ヒザラガイ。 一番良く見掛ける種。この種が一番大きくなります。 ヤスリヒザラガイ。 写真の様に殻の表面はザラザラ〜 ノーマルのヒザラガイよりもやや小型。 ウスヒザラガイ。3cm程度の小型のヒザラガイです。 全てウスヒザラガイかどうか不明・・・他のヒザラガイの子供も混ざっているかも!? 内湾の転石にくっ付いてました。 写真の様に色彩の変異が多いのも特徴です。 これは殻の幅がやや広い・・・ただのケハダか!? こいつは、逆に殻が小さい・・・ただ、途中で消える程ではない・・・ ケハダヒザラガイ。 これら全て同じ種だろうか。殻の幅がやや広いヒメケハダヒザラガイと言う種も存在します。 分かり難いのですが、 体の幅に対して殻の幅が1/3程度と大きかったのでヒメケハダヒザラガイの可能性が高い。 ヒメケハダヒザラガイ。 ヒザラガイの毛。 当初は特に意識せずに頂いていたのですが、ある日、痛っ!! 毛だと思ってたものが刺さるなんて思いもよらず・・・“毛”と書いてますが、実際はトゲでしょう・・・ 写真でも分かるように硬質で、強い力で触ると折れました。 ただ・・・まばらに生えているだけのこのトゲがどれだけ役に立っているのだろうか・・・ 左がヒザラガイ、右はケハダヒザラガイ。 2020年、見た事の無い形のヒザラガイを見つけました。 水族館のウォットさんにも見てもらいましたが、種類は普通のヒザラガイです。 怪我が病気か・・・2・3・4番目の殻が割れ、盛り上がって・・・まるで角!! 写真の様に割れた殻は、ものすごく厚みがありました。 ヒザラガイから取り出した殻。全部で8枚。 強引に力ずくで外そうとすると、身の中に欠けらが残ってしまいます。 左上がヒザラガイの貝殻。右下がケハダヒザラガイの貝殻です。 今回採取したケハダヒザラガイは、身も青っぽく・・・不思議でしたが、私はヒザラガイの貝殻が黒いのに違和感を覚えたのです。 黒い貝殻と言えば、シジミ、ドブガイ、カラスガイなどなどがありますが、どれも表面だけで、中は白いんです・・・ここまで黒い貝殻の貝は他にいる!? ノーマルタイプのヒザラガイの歯。 やや大型のノーマルタイプのヒザラガイから取り出した歯(歯舌)は・・・長さ3.5cm程ありました。 これはまるでファスナー♪ この歯、磁鉄鉱で出来ていて磁石にくっ付く!!! 歯だけを取り出して紙の上に置き、下から磁石をあてたら・・・歯のオブジェに♪ ヒザラガイ。三葉虫に似てます。岩にへばり付いているのでさらに・・・三葉虫の化石に擬態してるのか!?なんて。 外洋に面した場所や内湾でも波・流れのある場所で見掛けます。岸壁やテトラで見掛ける事は少なく、岩に良く付いてます。 余談ですが、ヒラザガイではありません・・・ネットでも間違えているものが多いです。 漢字名に鼈(スッポン)の字がありますが、良く見たら似てます。面白い。こんな見た目で美味しい&簡単に採取できるので好きです。しかも誰も採らない! 採取: 刺激を与えてしまうとカサガイ同様に岩にへばり付いてしまい、一体化してしまいます・・・ マイナスドライバー等をヒザラガイと岩の隙間に一気に差し込み、剥がして採ります。 もし失敗してしまったら・・・潔く諦めましょう・・・ビクともしないので無理に採ろうとすると、とても苦労するのもありますが、採り過ぎないためにも良いのです。また来年チャレンジしましょう♪ 下拵え: まずは沸騰させない温度で軽く茹でたら火を止めます。 ※沸騰させて火を通し過ぎると身が硬くなってしまいます。 これが最も重要です。これをしないとこの後の手順がとても面倒になります。 ここからは、鍋の中から1匹ずつ取り出しながら作業を続けます。 両側からギュッと身を押さえると・・・やっかいな背中の殻が簡単に!! 取れます。 写真は殻が身から浮いている所。 身が白いのは、外の皮も簡単に剥けてしまったためです。 ※硬く茹で過ぎると、とてもやっかいな作業です。外の皮も簡単には剥けません。 殻を取ったら背中をバッサリ行き、内臓を取り除きます。 後は包丁の背などで周りにあるザラザラの外側の皮を取り除きます。これも簡単!! ※ケハダヒザラガイは外側の皮の部分にポツポツと・・・毛があります。 手で触った感じはザラザラする程度ですが、濡れた手で処理していたら・・・チクッ!! 親指の腹側に刺さりました。 これはジャガイモの芽を取る要領で、包丁の刃元を使って掻き取りましょう。 ひっくり返したら、足の周辺の身・・・岩にピッタリ閉じる身の部分、ここにやや厚めの薄皮があるので、これも包丁の背などでザザッと取ってしまいます。 写真は、白と茶のまだらになってます。丁寧に取ると時間がかかる&あってもそれほど気にならないので、適度なところで・・・ ここまでの作業中、残りのヒザラガイは鍋の中でぬるま湯に浸けたままにします。 1匹1分も掛からない作業です。サササッと済ませましょう♪ 下処理が終わったら洗ってゴミを取り除いたら、お好みの料理へ。 余談ですが、もし身が硬くなってしまったら・・・袋に入れて石(石器)やハンマーで叩いて柔らかくしてもよいでしょう。 ヒザラガイ料理: ヒザラガイの刺身。足の部分だけ。 ツマはハマボウフウ。 左下はカサガイ。 刺身。 右上側:身と足ともどもスライスしたもの。 左下:足と身を別々にしたもの。 おろしポン酢で頂きました。 心地よい歯ごたえで、美味しい!! 刺身。 軽く茹でて柔らかかったのですが、真水で洗ったら・・・恐らく冷えたためでしょう・・・ なぜか硬く・・・で、小骨の多い魚の食べ方・・・“骨切り”をやってみました。「私、骨、無いんですけど♪」なんて。 “骨切り”の細かいバージョンと、もう少し粗いバージョンで食べてみましたが、当然、細かい方が食べやすかったです。 身の硬くなったタコは岩に叩きつけて柔らかくする地域があるので、このヒザラガイも、ハンマーで思いっきり叩けば柔らかくなるかも知れません。 刺身。 低温で茹でて、殻も皮も簡単に剥けてぷるぷる♪ が! やっぱり! 汚れ落としのために水で洗ったら硬くなった・・・また温めたら柔らかくなる!? ポットで湯を沸かしてやや冷めたら掛け、少ししたら・・・これを刺身醤油で食べてみました。 これが、やっぱり!! やわらかい!! これならば、下処理の途中で硬くなってしまった時、食べる時に冷めて硬くなってしまった時など・・・ 沸騰しない程度のお湯にしばらく浸けるだけで、柔らかくなる事が分かりました♪ 刺身。 ギシギシの葉に載せたら・・・イモムシ!? そんな冗談はさておき・・・ 茹でて柔らかいうちに醤油を付けて頂きました。 久しぶりだったので、内臓付きで・・・磯の香り満載♪ 摩り下ろしヒザラガイのおろし和え。 アワビを摩り下ろして食べる食べ方を知ってしまい・・・やるなら・・・ヒザラガイ!! となったので、挑戦してみました。 低温で茹でて下拵えしたら、柔らか過ぎかな!?とも思ったのですが、プラスチックのおろし器・・・足しかおろせませんでした・・・ と言う分けで・・・今回は足だけを・・・だいこんおろしで食べてみたら・・・!? 摩り下ろして表面積が激増したので当然なのですが・・・口の中が貝の風味満載♪ これは美味しい♪ ちなみに、アワビを摩り下ろす時には、おろし金を使うようです・・・家にもあるのですが、手のひらより小さいサイズで、ニンニクひとかけ摩り下ろすのにもメチャ時間が掛かるのです・・・もし、おろし金を使う場合は大きなものを用意しましょう♪ ヒザラガイは、全身筋肉の塊のようです・・・これを蒸すとプリプリもしくはコリコリとしてとても美味しいです。 写真は丸ごと蒸しただけの状態ですが、食べるときには貝殻を取り、外側の皮を剥ぎ取ってから頂きます。 網焼き。ヒザラガイ。 これは失敗。網焼きでは、想像以上に硬くなり、皮を剥くのにも苦労します・・・ たまには変わった味付けで・・・奥はゴマドレ、手前はおろしポン酢。 それなりに良いと思ったのですが、それなりでした。 色々な貝と一緒に茹でてしまい・・・少し茹で過ぎ・・・硬くなったので薄く削ぎ切りしました。 写真左上は、カコボラ。右上はツメタガイ。 刺身醤油とワサビで美味しく頂きました。 夜釣りから帰って来て、日中に採取したヒザラガイがあったので、速攻で料理♪ 軽めに茹でて剥いて切ったら刺身醤油を掛けるだけ!! 美味しい♪ & 元気回復♪ 左がヒザラガイ、右はケハダヒザラガイ。 このケハダヒザラガイは同じ場所で採取したのに、何故か緑色! そして食べてみたら・・・プルプルで柔らかい♪ 茹でヒザラガイ。ただ茹でただけでとても美味しい・・・お酒がすすみます・・・ 串焼き。ヒザラガイ。 茹でた後、串にさして醤油を掛けて焼きます。 当然ですが、茹でただけの状態よりも身が締まり硬くなります。 香ばしさと歯ごたえが良く、お酒に合います。 作った料理の極一部です。 今回は軽めに茹でて♪ ヒザラガイの煮物。 ヒザラガイは火を通すと硬くなりがちですが、弱火でコトコトジックリ煮込むと柔らかくなります。丁度豚足程度のプルンプルンとなりお酒のツマミに合いました。 バター醤油炒め。 軽く茹でて殻と硬い皮を剥いた後、適度に切ってバター醤油で炒めました。 今回は、濃厚な風味を味わいたかったので内臓もそのまま・・・にしましたが、もう少しアッサリ頂きたい場合は内臓も取り除くと良いでしょう。 火を通しすぎないように注意してシコシコした良い歯ごたえに、貝の旨み、バター醤油の風味・・・これでお酒がすすまないわけが無い・・・一晩で全部食べてしまいました・・・ パスタに。 コトコト煮込んで柔らかくしたヒザラガイを使って見ました。 使ったのは、内臓を取り除いたヒザラガイの身だけ。これをスライスしたのです・・・ これは、身自体には風味があるのですが、汁には風味が感じられない・・・身だけ使った&コトコト煮込んだ汁は使わなかった・・・のが、原因でしょう・・・内臓使ったら、逆に磯臭くなったかも知れません・・・ 汁は何か濃い目の味を付けたら良かったかも。 悪くはなかったので、もうひと手間欲しかった♪ 乾燥。ヒザラガイ。 少し量が捕れたので乾燥させてみました。 茹でて殻と外皮を剥いて、半分に切り、内臓を取り除きました。 天日乾燥が良かったのですが、環境がないので遠火でカラカラに乾燥させました。 とても貝とは思えないほどに硬いです。 非常食・携帯食・探検食・・・保存性があり、小さく、軽くなりました。 乾燥ヒザラガイの煮物。 乾燥アワビの料理法を参考にしました。 1、綺麗な水で毎日取り替えながら2日程かけて戻します。 (大きなアワビの場合は3日程度かけます。) 2、酒蒸しします。今回は日本酒と一緒にレンジでやりました。 (アワビで本格的にやるには1日掛けて蒸します。) 3、弱火でコトコトと煮込みます。 中華スープの素を使いました。 4、醤油、塩コショウ、オイスターソースで味付け、片栗粉でトロミを 付けて完成! 柔らかく弾力があり、美味しく頂けました。 夏に採取し、今は真冬。7ヶ月の保存に成功しました。 1年以上も平気で保存出来そうな感じでした。