに乾燥させて保存しておきます。 適当な大きさに折り、火で炙ってから熱燗のお酒に漬けます。 風味が出て美味しいです。 マムシふりかけ。 身をカラカラになるまで乾燥させてからすり鉢で砕きます。 昔は囲炉裏の上の方に吊るして作ったようです。 背骨を砕くのに多少力がいりました。フードプロセッサーでもできるかな? ごま塩等と混ぜて御飯に掛ける様ですが、ごま塩が無かったのでオリジナル・・・マムシふりかけ、炒りゴマ、かつぶし削り粉、刻みノリに醤油を掛けました。 マムシふりかけ自体は、僅かにマムシ風味が残るだけで、殆ど無味無臭となってました・・・後は、好みの味付けで自由に美味しく頂いて下さい。 お茶漬け。 久しぶりにマムシの身をカラカラに乾燥させたら、骨ごと磨り潰しました。 ネットで調べものをしていたら骨が体に良いとの情報もありました。 磨り潰した身は、マムシの香りが僅かにあるだけのモコモコしたものでしたが、そのまま口に入れても・・・なぜか、美味しく感じる・・・体が求めてる!? 今回は、なんとなく・・・で、お茶漬けにしてみました。 ズルして、市販のお茶漬けと一緒に使ってみましたが、違和感なく、普通に美味しく頂けました。 もちろん!! 体にも良いでしょう♪ マムシ丼。 関西では“うなぎ”のことを“まむし”と言い、“まむし丼”と言えば“うな丼”の事です・・・今回作ったのは、マムシを使ったマムシ丼です・・・ 実際、マムシは蒲焼きにもされていたようです。(山間部では現在進行形かも知れません。) 骨まで食べれるサンマの蒲焼の作り方いろいろを参考にしました。 1、マムシを捌きます。 今回は、ウナギの蒲焼に近くなる様に皮を身に残してみました。 頭を落としたら腹を裂いて内臓を出し皮は身に付いたままです。 2、串に刺してこんがりと焼きます。 やや焦げ目が付く程度が美味しいです。 3、食べやすくするために、ハンマーで軽く背骨を砕いておきます。 4、圧力鍋に、マムシ、水、酒、醤油、みりんを投入して 高圧で20分。自然放熱。 5、フタを開けたら、みりん、さとうを加えて煮詰めます。 6、御飯の上に身を乗せタレ(煮汁)を掛けて完成! 今回は約35cm程のやや小型のマムシを使いました。 写真上部やや左の頭はトッピング。念のため、キバは取り除いてあります。食べて見ましたがやはり、骨は他の部分よりもシッカリしていました。 最終段階の煮詰めている時から、マムシの独特な臭いが部屋中に充満してました・・・この臭い、他で嗅いだことがありません・・・伝えようが無い・・・ 私は嫌いではないので、他の料理では味わえない程のマムシ風味を堪能しながら頂きました。 若干、背骨が気になりましたが、とても柔らかく風味良く、美味しかったです。 さすがに、肝の吸い物までは作りませんでしたが、心臓と肝臓はアミ焼きして一緒に頂きました。 手を離した瞬間に咬まれるのがイヤなので・・・頭を取ってから炊飯器に投入して炊きました。 頭を取ってもクネクネ動きまくる体を入れたら炊飯開始!! 熱が通って身が動かなくなるまで、のたうち回り、血液がご飯に混ざったのでしょう・・・薄茶色のお米に・・・ ヘビ飯。(マムシご飯) ネットを検索すると、いろいろな作り方が見つかります・・・穴の開いた釜にヘビを投入して炊くと、熱くてヘビがその穴から顔を出し・・・つまんで引っ張ると、身だけが綺麗に釜の中に残るなどと・・・ 今まで、マムシを含め、いろいろなヘビを頂いて来ましたが、絶対!!にありえん!! 間違いなく創作です!! ただ・・・実際やらずにありえん!と言っても端切れが悪い・・・で、検証♪ いきなり結果ですが、やはりムリ!! ヘビの身はそんなに簡単に骨から外せません・・・実際、大きなアオダイショウの身を外す時に、フォークを滑らせて取った事はあるのですが・・・皮や内臓もある状態では間違いなく無理です!! 熱々のマムシの皮を剥いて内臓を取って・・・身をなんとか外し・・・これも、最初から分かってました・・・ヘビの中でも小型のマムシ・・・骨に付く身は、極々僅か・・・悲しいほど・・・1匹では写真の量だけ! 醤油を掛けたら、それなりに美味しく頂く事はできました。 1ヶ月ほど糞だしして使いましたが、どうしても尿は体内に残る・・・釜の話では、確実に御飯にマムシの尿が混ざります・・・それで美味しいのか!? また、炊き具合にもよると思いますが、内臓を取ってみたら、完全に火が通ったとは思えない部分も・・・(もちろん、私は内臓だけフライパンで再度炒めて頂きました♪) 詳細な手順が見つからないのも怪しい・・・実際、ありえないとの意見もネット状に見つかります。ここで、断言させて頂きます! この話、絶対にできません!! 余談ですが、マムシを1週間ほど焼酎に浸けてから炊飯器で炊くと言う方法も見つかりました。 炊き上がったら、今回のように身を取ってご飯に混ぜるとか・・・これならば確実でしょう♪ 包丁で丁寧に叩いた身。 マムシハンバーグ。 マムシハンバーグカレー。 やや小型のマムシだったので、単体では量が少なく・・・具を混ぜてカサ増しした料理法を考えて思い立ちました。 マムシハンバーグの作り方: 1、マムシを捌きます。 今回は、やや小型のマムシ1匹の皮、身、心臓、肝臓を使いました。 金槌で背骨を砕いておきます。 フードプロセッサーが無いので、包丁で丁寧にタタキました。 2、マムシとその他の材料を混ぜ合わせます。 パン粉:適量、玉ネギ:約1/3、卵:約半分、ケチャップ:少々、マヨネーズ:少々。 3、フライパンでシッカリ焼いて完成。 半生の部分が残らないように注意します。 包丁で叩いたイワシの身と同じで、僅かに骨を感じました。 気になる場合は、すり鉢などを使っても良いと思います。 かすかにマムシ風味があり、美味しいです。 マムシカレー。 普通にカレーのレシピで、肉にマムシを使っただけです。 今回はマムシ3匹をブツ切りし、軽く塩もみして臭みを和らげて使いました。 コトコトとジックリ煮込んだ方が骨まで食べやすいです。 マムシを食べる時は、カレーの中にクラッカーでも入っている感じ・・・ 予め、叩いたり、砕いたり、粉末などにして、ルーに混ぜれば食べやすいです。 黒焼き。 なぜか溶ける様に広がって・・・原形を留めていませんが・・・ 薬効は、強壮・虚弱体質など。