一番上の写真の場所、陸でカキドオシの葉っぱをむしって食べているところを捕獲しました。 ネットで調べたら最大甲長22cmとありました。上記のカメが21cmあったので、滅多に見れない程の大きさのようです。 ここまで成長するのに何年かかるのだろうか・・・左前足の指が全て無く、甲羅は何者かに咬まれたかのような小さな穴があちこちにあり、甲羅は磨り減ってど こも丸みを帯びてます・・・ 11月中旬、水中の日の当たっているところにいました。 甲羅に毛が生えたように藻が着いていました。 甲羅に藻が生えているカメを蓑亀(みのがめ)などと呼びます・・・縁起物でもあり・・・掛け軸で描かれることも・・・ この個体も20cm程度あったと思います。 陸に上がって甲羅干しか食料探しだったのかな? 釣りをしていたら顔をだしたので思わず撮影しました。 甲羅が7cm程の個体でした。 ニホンイシガメ <日本石亀> [Japanese pond turtle] 甲羅の出っ張り部分が中央1列なのでイシガメ。3列であればクサガメです。 あちこちで・・・ほんとに多過ぎ! 一番左はカモ♪ 2022年4月。用水路へ行ったら・・・ ドドドドド〜 ドバドバドバ〜 何が起こった!?!?!? その後・・・水面に浮いて来たのは・・・全てカメ!! 写真に写っているだけで、100匹を超えてます!! 用水路にて。体長25cm程度。 周辺で捕ったミミズや、小ブナなどで入れ食いでした。 アカミミガメよりも甲羅が平ら・・・腹側には明瞭な黒いスジ・・・しかも、肝心の“アカミミ”ではない・・・ 当然、別種だと大喜びしてしまいましたが、調べても見つからない・・・ 諦めかけた時、偶然見つけました・・・アカミミガメの老成個体はこのようになるのでした・・・ アカミミガメ <赤耳亀> [Common slider] ペットにもされているミドリガメです。 甲羅はやや平べったく、顔の横に赤い部分があります。 ペットとして買われていたものが、各地で捨てられたり逃げ出したりして・・・日本中至る所で繁殖しています。 日本在来種のカメよりも沢山卵を産み、他のカメの卵まで食べてしまう、とても困った存在なのですが、ペットとしての人気も高いので、特定外来生物(飼育も 運搬も違法となる)にも指定し難いとか・・・ 強いのは繁殖力だけでなく、力もハンパ無く強い・・・ 上のイシガメ同様に、甲羅には何かに咬まれたかの様な無数の小さな凹みがあり、磨り減って丸みも帯びてます。また、全体に褐色となってます。 こちらもアカミミガメ。(子供) 上のアカミミガメを捕獲した同じ日に捕まえました。 こちらはペットとして飼育してます。 ミドリガメとも呼ばれるように、緑色に黄色が混ざった綺麗なカメです。 上のカメと同じとは思えないですね・・・上のカメも元はこんな感じだったのでしょう・・・ 3番目の写真は、人面っぽい感じだったので思わず撮影しました・・・ 子亀が池のほとりで甲羅干し・・・めっちゃ脱力感♪ クサガメ <草亀・臭亀> [Chinese three-keeled pond turtle] 甲羅に3本の隆起があります。最大30cm程にもなります。 水中を好み、見つけたときも川底でじっとしていました。 まだ若い固体のため、3本の隆起、甲羅の模様の凹凸、甲羅周辺など、あちこちが、まだクッキリとしてます。 甲羅には僅かに藻がポツポツと生えてました。 漢方では、スッポンの甲羅と、このクサガメの甲羅が利用されます。 カメ。 カメは世界各地で現在も食用とされています。特に、アジアや南米など。 日本でも縄文時代から食べられていました。 海に面した地域では海ガメはご・ち・そ・うです。 カメを野外で調理する時は、土に軽く埋めてその上で焚き火をすれば簡単に蒸し焼きにする事ができます。 美味しい卵は5月上旬(卵はまだ小さいものが多い)〜6月中旬(殻になっている)の頃に捕獲すると可能性が高いです。爆発的に増殖しているアカミミガメ対策にも、ぜひ抱卵個体のGet!を。 ※カメなど爬虫類はサルモネラ菌を持っている確率が高いので、触ったら手を良く洗う事。 もちろん、調理したらその道具も全て良く洗って下さい。熱に弱いので熱湯消毒出来ればBEST。 爬虫類の糞を検査したところ、50〜90%が保菌していたとの報告もあります。 カメの下拵え: スッポンを捌いたことがあれば似たようなものです・・・違うところは、ノコギリを使う所だけ・・・ イシガメ、クサガメ、アカミミガメ等・・・全て同じです。 1、カメを綺麗に洗います。 2、ひっくり返すと首を伸ばすのでタオルで掴んで・・・などと、本やネットで見掛けますが、危険を感じると一瞬で首を引っ込める&こちらも咬まれる恐さもあってなかなか・・・しかも、一度失敗すると全然出て来ない・・・当初は苦労してました。 今は、100均で買った小型のペンチを使ってます。 ペンチのつかむ部分を縦にして上側を顔の前に持って行くと必ず噛みついて来るので、挟んで引っ張るだけ。(挟むのは下あごになります。) 甲羅を押さえて首を引っ張り出したらナイフで切り落とすだけなのですが、首の骨はとてもナイフでは切れないので、刃を滑らせて隙間(関節)を見つけて刃を入れます。難しい方はノコギリで。 (全くの余談ですが、“押す”と言う字は“手”とカメの“甲”羅の象形の組み合わせなのです。) 3、ノコギリで腹甲(腹側の甲羅)の両側を切ります。※甲羅は筒状なのです。 調理にノコギリを使う唯一の食材でしょう・・・私は100均のノコギリをずっと使ってます。 ※手足が動いて邪魔して来ますが、気にせず作業します。 4、腹甲を外したら、内臓を取り分ける。 しっかり糞だしした後ならば、膀胱と胆嚢以外は全て食べれます。 5、両手、両足、首、シッポを取り分ける。 ツメも切っておきます・・・もちろん自分のではなく、カメのツメです・・・ 当初はナイフでバトニング(ナイフの背を叩く)していましたが、キッチンバサミを使った方が断然楽です。 ※この段階でも手足は動いてます。 6、手足部分を軽く湯がくor熱湯を掛けて、フィルム状の薄皮を綺麗に剥がします。 今は30秒以上は熱湯に浸け、浸け終わったらボールorバットなどに並べる。 熱を持っているため1分ほどで表面が乾く&その頃には素手でも持てる程の熱さになっているので、指のはらでこすってやると、簡単にペリペリ剥がせます。 ※上の写真は、フィルム状の外皮を剥いて綺麗になった所。 以上で完成!! ※糞だしをしないで捕獲した当日に捌いてみた時。 胃袋から肛門ギリギリまで目一杯内容物が詰まってました。 カメ自体の重みの半分近くな感じの量でクネクネヌルヌルズルズルと・・・取扱いに要注意です。 爬虫類の糞はかなりキツイので肉には絶対に付けたくない・・・ただ、肛門の直ぐ内側からは足周りの骨に包まれているので、獣の捌き方の様に簡単には行かない・・・ 食道辺りを切ったら、ズルズルと・・・重み&流れに任せて内臓をゴミ袋の中へ・・・そして肛門周辺。 1、足周りの骨を縦に切って肛門の所から綺麗に切り放そうとしました。 ナイフで作業していたら、刃を当てていないはずなのに僅かに糞が・・・当てたのか?重みで破れたか?肛門から? 今思えば、キッチンバサミを使っていたら上手く出来たか??? 2、シッポを肛門ごと切り落とし、腸を抜き取る方法は? こちらはまあまあ上手く出来ました。 解体作業中も肛門から僅かに漏れ出すほど、内容物がパンパンに詰まった状態だったので、僅かに漏れましたが1の時よりは良かったです。 カメ料理: イシガメの心臓と肝臓。 イシガメの心臓と肝臓。 アカミミガメの心臓と肝臓。 内臓の串焼き。 先端の小さなものが心臓で残りは肝臓です。体の割りに大きいです。 1匹から2つ取れ、2つで大人の握りこぶしよりやや小さい程度でした。 塩コショウで頂きましたが、思ったより臭みは無く、普通に肝臓独特の風味でした。 アカミミガメの時は、お酒で洗ってから串焼きにしたためか、臭みは全く感じられず、とても濃厚でクリーミーでした。 レバーを食べてこれほど美味しいと思ったのは初めてかも。 アカミミガメの胃と心臓。2匹分。 レバ ニラ タンポポ炒め。 野生の食材で血の塊でもある肝臓は臭いものもありますが、カメに限ってはとても美味しいです。 このレバーを使って、レバー料理の定番を作ってみました。 当たり前ですが、美味し過ぎ! 柔らかくホクホクのレバーが最高!! 作り方: 1、レバーは火が通りやすいようにある程度の厚みに切ったら、酒・醤油・塩のタレに10分ほど漬けこんでおきます。 2、フライパンでレバーを炒めます。 3、酒・醤油・砂糖を加えてさらに炒め、最後に菜(今回はタンポポ)を投入して少し炒めたら完成! クサガメの肝臓と卵の油炒め。 心臓は爆ぜて何処かへ飛んでいきました・・・ 胆のうが肝臓と一体化していたので取り除くのに苦労しました・・・ 残念ながら、まだ何処かに胆のうの一部が残っていたのか、黄色い汁にまみれてしまいました・・・ 炒め物。 奥からレバー、心臓、卵、ロース部分の他、今回初めて肺と気管支も食べてみました。 キャベツは別途、コンソメで炒めました。 ビニールのクニャクニャしたストローの様な気管支ですが、食べてみたら歯ごたえあり、悪くないです。 そして肺は・・・写真は中まで火が通るように、それぞれ真ん中で切れ目を入れたものです。肺の断面が見えている状態です。その味は・・・ふわふわプリプリして面白い! 新食感! 味も良いです。 今まで捨てていたのが悔やまれる・・・ 内臓(肝臓、心臓、胃)と卵の煮物。 なぜにこんなに美味しい!? 恐らく栄養豊富だからでしょう・・・ 捌いたイシガメから卵が出てきました。 左がまだ柔らかいですが殻付きのもの。その他、殻の無いものが沢山出てきて、大きなものから数ミリの小さなものまで沢山ありました。 餃子の要領で、フライパンに少しの油を入れて火に掛け、途中で水を入れてフタをして蒸し焼きとしました。 これは普通に卵!です。臭みもありませんでした。 醤油を掛けたり刻み海苔も掛けたりして美味しく頂きました。 捌いたアカミミガメから卵が出てきました。 こちらは、アルミホイルに卵、酒、醤油、みりんを入れてホイル焼きに。 美味しかったです。 余談ですが、前日、シマヘビを捌いて卵を食べたばかりでした・・・精力付き過ぎてどうかなるかも・・・ クサガメのゆで卵。 非常に薄いのですが、硬い殻でした。 十分に茹でたのですが白身部分がトロトロ・・・ 試しにフライパンで目玉焼きにしようと火を入れましたが白身は固まりませんでした・・・不思議。 アカミミガメの卵の煮物。 カメの卵は、火を通すと・・・白身は固まらず・・・黄身は固まるのですがパサパサのモコモコ・・・ちょっと食べ難い・・・ ネットをウロウロして・・・何かの卵の料理で、牛丼のタレや蒲焼きのタレなど、濃い目のタレで煮込んだものが美味しいとの情報を見つけたので、作ってみました。 こ・れ・が!! 美味しい!! タレを付けて半分齧ったら、またタレを付けて・・・美味い! 今回は手作り牛丼のタレのレシピを参考にしました。 タレは、水・醤油・酒・みりん・砂糖です。砂糖は若干多めです。 煮汁が少なくなるまで煮込んだら完成!! カレーに。 コロコロと小さな玉が口の中で転がり・・・噛むと黄身の濃厚な風味はカレーとも違和感なく、美味しい♪ 何か緑の野草をトッピングしたら、もっと綺麗だったかな? 中華スープに。 本来であれば、溶き卵を入れるのですが、今回はアカミミガメの卵をそのまま使いました。 卵はモコモコするので、スープにすると食べやすいです。 丸焼き。 今回は、甲羅を開いて内臓を取り出したら、野草などを入れた後、元通りフタをして焚き火に投入して作りました。 ぱっと見、コゲている様に見えますが、ほんの表面だけで、甲羅の中には汁があり、完全に火が通ってました。 塩も持っていたのですが、味付け無しで美味しくてかぶりつき!! アカミミガメの唐揚げ。 凄く美味しいです・・・が、少しもったいない気分です・・・ 鍋にすれば良いダシを全て頂く事ができるのですが、唐揚げでは脂分、コラーゲン等、油の中に溶け出てしまいます・・・が、美味しい・・・ 栄養分を残さず頂くにはやはり鍋がお奨め。 唐揚げ。アカミミガメ。 手足の付け根部分の大きな肉は別料理のために取ってしまったのでそれほど量はないのですが、足先まで赤味の美味しい肉がシッカリあります。 肉も皮もシッカリしているので、噛み締めて喰いちぎりました・・・美味しい・・・止まらない・・・ 唐揚げ。アカミミガメ。 コラーゲンたっぷりで、手がベトベトになりますが、赤味で美味しいのでつい・・・ アカミミガメの甲羅蒸し。 甲羅の中に、アカミミガメの身とニンニク、酒、塩コショウを入れてフタをしてアルミホイルで包んで網の上で蒸し焼きにしました。 身の全てを入れると溢れるので、今回は、内臓と身の一部のみにしました。 若干、臭みを感じました・・・これは、臭みも旨みも甲羅の中に閉じ込めて作る料理法なので仕方の無い事かも・・・ 鍋にして丁寧にアクを取る料理の方がやはり適しているかも知れません。 アミ焼き。塩コショウ。 手足尻尾を使いました。 コラーゲンなど体に良さそうな部分は流れ落ちてしまいました・・・が、アミ焼きした肉はやはり美味しいです。 鶏手羽 カメの手 の甘辛煮。 これは! ほんと! 美味し過ぎる♪ ビールであっと言う間に消えた!! 作り方: 1、下処理は済ませておきます。 (捌いたら、軽く茹でて表面の薄皮を取り除く) 2、フライパンにサラダ油をひいてカメの手を炒めます。 3、そこへ、みりん、しょうゆ、酒、砂糖を入れたら蓋をして蒸し煮にする。 4、煮詰めて、煮からめたら、ゴマを振ってお皿に盛ったら完成!! 串焼き。 首から背骨に沿って続く、柔らかな肉・・・手足の肉とは異なるので、シンプルに串に刺して焼き、塩コショウで頂いてみました。 これは柔らかい・・・これはカメロースか!? それともカメサーロイン!? 炒め物。 ニンニクと山で採取したヤブレガサを一緒に炒めて見ました。 ヤブレガサは味の濃い食材、同じく濃い目の味のカメと合います。 皮は歯応え良く美味しい、身はもちろん、ヘビやカエルよりも肉!!と言う感じで美味しいです。 プルコギ。 アカミミガメ1匹を使い、プルコギの素で作りました。 本来、牛肉を使う料理・・・アカミミガメは牛と同じ赤身の肉!! 合いそうな気がしたのです。 結果、美味しい♪ 今回、骨付きで作ってしまったので、フィンガーボールを用意して頂きました。 予め、骨を取り除いておけば、もっと食べやすかったでしょう♪ カメスープ。 ミツバを大量に頂き、手元にはアカミミガメの肉が・・・で、思い付きました。 元のレシピは豚とミツバの卵とじです。 このレシピで使っていた玉ねぎも入るともっと美味しいと思います。 出汁、酒、みりん、醤油の汁を使い、塩で味を調えます。 ぷるぷるのコラーゲン満載!! の肉。 スープに溶かして1滴残らず胃袋へ・・・スベスベ肌になりましょう♪ カメスープ。 山で採取したキクラゲとミツバを使って味噌仕立てのスープにしてみました。 改めて言うまでも無く美味しいです。ぷるぷるコラーゲンに赤身の肉!! 美味しい。 当日。 翌日。 アカミミガメの煮込み。 カメの料理と言えば、スッポンかウミガメ・・・今回はウミガメの料理の定番にしてみました。 当然過ぎますが、美味しいです。作った当日よりも翌日の方がさらに美味しい! ぷるぷるコラーゲン満載!! 綺麗になりたい方におすすめ!! 作り方: 1、鍋に捌いたカメを入れ、酒でコトコト1時間煮込む。 2、ざく切りした玉ねぎを投入してさらに1時間煮込む。 3、塩を入れて味を調えたら、風味付け程度に醤油を垂らしたら完成!! 煮凝り。アカミミガメ1匹分。 豚の豚足料理を検索して見つけました。 そのままでも良いですが、チョロッと醤油やポン酢を掛けたり、マヨ+ポン酢を掛けても美味しいです。 作り方: 1、カメの肉と骨を分けておきます。 2、カメの骨だけを水と酒でコトコトジックリ煮込みます。 3、骨を取り出し、塩・胡椒・ショウガに、細かく刻んだカメの肉を投入してさらに煮込みます。 ※指先などの細かな骨を使わない場合は、骨も肉も一緒に煮込んでしまえば時短になります。 当然、指先は別料理などに使いましょう。 4、トレーに流し込んで冷蔵庫で一晩冷ませば完成!! カメ丼。(アカミミガメ) これは牛丼のレシピを参考にしてみました。 美味しいです。文句なし。色がもっと茶色っぽい方が雰囲気良いのですが・・・ 作り方: 1、玉ねぎを薄切りにし、鍋に水と出汁を一緒に入れて火に掛けます。 2、柔らかくなったら、酒、砂糖、醤油を入れて10分ほど煮込む。 3、下ろしショウガを入れて刻んだ長ネギを入れてさらに煮て御飯に盛ったら完成!! 翌日、カメ丼パート2! 火を入れながら翌日に持ち越し。さらに味が馴染んで良いでしょう。 そして、今回はフライパンで煮込みながら白だしをを追加したら溶き卵を回し入れ・・・少し煮込んだら完成!! これはさらに美味しい!! 赤身でカエルやヘビよりも濃い風味・・・牛肉の代わりになると想像しての挑戦でしたが、これは十分、牛肉の代わりになります。(牛肉独特の臭みが気になる人はこちらの方が良いかも?) 日本各地で大繁殖して環境破壊にもなっているアカミミガメ。実はとても美味しいのです。みなさんも一度食べてみる事をおすすめします。 イシガメ鍋。(写真は皿に取った一部です) 具はヨメナ、ホトトギス、イタドリと、ネギ、豆腐。 イシガメ鍋。 具は、100均で買った鍋用野菜詰め合わせと、ハマボウフウです。 クサガメ鍋。 具は、モミジガサ、クズ、アキノゲシ、シロザ、ミツバとニンニク。 作り方はスッポン鍋と同様・・・ 1、水と酒と一緒に水から煮込んでいきます。 臭みを飛ばすためにフタはしない。 2、丁寧にアクを取り除く。長時間煮込んだ方が良いダシがでる。 今回は、空腹!もあって1時間程煮込みました。 3、ここでショウガを投入。さらに少し煮込む。 4、具を投入します。 5、味噌を溶かし入れて少し煮込んだら完成!! せっかくのダシを楽しむために味噌は少なめにしました。 これは、信じられないほどに美味しいです。 スッポンよりも臭みが無く美味しいです。 手足が少々グロテスクな感じですが、一口カブリついたら無我夢中でシャブってしまいます・・・ 赤身の肉で味良く弾力良く、周りは豚足・スッポンの様にゼラチンでプリプリでした。 超豪華・・・アカミミガメの後肢と周辺、やや小型のアオダイショウ1匹、ウシガエル1匹分のアラを使ってコトコト出汁を取り、市販のカツオ・昆布の出汁も使って・・・醤油ベースのシンプルな鍋にしてみました。 買った具は、長ネギ、豆腐、ちくわです。 作った当日も、もちろん美味しく頂きましたが・・・傷まないように朝晩火を入れて翌日の夜・・・ 雑炊にしたら・・・ありえない程に美味しい・・・晩酌後でしたが、一滴残らず胃袋へ・・・壮絶な美味しさ。 こんなの食べたら・・・サバイバル生活も・・・やめられないとまらない・・・ イシガメ雑炊。 ネギが沢山あったので全て投入したら少し多かったですね・・・ イシガメ鍋にした残りの汁へ、御飯、ネギ、溶き卵を流しいれて少し煮込めば完成。 美味しいです・・・ キャベツ煮込み。 アカミミガメ2匹分の肉を取ったアラだけをコトコトと・・・煮込んだ後、冷蔵庫にあったキャベツを鍋の中にてんこ盛りにしてさらに煮込み、味付けは手作りの塩+醤油を少々。 あっと言う間に食べてしまいました。 一つ上で残った汁・・・とても美味しいので、溶き卵を流し入れ、ご飯に掛けて頂きました。 これは!! とても信じられないほどの風味&美味しさ・・・こんなのをお店で出したら大行列になって大変な事になるでしょう・・・美味過ぎ!! あり得ない程の美味しいご飯はあっと言う間に胃袋の中へ・・・ふ〜っ、体も温まり、何もかも満たされた幸せな気分になりました。 何でもごちゃ混ぜ鍋! 出汁に使ったのは・・・アカミミガメのアラ、ヒキガエルのアラ、クロアナゴのアラ。 さらに、アサリ、キノコのチチタケも投入し、具はブタコマ、野菜詰め合わせに豆腐、値引きで安かった焼きちくわも♪ 翌日(下の写真)は、昆布だしがふと・・・出て来たので、何となく投入し、焼きちくわの残りを食べた後、ご飯とシラスを投入して頂きました。(残念ながら、丁度、卵を切らしてた!) 出汁満載のごちゃ混ぜ鍋でしたが、これがもちろん美味しい!! 良く分からんが美味しかったのです。 カメカレー。(アカミミガメ) 外来生物の撲滅を目指して各地でアカミミガメの駆除が行われていますが、殺すだけではなく、食べよう!!との動きも結構あるのです。 そんな食べて駆除しようと言う活動の中で紹介されている料理がカメカレー!! コラーゲンたっぷりで赤身の美味しい肉・・・これは絶対に美味しいだろう・・・と言う事で作ってみました。 ジックリコトコトと煮込んでプルプルのコラーゲンを十二分に溶かしたら・・・自然に冷まして味を馴染ませ・・・食べる時に再度煮込みました。 これは文句なしに美味しい!! 美容にも効果抜群ですよ!! おすすめ! 亀ゼリー(亀苓膏:きれいこう) 中国や香港で作られ、亀(主にツチガメ)の甲羅を干して粉砕したものに、ドブクリョウ、甘草などなどの生薬を混ぜて作られる黒いゼリーです。 今回は各地で大繁殖しているアカミミガメを使っても出来るかどうかの実験でもあります・・・ 亀の甲羅・・・信じられない程に硬いうえに、若干の弾力(粘り強さ)もあるので、どうやって叩いても粉砕などできません・・・実際にはどうやって作っているのだろうか・・・ 私が思い付いたのは、ヤスリでひたすら削りまくるだけ!! 写真は、アカミミガメの腹甲と使った鉄工ヤスリです。 鉄も削れる鉄工ヤスリを使ったのですが、今まで色々なものを削ってきたので、若干、刃が鈍ってる・・・ もし挑戦される方は、必ず新品を購入して下さい。恐らく効率は雲泥の差・・・地獄を見ます・・・ いざ! 写真のように、甲羅の片側の先だけ削りました。 たったこれだけ削るのに数時間掛かりました・・・ヤスリの目が細かかったのもあるかな? 出来た粉には細かな破片も混ざるので、目の細かい網で選り分けました。 超細かな亀粉。 亀粉に水少々(今回は亀粉に対して半分程度の量にしてみました)を加え、よく混ぜます。 混ざったらさらに水を追加(今回はまた同じ量)して良く混ぜます。 (最終的に亀粉と水は1:1程度にしてみました。ネットに市販の亀粉からゼリーを作る方法が載っているのですが、肝心のグラムが不明・・・出来るかどうか分からない亀を使い分量も想像・・・できるのか!?) 混ぜたら、鍋に水を入れて火に掛け、湯煎しながら掻き混ぜ続けました。 ネットでは、鍋に直接投入してますが、量が少ないので湯煎にしてみたのです・・・ 途中、何故か急激な睡魔に襲われながら・・・おそらく10分以上は混ぜ続けたと思います。 これで、だんだんと粘りが出て来るはずなのですが、全く粘らない!! ついに諦め・・・半泣き状態のやけくそ・・・冷蔵庫へ入れてしまいました。 絶対に失敗してる・・・冷蔵庫を開けるのもイヤ・・・ それでも覚悟を決めて開けてみたら・・・!! 固まってる!! WHY!? 今回は、生薬系を一切入れていないので、黒くない亀ゼリーになりました。 亀粉100%ゼリー♪ ハチミツバージョン。 黒みつバージョン。 亀苓膏は、シロップやハチミツ、麦芽糖などを掛けて食べるそうなので、手近にあったものを掛けてみました。 そ・し・て・・・亀粉100%ゼリーの味は・・・ なぜか粉っぽい・・・そして小麦粉っぽい風味も・・・これは小麦粉をゼラチンで固めたら同じものができそうです! そんな少々違和感はありますが、冷たいゼリーにハチミツなど・・・悪くない。 作る事で体を鍛えられ、食べる事で健康になる料理♪ ※その他、番外編ではアカミミガメを使って醤油造りもしました。 詳細は、“醤油”のページに♪