サバイバル節約術


毒魚



毒魚には、
・ヒレ等に毒がある・・・アイゴ、ゴンズイ、オコゼなど。
・身・内臓に毒がある・・・フグなど。
・血液に毒がある・・・うなぎ、マルソウダ(サバ)など。
があります。


毒:
・テトロドトキシン・・・フグ毒。解毒剤無し。
            熱を加えても分解されません。
            毒性は強く死亡する場合も。
            フグ毒と呼ばれますが、実際には、ヒトデ、カニ、貝、
            タコ、海藻などからも検出されてます。
            細菌が原因です。
            食物連鎖により体内に蓄積されるので、同じ種でも
            採取された地域・時期・固体により毒性の強さは
            変わります。
            鎮痛剤としても利用されます。

・シガトキシン、マイトトキシン・・・シガテラ毒。解毒剤無し。
            熱を加えても分解されません。
            毒性はテトロドトキシンよりも弱いのですが、症状が
            数ヶ月続く場合もあるようです。
            貝からも検出されています。
            熱帯の海洋に生息するプランクトンが原因です。
            同じ種でも南方で取れた魚は要注意。
            食物連鎖により体内に蓄積されるので、同じ種でも
            採取された地域により毒性の強さは変わります。
            中には食物連鎖の低位に位置する種でも毒性の強い
            固体が存在するようです。
            ※地球温暖化により中毒の発生は北上しています。


その他、毒魚ではありませんが、ヒレやエラなどが尖っていたり鋭かったりする魚は意外と多いです・・・しかも、濡れた手の皮膚は柔らかくなっているので切れたり、穴が空いたりなどは日常茶飯事・・・釣りに行くといつも手がボロボロになります・・・





写真上と右。



釣り上げた直後。色合いは、もっと白と黒の班が目立っている時もあります。

アイゴ。

毒:体中の各ヒレに毒があり、刺さると数時間から数日に渡って痛みが続く場合があります。高分子タンパク毒なので熱により分解されます。
釣り上げて興奮した状態では、全身のヒレを全開にしているので注意。
小さなアイゴのトゲに軽く刺された程度では痛痒い程度です(経験済み)が、大型のアイゴにザックリいかれた場合は・・・数日に渡って相当痛むようです(未経験)。
身には毒が無いのでヒレさえ処理してしまえば食べれます。
と言う事で、この毒魚のページに載せてはありますが、食用魚なのです。多くの方が知ってますよね♪





ハオコゼ。

毒:背ビレ、胸ビレ、口周りのトゲに毒があります。
  毒成分はタンパク毒なので、熱に弱く調理する時に加熱すれば毒は無くなります。
  刺された場合の荒療治として、火の付いたマッチを刺された場所に当てると痛みが消えるそうです。
私の住む地域では単にオコゼと呼んでます。
小さくても刺されるととても痛いようです・・・未経験。
身には毒が無く、味噌汁や炊き込み御飯にして食べられています。
こちらもアイゴ同様ですが、小さい・・・食用になると知っている人は少ないと思います・・・







サザナミフグ。
腹側の横スジ模様が特徴です。水色の水玉模様が可愛いです・・・
有毒部位について不明とする情報もありますが・・・
内臓や身に毒成分があり、身の毒成分は、内臓に比べ弱いとの情報も・・・
ただ、各都道府県で食用不可として扱っているので食べてはいけません。
外国の一部地域で食用との情報もありますが、フグに関しては・・・生息域により、毒の有無が変わるので参考にしてはいけません。




キタマクラ。



串焼き。
写真一番左がキタマクラ。その他はコモンフグです。
食べたら死んでしまうと言う事で、“キタマクラ”の名前なのですが、良く調べたら、皮が強毒なだけで、身は無毒とか・・・
早速、串焼きにして頂いてみましたが、前情報通り・・・コモンフグがプリプリだったのに対して・・・やや水っぽい・・・これは無理してまで食べるべきではない・・・いや、そもそも食用ではないので、食べてはいけません!!



前回よりもさらにデカイ、キタマクラをGet!・・・してしまいました・・・
喉の辺り、尾ビレ、その間の腹側に一直線にある、蛍光青色が綺麗♪ 食べたらあかん!と、思わされます。
12月中旬・・・魚が釣れない中・・・やっと釣れた・・・これはやっぱり、頂きたい!!



写真奥は、コモンフグ、手前がキタマクラ。網焼きしました。
焦げ目が付いて美味しそう♪ これが、食べたらやっぱり水っぽい・・・
この水っぽさを克服するには・・・干物にして焼くと良いかな!?



2022年、小型だったのですが、久しぶりに釣れ・・・ひとつ↑上の感想など、とうに忘れていたのですが、なんとなく、干物にしてみたくなって作りました。
串に刺して弱火の遠火でジックリ乾燥させたら・・・2日ほど冷蔵庫で低温乾燥させました。
これを軽く炙って・・・♪
これが、適度な歯ごたえにフグの風味、そして、香ばしい香りも♪ これは美味しいです!!

※美味しく頂きましたが、こんな事を言うのもなんなんですが・・・命と天秤に掛けるほどではありません・・・
 食べて死ぬくらいなら、食べずに生きていた方が、やっぱり!! 絶対に良いです!!

フグ。
フグに毒があるのは有名ですね・・・毒=食べれないと思い込んでいたため、今まで釣れても逃がしてきました。
部位により毒の強弱があるため、実際にはかなりの種を食べることができます。
食用となるフグのページが充実してきたのに対して・・・食用不可のフグは・・・少ない・・・








 

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