テナガエビとハゼの仲間、その他小魚、いろいろ混ざってます。 網で岸壁を掬って獲りました。 テナガエビ。大小いろいろ・・・小魚はボラの子供。 網で掬ったもの。 テナガエビの子供。河口にて採取。 山の中の湖で獲れた固体。 卵から孵ったばかりのゾエアは、海・汽水域へ一度出てからまた戻ってきます・・・が、なぜか、海とは完全に隔絶した環境にも手長エビは存在します・・・こ れは、陸封型の手長エビ? 釣ったもの。口にシッカリ針が掛かってます。 こちらも口にシッカリ針掛かり。 6月中旬。 大きなオスはハサミがとても長いです・・・邪魔では・・・? 大きなものはハサミから尾までが20cm弱もありました。 河口で釣りをしました。 7月中旬。 いつも魚捕りをする用水路・・・子供の頃から通ってましたが、初めてテナガエビが捕れました。 大きかったので持ち帰って水槽へ。デカイ! クルマエビサイズでした。 7月末。 底のフナを狙いながら・・・釣れずに逃げられたテナガエビを目撃してしまったので一緒に狙ってみました。 ここはテナガエビの隠れるポイントなど無く・・・ここでテナガエビ釣りなどする人は見たことがありません。 2匹だけ釣れたオスのテナガエビ・・・1匹は手の先から尾の先まで20cm。もう一匹はさらに一回り大きかったです。 デカイ! 過去最大! 数が少なく、釣り人に狙われなかったので大きく育ったのでしょうか。 テナガエビ。 1月上旬。まだまだ若い個体。 ヒラテテナガエビ。 テナガエビ。 九州以北に限れば、テナガエビ、ヒラテナガエビ、ミナミテナガエビの3種のみ存在します。日本全体では9種程になります。 肉食性で攻撃的です。 淡水で採れるエビの中でも大型で、釣りも有名です。 小型のものはスジエビに良く似ますが、こちらは胸の横にm字模様、尾には模様が無いので区別できます。 ヒラテナガエビは名前の通り、第二胸脚が平たい。 ミナミテナガエビはm字マークが太い。 テナガエビのハサミは毛深い。 夜、懐中電灯で水中を照らすと見つかるのです・・・ 釣るよりも、網(小型の網が良い。エビ用の網もあります。)を好んで使う方も多いようです。 テナガエビ釣りの仕掛け: 分かり難くて済みません・・・ 上からウキ、錘、エサ(写真下の中央やや左寄りの白い色のもの)。右の竹は竿。 針と錘。 テナガエビはエサを持ったら近くの隠れ家まで移動してから食事をするので、違和感を与えないように錘も小さくします。写真の錘は0.5号。大きくても1号までにします。 釣り針と言えば、魚用・・・エビの針は!? エビを釣るにも口に掛けます。 糸は浮きがあるので垂直になります。その状態で口に掛けるには・・・針の軸と針先の間の幅(いわゆる釣り針のふところ)がテナガエビの頬と口の間の幅になります。 写真のように魚用よりも幅があるのがわかるでしょうか? エビ針がなければ、小さな魚用の釣り針でも代用できるとの情報がありますが、明らかに釣果に影響するでしょう・・・専用の針を使うことをお勧めします。 右がエビ鈎で、左がキス釣り用の鈎(トーナメントキス)。 エビ鈎は、エビが掛かりやすいように工夫された“フトコロ(軸と針先の間)”の広い鈎。 実は今回、エビ鈎は1本しかなく・・・他の鈎で代用できないかと思案・・・ ハエ用の鈎など、色々な鈎がある中・・・私がもしかして!? と、選んだのがこのトーナメントキスです。 このトーナメントキスも実際にはとても小さな鈎なのですが、もっと小さな鈎ではなく、なぜこれに注目したかと言うと・・・ これは微妙に湾曲した軸と針先の幅が狭い・・・エビ鈎とは考え方を変えて・・・この挟角ならば、口に入ってしまい、逆に針掛りしやすいのでは!?との発想で使って見ました。 ※普段使いの釣り針・・・大型用の丸せいご、中型用の流線、そして小型用のトーナメントキス・・・普段使いで、常に沢山手元にあるので、これが使えれば◎との思いもありました♪ 結果、全く違いが分からない・・・これはド素人だからかも知れませんが、普通にどちらも釣れました。 竿は岸にある草の上に載せて釣りました。 際に草が生え・・・エビが隠れるのにも良さげ・・・こんな場所がよいです。 この日は、台風が太平洋上に停滞。一日小雨でした。 細い竹で作った竿で。 下は隙間のあるブロックで、あちこちから草が生え・・・テナガエビが隠れるのに丁度良い!! そして左手側の下流はちょっとした湖状に広いのですが、ここから急に細くなっている・・・登ってくるテナガエビが丁度集まって来るんです。 こちらは橋の横。 左手は2本の水路が交わる場所。あちこちで水が渦巻いてエサが豊富そう・・・ そして各水路は浅く、この場所は深い・・・滝つぼ同様に水中はエサが豊富でしょう・・・ そしてこの場所、昼近くまで粘ってたったの1匹!! 場所替えしようかと思いながらよく見たら、この場所、南を向いているんです。太陽が12時を超えたら・・・橋の陰がだんだんと大きく♪ これからの時間が良いかも!? で継続したら、臭いの効果もあり、釣っても釣っても釣れ続きました。 釣り風景。 各写真、とても小さいですが浮きが見えるでしょうか・・・浮きは水中に沈んでしまっても、見えれば大丈夫です。 薄暗い朝・夕や、曇りの日、水はやや濁っている方が良く釣れます。 テナガエビがエサを掴むと、浮きが、クィクィやススーなどと動きます・・・ 時間帯により、当たりが遠のいたら、こちらから探りに行っても良いです。 実際には、エビはエサを求めて移動しまくり・・・臭いが漂えば、いつまでも同じ場所で釣り続ける事もできます。 エサの臭いは、釣り場よりも下流側になります・・・テナガエビの好みそうな隠れ場を見つけたら、その上流側で釣るのがおすすめです。 竿を上げて掛けるタイミングは・・・ トントン、クィックィッと浮きが数回動いたら静かに・・・恐らく、エサを食べ始めてる・・・ ここで、10秒程度から30秒程度まで、待機!! したら、竿を上げて捕獲するのです。 釣りのエサ: カニカマ。 買ったら1本ずつラップされてました・・・98円。釣りに使ったのはたった1本だけ! テナガエビのエサには、アカムシが良いようですが、身近で採取できない&釣り具屋で売ってないのです・・・ その他、小さなミミズ、ゴカイ(イシゴカイ)は、テナガエビにも人気のエサです。 その他、生のエサが苦手な方は、カニカマ(原材料は魚肉です。)、魚肉ソーセージなど、たんぱく質のエサであれば、釣ることが出来ますが、生エサから出る血や体液が無い分、集魚(集エビ!?)効果は低いです。 シロウトの私の感想・・・ ミミズを使うとテナガエビが主に釣れ、ゴカイを使うと小魚も良く釣れるようになりました。 商品にもよりますが、カニカマは直ぐにエサが無くなります・・・外れやすい・・・塩で締めたり若干乾燥させた方が良いかも。 カニカマで釣れた小さなハゼの身を使ったらエサ持ちも良く、良い感じでした。 2020年、小型のタニシをゴロゴロ持って釣りへ・・・乾燥に強く、取り扱いが楽♪ 身を出す時に殻を割る必要がありましたが、蓋周辺の身は筋肉質で締まり、エサ持ち良い&喰いも良かったです。 もちろんタダ!&残ったら逃がしても食べても♪ 同じく汽水周辺に居るイシマキガイでも良いと思いました。 前回も使ったヒメタニシ。少しの水分でずっと生きているので活かしておくのが楽&テナガエビの反応が良い&エサ持ちも良い&良く行く場所では間違いなくいつでも獲れる&もちろんタダ♪ の五拍子揃ったエサです。 そして今回は、いざと言う時用に釣りセットに忍ばせてる・・・パワーイソメ(人工エサ)も使って見ました。 ヒメタニシの人気は実証済み・・・で、パワーイソメは!? これが、初めて投入した直後、グイグイグイって!! これは♪ 集エビ効果十分あります!! 使う時は写真の様に関節たったの一つ分だけ♪ さらに使っていて気付きました。それは・・・思ったほど喰い付かない・・・ 途中でタニシと合体エサにしたら、タニシの方を喰うんです・・・と言う分けで・・・ テナガエビが鈎を口に咥える向きをコントロール♪ 写真の様に、パワーイソメを軸側に、タニシを針先側にすると良いです♪ テナガエビの持ち帰り方: 釣り上げたら、兎に角、針先の方向とは逆の方向に丁寧に引き抜く事。 針外しに失敗して口を傷つけてしまうと弱って直ぐに死んでしまいます。 掴む手も濡らして冷やしておけばなおベストですが、どちらもそれほど神経質にならなくても意外と生命力が強いので大丈夫です。 針を外したらスカリ(ネットのカゴ)に入れて生かしておき、帰る時にミネラルウォーターを入れた容器に入れ、ブクブク(電池式で泡がでる機械)を使って帰るのがベストなようです。 私はクーラーボックスに水道水と氷を多くいれてキンキンに冷やして出掛け、帰る時に釣り上げたテナガエビを入れて瞬殺(氷締め)させてしまいます。 釣りの合間に撮影・・・ オスのハサミは明らかに巨大・・・体長よりも長いです。 テナガエビの下拵え: 住んでいる環境により、数日間清水で活かしておくと良いとも言われます・・・が、私は上に書いたように瞬殺してしまうので、家に帰り、料理をする直前に酒で洗って水で流すだけです。 これで全く臭みも無く美味しく頂けています。 ※ネットを検索すると、私と同じ方法で美味しく頂いていたのが、試しに泥抜きをしたらもっと美味しかったとか・・・ 場所や環境があればやってみる価値もあるでしょう。 テナガエビの保存: アサリなどの貝でも使う方法です。 水と一緒に密封したら金属のトレーなどに載せて冷凍庫で一気に冷凍してしまいます。 5日後、流水解凍したもの。 身は透き通ったまま♪ もうヨダレが♪ テナガエビ料理: テナガエビとハゼの唐揚げ。 とても美味しいです・・・これが美味しくないわけがない・・・ テナガエビの玉子焼き。 具が少なかったときは、玉子焼きに混ぜました。 素揚げ。塩を掛けて。 凄く美味しい・・・見た目も綺麗。 手軽で美味しい素揚げ。 ビールが激美味!! 巨大なテナガエビ2匹で記念ポーズ。 2度揚げでサクサク〜風味良くビールがすすみます♪ チェケラ〜♪ 串焼き。 5匹しか釣れなかったので串焼きにしてみました。 美味しいです。 焼きビーフンへ。 焼きビーフンを作った後、フライパンに少し多めの油を入れてシッカリ揚げて載せました。 サクサクと歯ごたえ良く、もちろん、風味も良く、見た目も良く♪ 美味しい♪ トムヤムフォー。 これは、インスタントのトムヤムフォーを使いました・・・手抜き・・・ 鍋に水、スープの素、手長エビを入れたらジックリ火に掛け、麺に注いで待つだけで完成♪ 見た目も風味も、これは合います! エビチリ!! 尾の肉だけを使うとなると・・・大型のテナガエビを何匹も獲らないと出来ない・・・ で! 調べたら、みなさん、殻付きのエビチリを作っていたので私も♪ 作り方: 済みません・・・料理と言うほどのものはありません・・・念のため。 1、テナガエビは素揚げにして殻を食べやすくします。 この素揚げは、鍋を使っても、フライパンに多めの油を入れて作ってもお好みで♪ 2、火が通ったらエビチリの素を投入!!! 料理の上手な方は、タレを自作すると良いでしょう・・・ 私も挑戦しようとレシピを調べたら・・・普段使わない調味料(買わないと無い!!)を使っていたり・・・ 想像以上に必要な調味料の数々・・・即断念!! しました♪ 潔い♪ 3、手足が取れてボロボロになってしまわない様に・・・適度に和えたら完成♪ 今回、楽しようと、フライパンに多めの油を投入して作ってみたら・・・ (※油多めで炒めたら、多過ぎる分は取り分けて適量にしてから次の工程に進むのです。) 油にエビの風味が移ったのでしょう♪ 出来たエビチリは!! もう! これが!! エビの風味が満載過ぎて、過積載!! 美味過ぎる♪ 2023年1月。 ザザムシでも捕ろうと石がゴロゴロしている河原へ行ったら・・・エビだ!! ほんと、まさか手のひらほどの石や人の頭サイズ程度の石のすき間で、流れが速い場所にエビが居るなどとは思ってもいませんでした。 網を持っていなかったので、素手でGet出来たのは12匹だけ。ザザムシも一緒に捕獲したので、一緒に料理に♪ ザザムシの定番料理である佃煮にしてみました。 使ったのはヒラテテナガエビと、ザザムシ、ニンジンです。 味が染みて風味良い!! ザザムシはほんと、磯の巻貝のような濃い風味。 そしてヒラテテナガエビは、佃煮になってもしっかりとエビ風味満載! お酒をちびちびやりながら・・・美味しく頂きました♪